ひたちなか海浜鉄道で再出発! ミキ300-103を訪ねる
さて、8月30日は、高田馬場で西武4000系の団臨を撮影した後、ひたちなか海浜鉄道湊線沿線へと向かった。
今年6月に、ひたちなか海浜鉄道の那珂湊機関区に搬入された、旧三木鉄道のミキ300-103。同社の吉田社長のご厚意により、整備中の様子を見学させていただいたのは、弊ブログの2009年7月25日付記事でご紹介したとおりである。冷房を使用するシーズン中のデビューを目標として、整備を進めてきた結果、8月30日より営業運転を開始する事が決まった。整備中の姿を見ている以上、営業運転中の姿を見てみたいという気持ちになり、この日は、出来るだけ早い時間帯に、ひたちなか海浜鉄道の沿線へ向かう事にしていたのである。なお、この日は衆議院議員選挙及び最高裁判所裁判官国民審査の投票日であるが、私は、8月31日に期日前投票を済ませておいた。
高田馬場から山手線に乗り上野へ。上野から常磐線の特急で勝田へと向かう。乗車した「フレッシュひたち13号」は、651系による運転で、見た目は「スーパーひたち」だった。10時53分、勝田駅に到着する。早速、ひたちなか海浜鉄道の乗り場へと向かい、1日乗車券を購入した。すると、駅員さんより、アンケート用紙を配られた。1日乗車券購入者が対象のアンケートだそうだ。そして、次の列車がミキ300による運転だと知らされる。これは好都合だ。まだ入線時間まで有ったので、いったんJRのホームへと戻り、ミキ300の入線シーンを撮影する事にした。速報記事で使用した画像は、この時のものである。
入線シーンを撮り終えて、いざ、湊線のホームへ。まずは乗車前に、ホームに停車中のミキ300-103を撮影する事にした。
那珂湊到着からおよそ2カ月。ミキ300-103が、ついに湊線での営業運転を開始した。
三木鉄道時代の塗装・車番もそのままの形でデビューすることになったミキ300-103。廃止直前の三木鉄道には、同型車両が3両在籍しており、他の2両は、北条鉄道・樽見鉄道へと移籍したが、いずれも塗装は三木鉄道時代のものをそのまま使っている。しかし、車両番号に関しては、それぞれの鉄道会社に合わせたものに変更されていた。その点、このミキ300-103は、車両番号もそのままと言う事で、新天地への移動・デビューは一番最後になったものの、ある意味、一番幸運の車両と言えるのかもしれない。
掲出されたデビュー記念のヘッドマーク。
車両に掲出されたヘッドマークは、ひたちなか海浜鉄道のロゴマークにも使用された太陽と、ミキ300のイラストがデザインされたものだった。
初日限定の特製サボ。
「三木→ひたちなか」と言うサボは、営業開始初日限定のもの。なかなか気のきいたサボだなあと、感心してしまった。
さあ、いよいよ出発時刻が迫って来た。私は後部ドアから乗り込む。中ほどに空席を見つけて腰を下ろすと列車は動き出した。この日、ミキ300-103は車掌乗務のツーマン運転となっていた。1駅目の日工前を過ぎたあたりから、ひたちなか海浜鉄道の女性社員の方による乗車証明書の配布が開始され、私も1枚頂いた。
列車は、お馴染みの中根駅に到着。私は、この後の撮影に備えて、この駅で下車する事にした。駅の周りに撮影ポイントが数多く存在する中根駅。列車から降りて間もないタイミングではあるが、停車時間中に準備をして、走り去るミキ300を撮影する事が出来た。
中根駅を発車し、阿字ヶ浦へと向かうミキ300-103。
ミキ300を見送った後は、那珂湊で交換してくる上り列車を撮影する事になるのだが、この日は、キハ205が運用を担当する事になっていた。よって、日中はミキ300とキハ205による運行と、なかなかマニアックな運用となっていた。ミキ300が阿字ヶ浦へ向けて発車してからおよそ10分後の事。キハ205が、ゆっくりと中根駅にやって来た。
勝田へ向かうキハ205。
中根でキハ205を撮影したのは、今回で3回目となるが、中根駅周辺の風景には、このキハ205がとてもよく似合う。そして、ここでは当然の事ながら、勝田から戻って来るキハ205も撮影する事に。
折り返し阿字ヶ浦へと向かうキハ205。
