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高尾駅で253系「成田エクスプレス」を撮影

9月25日のお話。

毎日、通勤で利用する国分寺駅にも、新型成田エクスプレスE259系のポスターが目立つようになってきた。10月1日より、一部の「成田エクスプレス」に、E259系が投入され、運転開始以来使用されてきた253系の置き換えが始まる事になる。10月1日からE259系が使用される列車の中には、中央線高尾発着となる3号・50号も含まれていた。中央線を走る253系の「成田エクスプレス」を記録しておこうと、8月29日の早朝、西国分寺駅を通過する「成田エクスプレス3号」を撮影したが、夜の50号に関しては、全く記録を残していなかった。

そこで、金曜日と言う事もあり、思い切って、高尾駅へと出向き、「成田エクスプレス」を撮影する事にした。当日、私はいったん帰宅して食事を摂った後、再び外出。「成田エクスプレス50号」に先行する形で高尾駅へと向かった。

22時48分、高尾駅に到着する。どのホームに入るか解らなかった事もあり、ホームの発車案内機を頼りに、到着ホームを特定する作業から始めた。4番線に「回送」表示があったので、ここだろうと思い、3・4番線ホームの東京方へと進む事に。天狗の像とのツーショットが撮れるかな?と思って待っていると、3番線には、201系H7編成が入線してきた。そして、更に2分後の事。1番線に253系が入線してきた。1番線到着とは、予想もしていなかった。とりあえず、私のいた場所から、253系と201系のツーショットを強引に撮影してみる。

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高尾駅1番線に到着した「成田エクスプレス50号」

3番線に201系H7編成、2番線には、少しだけ115系の大月行きが写っている事で、高尾駅らしさを出す事が出来たかな?

この後、私は1番線へと移動し、253系と201系とのツーショットを撮る事にした。253系は、高尾駅到着後、豊田車両センターへ回送されるため、停車時間も短かったのだが、何とか並びを撮る事が出来た。

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豊田車両センターへ向けて出発を待つ253系の回送列車と、201系H7編成による各駅停車東京行き。

ここまで撮り終えたところで、253系は、豊田車両センターに向けて、ゆっくりと動き出した。

天狗様と253系とのツーショットは撮れなかったものの、予想もしていなかった201系H7編成とのツーショットを撮る事が出来たのは、嬉しい誤算だった。

撮影後、折り返し乗車に備えて、いったん改札を出場。再び入場して、上り列車を待つが、発車時刻を過ぎても現れない。駅構内の放送によると、国分寺駅で緊急列車停止ボタンが使われたとかで、列車に遅れが出ていた。9月も月末となり、高尾駅周辺はすっかり秋到来と言った感じ。撮影時には気が付かなかったが、撮影を終えると、ひんやりした風を直に感じるようになった。

この後、9分遅れでやってきた快速新宿行きに乗り込んで、高尾から撤収した。

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東十条で撮影した列車たち

さて、「新宿あがつま草津号」の回送列車の撮影で訪れた東十条では、同列車撮影後も、暫く留まり、撮影を続けることにした。

まず、最初にやって来たのは、こんな列車だった。

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新宿へと向かう東武鉄道100系による「スペーシアきぬがわ82号」

新宿から東武鉄道の「スペーシア」が発着するようになって、もう2年が経過するのだが、どうも未だに馴染めていない。時々、西武新宿線の車内からも見かける事が有るのだが、どうしても違和感を感じてしまう。私自身が、時代遅れの鉄なのか・・・

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185系で運転 臨時特急「新宿あがつま草津号」を撮影

連休最終日、9月23日のお話。

朝からのんびり自宅で過ごそうと思っていたのだが、ちろ氏からの「新宿あがつま草津号」の撮影報告を受けて、重い腰を上げる事にした。

「新宿あがつま草津号」は、その名が表す通り、新宿と草津温泉とを結ぶ特急列車。弊ブログでは、これまでにも、この列車を何度か紹介しているが、ここ最近は、以前のような特製ヘッドマークステッカーの掲出もなく、少々寂しい姿となっていたのだが、今回は、5連休の間、毎日運転(注:19日は下りのみ、23日は上りのみの運転)されると言う事からか、185系に、特製ベッドマークステッカーを掲出しての運転と言う事だった。特製ヘッドマークステッカーを掲出した185系での「新宿あがつま草津号」は、久々の運転である。

私は西武新宿線で高田馬場へ向かい、山手線のホームの先端から、ゴール目前の「新宿あがつま草津号」を撮影する事にした。現地に到着したのは、同列車の通過10分前と、相変わらずギリギリの行動である。早速、ホームの池袋方先端へ移動し、「新宿あがつま草津号」の通過を待つ。しかし、大変残念なことに、山手線の内回り電車を回避する事が出来なかった。そう言えば、以前にも、この場所で被られた経験が有り、今回も被られる危険性は解っていたのだが、光線状態の良さもあって、この場所に賭けてみた。

幸いにも、ヘッドマークはステッカー。と言う事は、折り返しの回送列車も「新宿あがつま草津号」のまま運転される。気を取り直して、折り返しの回送列車を撮る事にした。どこで撮ろうか悩んだ挙句、向かった先は東十条。逃げ切れるかどうか微妙なタイミングであったが、どうにか185系の回送通過の4分ほど前に、撮影地に到着する事が出来た。何とか被られる事もなく、撮影に成功した。

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久し振りに185系で運転された「新宿あがつま草津号」。新宿からの折り返し回送列車を東十条で撮影。

ヘッドマークがステッカーでの運転だと聞いていたので、仮に撮影が失敗してたとしても、このように折り返しの回送列車を狙う事が出来る。今回も、ステッカーによるヘッドマークに救われる結果となった。

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後追いも撮影。

せっかく来た東十条。この後も暫くの間撮影する事にした。

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旧型客車の返却回送を撮影

さて、分倍河原での撮影を終えて立川に戻って来た私。ここで、駅構内に出来た焼きそば屋で昼食を摂って帰るつもりでいた。しかし、昼食を終えて、何気なく携帯電話でSNSを見ると、長野から高崎へ向けて、旧型客車の回送列車が運転されている事を知る。

この旧型客車、連休中に、長野支社管内の飯山線でイベント列車に使用された車両である。旧型客車が所属する高崎車両センターから、長野支社へ貸し出されたものだが、高崎から長野へ向かう場合、普通に考えれば、長岡経由での回送が一番簡単に思う。しかし、機関車によって牽引される旧型客車を回送するとなると、長岡経由では、長岡で方向転換を伴うため、機関車の付け替え作業を行わなくてはならない。そこで、この回送時に、高崎線~武蔵野線~中央本線~篠ノ井線と経由して長野へと向かわせた。このルートだと、距離は伸びるが、一度も機関車の付け替え作業をすることなく長野へと行ける。このルートで長野入りした訳だから、当然のことながら、長野から高崎へ帰る時も同じルートである。ちょうど焼きそばを食べ終わった頃の目撃情報や、過去の回送列車のダイヤを考慮しても、どうにか上野原までは行けそうだと言う事が解った。

立川から中央線の高尾行きに乗り込み、更に高尾から甲府行きに乗り換え、上野原を目指す事にした。上野原の到着時刻は14時32分。旧客の通過予想時刻が14時42分なので、10分差と余裕が有る筈だったのだが、ちょうど上りの特急に遅れが生じており、私が高尾から乗車する甲府行きになるための上り列車にも遅れが生じていた。当然の事ながら、高尾駅での折り返しとなる甲府行きにも遅れが生じる事に。4分ほど遅れていたため、上野原の到着は、14時36分頃となってしまった。私は、上野原で下車した後、足早に撮影ポイントへと向かう、アップダウンの激しい駅構内及び公道を歩いて、撮影ポイントとなる踏切に差し掛かった頃、踏切が鳴りだした。上り列車接近である。そして、前方にはEF64のヘッドライトが見えた。まさに、ギリギリのタイミングだった。

