京王6000系リバイバルカラー編成を撮影
さて、デワ600+「DAX」の回送を撮影するために、京王線沿線を訪れた2月7日の朝の事。高幡不動駅に到着すると、同駅の京王八王子方にある引き上げ線には、こんな車両が停められていた。
6000系デビュー当時のカラーが復元された6416F。
1970年代から80年代にかけて京王電鉄の代表的車両としても活躍してきた6000系車両だが、9000系車両の増備も進み、現在運用中の車両も、2010年度中には全廃する事を既に発表している。そんな6000系の功績を称えるべく、昨年11月に、6000系が登場した時のカラーを、2連の6416Fに再現した。今回、6416Fに再現された旧塗装は、1972年当時の車両に塗られたときと同じく、前面の帯の処理が5000系に準じた仕様となっていること、更に1972年から1年ほどの間だけ見られた、正面の行先表示機部分をアイボリーのラインで区分けした仕様になっている事が注目される。1984年に増備された6416Fには、実際、この姿で運転されたという実績は無い。それは、我が地元を走る西武鉄道多摩湖線の261Fも同様の事。現代の姿で運用中の車両に、デビュー当時の姿を施す訳だから、当然の事ながら、そう言った矛盾点が生まれて来る。それでも、こうして昔の塗装を施す事で、少しでも懐かしさを感じる事が出来るのだから、私は、こう言うのも有りかなと思っている。
せっかく出会えたリバイバルカラーの6000系だが、この日は残念ながら、走行シーンを取ることはできなかった。
さて、リバイバルカラーになった6416Fだが、お目にかかったのは、実はこの日が初めてではない。平日に休暇を頂いた昨年の12月3日の事であるが、この6416Fが競馬場線の線内折り返し運用に就いているとの情報を得た事から、急きょ、東府中駅へと出かけてきた。
競馬場線の折り返し運用に就く6416F。(2009年12月3日撮影)
2両編成の6416Fは、京王線の朝ラッシュ時の増結用の他、このように、平日の競馬場線での折り返し運用に就くのが運用の中心であり、撮影&乗車は平日が勝負となりそうである。
KTRのプレートも見事に復活。
この日は御覧のように生憎の空模様。本来であれば、線路沿いに出て競馬場線内の走行シーンも撮りたいところであったが、さすがに、この雨では駅から外に出ることなく、ホーム上での撮影で済ませてしまった。
前パンのクハ6866はスカートなし。
10両編成の時には、中間に入るクハ6866には、御覧のようにスカートが付けられていない。パンタグラフはシングルアームパンタになっているものの、スカートが付いていない分、クハ6866側の方が、6000系全盛期の頃の姿に近いかなと言う気がした。
リバイバルカラーの6416F。今度は、晴天の日に京王線を走る姿を撮影してみたい。そのチャンスが巡って来るのは、いつ頃になるだろうか。
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コメント
コメント欄に失礼します。
京王6000系。この2月22日で引退らしいです。
写真は幾らか手元に残ってるから、駆け込みの必要はないかな。
京王、期間限定で「高尾」のヘッドマーク復活−「6000系」車両の引退受け
http://hachioji.keizai.biz/headline/485/
投稿: ふずりな | 2010/02/12 21:18
ふずりなさん、コメントありがとうございます。
終焉迫る6000系ですが、2月22日付で引退するのは、8両編成の6017で、2両編成と4両編成に関しては、2010年度末まで運用される模様です。
なお、ご紹介いただいた「高尾」のマークを掲出して運転するお別れイベントですが、諸般の事情により、2月13・14日分は中止となりました。よって、撮影&乗車のチャンスは、20・21日の2日間のみとなるようです。
投稿: TOMO | 2010/02/13 01:15