この列車には、吉田一紀さんが乗車しており、中根駅より吉田さんと行動を共にする事になる。ご挨拶をした後、駅を挟んで阿字ヶ浦方のポイントへ戻り、ミキ300の到着を待つ事に。数分後、阿字ヶ浦から戻って来たミキ300が、ゆっくりと中根駅に進入してきた。
阿字ヶ浦から戻って来たミキ300-103。
この撮影ポイントは、駅に近い事から、勝田行きの場合、踏切まで移動すると、中根駅停車中の様子も撮影する事が出来る。ちょうど、期間限定で展示されている、みなとメディアミュージアムのオリジナル駅名票を掲出している事から、中根駅のオリジナル駅名票とミキ300のツーショットを狙ってみた。
中根駅に停車中のミキ300-103による勝田行き。
この後は、勝田から折り返してくるミキ300の阿字ヶ浦行きに乗車し、阿字ヶ浦へと向かうが、やはり乗車前に進入シーンを撮ろうと、中根駅のホームへ移動する。すると、ホーム上にある花壇を、おらが湊鐵道応援団の舞さんが手入れをされていたのでご挨拶をする。阿字ヶ浦行き到着まで時間が有った事もあって、少々お話をさせていただいた。どうやら、私が撮影したミキ300の勝田行きでやって来て、再び、ミキ300の阿字ヶ浦行きで、那珂湊のサービスステーションに戻るとのこと。ご苦労様です。
そして、ミキ300による阿字ヶ浦行きが中根駅に到着する。
中根駅に進入するミキ300-103の阿字ヶ浦行き。
ホームの端で入線シーンを撮った後、そのまま乗り込む。車内は、ミキ300を見に来たと思われる鉄道ファンが半数と言った感じだったが、那珂湊で半数近くの乗客が降りてしまい、車内は一気にのんびりムードに突入といった感じになった。ここからは、のんびりとミキ300で行く湊線の度を楽しむ事にする。およそ15分後、阿字ヶ浦駅に到着した。
ここでは、前回の訪問時と同様に、長いホームとミキ300のコラボを楽しみながら撮影する事にした。
阿字ヶ浦駅に停車中のミキ300-103。
まずは、側道から無難に撮影。ただし、これでは長いホームに停まっていると言う感じに見えない。そこで、今度は、やや正面気味に撮影してみる。
阿字ヶ浦の長いホームとミキ300-103。
阿字ヶ浦駅に残る給水塔とミキ300。
一通りの撮影を終えて、再びミキ300に乗り込み、今度は那珂湊へと戻る事に。お昼ご飯を食べる前に、那珂湊ではしておかなくてはいけない事が幾つかあった。今回のイベントに合わせて、ミキ300のデビューより一足先に引退したキハ223が、那珂湊駅の中線に留置してあると聞いていたのだった。ここにキハ223がいると言う事は、当然のことながら、ミキ300とのツーショットを狙いたくなる。ミキ300から降りた私は、そのままホームを勝田方向へ向かって歩く。そして、ホームの先端で、ミキ300が発車するのを待った。近付いて来たのを見計らって撮影開始。何とかツーショットを押さえる事が出来た。
一足先に引退したキハ223と、ミキ300-103のツーショット。
実は、7月に行われたキハ223のさよなら運転の際、営業運転を終えたキハ223は、整備中のミキ300の隣に入庫したらしく、その画像をネットで見たとき、何故そのシーンを押さえなかったのかと後悔した。今回、ミキ300のデビューに合わせて、このような演出をしてくれたと知った時は、今度こそ記録しなくてはと、心に決めていたのである。それだけに、このツーショットが上手く撮れてホッとした。
もちろんキハ223単独でも撮影。
キハ205とキハ223との並びも撮影。
この後、私は同行した吉田さんと共に、ホーム上でグッヅ販売をしていた小倉沙耶さんのもとへご挨拶に。名刺を差し出して、以前、米タンの記事にコメント及びトラックバックをさせていただいた事をお話しすると、覚えていらっしゃって、ちょっと感激してしまった。そして、更に改札口付近で、ひたちなか海浜鉄道の吉田社長にお会いし、お話を伺った。その後、吉田社長より教わった中華料理店で遅い昼食を摂り、那珂湊駅へ戻ろうとすると、外は雨が降り出していた。足早に駅へ戻った瞬間、雨脚が激しくなり、もう何処にも行けないような状況となってしまった。吉田さんと話し合った結果、キハ205が来た方に乗ろうと言う事になった。とりあえず、1番線ホームの阿字ヶ浦方でカメラを構えてみる。するとやって来た勝田行きはミキ300だった。