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飯山線での運用を終えて、高崎へと向かう旧型客車。

長野から高崎へと戻る、3両の旧型客車を牽引してきたのは、EF64 39号機。同機も、高崎車両センターの所属であるが、「あけぼの」の上野~長岡間の牽引機のEF64化に伴い、長岡車両センターへと転属した37・38号機に代わり、この39号機が中央線での臨時列車牽引用として、甲府常駐機になった。

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祝日恒例 米タンを撮る

さて、曼殊沙華輸送の観察を終えた後は、東飯能駅から八高線で拝島へと向かった。

この日は祝日。弊ブログでは、祝日恒例企画として、米軍横田基地への燃料輸送列車、通称米タンの観察が有る。日頃はなかなか撮るチャンスがないこの列車。今回はうまくいくだろうか。

八高線の列車で拝島に到着すると、まずはいつものように北口側へ出て、駅前の専用線の踏切を渡る。すると、専用線の脇で、カメラ片手に待機している方を発見。今日は有りそうだ。そう思いながら先を進もうとすると、踏切が鳴り始めた。そこで、すぐ近くの踏切脇から米タンを撮影する事にした。

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曼殊沙華輸送の観察の後は、米タンの観察へ。

この日、専用線を担当したのは、貨物更新色のDE10 1749号機だった。

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西武 曼殊沙華輸送を観察する その2

9月21日のお話。

前日、飯田線を撮影している際に、曼殊沙華輸送を観察に行った知人より、運用報告のメールが届いた。その中で、飯能駅9時03分発の高麗行きが4000系4連で運転されていると書かれていた。前回、曼殊沙華輸送を観察した際には、4000系の高麗行きは撮影していない。そこで、21日の朝、この4000系の高麗行きを撮影するため、飯能へと出かけた。

当日、所沢8時28分発の快速急行長瀞・三峰口行きに乗り込むと、車内は行楽客でいっぱいだった。、それぞれの乗客たちから聞こえてくる話の内容からすると、どうやら八割方は、巾着田へ向かう方達のようだ。

8時47分、飯能駅に到着する。私は、飯能駅南口からまっすぐ進んで、お馴染みの東飯能4号踏切へ。ここは晴れると下り列車は逆光となるのだが、幸いにも天気は曇り。撮影は可能となる。カメラのセッティングを終えると、ちょうど踏切が鳴り始め、前方より、4000系による高麗行きが近付いて来た。

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4000系による高麗行き臨時列車。

4000系には、ワンマン対応工事を実施した際に、「高麗」の幕が追加された。これは新幕になってからも引き継がれており、今回の臨時列車充当で、しっかりと「高麗」の幕が生かされた事になる。

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JR国分寺駅バリアフリー化観察記14

7月23日より、工事のため閉鎖されていた、国分寺駅下りホーム6号車付近のエスカレーターだが、この度、改良工事が終了し、9月25日初電より、使用再開となった。

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9月25日から使用されるようになった下りホーム、6号車付近のエスカレーター。

私は以前より、このエスカレーターを帰宅時に愛用しており、工事期間中は、乗車位置を微妙に変えていたのだが、これで再び、元の場所に乗車するようになった。エスカレーター閉鎖中は、8号車付近のエスカレーターが大変混雑をしていたのだが、これで混雑も緩和される事になるだろう。

ところで、下りホームには、もう一つ気になる場所が有る。

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3号車付近にある仮囲い。

仮囲いの広さからして、待合室を作っているのではないか?と言う気がするのだが、果たして・・・

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名古屋駅で951列車を撮影

さて、野田城駅周辺での撮影を終えた私は、飯田線で豊橋へ。そして、豊橋から東海道線の新快速で名古屋へと向かった。

実は、この日の撮影中に、東海道本線の貨物列車951列車を、EF66 27号機が牽引していると言う情報が入って来た。27号機は、数あるJR貨物所属のEF66の中で、唯一、国鉄色を維持している車両である。前から一度は撮りたいと思っていたのだが、なかなか縁がないのか、当たらなかった。それが、今回、撮影できるチャンスが出てきたとなれば、撮影に行くしかない。飯田線からの帰り道を、名古屋経由にしたのであった。

豊橋から乗車した新快速で、951列車を追跡する。ようやく熱田まで来たところで951列車を捕えた。こうなると、出迎えて撮るには名古屋駅しかない。新快速を名古屋で下車し、お隣の7番線ホームに行くと、ホームの東京方は多くのファンが待機していた。先客の方達の撮影に支障がない場所をどうにか確保し、951列車の通過を待つ。撮影準備が出来てから、およそ5分後の事。951列車がゆっくりと名古屋駅に差し掛かった。

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国鉄色のEF66 27号機を先頭に名古屋駅を通過する951列車。

かつての3363列車の流れを汲む951列車。この日は、国鉄色を維持するEF66 27号機牽引。更に、旧貨物更新色のEF66 30号機を次位無動として連結するなど、ファンの注目度が高い列車となった。次位無動で連結された30号機。旧貨物更新色の車両は、廃車や新貨物更新色への塗装変更などにより、急速に姿を消し、今では、この日連結された30号機だけになってしまったようだ。どちらにしても、かなり貴重な組み合わせだったことは間違いない。

ところで、この951列車だが、実は前日の19日にも、名古屋駅で撮影している。今回、19日の951列車も、ちょっとご紹介しておこう。

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9月19日の951列車。

この日、機関車の次位には、日鐵運輸の私有のチキ5500が連結されており、機関車よりも、後ろに連なる貨車に注目が集まったようだ。

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佐久間レールパーク見物客で賑わう飯田線を撮影 その2

さて、駆け足で佐久間レールパークを見学した後は、再び飯田線の撮影に移る。

臨時快速「さわやかウォーキング号」に乗って、豊橋方面へと向かうため、レールーパークからホームへ向かうと、ホーム上には、この列車に乗る乗客たちが長い列を作っていた。私自身は、「佐久間レールパーク号」に先行出来れば良いので、別に座れなくても良かった。それより撮影を優先しようと思い、ホームの辰野方へ向かい、回送で入線してくる117系を撮る事にした。その前に、まずは留置していた、この車両から撮影する事に。

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折り返しに備えて、中部天竜駅構内で過ごす117系S11編成。

臨時快速「佐久間レールパーク号」に使用される、大垣車両区S11編成が、この場所で一休みをしていた。本来であれば、豊橋方から撮影するのが、光線状態も良好なのだが、S11編成の先頭車の正面が、ホームよりややはみ出ていたため、ホーム上からの撮影は不可能だった。その為、辰野方からの撮影となった。

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閉園目前の佐久間レールパークを訪ねる

さて、東上駅から乗車した519Mで中部天竜に着くと、ホーム上は、レールパークから帰る乗客、レールパーク内の混雑のため、ここで昼食を摂る家族連れなどで混雑していた。

閉園まであと1カ月少々となった佐久間レールパーク。「佐久間レールパーク号」、「伊那路」、そして私が乗車した519Mと、名古屋方面から佐久間レールパークへ向かうには好都合の列車が、既に3本到着済みとなっている。それだけに、レールパーク内は、多くの見学客で賑わっており、構内の保存車両を1両ずつ撮影するには困難な状況となっていた。まあ、5月の連休中にも訪れているので、一通り撮影は済ませてあるのだが・・・

とりあえず、この5連休の期間中、「佐久間レールパークオータムフェスタ」の企画として、特別展示されているDE15 1541号機の姿だけは見ておこう。私は、DE15が展示されている場所へと向かった。JR東海では、在来線で唯一の現役機関車となってしまったDE15は、保存車両の展示スペースでは、一番奥。つまり、車両の出し入れを一番しやすい場所に置かれていた。

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保存車キハ181-1と並んで展示されたDE15 1541号機。

期間限定展示として佐久間レールパークにやって来たDE15は、JR東海在来線唯一の現役機関車と言う事で、中部天竜までは自力で回送されてきた。しかし、DE15は飯田線での走行実績がないため、信号機能への影響を考え、キハ40を連結して回送されたと言う。

