西武・電車フェスタ2009in武蔵丘検修場 会場編
では、続いて会場編です。
東飯能駅前からタクシーでおよそ10分。武蔵丘検修場に到着したのは、11時15分頃のことであった。今回も3人で乗車したので、1人当たりは500円でお釣りが来る金額であった。
会場に到着すると、何人かの知人と遭遇する。その中には、毎年、このイベント会場で1年に1度だけお会いすると言う方も。こうやって1年ぶりに会うのも楽しいものだ。いくつかグッズを購入して、まずは撮影会の会場へと向かう。11時30分開始との事であったが、開始3分前頃に会場へ向かうと、既に多くのファンが並んでおり、開始時間を待っていると言う状況であった。撮影会で展示される車両の入替作業終了を待って撮影開始となる。
池袋からの臨時特急に使用された10108Fと、西武新宿からの臨時列車に使用された32103F+38105F。11時30分から12時までの30分間、この2本を並べた撮影会が開催された。
10000系と30000系との並び。このツーショットは、昨年も見られたことだが、昨年との大きな違いは、2両編成の30000系が展示されている点である。まずはツーショットを撮影した後、30000系を編成全体が写るように撮影してみた。
クハ32203を先頭に10両編成全体が入るように撮影。
昨年の撮影会では、ダイヤ改正を目前に控えたイベント開催と言う事で、30000系に「拝島快速 拝島」を表示させて、新種別誕生をアピールしていたが、今年は「快速急行西武秩父」を表示していた。今年、西武秩父線は開業40周年。そう言った狙いもあるのかもしれない。
撮影会会場からUターンをすると、こんな車両が私を待っていてくれた。
西武秩父線開業40周年記念リバイバルカラーになった101系271F。
今年3月に、西武秩父線開業40周年を記念して、デビュー当時のカラーになった多摩湖線の261Fに続き、新宿線で活躍していた101系271Fが、リバイバルカラー第二弾として、デビュー当時のカラーに戻されることになり、6月中旬ごろから、池袋線で運用を開始する事になっているが、今回の電車フェスタ会場では、塗装変更が完了した271Fが展示されることになっていた。早速、旧塗装となった271Fを眺めてみる。西武の新しいシンボルマークは、外してほしかった。多摩湖線の261Fには貼られていないだけに、これは何とも残念である。そして、正面の額縁内側のブラウンの塗り分け。どうやら先に出場した261Fと同じ色で塗っているようだ。2連に関しては、やはり側面と同じベージュにしてほしいところではあるが、12次車に属する271Fは、デビュー当時から現行の黒に近い茶色で塗られていた筈。となると、ここまで再現する必要は、なかったのかもしれない。
とは言うものの、このカラーにしてくれたと言う点に関しては、西武鉄道ファンの一人として、感謝しなくてはと言う気持ちでいっぱいである。
271Fを見た後は、少しずつメインステージ方面に向けて進んで行く。
乗務員室乗車体験に使用された2000系(2539F)
2000系とともに乗務員室乗車体験に使用された10000系(10101F)
入場中の車両を利用した乗務員室乗車体験は、今年も実施され、今回は2000系と10000系が用意されていた。
今年は車両と一緒に。トラバーサー体験。
毎年実施されているトラバーサー乗車体験。何と今年は、実際の車両と一緒に乗ってみようと言うものであった。
クハ2640に掲出されたヘッドマーク。
そして、メインステージの方に向かうと・・・
立川真司さんによる、ものまねライブと鉄道部品オークション。
武蔵丘の電車フェスタでは、すっかりおなじみとなった、立川真司さんのものまねライブ。私もしばし足を止めて、話を聞いた。
非常通報体験ブース。
この後、昼食休憩を挟んだ後、再び会場内をぶらり。
塗装ロボットを眺める。
数年前では、このイベントの目玉の一つとなっていた塗装ロボットの実演。今年は、2000系も入場していたことだし、塗装ロボットの実演を見てみたかったが、今回も塗装ロボットの実演は無かった。
そして、時刻は13時を過ぎ、この日2回目となる「車両入れ換え・台車入れの実演」が始まると言うので、見学する事に。以前より、台車入れの実演は行われいたが、今回から、その作業に「車両入れ換え」が加わるようになった。
入れ換え車両を迎えに行くアント。
車両を牽引してきたアント。
アントが引っ張って来たのは、トラバーサー乗車体験に使用されていたクハ2640であった。この車両を使用して、台車入れの実演を行うことになる。ジャッキで車体を固定し、車体を少しずつ上げて行く。
