西武 入間航空祭ダイヤを観察する 前編
11月3日のお話。
毎年恒例の行事、航空自衛隊入間基地で航空祭が開催された。会場への最寄駅は西武池袋線の稲荷山公園駅。西武鉄道では、毎年、臨時列車を増発して対応しており、このブログでも航空祭ダイヤの観察記を取り上げている。今年も11月3日は、この航空祭ダイヤの模様を観察してきた。
前夜、所沢駅まで出向き、駅構内に掲出してある臨時列車の時刻表を確認してきた。掲出してあった臨時列車の時刻表によると、今年も朝は早く、所沢8時34分発の入間市行きが臨時列車一番手であった。そこで、この列車に間に合わせて所沢へと向かった。8時30分頃、所沢駅に到着し、5番ホームへ向かうと、ちょうど臨時の入間市行きが入線してきた。
恒例の入間航空祭ダイヤの観察。今年の臨時列車一番手は、2000系8連による各停入間市行き。
臨時の入間市行き一番手は2067Fだった。まずはホーム上で撮影した後、この入間市行きに、入間市まで乗り通す事にした。
所沢8時34分発の入間市行きは、定期列車の小手指行きの延長運転であった。所沢出発時に、乗務員室内の列車番号表示機を確認すると、行先は入間市行きとなっているが、列車番号は5211のままであった。しかし、小手指を過ぎると、列車番号が臨時列車を現す5901を表示していた。
小手指以遠、延長区間での列車番号表示機。
列車は、稲荷山公園で航空祭会場へ向かう乗客を降ろし、ガラガラの状態で入間市駅へと向かう。入間市駅の到着ホームは、通常は特急列車などが入線する2番ホーム(注:特急は対面側となる1番ホームでの客扱い)側への入線となった。引き続き、乗務員室内の列車番号表示機を観察していると、ドアが開く直前に列車番号表示機の表示内容が切り替わった。
入間市駅到着直前に、列車番号表示機が回送列車の列車番号に切り替わった。
到着後、回送となるため、流石に列車番号が確定した後の赤文字は撮影できなかったが、それでも、この表示が撮れた事で、入間市到着後は、飯能へ回送されると言う事が解った。
回送列車として飯能へと向かう2067F。
入間市到着後は、精算を済ませて、今度は武蔵藤沢へと折り返し、入間市行きの撮影に移る。まずは、2本目の列車からの撮影となるが、私自身の武蔵藤沢到着から、入間市行きの到着まで、時間があまりないため、まずはホーム上での撮影となる。
20108Fの準急入間市行きは、準急小手指行き4203列車の延長運転。
3007Fの各停入間市行きは、各停小手指行き5213列車の延長運転。
武蔵藤沢駅では、以上2本の入間市行きを撮影したところで、地元在住の入間住民氏が、武蔵藤沢2号踏切で撮影をしているとのことで、私も合流する事にした。
合流後、すぐに入間市行きがやって来た。
2000系10連による快速入間市行きは、快速所沢行き3301列車の延長運転。
運行番号08Mの各停飯能行きは、新木場発各停小手指行き6511列車の延長運転。
この臨時飯能行きは、3分ほど遅れが出ており、後続の渋谷発快速飯能行きが、すぐ近くまで迫っていた。
32101F+38103Fの快速入間市行きは、快速所沢行き3303列車の延長運転。
30000系による入間市行き。昨年は、30000系による入間市行きの運転は無かった筈なので、この列車が、30000系史上初の入間市行きとなった筈である。
稲荷山公園駅に停車する臨時特急「むさし83号」
運行番号64Mの準急飯能行きは、新木場発準急小手指行き4503列車の延長運転。
2000系10連の快速入間市行きは、快速所沢行き3305列車の延長運転。
運行番号27Sの各停飯能行きは、渋谷発各停小手指行き6703列車の延長運転。
東京メトロ10000系による各停飯能行き。平日の早朝などには見られるようだが、休日の昼間に見るのは、航空祭ダイヤらしいシーンである。
9101Fの快速入間市行きは、快速所沢行き3307列車の延長運転。
運行番号04Mの準急飯能行きは、新木場発準急小手指行き4509列車の延長運転。
ここまで、下り列車ばかり撮影してきたが、ここで1本だけ上りの注目列車を撮る事にした。それは、東京メトロ10000系による西武線池袋行きの急行電車である。実は、この運用、昨年も存在しており、2142列車に東京メトロの10000系が使用されたらしい。そこで、今年も2142列車を狙ってみたのだが・・・
東京メトロ10000系、10111Fによる急行池袋行きは2142列車。
やって来たのは、御覧の通り、東京メトロ10000系、10111Fだった。10000系の西武線池袋入線は、この日の午後にも10112Fが、準急池袋行きとして入線したようである。
メトロ車のイレギュラーな上り急行を撮った後は、再び下りの入間市行きの撮影に移る。
9103Fによる各停入間市行き。
所沢駅に掲出されていた臨時列車の時刻表によると、この列車は、所沢11時37分発の入間市行きのようである。同じ時刻で準急小手指行き4207列車が有るのだが、この4207列車は、清瀬発各停池袋行き5806列車の折り返しとなる事から、所定8両編成の列車である。その為、所沢駅に10両編成の9000系を送り込んで、4207列車から接続を取る形で、この時間帯に、稲荷山公園駅を通過する列車を10両編成で統一させようと言う事なのかもしれない。
32102F+38104Fによる準急入間市行きは、準急所沢行き4301列車の延長運転。
この準急入間市行きは、背後からやって来た上り列車によって被られてしまい、後追いのみの撮影となった。
32103F+38105Fによる準急入間市行きは、準急小手指行き4209列車の延長運転。
32101F+38103Fによる準急入間市行きは、準急小手指行き4211列車の延長運転。
4211列車の延長運転となる準急入間市行きが、所沢駅に掲出されていた臨時列車の時刻表の最終列車だったので、入間航空祭ダイヤの観察も、この列車を以て、いったん終了とする事にした。
それにしても、ラスト3本の準急入間市行きが、全て30000系での運転とは・・・
後編に続く。
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