このDE15の展示により、一部展示車両の配置が変更になっていた。

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クハ111-1と並んだキハ48036。

茨城交通(現:ひたちなか海浜鉄道)から、佐久間レールパークにやって来たキハ48036。キハ48000形と言うよりは、キハ11形と言った方がお解りになると言う方も多いかと思う。

今回の訪問では、あまりにも人が多すぎた事もあって、撮影したのはここまで。あとは、レールパーク内で昼食を摂り、中部天竜13時18分発の臨時快速「さわやかウォーキング号」で、次の撮影地へと向かった。

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佐久間レールパーク見物客で賑わう飯田線を撮影 その1

9月20日。宿泊した東横イン豊橋駅東口よりスタートとなる。

この日、飯田線沿線ではさわやかウォーキングが開催されており、早朝から臨時列車を増発して対応していた。5連休の間、どこかで1日、飯田線の撮影をと考えていたのだが、さわやかウォーキング関連で、117系が都合2編成入線する20日に実行する事とした。当初は、早朝の新幹線で現地入りし、日帰りの予定だったのだが、この臨時列車を撮るために、前日中に豊橋入りする事にしたのである。

7時40分、ホテルを出発。前日中に入手しておいた「青空フリーパス」で入場し、豊橋駅飯田線ホームへ。7時49分発の新城行きに乗り込む。目指すは東上駅。この列車で東上まで行き、後続の117系による「さわやかウォーキング号」から撮影を開始する予定だった。無事に列車に乗り込み、落ち着いたところで、カメラのレンズ交換をする。この時、大変な事に気付いた。

デジタル一眼レフのバッテリーが無い

そう。部屋で充電をしていたら、そのまま忘れてきてしまったのだった。これは撮影どころではない。コンデジは使えるが、本格的な撮影までコンデジでするにはきつ過ぎる。幸いなことに、気付いた場所が下地駅を出発し、小坂井駅の手前だった。ここはいったん引き返す事にしよう。私は小坂井駅で下車した。

突然のアクシデントで下車する事になった小坂井駅。ひとまず、豊橋行きの時刻を確認する。都合良く、約10分後に豊橋行きがあった。この待ち時間が、実に長く感じる。待っている間には、当初撮影予定だった「さわやかウォーキング号」が通過していく。この列車に関しては、コンデジで撮影する事にした。まずは気持ちを落ち着かせて、117系の通過を待つ事に。小坂井駅到着からおよそ8分後の事。117系の「さわやかウォーキング号」が、ゆっくりと通過して行った。

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小坂井駅を通過する臨時快速「さわやかウォーキング号」

この日、「さわやかウォーキング号」に使用されていたのは、S2編成だった。通常、117系が「さわやかウォーキング号」として使用される場合は、白地に濃紺の斜体で「快速」と言う幕を使う事が多いのだが、今回は「臨時」幕による運転であった。

アクシデントから下車して撮影する事になってしまった小坂井駅だが、光線状態は恵まれており、これだけが唯一の救いだった。

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デビュー当時のカラーになった117系と119系に会いに行く

シルバーウィークと言われる秋の5連休の初日。私は午後から名古屋へ出かけた。

JR東海では、今年11月1日を以て閉鎖される飯田線中部天竜駅構内の「佐久間レールパーク」のお別れイベントと称して、様々なイベントを展開しているが、その一環として、117系と119系を1編成ずつ、デビュー当時のカラーに復元。8月最後の土日には、この両編成が中部天竜で並ぶと言うイベントまで開催された。

ここ数ヶ月間、家庭内や職場の事情などもあり、思い切った遠征が出来ないでいた。しかし、JR東海は、地元の西武鉄道やJR東日本と並んで、私自身が拘りを持つ会社である。なんとか、この両編成を撮影したい。幸いなことに、この連休中は、119系のデビュー色編成も、団臨で飯田線を走るようだし、何とか撮影に出かけてみよう。117系による「さわやかウォーキング号」も運転される20日を、飯田線の撮影に充てることとし、行程の都合上、19日は豊橋で1泊する事にした。

それでも、豊橋にただ寝に行くのでは勿体ない。19日夕方は、まず名古屋で117系デビュー色編成による「佐久間レールパーク号」の回送を撮影する事にした。東京から19日のみ運転の「のぞみ375号」で名古屋入りし、回送列車の入線を待つ。とりあえず6番線に入線するだろうと思い、7番線で待機するが、なんと、117系の回送は4番線に入ってしまった。私は5番線に移動。発車間際の117系回送列車をどうにか撮影してみた。

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佐久間レールパーク号の運用を終えて、所属車両基地である大垣車両区へと戻る117系デビュー色編成。

今回、デビュー当時のカラーになったのは、大垣車両区所属のS11編成。このカラーの117系自体、JR西日本エリアへ行けば、まだ現役で活躍中だが、JR東海では久し振りに見るカラーである。

この後は、栄で開催されていた、名古屋レール・アーカイブス主催の「名古屋の鉄道風景」写真展を見学したり、矢場とんで味噌カツを食べたりして、豊橋のホテルへと入る。しかし、ここへ来て、119系のデビュー色編成も見たくなった。117系同様、20日になれば見られるのに、待ちきれない私。119系のデビュー色は、団臨で伊那松島まで行った後、23時23分に豊橋に戻って来る。時間に合わせて、私は豊橋駅へ。予定時刻より2分遅れで、119系のデビュー色編成による回送列車が豊橋駅に到着した。

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豊橋駅に到着した、119系デビュー色編成。

デビュー当時のカラーになったのは、119系E4編成。いやあ、懐かしいカラーだ。やっぱり飯田線の119系には、この色が良く似合う。

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クハ118側からも撮影。

この直後、豊川行き最終電車に充当される119系と一瞬だけ並んだのだが、豊川行きの方が両数が長く、この場所からの並びは撮れなかった。そこで、クモハ119側からの並びを撮ろうとするが、並びが撮れる場所に到達した時点で、デビュー色の119系E4編成が、豊橋運輸区に向けて動き出してしまい、並びは、撮影できなかった。

本番まで待ち切れずに撮影した、117系と119系のデビュー色編成。両形式共に、デビュー当時のカラーが一番似合っている事を改めて実感した。

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クモハ先頭の4両編成 高タカ115系T1044編成に遭遇

さて、SL試運転の撮影に出かけた9月13日のこと。岩本駅近くのポイントでSLを待っていると、普通列車水上行として、こんな車両がやって来た。

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T1044編成による水上行き普通列車。

4両編成の115系による水上行き。高崎車両センターの115系には、3両編成のほか、御覧のように4両編成も複数存在する。かつては、この4両編成が、高崎線の普通列車に併結され、上野まで顔を出した時期もある。数ある4両編成の115系の中で、このT1044編成と、もう1本T1159編成は、御覧のように、クモハ115が先頭。更にサハ115を連結した4両編成となっており、異色の存在となっている。

T1044編成とT1159編成は、基本的に4両編成での運転となるが、3両編成に不足が生じた場合、中間のサハ115を抜いて、3両編成で運転される事もある。状況に応じて、4両編成になったり3両編成になったりと、柔軟に対応しており、まさに2つの顔を持つ編成と言える。

SL試運転撮影前に、ちょっと変わった4両編成の115系を撮る事が出来た。

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EF81 95号機牽引の安中貨物

さて、D51の試運転を撮り終えた後は、後閑から普通列車で一気に高崎へ。

この日、水上駅でお会いした知人から、「今日の安中貨物はEF81 95が牽引だよ。」と知らされた。側面の「EF81」の文字が特徴の95号機。春頃には、このまま引退してしまうのではないかと言う噂も流れ、その去就が注目されていたが、この度、秋田総合車両センターを出場。側面の窓部分の塗装は省略されてしまったものの、独特の「EF81」の文字は健在。前日の12日より、常磐線の貨物列車で運用に復帰したと言う話は聞いていたので、出場後の美しい姿を、早い段階で撮影しておきたいと言う気持ちはあった。

