がんばれ受験生!ひたちなか海浜鉄道の合格列車
さて、大学・高校の受験シーズンも、いよいよ佳境に突入したが、先日訪れた、ひたちなか海浜鉄道湊線では、1月19日から2月下旬までの間、五角(ごーかく)のヘッドマークを付けた「合格列車」を運転している。キハ3710の新塗装車両のお披露目が行われた2月14日にも、合格列車は運転されていたので、撮影してみた。
受験シーズン到来に合わせて、ひたちなか海浜鉄道では、今年も合格列車を運転している。
この日、新塗装のキハ3710-02と連結して運転されていた、キハ3710-01。御覧のように、この車両にも五角形のヘッドマークが掲出されている。
ヘッドマーク部分をアップ。
このヘッドマークは、ひたちなか海浜鉄道の前身である、茨城交通時代から続いており、全部で3種類のマークが存在している。
先程のキハ3710-01に掲出されていたヘッドマークは、合格の「格」の字が書かれたものであったが、この日は出番が無く、那珂湊駅構内に留置されていた旧型車両には、このようなヘッドマークが掲出されていた。
同じく合格列車のヘッドマークが掲出されていたキハ2005。
国鉄急行色に塗装変更されて、元日に撮影をしたキハ2005にも、御覧のように合格列車のヘッドマークが掲出されていた。
キハ2005のヘッドマーク部分をアップ。
こちらの車両には、合格の「合」の字が書かれている。読者の皆様は、もうお気付きでしょう。「合」と「格」。この2つの列車が、列車交換をする那珂湊駅で出会う事により、「合格」の光景を見る事が出来ると言うのである。
検修庫内にいたキハ222にも「合」のマークが。
各車両とも、阿字ヶ浦方は「合」と「格」のマークが掲出されているが、勝田側に関しては、各車両とも「かつた」のマークが掲出されている。
「かつた」のマークが掲出された、キハ37100-03の勝田側。
この日、キハ37100-03は、新塗装車お披露目イベントが行われていた時間帯に限り、合格列車のヘッドマーク掲出を中止し、新デザインの作品名である「曙光の大地」のヘッドマークを掲出していたが、夕方になってから、合格列車の姿へと戻り、このように勝田側のヘッドマークである「かつた」のマークを撮影する事が出来た。
「かつた」のマークをアップで。
このように、3種類のマークや、縁起の良いきっぷ等で沿線の受験生を応援する、ひたちなか海浜鉄道。茨城交通からの継続しているこの企画は、今後も継続して行われるものと思われる。
なお、車両面で一つ気になったのが、準急色のキハ2004。この車両には、合格列車のヘッドマークが掲出されていなかった事から、暫く営業運転に就いていない様子。同車両の今後の動向が少しだけ気になった。
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コメント
ありがとうございます。
お年よりはなかなか大変で。
(吉田)
投稿: ひたちなか海浜鉄道 | 2010/02/19 21:12
このHM、茨城交通時代に駅長さんが手作りされたという話を聞いています。去年は、それの上に新社名を貼り付けて・・・今年のは間近で見ていないので新規作成なのかどうかわからないのですが、もともと食玩メーカーとのタイアップ企画だったものが、今も風物詩のように残っているのはおもしろいですね。
投稿: 舞 | 2010/02/20 13:15
コメントありがとうございます。
>ひたちなか海浜鉄道吉田社長さん
旧型車両は、ベテラン選手揃いですから、メンテナンスも大変でしょうね。無理の無い範囲で、我々鉄道ファンの目を楽しませてもらえばと思っております。
>舞さん
ヘッドマークですが、茨城交通時代の物を流用しているようで、画像では分かりにくいですが、キハ37100-03に掲出された「かつた」のマークは、茨城交通の文字がうっすらと見えました。
投稿: TOMO | 2010/02/23 13:05