水戸駅で出会ったトロッコ気動車「風っこ」
さて、ひたちなか海浜鉄道の撮影を終えて、勝田駅から常磐線で水戸駅へ移動する。
水戸に立ち寄ったのは、土産を買う事が一番の目的だったのだが、到着後、水郡線の1番線ホームを見てみると、こんな車両が停まっていた。
水戸駅の水郡線ホームに停まっていたキハ48改造のトロッコ気動車「風っこ」
トロッコ気動車「風っこ」は、かつて仙台地区に存在した貨車改造のトロッコ車を置き換えるために、2000年にキハ48を改造。仙台支社管内の小牛田運輸区に配属された。主に東北地区で運用される事が多いが、JR東日本管内の各路線へ出張する事も多く、2005年には青梅線でも運用された事が有る。この日は、「奥久慈風っこ号」として、水郡線水戸~常陸大子間を1往復した。私が見たのは、ちょうど常陸大子から戻って来て、折り返し、常陸大子に有る水郡線営業所へ回送されるところだったようだ。
せっかく出会えた「風っこ」。まだ発車時刻まで余裕が有るようなので、各車両を観察する事にした。
車内にはストーブも。
この「風っこ」は、トロッコ気動車であるが、冬季の運転に備えて、開口部に硝子戸をはめ込む事が可能となっており、その際には、ストーブが暖房機器として活躍する事になる。
難燃木材を採用した座席とテーブル。
夏の暑い日には、こう言う列車に乗って、涼しい風を体いっぱいに感じると、さぞや気持ちい事だろう。しかし、この日は、台風が近づいていた事もあり、午後からは雨と風が強くなってしまい、おそらく、「奥久慈風っこ号」も、途中から大変な事になっていたのではないかと思う。
常陸大子方キハ48 1541側から編成を見渡す。
ところで、「風っこ」の2号車を務めるキハ48 1541だが、以前撮影した時は、国鉄型気動車には珍しく、車番にハイフンが入っていた。
2005年11月に撮影した時は、ハイフンが付いていたキハ48 1541。
この事が頭の片隅に有ったので、今はどうなっているのか気になって見てみると・・・
ハイフンが消えた、現在のキハ48 1541。
あれから4年が経過し、この間の入場時にハイフンが消されたようだ。相方のキハ48 547は、当初からハイフンなしだったので、たまたま、この車両だけ誤ってハイフンが付けられたようである。
水戸駅で出会った珍客。久しぶりに「風っこ」に乗ってみたくなった。
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コメント
はじめまして!常陸大宮市に住んでいます。風っこ号の画像、素敵なの見つけて、感激してます!ブログに、転載させて頂きます。ありがとうございます!
投稿: アイアイファーム | 2010/04/30 07:09
アイアイファームさん、コメントありがとうございます。また、コメント返しが遅くなりまして申し訳ございません。
この度は、弊ブログで取り上げた風っこ号の記事を貴ブログで取り上げていただき恐縮しております。この記事は、ひたちなか海浜鉄道への取材に出かけた帰りに、偶然にも、水戸駅で風っこ号に遭遇。撮影したものでした。本来であれば、もっと景色のいいところを走る風っこ号の写真をご紹介出来れば、この車両の更なる魅力をご紹介できたのだと思いますが・・・
今後とも弊ブログをどうぞ宜しくお願いします。
投稿: TOMO | 2010/05/13 02:05