常磐線の泉からやって来る安中貨物。今年3月のダイヤ改正より前は、高崎駅に18時頃到着するため、SLを渋川~高崎間のどこかで撮影をしてからでも、十分に間に合ったのだが、改正後は、時刻が40分ほど早まったため、SLをもう一発撮影すると、安中貨物が間に合わなくなってしまう。この時刻変更は本当に痛い。私は、17時頃より、高崎駅2番線の上野方で、安中貨物の到着を待った。そして、17時17分頃のこと。美しく再塗装されたEF81 95号機が牽引する安中貨物が、高崎駅に到着した。

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高崎駅1番線に入線するEF81 95号機牽引の安中貨物。

安中貨物は、高崎駅で2分ほど停車するため、停車してから撮れば、もっと余裕に撮れるのだが、大変残念なことに、2番線には、高崎線の上り列車が停車中。よって、高崎駅で安中貨物を撮るには、入線シーンしか撮れなくなってしまったのである。これからの季節、高崎駅での安中貨物の撮影は実に困難となる。

入線シーンを撮った後、私達は時間に余裕があったので、そのまま2番線ホームを新潟方へ移動。美しくなったEF81 95号機を、もう一度見てみる事にした。ホームをゆっくりと歩いて、新潟方の先端に到達した頃、安中貨物はゆっくりと動き出した。

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高崎駅を出発する安中貨物。

こうして、出場後初のEF81 95号機の撮影は、無事に終了する事が出来た。

ところで、この高崎駅での撮影時に、2番線に停車していた211系の車内より、安中貨物を撮影している人を何人か見かけた。その中には、大変残念なことに、土足のまま座席の上に上がり撮影している人もいた。座席はあくまでもお客さんが座る場所。せめて靴を脱ぐぐらいの配慮は欲しい。鉄道ブームと騒がれるようになってから、マナーやルールを守らずに、暴走気味になっている撮影者を見かける事が多くなったような気がする。鉄道ブームが悪い方向に進まないために、今一度、私達鉄道ファン一人一人が、どのように行動すべきなのか。考え直さなくてはいけない時期に来ているのではないだろうか。この日の撮影は、私自身、何か後味の悪い結果を残す事になってしまった。

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D51試運転を撮影

9月13日のお話。

昨年12月に遠征先でのボイラー故障の影響で、運用を離脱していたD51 498号機。復帰まで1年半は掛かると言われていたが、予定よりも大幅に早く、9月4日、大宮総合車両センターを出場したのは、先日お伝えしたばかりである。

出場後は、10月3日から、高崎~水上間にて、SLみなかみ号として営業運転を開始する予定だったが、急きょ9月19日からの5連休(21日を除く)にも、SLみなかみ号の運転が追加された。営業運転に先立ち、9日より試運転が開始された。試運転の模様を撮りたいと思っていた矢先、13日にも試運転が有りそうだと言う情報をインターネット上で見つけた。本当にあるなら撮影してみたい。私は13日の朝、復活したD51に会うため、上越線沿線へと向かった。

前日中に入手していた「ツーデーパス」を使用して新小平を出発。家を出る時間がやや遅れたことと、高崎線が人身事故の影響で遅れが出ていた為、大宮から高崎まで新幹線を利用した。流石は新幹線。大宮~高崎間を20分少々で行けると言うのは凄い事だ。「ツーデーパス」は、2日間普通列車が乗り放題ではあるが、青春18きっぷと異なり、特急券を購入すれば、新幹線にも乗れると言うのが有りがたい。高崎には8時40分頃に到着した。

駅構内で朝食を摂った後、上越線の普通列車に乗り換え先を目指す。今回は、1回目から渋川以遠で撮影をする事にした。高崎問屋町・井野と撮影者がゼロだった事から、試運転が本当にあるのか不安になった。しかし、八木原から先に進むと、各撮影ポイントに撮影者が出始めているのを見て、試運転が有ることを確信した。私は、そのまま上越線の普通列車に乗り続け、お馴染みの岩本駅で出車。ここで、D51を待つ事にした。

岩本のお馴染みのポイントは、私が到着した時点では、約10名が待機していた。思ったより少ない。私は、中学生ぐらいの少年達が集団で構えている所のやや後ろで待機する事に。D51通過までの約1時間、ここで待ち続ける。約40分後、D51に先行する普通列車が到着すると、この場所も徐々に人が増え始めた。私の前にも少年達がに入って来る。「後ろでも撮っているからあまり出ないでね」と少年達にお願いをすると、一度は下がったのだが、もう前方にD51の姿が確認できた頃になって、上り線の道床部分の近いところに、三脚を置いて撮ろうとする少年が出てきた。さすがに、これをやられると、私のカメラの画面に入ってしまう。撮りたい気持ちも解るが、SL通過直後には、上りの特急列車が通過する事も解っていたため、安全面も考慮し「入るよ」と注意。どうにか試運転一発目は無事に撮る事が出来た。

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D51 498号機が、ついにホームグラウンドへ。本番に先駆けて実施された試運転を、まずは岩本で撮影。

悪夢のボイラー故障から約9カ月。奇跡の復活を遂げたD51 498号機は、上越線の線路を1歩ずつ踏みしめるかのように、私の目の前を通過して行った。これまでに、上越線でD51の撮影は何度も実施してきているが、今回が、今までの中で一番輝いて見えたような気がした。また、後ろに連なる12系客車にも、小さな変化が見られたが、この場所では撮影をしなかった。

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北飯能信号所で東京メトロ7000系を撮影

曼殊沙華輸送の観察を実施した9月12日のお話。前の記事で触れたように、所沢から飯能まで乗車した快速飯能行きは、東京メトロ車両による21S運用であった。この21S運用は、以前にも触れたように、日中、武蔵丘車両基地に入庫する運用である。メトロ車の武蔵丘入庫シーンについては、2008年10月4日付記事で、10000系の入庫シーンを取り上げている。そして、この日、21S運用に就いていたのは、記事のタイトルでもお解りの通り、副都心線・有楽町線兼用の7000系だった。

以前より、7000系の入庫シーンも撮影しておきたいと思っていたのだが、なかなか7000系に遭遇するチャンスがなく、これまで撮影できないでいた。そこで、曼殊沙華輸送の観察と同時に、7000系が北飯能信号所を走行するシーンを撮る事にした。まずは、飯能駅の出発シーンから撮影する。

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飯能駅を出発し、武蔵丘車両基地へと向かう7000系。

この日、21S運用に就いていたのは7110F。7000系の副都心線・有楽町線兼用編成、現時点で、7101F、7104F、7110F、7118Fの4編成しかないため、なかなか遭遇できるチャンスは無かった。とは言うものの、実は飯能に来る前に、所沢で6番線に停車中の2003Fと、東京メトロ7118Fの並びを撮影しており、4編成中2編成を西武線内で見られたと言う事で、運が良かったのかもしれない。

そして、約2時間後の事。飯能駅16時37分発の快速渋谷行きに充当するため、武蔵丘を出庫してくる7110Fを撮影するが、この日は、あいにくの空模様だった事から、露出もなく、かなり厳しい状況になって来てしまった。何とか踏ん張りながら待ち続け、16時28分頃、7110Fの回送列車が、北飯能信号所を通過して行った。

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飯能へと向かう東京メトロ7110F。

厳しい撮影条件ではあったが、数少ない7000系副都心線・有楽町線兼用編成の、武蔵丘車両基地への入庫シーンを撮る事が出来たのは、大きな収穫だったと思う。

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西武 曼殊沙華輸送を観察する その1

9月も中盤に突入。まだまだ暑い日もあるが、最近ではすっかり涼しくなり、秋が一歩ずつ近付いてきている。

西武沿線に秋の訪れを告げる高麗の巾着田の曼珠沙華。西武鉄道各駅にもPR用のポスターが貼られており、開花状況も駅で確認できるようになった。その巾着田への観光客対策として、西武鉄道では、今年も9月12日より9月27日まで、巾着田最寄となる高麗駅に、一部の特急列車を臨時停車させたり、飯能~高麗間で臨時普通列車を増発して対応している。

