水郡線のキハE130系を観察する
今日も少々前のお話です。
7月20日朝、ひたちなか海浜鉄道へ向かうため、上野から「フレッシュひたち」に乗車。待ち合わせの都合上、水戸駅で降り立つと、水郡線ホームには、カラフルなキハE130系の姿が有った。まずは、到着した3番線からキハE130系を撮影してみる。
水郡線で活躍中のキハE130系気動車。
水郡線は、水戸駅から東北本線の安積永盛駅(郡山駅の1駅手前)までと、上菅谷駅から常陸太田駅までを結ぶ非電化路線。国鉄からJRになって5年目となる1992年には、キハ110系を投入し、比較的早い段階で車両更新を実施した。しかし、キハ110系では2扉と言う事で、水郡線水戸口での混雑が列車遅延の要因となり、2007年1月より3扉のキハE130系が投入された。2007年9月までに、水郡線の全列車が、このキハE130系に置き換えられ、同線で使用されていたキハ110系は、盛岡や小牛田へと転用された。
常磐線のホーム上からの撮影後は、水郡線のホームへと移動し、停車中のキハE130系の車内を観察してみた。
常磐線のE531系にも似た車内。
座席は、御覧のように横1+2列配置のセミクロスシートとなっており、どちらかと言うと、常磐線の主力電車であるE531系のセミクロスシート車両にイメージが似ている。
キハE130系の運転台
この後、再び常磐線ホームへと移動し、出発まで見送ることにした。
出発を待つキハE130系。
常磐線の415系1500番台車と並ぶ。
常磐線の415系1500番台車と並んでも、ディーゼルカーではなく、電車に見えてしまうのは気のせいだろうか。
この日、撮影したのは片運転台のキハE131とキハE132のコンビであるが、キハE130系には、もう一つ、両運転台のキハE130が存在する。片運転台の車両とのデザイン的な違いは、窓周りの塗装で、キハE131とキハE132の窓周りがエメラルドグリーンであるのに対し、両運転台のキハE130は、窓周りが赤色となっている。7月20日の時点では撮影できなかったのだが、26日に出かけた際、両運転台のキハE130も撮影する事が出来た。
両運転台のキハE130と片運転台のキハE131+キハE132による3両編成。
両運転台車は久慈川と紅葉、片運転台車は久慈川と新芽をイメージしたものだそうで、どちらも水郡線にあったカラーディングとなっている。これは水郡線の利用者の意見を基に決定されたそうだ。
今回は、水戸駅で見ただけに留まった水郡線。機会が有れば、のんびりと郡山まで乗り通してみたいものだ。
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コメント
動きにスキがないんですね。
水郡線、乗りとおすとおもしろいですよ。
ちょっと飽きますが。
(吉田)
投稿: ひたちなか海浜鉄道 | 2009/08/10 07:37
水郡線のデザイン人気投票(?)私も参加しました。
印刷されたデザインだと、非常にけばけばしい印象でしたが、緑の中で見ると、意外にカワイイ感じです。
車内も新しくて使いやすく、あまり乗る機会はないのですが、車窓の景観と相まって、乗るのが楽しみな車両です。
投稿: 舞 | 2009/08/10 11:02
コメントありがとうございます。
ひたちなか海浜鉄道吉田社長さん>
水郡線、確かに乗車時間は長そうですね。確か、以前にこの水郡線のスピードの遅さを利用した西村京太郎のサスペンスドラマを見た記憶が有ります。全線通すと約3時間。更に列車そのものも2時間おきのようですから、ちょっと覚悟が必要かもしれませんね。でも、時間が有るときには、こう言うのんびりとした旅も良いですよね。
舞さん>
水郡線のデザイン投票に参加されたのですか。水戸駅で見ると、少々奇抜な感じにも見えるデザインも、水郡線の美しい景色の中で見ると、結構生えると言う事ですね。これは沿線で撮影してみないといけませんね。
投稿: TOMO | 2009/08/11 01:42
水戸の学校に通っていたころ帰りの水戸駅で17時40分発常磐線いわき行き11両編成は前から4両までと後ろから3両は全員が着席しているのにとなりの水郡線17時37分発(当時たぶんこの時刻だったと思います)常陸大子行き4両編成は先に発車するので見ていたところ4両すべて満員でした。自分が乗っていた常磐線は自宅の最寄り十王駅につくまでの間も自分が乗っていた車両はあまり立っている人もいませんでした。
投稿: とろすけ | 2012/05/04 16:54