激しい雨の中、那珂湊駅に進入するミキ300-103。
と言う事で、キハ205は反対側のホーム。激しい雨の中、走って下りホームへ移動。キハ205に乗って阿字ヶ浦へ。終点に到着しても、この雨ではどこにも行けない。とりあえず改札はいったん出たものの、再びキハ205の車内へ。そして、この列車でそのまま勝田まで乗り通すことにした。
勝田駅に到着したキハ205。
キハ205が勝田に到着したころには、雨は殆ど止んでいたが、台風が接近している事もあり、いつ激しい雨が降り出してもおかしくない状況であった事から、勝田到着を以て、この日のひたちなか海浜鉄道の撮影&乗車を終了する事にした。
こうして、ひたちなか海浜鉄道で第二の車生をスタートさせたミキ300-103。同車の再出発を見届けたら、樽見鉄道や北条鉄道へと嫁いだ、残りの2両も訪ねてみたくなった。いつかきっと、残りの2両にも会いに行こう。そう思いながら、常磐線の列車に乗り込み、勝田を後にした。
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コメント
ご紹介戴き、ありがとうございます。
いつもバタバタしていて、ご挨拶もそこそこでしたが、ようやくこの日はちょっと長めに(笑)お話できましたね。
中根駅入り口の駅名標と列車のツーショットは、撮ってみたいと思いつつ、いつもは乗り降りの人が少なくて、ちょっと無理・・・と思っていたら、TOMOさんのフットワークのよさで、見事に撮れているではありませんか!なんだか我がことのようにうれしいです。
午後からは台風で不安定なお天気になってしまいましたが、秋晴れの頃、またゆっくりいらして下さいね!
投稿: 舞 | 2009/09/05 00:58
ご利用ありがとうございました。
1日たっぷり時間を取られたのですね。
当日は、いろんな方面の方がいらっしゃって、ミキ300への関心の高さを実感しました。
活用しないとありこちから怒られそうな気が。
(吉田)
投稿: ひたちなか海浜鉄道 | 2009/09/05 10:07
コメントありがとうございます。
舞さん>
中根駅では色々とありがとうございました。応援団の皆さんの活動は、本当に頭の下がる思いです。駅名票とミキのツーショットですが、走行シーンを撮影していたデジイチは、三脚に固定していたため、腰の部分に付けていたコンデジを使って撮影しています。でも、当日は台風が接近していましたから、風も強く、三脚を放置しておくのはちょっと不安が有りましたので、撮影を終えたらすぐに戻ってきました。まあ、何とか撮影ができたので良かったです。
ひたちなか海浜鉄道吉田社長さん>
当日は、11時頃から16時頃まで、湊線沿線で過ごしました。いつ訪れても、のんびりした感じで癒されますね。ミキ300に関しては、末長い活躍を期待しております。
投稿: TOMO | 2009/09/05 20:44
今月4,5日と18切符消化旅行で常磐線を使った時TOMOさんの記事を思い出し乗車してきました。
生憎ミキ300-103は那珂湊の車庫でお休みでしたがキハ205には乗る事が出来てしばし”幼少に乗った二俣線”の思い出に浸りつつ沿線の田園風景や町並みの車窓も楽しめました。
気になっていた駅名票の事も分かり中途半端な鉄の自分としてはためになるブログである事を実感しています。
投稿: maa | 2009/09/07 19:48
maaさん、コメントありがとうございます。
湊線では、キハ205にお乗りになられましたか。二俣線は、キハ20が多数活躍していましたね。キハ205は、水島臨海鉄道在籍時に冷房改造されていますが、車内は、ワンマン化改造された事やトイレを撤去された事を除けば、往年のキハ20に近い姿ですので、二俣線での思い出が蘇って来たのではないかと思います。
お住まいの地域からですと、湊線は遠いと思いますが、また茨城県方面へお出かけの際には、弊ブログの記事を思い出していただいて、湊線にご乗車いただければ、私の嬉しいです。
投稿: TOMO | 2009/09/08 01:14