弊ブログでは、これまで毎年、曼珠沙華輸送の模様を見学してきた。今年も、前年同様、曼珠沙華輸送の見学を臨時ダイヤ初日となる9月12日の午後に実施した。

前の記事触れたように、所沢で少々撮影した後、飯能行きで飯能へと向かう。この飯能行きは、東京メトロの車両の21S運用であり、飯能到着後は、武蔵丘車両基地へと回送されていった。そして、この回送列車と入れ替わるように、高麗行きの臨時列車がやって来る。まずは、この列車の撮影から観察を開始する事にした。駅の発車案内機には、「8両3ドア」となっている。101系か、それとも3000系か。どちらの車両が来るのか気にしながら待っていると、やって来たのは、こんな車両であった。

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高麗始発飯能行き臨時列車が飯能駅に到着する。

御覧のように、高麗からの臨時列車として到着したのは、3005Fであった。これまで、曼殊沙華の臨時列車には、様々な車両が使用されてきたが、このところの101系・301系の大幅減少により、今年の臨時列車には、2000系や3000系の出番が有るかなと思ったのだが、やはり3000系の出番と言う事になったようである。おそらく、朝の快速急行で西武秩父まで運用された車両を入庫させずに、臨時列車に充当させていたのだろう。ちなみに、昨年も夕方の高麗始発飯能行きに、3000系が使用されていたのを確認している。

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野球臨 所沢駅6番線で折り返す新宿線の2000系

さて、12日のお昼は、所沢駅周辺にいたのだが、13時頃、所沢駅の構内に立ち寄ると、6番線に新宿線の2000系、2003Fが停まっているのを確認。早速、5番ホームへと移動し、停車中の2003Fを撮影してみた。

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所沢駅6番線に停車中の2003F。

この日は、西武ドームで、埼玉西武VSオリックスのデーゲームが開催されていた。この6番線は、普段は、甲種輸送でも実施された時以外だと、殆ど使用していないのだが、野球開催日には、西所沢まで運用に就いていた車両が、ここまで回送されてきて、小手指へ折り返すと言うパターンが多くなった事もあって、様々な車両が入線してくる。以前にも、ここで8両編成の新2000系を見た事が有るが、勝手に池袋線の車両だと思い込んでいたようで、まさか新宿線の車両が、このような場所にいるのかと、最初に見たときは目を疑ってしまっていた。

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東京メトロ7000系との並びも見られた。

撮影を終えてから数分後のこと。2003Fは静かに所沢駅を出発。小手指車両基地へと向かった。

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池袋線から新宿線へ 助っ人2457Fを撮影

ここ最近、池袋線の2457Fが新宿線に来ていると言う。またいつもの車両不足による貸し出しか?と最初は思ったのだが、今回はいつものように2000系2連の不足のためだけの理由ではなさそうだ。と言うのも、2457Fとコンビを組むのが、このところ、新宿線と池袋線との間を行ったり来たりしている2059Fだからである。知人の話では、先週初めには、この組み合わせで池袋線を走行していたと言う。

いずれにしても、新宿線で新2000系の前パン車を見る機会はそう多くない。こう言う記録は確実にしておきたい。9月12日の朝、そう思いながら、ネットで情報収集をしていると、なんと、この編成が拝島を目指して走行中。折り返しは、拝島快速西武新宿行きになる事をつかんだ。これは撮影しなくては。撮影準備をして出かけようとすると、外は雨。濡れずに撮れる場所と言う事で、駅撮りになってしまった。

まずは地元萩山駅へと行くが、2457Fは、10両編成の先頭に立っている。となると、この場所で撮影すると、編成全体が入らない。そこで、拝島快速に先行する田無行きに乗車し、田無駅で進入シーンを撮る事にした。現地到着からおよそ2分後の事。2457F+2059Fによる拝島快速西武新宿行きがやって来た。

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新宿線へやって来た池袋線からの助っ人、2457F。(3304列車)

日頃は新宿線で見る事が出来ない2連の新2000系。2連の新2000系が新宿線を走るときは、新宿線でしか見る事の出来ない種別や両数で撮りたいと思いながら撮影するのだが、今回は、昨年のダイヤ改正で登場した新宿線独自の種別「拝島快速」に充当された事で、この目標は達成する事が出来た。

思えば、2457Fの新製配置は新宿線だった。あの頃、「拝島快速」と言う種別が後に誕生する事になるとは、夢にも思っていなかった。

さて、せっかく田無まで来たので、この後ももう少し撮影する事に。2457F+2059Fの拝島快速の2本後にやって来た急行西武新宿行きは、こんな車両だった。

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2095Fによる急行西武新宿行き。

新宿線も池袋線も、8両固定編成の2000系は新旧問わず、M車のパンタグラフの削減(2基→1基)が進んでいる。特に新宿線では、パンタグラフの削減されていない8両固定編成の2000系は、この2095Fのみとなってしまっている。ある日突然削減されると言う事も充分に考えられる事なので、この編成を見かけたときは、カメラを向けるようにしている。

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EF65 1118+24系乗務員訓練列車を撮影

9月5日のお話。

現在、宇都宮線では機関車牽引による乗務員訓練列車を運転している。春から夏にかけてはEF81が牽引を担当してきたが、先月より牽引機がEF65のPF形に変わった。PF形が24系を引っ張る姿を一目見たくて、蓮田までこの列車を撮影に行ったのは、2009年8月25日付記事でも取り上げたばかりである。

この日、乗務員訓練列車に、ゲッパの愛称でお馴染みのEF65 1118号機が牽引を担当していると言う情報を、昼前に入手した。気付いた時は、既に黒磯に向かっているが、この列車は夕方になれば確実に戻って来るのは解っている。そこで、8月25日と同じように、東大宮~蓮田間の通称「ヒガハス」へ午後から出向き、撮影する事にした。前回同様、蓮田駅から線路に沿って歩いていく。撮影地に到着したのは、通過40分前の事であった。さすがに、ゲッパ牽引と言う事もあって、この日は前回より多めの人出だった。早速撮影の準備をしながら本番を待つ。通過直前まで日が陰っており、それに備えたカメラの設定をして待っていたのだが、通過直前、急激に晴れてきて、光線状態が良好になった。その瞬間、ちょっと慌ててしまったのか、前回撮影した時より、架線柱1本分手前でシャッターを切ってしまった。

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EF65 1118+24系客車による乗務員訓練列車。

青いPFが引く24系も良かったが、華やかな赤いPFもまた良い。特にこの機関車は、客車が良く似合う。久しぶりに客車を引く姿を見て、改めてそう感じた。

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南武線 209系ナハ1編成運用離脱 長野へと旅立つ

弊ブログと相互リンクを組んでいる、快急新所沢さんのブログ、クロフネ航海手帳の記事によると、昨日、南武線で活躍を続けていた209系ナハ1編成が、長野ヘ向けて配給輸送されたと言う。京浜東北線以外の209系では、初の長野への配給輸送となった。

実は、先週辺りより、このナハ1編成の引退に関する書き込みをインターネット上で良く見かけるようになっていた。9月6日の日曜日の午後、横須賀線に設けられる武蔵小杉駅の工事の様子を見に出かけた際、渦中のナハ1編成が南武線で運用に就いていたので、もしかしたら、最後の撮影になるかと思いながら、同編成を撮影しておいた。私が武蔵小杉に到着したのが、既に15時頃のことだった。ナハ1編成は、上り列車として立川から川崎へと向かっている最中だった。時間的に、光線状態が良好の状態で撮れる場所が少なく、思いついたのが尻手駅。この駅で撮影しても、正面には陽が当たらないのだが、側面には陽が当たる。あとは、209系特有のFRPの前面を生かして、何とか良い状態で撮れる事を祈りつつ、この駅で狙ってみた。

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運用を離脱した南武線209系ナハ1編成。2009年9月6日撮影。

