流鉄向け譲渡車の方転回送を撮る
6月22日の甲種輸送を前に武蔵丘検修場を出場した、新101系の流鉄向け譲渡車。西武鉄道ネタを取り上げている複数のブログの記事を見ると、既に流鉄入りしている車両との向きと一致しないため、流鉄へ向かう前に方向転換をするのではないかと気になっていたのだが、流鉄入りを前に、6月20日の終電後、方向転換が実施された。
西武のデルタ線の内側に住んでいる者としては、地元を走る姿をどうしても押さえておきたい。しかし、譲渡車が我が地元萩山に来るのは終電後。となると、走行写真は撮影できない。昨年11月に実施された伊豆箱根鉄道向け譲渡車の方向転換時の記憶を基に、午前1時過ぎに自転車で自宅を出発。萩山駅前を通過すると、2番ホームの発車案内機に「通過」らしき文字が見えた。間違いなく、この後、方転回送が通過する。私はそのまま小川駅方面へ自転車を走らせた。伊豆箱根向け譲渡車の時と同じく、小川1号踏切で待機。踏切で待つ事およそ10分、1時35分頃のことであるが、E31とE34に挟まれた、流鉄向け譲渡車がゆっくりと入線。停車したのを確認して、踏切内から撮影してみた。
深夜の小川駅に現れた流鉄向け譲渡車。
伊豆箱根向け譲渡車は3両編成だったため、この場所から撮影しても、それなりに譲渡車も写り込んでくれていたのだが、流鉄向けは2両と言う事で、信号機が邪魔となり、譲渡車が良く写らない。踏切上のいろいろな場所から試行錯誤を繰り返したのだが、あまり良いアングルでは撮れなかった。
そこで、この場所を引き上げて、小川駅の拝島・国分寺方にある鷹の台5号踏切へと移動し、こちらから撮影する事にした。ここもトリミング必須の場所ではあるが、小川1号踏切寄りは良い感じに撮れた。
小川駅で出発を待つ流鉄向け譲渡車。
踏切内から、この画像を撮り終えた頃、方転列車はゆっくりと動き出し、国分寺線東村山方向へ向けて走り出した。まさに間一髪の撮影だった。
この後、私はこの踏切より撤収。自転車で自宅へと戻った。
さて、方転回送は、小川駅を出た後、東村山~所沢~小手指と回り、小手指車両基地に入庫後、再び出庫し、初電前に所沢駅6番線に送り込まれた。その為、6月22日朝まで、所沢駅に留置したままとなる。こうなると、撮影したくなるのが、最近登場したリバイバルカラー271Fとのツーショット。運用を調べながら所沢へ出かけ、271Fとの並びを撮影してみた。
リバイバルカラー271Fと流鉄向け譲渡車との並び。
停止位置が悪かった事もあり、所沢駅東口のエレベーター乗り場付近からガラス越しでの撮影とした。
そして、所沢まで来たと言う事で、通常であれば旅立ちの朝にやる各車両の撮影も、この時一緒にやってしまった。
クモハ5001(旧クモハ273)
クモハ5101(旧クモハ274)
見たところ、塗装変更以外、手は加えられていないような感じ。もしかしたら、流山到着後、細部の改造が実施されるかもしれない。
最後に池袋方階段の踊り場付近からも撮影。
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コメント
所沢駅の271Fとの並び写真良いですね!
これでN101系の兄弟は何台目ですかね…
個人的に上信に行ったときのホワイトアイボリー&グリーンがお気に入りなんですが…。
迫力では263Fです。
投稿: 準急豊島園 | 2009/06/22 00:44
深夜にお疲れ様。
機関車は3パンかな。秩父といい、基準がよくわからん。
271Fとの並びとは、またなんてネタな。
流鉄車の全面下部は白一色のほうがステンレスの飾り帯が映えて格好良かったと思うけれど、流鉄の伝統の塗り分けだからなぁ。
投稿: ふずりな | 2009/06/23 02:21
準急豊島園さん、ふずりなさん、コメントありがとうございます。
準急豊島園さん>
今回は方転後の向きの違いを比較したかったものですから、どうせなら271Fをと思って狙いました。
新101系の譲渡は、上信電鉄、秩父鉄道、伊豆箱根鉄道、三岐鉄道、近江鉄道に続き6例目と言う事になるかと思いますが、三岐鉄道はまだ営業を開始していません。流鉄とどちらが先になるかも注目ですね。
ふずりなさん>
E31のパンタグラフの上げ方ですが、甲種輸送の場合は、先頭の機関車がパンタを2基上昇し、後ろの車両は1基のみと言うパターンが最近の傾向のようです。なお、重単の場合は、前も後ろも1基のみの上昇となっています。
271Fとの並びは、明らかにネタではありますが、今現在、西武鉄道の3ドア車の最大のネタは、271Fと3011F(999号)との並びでしょう。しかし、このツーショットは、最低でも今年いっぱいは見られる筈ですから、今回は、271Fと流鉄5000系(旧273F)との並びを優先にしました。気付けば、編成番号も続番ですし。
投稿: TOMO | 2009/06/24 02:18