ハイブリッド方式入換機関車 HD300-901号機の甲種輸送を撮影
JR貨物では、貨物駅等で入換用として活躍中のDE10形ディーゼル機関車の老朽置き換え用として、高性能電池技術を応用したハイブリッド方式入換機関車、HD300形の開発を進めているが、この度、試作機である901号機が、製造元である、東京都府中市の東芝府中事業所で落成。本日、東京貨物ターミナルへの甲種輸送が実施される事となった。
この甲種輸送の日程については、鉄道ダイヤ情報誌にも掲載されていた。注目の新形式機関車と言う事で、その姿は是非とも自分の目で確かめておきたいと思い、ダイヤ情報誌が発売された時点で、この日は休暇を取る方向で調整を進めていた。予定通り、休暇を取る事で来た事から、本日は、このHD300の甲種輸送の撮影に出かけてきた。
久し振りの平日休み。と言う事で、朝から自宅で色々と野暮用を済ませていた。HD300は、東芝府中事業所を11時13分に出発し、まずは新座貨物ターミナルへと向かう。その間、西国分寺で40分ほど、そして新秋津で7分ほどの停車時間があった。何とものんびりとしたスタートである。その為、まずは西国分寺から撮影をスタートさせる予定だったのだが、野暮用が遅れてしまい、既に時刻は11時を過ぎてしまった。時間的には、西国分寺で追いつくことが可能だったが、西国分寺駅では、出発信号機の位置関係から、ホーム上から見えにくい場所に停まっている事は解っていたため、直接、新秋津へ向かう事にした。
自宅を11時30分頃に出発。新小平から武蔵野線電車に乗り込んで、新秋津駅に到着したのは、12時頃の事であった。早速、上りホームの西船橋方へと向かうが、月末の平日にも関わらず、ホームには大勢の鉄道ファンが、HD300の到着を待っていた。まあ、学生さん達は春休みだし、人が多いのは当然かと思いながら、撮影準備を進める。とりあえず、HD300の後追いだけに専念して待機する事にした。205系の府中本町行きが直前に到着したので、タイミングが掴みにくい状態だったが、どこからか、「来たぞ」と言う声が聞こえてきたため、自分の頭も撮影モードに突入。無事にHD300を撮影する事が出来た。
ついに姿を現した、ハイブリッド方式入換機関車、HD300-901号機。
赤い車体のHD300形。最新の技術を誇る入換機関車で有りながら、良く見ると、置き換え対象となるDE10形の流れを汲んだデザインである事が解る。入換業務に徹すると言う事で有れば、DE10は優れたデザインと言えるのかもしれない。
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