ナハ1編成は、平成5年に川崎重工で製造され、新製時より南武線に投入された南武線生え抜きの車両である。南武線には、もう1編成、東急車輛製のナハ32編成が後に投入されるが、登場時は、南武線唯一の209系と言う存在であった。今回、残念ながら運用を離脱し、長野へと配給輸送されたが、同時期に製造された川崎重工製の209系が廃車になっている傾向が有り、今回配給輸送されたナハ1編成も、他線区への転用はされずに、そのまま廃車となる可能性が強いのではないかと、個人的には予想している。

ところで、南武線には、最近になって、京浜東北線で活躍していた209系の一部の車両が、電装品を換装し2200番台化した上で転用されてきており、南武線の新たな209系として戦列に加わっている。これまでに2編成が確認されており、このうちの1編成を9月1日に立川駅で撮影する事が出来た。

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2200番台車となって、南武線の一員となった、元京浜東北線の209系。

この日、立川駅で見る事が出来たのは、ナハ52編成である。これらの転用組は、正面と側面の行先表示がLEDになっている事が外観上の大きな特徴となっている。今後は、南武線生え抜きの209系である、ナハ32編成にも、この2200番台化の流れが及ぶ事になるのかどうかも気になるところである。

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米タンを撮影

さて、立川駅でEAST-i Eを撮り終えた後は、改札を出場し、青梅線の立川~西立川間の短絡線沿いへと移動する。

この日、武蔵関駅にて防災の日の訓練の様子を撮り終えた後、拝島経由で八王子へと向かったが、その際、拝島駅から八高線の電車に乗ろうとしたところ、拝島駅構内に、米軍横田基地の燃料輸送列車(通称:米タン)の返空列車が停車していた。これは撮っておきたいと思ったのだが、ここで米タンの撮影を優先すると、209系の配給列車が間に合わない。そこで、米タンの撮影を、夕方実施する事にして、209系の配給列車の撮影を優先する事にしていたのである。

鶴見線の安善から、南武線・青梅線を経由して拝島まで運転するとなると、順光で撮れる場所は限られてしまう。EAST-i Eを撮り終えた時点で、既に安善を出発し、南武線の線内を走行している。こうなると、順光で撮れそうな場所として思いついたのが、立川~西立川間の青梅線への短絡線。その中でも、見通しが良い上野原踏切が良いのではないかと言う結論に達した。上野原踏切は、7月に実施された201系「四季彩」さよなら運転の撮影にも使用しており、立川駅からの道順も把握していた。そこで、この時のイメージを基に、上野原踏切へと向かったのだが・・・ いざ現地に着くと、雑草がかなり生えており、とても撮影できる状況ではなかった。その現実に、思わず途方に暮れる私。仕方なく、撮影場所を変更するも、移動できる場所は殆どない。仕方なく、立川駅方向へと歩き、上野原踏切から1つ立川寄りにある水道前踏切。ここは、ちょうど中央線を超えてすぐの場所にある踏切。編成全体を写せる場所ではないのだが、短絡線らしさを出すために、あえてここで撮る事にした。待つ事およそ10分。米タンがゆっくりと通過して行った。

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9月1日の米タン。安善~拝島間は原色のPFが牽引を担当した。

短絡線をゆっくりとやって来た米タン。何と牽引を担当していたのは、御覧のように原色のEF65 1064号機。いやあ、もっと良い場所で撮っておきたかった。

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立川駅でE491系を撮影

さて、209系配給列車を追いかけた結果、大月まで行ってしまった9月1日。富士急線にも乗ってみたかったが、他にも予定が有ったため、後ろ髪を引かれつつ、中央線の上り列車に乗り込み、立川へと引き返す。

立川到着後、構内のかにチャーハンのお店で遅い昼食を摂っていると、総合検測車、E491系が中央快速線を検測中で、高尾方面に向かっているとの情報を入手した。どうやら、間もなく立川駅にも到着する見込み。ならば、ここで撮影してしまおう。食事を終えてから、私は立川駅6番線ホームの東京方へと向かった。待つ事およそ5分後の事、総合検側車E491系がやって来た。

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9月1日は、中央快速線の検測を行っていたE491系。

御覧のように、立川駅では、中央線下りホームの6番線と、南武線ホームとの間の線に入ってしまった。私は、緩いカーブを曲がりながら、6番線に入線してくるシーンを撮ろうと思っていたので、当初の思惑通りにはいかなかった。そこで、今度は接近して来たところで、編成全体が入るように撮影してみる。

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接近してきた所で、もう1度撮影。

立川駅でE491系を撮影するのは、今年に入ってこの日が2度目の事。前回、4月15日に撮影した画像と比較すると、前面になにやら部品が増設されているのが解る。この日見たE491系は、車体の塗装も綺麗で、足回りもグレーに塗り直されたばかりのように見えた。おそらく、郡山総合車両センターでの検査を終えたばかりなのだろう。新たに付けられた部品も、今回の入場時に付けられたものなのかもしれない。

この撮影を以て、立川駅構内から出場し、あるものを撮るために、駅前から撮影地に向かって歩き始めた。この日、中央線には他にも209系改造の試験車、MUE-Trainの試運転もあったらしいが、これを知ったのは、次の撮影に移った後の事で、撮り逃してしまった。この後の撮影結果があまり良くないだけに、MUE-Trainを撮り逃したことを後悔する事になるとは、この時はまだ知る由もなかった。

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大月で富士急を撮影

では、再び9月1日のお話に戻ります。

猿橋駅で209系の配給列車を撮り終えた後は、立川方面へ戻る計画だった。しかし、列車の時刻表を見ると、上り列車が30分近く間隔が開いていた。そこで、予定を変更し、数分後にやって来る下り列車に乗って、お隣の大月駅へ移動する事にした。やってきたのは、長野総合車両センターの115系。スカ色の車両を期待していたのだが、残念ながら遭遇しなかった。

猿橋駅から乗車しておよそ3分後、大月駅に到着する。せっかくなので、富士急の電車でも撮影してみよう。JRのホームから富士急のホームを見てみると、見慣れないクリームと茶色のツートンカラーの電車が停まっていた。JRのホーム上からは、この列車を撮影し辛いため、改札を出場。駅に隣接している踏切から、停車中の1000系車両を撮影してみた。

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大月駅に停車中の1000系リバイバルカラー車1001F。

富士急は、今年開業80周年。主力の1000系車両(元京王5000系)2編成を、昭和20年代並びに30年代に採用されていたカラーに変更して運転している。大月駅で見かけた1001Fは、リバイバルカラー第二弾、昭和20年代、富士山麓鉄道時代のモハ500形で採用されていたカラーに変更されている。

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山手線命名100周年記念 復刻調ラッピング電車運転開始

9月1日の撮影記は、まだ続きますが、ここで、いったん中断し、本日より運転を開始した、この電車の話題を触れておきます。

東京の都心部で環状運転している山手線。東京近郊にお住まいの方ならば、一度は乗られた事が有る路線ではないかと思う。その山手線が、今年10月で命名100周年を迎える。JR東日本は、山手線命名100周年を記念して、本日より、昭和30年代に運転されていた旧型電車を模した「復刻調ラッピング電車」の運転を開始した。

この復刻調ラッピング電車は、12月4日までの約3ヵ月間、運転されることになっているのだが、こう言う車両は、一刻も早く見てみたい。幸いにも、知人より目撃情報も入ってきており、本日は内回り20Gの運用に就いている事を知る。時刻表で調べてみると、仕事を終えてからでも、新宿付近ならば、何とか明るいうちに撮影できそうだと言う事が解った。そこで、夕方、代々木駅に出向き、この復刻調ラッピング電車を撮影してみた。

代々木駅の出発時刻は17時47分。とりあえず、外回りのホームから入線シーンも撮影してみるが、流石に薄暗い中で、コンデジを使用した撮影はかなり無理が有り、とてもお見せできるような仕上がりではなかった。そこで、停車中の復刻調ラッピング電車を撮影してみた。

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本日より運転を開始した、山手線命名100周年記念復刻調ラッピング電車。

今回、ラッピングが施されたのは、東京総合車両センター所属のE231系502編成。このラッピングには、明治製菓が協賛しており、よく見ると、チョコレートの宣伝も見られる。「ぶどう色2号」の旧型国電のカラーは、チョコレート色とも言われる事もあり、100周年の復刻調ラッピングに、明治製菓が協賛し宣伝を出しているのも頷ける。

