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臨時快速「ぶらり高尾散策号」を撮影

11月28日のお話。

11月最後の土曜日となったこの日は、朝から自宅でのんびり過ごしていたのだが、夕方から多摩川の河川敷へ、中央線の臨時列車の撮影に出かけた。

季節は秋。中央線沿線では、高尾山の紅葉が見頃を迎えている。JR東日本水戸支社では、東京近郊の紅葉の名所でもある高尾山へ、常磐線沿線から乗り換えなしで行ける臨時快速列車「ぶらり高尾散策号」を初めて運転する事となった。運転日は11月21日と28日。日頃は中央線を走行しない、勝田車両センター所属の485系電車での運転と言う事で、是非とも撮影しておきたいと思っていたのだが、21日の運転に関しては、私自身すっかり忘れていた。そこで、28日については、しっかりと撮影しておきたいと思っていたのだが、朝の高尾行きに関しては出遅れてしまい、夕方のいわき行きの撮影に賭ける事にした。

私は、自宅を15時30分に出発した。しかし、この頃から雲行きが怪しくなり、暗くなってきた。これで撮影出来るのか不安に思いながらも立川へと移動する。そして、立川駅南口から立川バスに乗り込み、多摩川の河川敷を目指した。16時12分頃、現地到着。「ぶらり高尾散策号」の日野駅通過は16時18分なので、何ともギリギリのタイミングである。早速カメラの準備をするが、かなり厳しい状況。カメラのISOを640まで上げて、何とか撮影できる状態になった。そして、上りの快速電車2本で練習を重ねた後、16時18分、勝田車両センターの485系による「ぶらり高尾散策号」が、多摩川の鉄橋を通過して行った。

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夕闇迫る中、一路いわきを目指す「ぶらり高尾散策号」

両端の先頭車が、北海道で使用された実績を持つ485系1500番台車で構成された、勝田車両センターの485系K60編成。御覧のように、ヘッドマークは「臨時」と、ややさびしさが残るが、同編成の最大の特徴である4つ目ライトを点灯させて走る姿を、この場所で記録できた事は良かったと思う。

撮影後、走り去る列車を眺めてみた。車内は、そこそこの乗車率である。この列車、全車座席指定とのことで、殆どの方が常磐線方面へお帰りになると言う事であれば、この列車の設定は、ある程度成功と言えるのではないかと思う。今後は、初詣臨などで再び高尾へ来てくれる事を祈念しつつ、撮影地を後にした。

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コメント

 こんにちは。

 中央線(中央東線)に、かつて北海道を駆け抜けたことのある485系1500番台の姿───珍しい取り合わせですね《私もこの取り合わせに関しては過去に記憶無しです》。
 夕闇迫る曇天の下を4つ目の前照灯と「臨時」のヘッドマークを光らせながら駆け抜けるさまは、幻想的に思えます。

 それにしても、貴重なシーンでしたね。

投稿: 南八尾電車区 | 2009/12/05 15:20

南八尾電車区さん、コメントありがとうございます。

中央本線は、低断面トンネルで有名な路線でしたので、485系のように運転席上にライトがある車両は、殆ど無縁と言う状況でしたが、今回は臨時快速と言う事で、高尾までの入線となりました。かなり厳しい撮影条件でしたが、夕闇と485系のバランスが思ったより良くて、良い感じに仕上がってくれました。

ちなみに、中央線と485系(ジョイフルトレインを除く)の入線実績を見てみますと、他には「ムーンライトえちご」用の485系が、「フェアーウェイ号」として到着した直後、折り返しの下り「ムーンライトえちご」までの間、三鷹車両センターに回送されますので、新宿~三鷹間では、時々見る事が出来ます。1500番台車を含むT18編成が充当される可能性も有りますので、1500番台車の中央線入線実績と言う点では、初入線ではないのですが、多摩川の河川敷では、珍しい部類に入ると思います。

投稿: TOMO | 2009/12/06 21:42

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