201系「四季彩」さよなら運転を撮影 その1
さて、7月4日午後は、中央本線高尾以西へと撮影に出掛けたが、本来の目的は、この日から始まる201系「四季彩」編成のさよなら運転の撮影だった。青梅線での平常運用は、6月28日を以て終了し、7月からは土日に、さよなら運転の団臨が運転されることになっていた。さよなら運転第一弾は、中央本線笹子まで(回送で塩山まで)の団体列車としての運転で、夕方の三鷹へ戻る列車を上野原で撮るつもりであった。しかし、前の記事でも取り上げた、快速「富士登山高嶺号」を撮影しようと相模湖で下車した際、2番線に「四季彩」も停まっていた事から、まずは、この駅から撮影をスタートさせた。
さよなら運転がスタートした201系「四季彩」編成。初日となった7月4日は、回送区間も含めると塩山まで入線した。
大月までの回送途中、相模湖駅で停車していた201系「四季彩」編成。前回、6月26日に、豊田駅にて201系「四季彩」編成を1両ずつ撮影していたが、今回、相模湖駅で時間が有った事もあり、改めて1両ずつ四季彩編成を撮影する事にした。
4号車 クハ200-134 イメージは冬(ゆず)
3号車 モハ200-263 イメージは秋(紅葉)
2号車 モハ201-263 イメージは夏(レンゲショウマ)
1号車 クハ201-134 イメージは春(桜)
各車両の撮影を終えた後、今度は1号車側から編成全体を撮影した。
1号車側から編成全体を撮影。
ここで、「四季彩」の撮影をいったん終えて、相模湖駅1番線ホームの高尾方へ移動し、183系使用の臨時快速「富士登山高嶺号」の撮影に移った。この間に、「四季彩」は、大月に向けて出発する。そして、「富士登山高嶺号」撮影後にやって来た、115系の普通列車で2駅、上野原へと移動する。ここで、再び201系「四季彩」編成の回送に追いついた。
上野原駅に停車中の201系「四季彩」編成。
この撮影後、「四季彩」編成は、大月に向けて上野原駅を出発して行った。私は、改札を出場し、上野原駅大月方にある踏切付近へと移動する。ここで大月から折り返してくる201系「四季彩」編成を待つ事に。既に、この場所には10人以上のファンが集まっていたが、どうにか隙間から撮影する事が出来た。115系やE257系等を撮影しながら待つ事およそ40分。大月から、201系「四季彩」編成が戻って来た。
一路三鷹へと向かう201系「四季彩」編成。
実は、上野原駅に下り普通列車が停車しており、被られるかどうか心配だったが、「四季彩」の通過の方が早く、被られずに済んだ。
この撮影で、「四季彩」さよなら運転第1弾の撮影は終了の予定だったが、三鷹~立川間の高架区間を走る姿がどうしても撮りたくなり、東小金井へと移動した。三鷹に到着した「四季彩」は、折り返し豊田車両センターへと回送されるので、その回送列車を東小金井駅で撮影する考えだが、既に時刻は19時30分を過ぎていた。単焦点レンズとホームの照明だけを頼りにしてカメラを設定。もちろん、ストロボは使用しない。先行列車で試してみると、そこそこ良い感じ。練習後、続けてやって来た「四季彩」の回送列車を撮影してみた。
東小金井を通過。豊田車両センターへと向かう201系「四季彩」
この撮影を以て、「四季彩」さよなら運転1日目の撮影を終了とした。私は、後続の下り列車に乗り込んで国分寺へと移動した。
| 固定リンク | 0
「鉄道」カテゴリの記事
- 西武2000系 終末トレイン特別列車を撮影する(2024.10.06)
- E491系 中央快速線を検測(2024.09.27)
- 西武多摩川線 101系245Fの甲種輸送を撮影する(2024.09.24)
- 西武多摩川線へ向かう101系247Fの甲種輸送を撮影する(2024.09.21)
「鉄道:JR東日本」カテゴリの記事
- E491系 中央快速線を検測(2024.09.27)
- 上越線 旧型客車の回送列車を撮影する(2024.07.11)
- 定期運用終了目前 255系を撮影する(2024.06.29)
- 秩父鉄道 旧型客車特別運行の「パレオエクスプレス」を撮影する(2024.05.06)
- E259系「成田エクスプレス」 中央線乗り入れ終了(2024.03.24)
コメント
TOMOさん、こんばんは。
私はこの情報をキャッチしてから、四季彩の中央線ラストランは猿橋駅近くの「横尾踏切」で狙うと決めていました。出来の方はまあまあでしたが、これは今後嫌でも訪れてしまう、本家201系のお別れ運転の列車を撮影するのに丁度良い予行練習となったようです。この「横尾踏切」は雑誌等ではあまり紹介されない場所、いわゆる「穴場」ですが、雰囲気的には西武池袋線の保谷~ひばりが丘間の「保谷7号踏切(だったと思います)」付近で狙える構図とよく似ていると思います。
投稿: 村木雄一 | 2009/07/06 21:27
「四季彩」が最終的に廃車となってしまうことを考えると今回の引退はやや寂しいものになります。最初は富士急行への転用を予定しており、富士急行での活躍を期待しようとは思っていたのですが・・・。
私も以前はあまり知らなかったのですが、伊豆急8000系のように片方がロングシート、片方がセミクロスシートとなっていて非常に特異な編成でした。セミクロスシート側の窓は普通とはちょっと風変わりな感じがしますが・・・。
投稿: mi-ha- | 2009/07/06 21:30
村木雄一さん、mi-ha-さん、コメントありがとうございます。
村木雄一さん>
横尾踏切、保谷7号踏切と例えてくださったことで、何となくイメージが浮かびました。なるほど。10両編成の201系ならば、ちょっと映えそうですね。今のところ、中央快速用編成のさよなら運転に関する情報は上がっていませんが、仮に実施した場合、301系のように、三鷹~高尾間だけですと、撮影場所・条件が限られてしまいますので、出来れば、大月までも運転してもらいたいものですね。
ni-ha-さん>
四季彩の富士急譲渡と言う噂は、私も聞いた事はありますが、201系がサイリスタチョッパ制御で、メンテナンスに何かと手間のかかる車両ですから、あまり現実的ではないなと思っていました。4ドア車両、更に4両編成ですか動けないと言う点でも、この話は無いだろうと思っていました。
四季彩の引退は実に残念な話ではありますが、現場サイドでは、あまり評判が良くないのかなと言う気もします。後継の展望車両が出てこないのも、その点が影響しているのかもしれませんね。
投稿: TOMO | 2009/07/07 00:01