こうして初日に出会う事が出来た「復刻調ラッピング電車」。明るい時間帯に撮影できた際には、再度、このブログでも取り上げる予定。これから3ヵ月間、この電車を追跡する楽しみが出来た。

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鉄道の小箱さん

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209系ウラ55編成の配給輸送を撮影

では、再び9月1日のお話に戻ります。

武蔵関駅での防災訓練の観察を終えた私は、そのまま武蔵関駅から拝島行きに乗り込んだ。この日は火曜日。毎週火曜日は、京浜東北線を追われた209系の廃車のための配給輸送が運転されるケースが多い。209系の配給列車は、なかなか撮影できずにいたが、8月11日、ようやくウラ65編成の配給列車を撮影する事が出来た。この日も配給列車が有る事を信じて、まずは八王子を目指したのである。

拝島から八高線に乗り換えて、八王子に到着したのは、11時15分頃のことであった。ネットで事前に調べておいた情報によると、209系の配給列車は、11時20分頃八王子駅に到着するとのこと。光線状態を考慮して、横浜線の5番線ホームで待機する。横浜線の電車が出発して行くと、東京方向より青い機関車が近付いてくるのが見えた。209系の配給列車に間違いない。早速撮影を開始した。

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八王子駅に入線する209系ウラ55編成の配給列車。

8月11日に撮影した、ウラ65編成の配給列車と同様、今回も双頭連結器に改造されたばかりのEF64 1032号機が牽引を担当した。

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ブログ開設5周年

いつも「TOMOの鉄日誌」をご覧頂きまして有難うございます。

2004年9月6日に誕生した「TOMOの鉄日誌」は、お陰様で本日9月6日で開設5周年を迎える事になりました。ここまでブログを続けてこれたのも、弊ブログをご覧頂いている皆様のお陰です。ありがとうございます。

本日より6年目に突入いたしますが、引き続き、弊ブログをご覧の皆さんに楽しんでいただけるよう、頑張って良い記事を書きたいと思います。今後ともどうぞ宜しくお願いいたします。

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D51 498号機 大宮総合車両センター出場

では、ここで順番を少しだけ変えて、昨日撮影したものを一部ご紹介します。

昨年12月に遠征先でボイラー故障を起こし、長期離脱となっていたD51 498号機。当初は復帰までに1年半はかかるのではないかと言われていたのだが、修復作業が順調に進み、予定より大幅に早く、9月19日から営業運転に復帰できる事になった。

そのD51 498号機が、昨日、大宮総合車両センターを出場し、大宮駅構内に姿を現した。私は、午後から蓮田へと出かけて撮影をしていたのだが、この時点で、高崎への回送に備えて、EF60 19号機と、SL伴走車のオヤ12が連結された状態で留置されていた。

そこで、夕方、蓮田からの帰宅途中に大宮に立ち寄り、留置中の様子を撮影してみた。

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ついに復活! D51 498が修復作業を終えて、大宮総合車両センターを出場した。

この時、時刻は18時前のこと。夕方の帰宅時間帯と重なっており、大宮駅11番線ホームからは、多くの鉄道ファンが撮影し、その様子を見た一般客も足を止めて、D51を眺めているという光景が見られた。

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高崎までは、EF60 19号機が牽引を担当。

D51 498号機は、今朝7時前に大宮を出発。所属車両基地である高崎車両センターへと向かった。実は、この回送列車を撮影するつもりで、今朝は早起きする予定だったのだが、不覚にも寝坊してしまい、何と、起きた時には、新幹線を使って高崎ならぎりぎり間に合うか?という時間になってしまった。(注:ダイヤ通りに走った場合の時刻)急いで現地へ行って、まともな写真が撮れなくてもいけないので、今回は無理をせず、撮影を断念する事にした。

2週間後には、D51 498号機が、上越線で営業運転を開始する。同機の雄姿を見に、上越線に出かけてみるかな。

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防災の日 午前10時の武蔵関駅

お待たせいたしました。ここから9月の話題に移ります。

9月1日、防災の日。西武鉄道では、毎年防災の日の午前10時に、強い地震があったことを想定して、全線で列車を一旦停止させ、3分間の徐行運転を行う。優等列車も運転されているだけに、午前10時には駅を通過している場合もある。その場合は、一番近くの駅まで徐行運転を行い、その駅で一旦停車をするので、日頃は通過する電車が停車すると言うシーンを見る事もできる。

私は、毎年、この日に休みを取って、その模様を記録している。昨年は、副都心線乗り入れ開始記念と言う事で、副都心線へ直通する列車の午前10時を記録するため、所沢駅で観察を行った。さて、今年はどうしようか。2005年の防災の日には、下落合駅で「小江戸7号」と「小江戸12号」の並びを狙ったが、タイミングが合わず撮影できなかった。今のダイヤでは、下落合駅での並びはあり得ないのだが、他の駅でも良いから、特急列車同士の並びは撮ってみたい。そう思いながら、時刻表を見ていると、武蔵関駅で「小江戸7号」と「小江戸12号」が並ぶのではないか?と言う結論に達した。あの時と同じ列車名。果たしてリベンジはなるだろうか?時間に合わせて、武蔵関駅へと向かった。

9時45分頃、武蔵関駅に到着する。まずは上りホームの本川越方に歩いて、下り列車の停車位置目標を確認する。しかし、位置関係からして、ホームでの撮影は不可能と判断。改札を出て、武蔵関1号踏切から、その様子をうかがう事にした。

さあ、いよいよ午前10時を迎える。踏切から武蔵関駅を見てみると、下りホームに駅員さんの姿を確認。これは「小江戸7号」を迎え入れる準備とみて間違いない。そして、踏切が鳴りだす。東伏見方向を見てみると、上りの「小江戸12号」が見えてきた。その動きから、どうやら東伏見駅を通過した直後に緊急停止をしたようである。「小江戸12号」は、かなり遅めのスピードで、こちらへと近付いて来た。10時4分頃、武蔵関駅に到着。そのまま停車した。

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徐行運転のまま、武蔵関駅に入線した「小江戸12号」。下りホームの駅員さんも見つめている。

「小江戸12号」は、武蔵関駅に完全に停車したが、まだ踏切は鳴り続けている。今度は下り列車が来る番だった。こちらへ向かって来ているのは「小江戸7号」である。武蔵関駅で並ぶのか?ドキドキしながら、並びの瞬間を待つ。しかし、やって来た「小江戸7号」は、無情にも猛スピードで通過してしまった。

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武蔵関駅に臨時停車中の「小江戸12号」(左)と、猛スピードで通過していく「小江戸7号」(右)

せっかく並んだと思ったのだが、「小江戸7号」は通過してしまった。実は、下り列車に若干の遅れが見られた。その分が影響しなければいいのになあと思っていたのだが、どうやら「小江戸7号」にも数分の遅れが出ていて、上石神井で臨時停車をしたのではないかと予想される。ただ、武蔵関駅で駅員さんが待機していたとなると、おそらく、所定通りならば、この駅で臨時停車する可能性が有ったのだろう。

「小江戸7号」は、残念ながら素通りしてしまったが、下りホームには駅員さんの姿も確認できる事から、防災の日の訓練中の並びである事は解るような写真に仕上がってくれたので、良しとしよう。

ここ数年、防災の日の訓練前に、地震が起きる傾向が有り、今年も、8月11日に、静岡県で大きな地震が有った。来年こそは、大きな地震を迎えずに、この訓練を観察できると良いのだが・・・

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水戸駅で出会ったトロッコ気動車「風っこ」

さて、ひたちなか海浜鉄道の撮影を終えて、勝田駅から常磐線で水戸駅へ移動する。

水戸に立ち寄ったのは、土産を買う事が一番の目的だったのだが、到着後、水郡線の1番線ホームを見てみると、こんな車両が停まっていた。

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水戸駅の水郡線ホームに停まっていたキハ48改造のトロッコ気動車「風っこ」

