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西武 38107Fの甲種輸送を撮影

西武鉄道では、今年度も30000系を16両増備することになっているが、この度、今年度増備車の第2陣である38107Fの甲種輸送が、11月27日から11月29日にかけて実施されることになった。

今年度増備第1陣の38106Fと同様、38107Fの甲種も撮影する事に。しかし、新秋津到着となる11月29日は、このところご縁が有って何度かお邪魔させていただいた、ひたちなか海浜鉄道のイベントも有ったのだが、前回の38106Fの甲種輸送が、西武鉄道線内での撮影をしていない事も有り、今回は、地元、西武鉄道の甲種輸送の撮影を優先する事にした。(ひたちなかの記事を楽しみにしていた皆様、ごめんなさい。)

38107Fの甲種輸送は、新秋津に昼頃の到着となる。まずは西武線内のE31の送り込みを撮ろうと思い支度をしたのだが、ちょっと出遅れてしまった。そこで、武蔵野線内の様子を撮影しようと、国分寺・西国分寺を経由して府中本町へと移動する。途中の西国分寺にて、いつもお世話になっている方達と合流して、府中本町へと向かうが、駅のホームは予想以上に混み合っていた。そこで、駅前からタクシーに乗り込み、多摩川の河川敷へ。多摩川の鉄橋を渡る38107Fを撮影する事にした。この場所、お天気が快晴で有れば光線状態は悪くなるが、今日は天気も下り坂で曇って来た事から撮影が可能となった。私達は現地に通過10分ほど前に到着。先行の貨物列車で練習を重ねた後、本番を迎える。そして、11時43分頃の事、国鉄色のEF65 1064号機に引かれて、38107Fがゆっくりとやって来た。

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国鉄色のEF65 1064号機に牽引され、多摩川を渡る西武38107F。

この38107F、日立製作所のある山口県の下松から、28日夜の横浜羽沢までの間は、EF200が牽引を担当したらしいが、新秋津到着となる29日に関しては、横浜羽沢から牽引機が変更となっている。今回は、御覧のように、国鉄色を維持する、新鶴見機関区のEF65 1064号機が牽引を担当した。

多摩川の鉄橋での撮影を終えた私達は、徒歩で西武多摩川線の是政駅へと移動する。未だに低運転台の101系電車が活躍を続けている多摩川線だが、この車両の置き換えも、まもなく開始されるようだ。今回は、時間の都合上、簡単な撮影しかしていないが、近いうちにこの線も改めて訪れなければならないだろう。

その後、武蔵境・国分寺・東村山・所沢と乗り継いで、西所沢へ。ここから小手指方向へ歩き、38107Fを撮影するのだが、どのポイントも既に多く鉄道ファンが待機しており、なかなか撮影場所が確保できない。ようやく、西所沢6号踏切に落ち着き、撮影準備を始めた頃には、38107F甲種通過のおよそ8分前となっていた。直前に来る下り列車で練習をするが、やって来たのは、この車両であった。

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38107F甲種通過直前にやって来た32103F+38105F。

38107F甲種の前にやって来た30000系10連の回送。既に活躍中である、昨年度の増備車を直前に撮れた事で、これからの撮影に向けて気合が入る。

そして、30000系回送通過からおよそ4分後。E34+E31に牽引された38107Fがゆっくりと近付いて来た。

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E34+E31に牽引されて、西武線内を行く38107F。

踏切の小手指方で撮影していた事も有って、この場所では後追いも撮影がし易かった。

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コンデジで後追いも撮影。ゴールの小手指車両基地までは、あと僅か。

この後、私達は徒歩で小手指駅方面へと移動。小手指車両基地に到着した38107Fの入れ替え作業を観察する事にした。線路沿いの道で待機していると、38107Fの入替作業が始まった。

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小手指車両基地内で入替中の38107F。

そして、入替終了後、38107Fから切り離されたE34+E31は、夕方の返却回送まで、101系2連の隣に停められていた。

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大役を果たして、小手指車両基地内で小休止するE34+E31。

2両編成の101系と隣り合わせで停まっているE31を見ると、この機関車の小ささが改めて伝わって来る。

この後、いったん帰宅した後、夕方の返却回送に合わせて再度出動する。今回の返却回送は、38107Fの西武線内の搬入が日中に終了している事から、早い時間帯に行われた。どうも、今年2月、小手指車両基地で開催されたバレンタインデーイベントの際に、E31の3重単が展示されていたが、この時の返却回送と同じダイヤだったようである。まずは、所沢で撮影をしてみる。

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所沢駅6番線に停車するE34+E31。

5番ホームには多くのファンが集まっていたが、彼等に混ざって、一般のお客さんも携帯電話を使用して撮影すると言うシーンが見られた。

所沢での撮影は早めに切り上げて、先行する飯能行きで仏子へ。停止位置が、ホームより前に出される可能性も有った事から、入線シーンを流し気味で撮るつもりで準備をしていたのだが・・・

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仏子駅中線に停車するE34+E31。

なんと、乗務員さんの粋な計らいだったのか、所定の停止位置よりも手前に停まってくれた。(ありがとうございます!)そのお陰で、じっくりと撮る事が出来、大満足である。

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そして最後はお馴染み飯能駅での撮影。

仏子駅での撮影後は、後続の飯能行きで飯能へと移動。ここで最後の撮影をする。なかなかヘッドライトを点けず、ようやく出発直前にライトが点いた。ライトを点けた状態での撮影チャンスは、僅か1分ほどだったが、どうにか撮る事が出来た。

この撮影を以て、29日の38107F甲種輸送関連の撮影を終了とした。撮影後、飯能駅で折り返し乗車のために精算を済ませて、停車していた上りの急行に乗車して帰宅した。

こうして、30000系今年度増備車は、予定数である8両編成2本16両の搬入が終了した。本日入線した38107Fも整備終了後、営業運転に就く事になると思うが、一つ気になるのが、先に入線した38106Fの動きである。どうやら南入曽車両基地へ回送されたようであるが、未だに営業運転に入れた形跡がない。38106Fの今後の動向も気になるところ。そして、30000系増備車の営業開始により、既存車両にどういった動きが出るのかも、これから注目して行かなくてはならないだろう。

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コメント

「1番のりば」の記事によりますと、下松~横浜羽沢間はEF200―6が牽引しました。

投稿: 岩崎友裕 | 2009/11/30 08:29

岩崎友裕さん、コメントありがとうございます。

横浜羽沢まで牽引を担当したEF200は、6号機でしたか。EF200が引っ張ったと言う話は聞いていたのですが、記事作成時に牽引機の車号までは確認していませんでした。

補足説明ありがとうございました。

投稿: TOMO | 2009/12/01 01:26

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