クハ2640の車体が少しずつ上がっていく。
この実演を途中まで見学。午後の臨時列車撮影に備えるため、検修場から出発する2本目の飯能行きに乗車して、会場を後にした。
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コメント
遂に271Fの塗色が復元されましたか、でも所沢まで行かないと見られないと言うのが・・・。
投稿: 岩崎友裕 | 2009/06/11 12:53
撮影お疲れ様です。
今年は天候に恵まれ、例年以上に充実した内容でしたね。
トラバーザーに車両を乗せた状態での移動や、そこからジャッキまでの間の入れ替えシーンは、日常作業でありながらも公開イベントでは見ることが出来なかっただけに、とても新鮮なモノでした。
旧塗装になった271Fのコーポレーションマークは、現在の運転上では仕方が無い気がしましたが、先に登場した261Fと違って、私も知らないオリジナルの雰囲気をこれから楽しめると思うと心がワクワクします。
投稿: 虹色 | 2009/06/12 00:50
お疲れ様です
私も行きたかったのですが
睡眠時間が短くて体力の限界を感じた為
今回はあきらめました。
TOMOさんの会場の写真が見れてありがたいです。
投稿: 如月瑞穂 | 2009/06/12 19:47
皆さん、コメントありがとうございます。
岩崎友裕さん>
271F、予定通り旧色になって、我々の前に姿を現してくれました。細かい所を見ますと、デビュー当時との違いもあるのですが、1日も早く営業運転に就く姿を見てみたいものです。是非、営業運転に入った雄姿を見に来てください。
虹色さん>
今年は本当に好天に恵まれ、暑い1日でしたね。271Fですが、西武沿線で育った者の立場から、やや厳しいコメントをしました。特にコーポレーションマークについては、先に出場した261Fには貼られていないだけに、何故貼ってしまったのだろうかと言う気持ちになりました。それでも、この車両が営業運転に就く姿を今から楽しみにしている事は確かです。早く10両編成の先頭に立つ姿を見たいですね。
如月瑞穂さん>
弊ブログの記事を見て喜んでいただけたようで何よりです。若くても休養はしっかり取らないといけません。体調をしっかり維持するためにも、睡眠時間はしっかり取ってくださいね。
投稿: TOMO | 2009/06/13 11:03
271fは入場前は爆音モータである後期形を積んでいましたこの検査で再び低音タイプ前期形に戻ってしまうのでしょうか?
投稿: トレイン | 2009/06/13 11:07
トレインさん、コメントありがとうございます。
101系は、最近の傾向ですと、入場前と出場してからでは、モーター音が変わる事はよくある事ですので、今回の271Fも、出場後はモーター音が変わっていると言う事は十分に考えられるかと思います。
ちなみに、多摩湖線の261Fも出場後は変わっていましたね。
投稿: TOMO | 2009/06/15 20:14
261fのモハ262の萩山寄りの台車に新タイプのHS-22436-03Rbと旧タイプHS-836-NRBと両方のモータが積まれていて高速時には低音、高音両者の音が楽しめましたが検査
でツートン塗装そして新タイプのモータに統一されてしまいました
投稿: トレイン | 2009/06/19 18:40
トレインさん、仰る通り、入場前のモハ262は、新旧両方のモーターが積まれていましたから、双方のモーター音を楽しめましたね。でも、更新時は旧タイプだけだったと思うので、車両基地で交換したのかもしれませんね。
新旧両方のモーターが1両に積まれている現状を見ますと、101系も部品の確保が難しくなってきているのでしょうね。
投稿: TOMO | 2009/06/21 21:27
少し話がズレてしまいますが国鉄103系や205系にも
時々、外扇や内扇が同じ台車に積まれていることがあるようです、どうしても予備品の関係なのかこういう事が西武でも
起こる見たいですね
投稿: トレイン | 2009/06/25 14:28
トレインさん、コメントありがとうございます。
仰る通り、同様のケースは、JRの205系等でも見られる現象ですね。予め、検査済みの部品と交換する事で、入場期間を短くすると言うような話を、以前に聞いたような記憶があります。
投稿: TOMO | 2009/06/27 02:16