トロッコ気動車「風っこ」は、かつて仙台地区に存在した貨車改造のトロッコ車を置き換えるために、2000年にキハ48を改造。仙台支社管内の小牛田運輸区に配属された。主に東北地区で運用される事が多いが、JR東日本管内の各路線へ出張する事も多く、2005年には青梅線でも運用された事が有る。この日は、「奥久慈風っこ号」として、水郡線水戸~常陸大子間を1往復した。私が見たのは、ちょうど常陸大子から戻って来て、折り返し、常陸大子に有る水郡線営業所へ回送されるところだったようだ。

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那珂湊駅のおさむ君

さて、ミキ300-103の再出発を見届けるために訪れた那珂湊駅では、目的がもう一つあった。それは、おさむ君に会うこと。おさむ君と言っても人間ではない。那珂湊駅に1カ月ほど前、ふらっと現れた黒猫君である。ホームを見渡すと、改札口のすぐ近くに、おさむ君の姿が有った。早速近付いてみる。

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那珂湊駅に住み着いて1カ月少々。黒猫のおさむ君。

私が初めて、彼に出会ったのは、キハ223のさよなら運転が行われた7月26日の事だった。この時は、ただホームに寝そべっていて、首輪もしていなかったのだが、その後、応援団の皆さんに、ノミよけの首輪をつけてもらったり、獣医さんにも診てもらったりして、那珂湊駅がすっかり気に入った様子だ。鋭い眼光に、未来の名物駅長としての風格を感じさせる。

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ひたちなか海浜鉄道で再出発! ミキ300-103を訪ねる

さて、8月30日は、高田馬場で西武4000系の団臨を撮影した後、ひたちなか海浜鉄道湊線沿線へと向かった。

今年6月に、ひたちなか海浜鉄道の那珂湊機関区に搬入された、旧三木鉄道のミキ300-103。同社の吉田社長のご厚意により、整備中の様子を見学させていただいたのは、弊ブログの2009年7月25日付記事でご紹介したとおりである。冷房を使用するシーズン中のデビューを目標として、整備を進めてきた結果、8月30日より営業運転を開始する事が決まった。整備中の姿を見ている以上、営業運転中の姿を見てみたいという気持ちになり、この日は、出来るだけ早い時間帯に、ひたちなか海浜鉄道の沿線へ向かう事にしていたのである。なお、この日は衆議院議員選挙及び最高裁判所裁判官国民審査の投票日であるが、私は、8月31日に期日前投票を済ませておいた。

高田馬場から山手線に乗り上野へ。上野から常磐線の特急で勝田へと向かう。乗車した「フレッシュひたち13号」は、651系による運転で、見た目は「スーパーひたち」だった。10時53分、勝田駅に到着する。早速、ひたちなか海浜鉄道の乗り場へと向かい、1日乗車券を購入した。すると、駅員さんより、アンケート用紙を配られた。1日乗車券購入者が対象のアンケートだそうだ。そして、次の列車がミキ300による運転だと知らされる。これは好都合だ。まだ入線時間まで有ったので、いったんJRのホームへと戻り、ミキ300の入線シーンを撮影する事にした。速報記事で使用した画像は、この時のものである。

入線シーンを撮り終えて、いざ、湊線のホームへ。まずは乗車前に、ホームに停車中のミキ300-103を撮影する事にした。

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那珂湊到着からおよそ2カ月。ミキ300-103が、ついに湊線での営業運転を開始した。

三木鉄道時代の塗装・車番もそのままの形でデビューすることになったミキ300-103。廃止直前の三木鉄道には、同型車両が3両在籍しており、他の2両は、北条鉄道・樽見鉄道へと移籍したが、いずれも塗装は三木鉄道時代のものをそのまま使っている。しかし、車両番号に関しては、それぞれの鉄道会社に合わせたものに変更されていた。その点、このミキ300-103は、車両番号もそのままと言う事で、新天地への移動・デビューは一番最後になったものの、ある意味、一番幸運の車両と言えるのかもしれない。

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天賞堂模型部60周年記念 西武4000系使用の団臨を撮影

8月30日、この日は、まず西武新宿線の撮影から開始した。

東京銀座に本店を構え、貴金属や鉄道模型の販売を営む天賞堂は、今年、創業130周年。さらに模型部創設60周年の節目の年となっている。記念行事の一環として、西武鉄道と協力し、「西武4000系で行く車両基地見学ツアー」を実施した。タイトルの通り、西武鉄道の4000系電車を使用し、新宿線の南入曽車両基地と、秩父線の横瀬車両基地を巡る団体列車である。この中でも注目すべき点は、普段4000系が入線しない新宿線に入線すること。ここは西武新宿線を走る4000系を記録しておきたい。天賞堂の公式サイトを確認すると、ツアーそのものは、西武新宿駅を8時頃に出発と書かれていた。

当日朝、この情報を基に家を出発する。まずは、西武新宿に8時前に到着する急行電車で高田馬場を目指した。どこかで4000系の回送を追い越さないかなあと期待しながら乗車していると、沼袋で4000系の回送電車を追い越した。これで、高田馬場駅進入シーンから撮影が可能となった。私は高田馬場駅で下車し、3・4番ホームの下落合方へ移動。4000系の高田馬場駅進入シーンを撮影してみた。

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天賞堂主催の団臨に使用するため、西武新宿に送り込まれる4013F。

この日、天賞堂主催の団臨に使用されたのは、4013F。前日開催された、南入曽車両基地の電車夏まつり会場に、休憩用車両として停められていた車両である。

4013Fは、高田馬場駅上りホーム上で、約1分ほど停車した。高田馬場駅進入時の撮影はしたものの、高田馬場らしい光景は撮れていない。そこで、今度は高田馬場駅停車中の姿を撮影してみた。

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高田馬場駅に停車する4013F回送。

4番ホームの可動柵が、高田馬場駅らしさを表している。これで、高田馬場らしいものと4000系の組み合わせを撮影できた。

この後、西武新宿から折り返してくる4000系を撮影する。私は改札を出て、線路沿いの道を西武新宿方向へ進み、近くにあった自転車置き場から、折り返してくる4013Fを撮影してみた。

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西武新宿~高田馬場間を行く4013Fの団臨。

西武新宿から折り返してきた4013Fは、御覧のように、特別な装飾もなく、方向幕は「団体専用」と表示しての運転であった。

こうして、新宿線を走行する4000系の撮影を、無事に終えることができた。私は、駅近くで朝食を摂った後、JRの高田馬場駅へと移動。この日の目的地である、ひたちなか海浜鉄道湊線の沿線へと向かった。

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西武 南入曽車両基地「電車夏まつり」会場へ

さて、所沢で6116Fを撮影した後は、新宿線の下り電車に乗り込んだ。

この日は、夏休み最後の土曜日。西武鉄道の南入曽車両基地にて、恒例の「電車夏まつり」が開催された。すっかり夏の定番イベントとして定着したこのイベントに、今年も行く事にしたのである。

所沢から新宿線の下り電車に乗り込み、2駅目の新所沢で下車。ここで、新所沢と南入曽車両基地とを結ぶアクセス列車を待つ事になるのだが、この時点で、アクセス列車に使用される30000系が4番ホームに停車している。新所沢発の南入曽車両基地行きは、下りの2番ホームから発車と聞いていた。なぜ、その車両が4番ホームにいるのだろうか。そう思っていると、4番ホームからアクセス列車用の30000系が西武新宿方向に向けて動き出した。これは、もしや・・・ 私は、下りホームの西武新宿方へと移動する。そして、10分ほど経過しただろうか。前方から、南入曽車両基地行きとなる38102Fの回送がゆっくりと新所沢駅2番ホームに入線してきた。

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夏休み最後の土曜日は、恒例の南入曽車両基地「電車夏まつり」を開催。今年もアクセス列車は30000系を使用している。

アクセス列車は、昨年と異なり、所沢駅2番ホームを使用して折り返してくるらしい。これが解っていれば、所沢の入線シーンから撮っても良かったかなあと思った。

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