桜満開 御殿場線山北駅へ

さて、新蒲原で不完全燃焼気味の撮影を終えた私は、東海道本線の上り普通列車に乗り込んで沼津へと移動する。更に沼津から御殿場線に乗り換え。目指すは山北駅。御殿場線の名物とも言える山北の「桜のトンネル」の見物である。

弊ブログでは、これまでに２００６年、２００７年、２００９年と、過去３回取り上げており、この時期の山北駅訪問は、恒例企画として定着している。今回、新蒲原の桜が満開であれば、そちらを優先にするつもりであったが、結局は、今年も山北駅に立ち寄る事となった。

沼津からの御殿場線普通列車で山北駅へ。到着直前に、満開の桜が見えてきた。ここは期待通り満開であった。そして、この電車の後には、３７１系による新宿行き「あさぎり６号」が迫っている。まずは、この列車から撮影を開始しよう。私は改札を出て、駅に隣接している鉄道公園経由で、桜のトンネルが見下ろせる陸橋へ向かう。ちょうど、鉄道公園では、恒例の桜まつりを開催しており、お祭りムードに浸りながら歩いていたら、お目当ての陸橋には、３７１系の通過ギリギリの到着。リュックの中にある４０Ｄの準備が間に合わず、コンデジでの撮影となってしまった。

満開の桜の中を走る３７１系「あさぎり６号」

欲を言えば、もう少し左側によって撮りたかったのだが、さすがに特急列車と合わせて撮影しようと言う方も多く、この場所を抑えるのが精いっぱいだった。無理をしないで、ホーム上から撮るという手段も有ったのだが、この列車は、昨年もホーム上から撮影しているので、今回はこの場所からの撮影とした。

この後、私は御殿場方に進み、駅から数えて３つ目となる陸橋上から、普通列車を撮影する事にした。陸橋上で待つ事およそ１５分。沼津からの国府津行き普通列車が桜のトンネルを抜けて行った。

３１３系Ｎ８編成による国府津行き２５６６Ｍ。

桜のトンネルを抜ける３両編成の３１３系。今回は縦アングルで撮影してみた。この場所では、更に、２５６６Ｍと山北駅で交換する２５７１Ｍも撮影したのだが、こちらはちょっと失敗してしまった。

この後、「あさぎり６号」を撮影した駅から２つ目の陸橋に戻り、後続の上り列車を待つ事にする。先程と異なり、普通列車と言う事も有ってか、陸橋上は空いており、ちょうど真ん中を確保する事が出来た。ここでは、線路の両側にある桜を強調するため、横アングルで撮影してみた。

３１３系Ｗ４編成他の国府津行き２５６８Ｍ。

前２両は、無線アンテナの位置及びパンタグラフの数から判断すると、３０００番台車のようである。よって、この列車は、セミクロスシートの２両編成＋ロングシートの２両編成と言う組み合わせである。２００９年の訪問時は、この列車（当時は２５７０Ｍ）で帰宅した事になっているのだが、当時はロングシート車のＷ編成が国府津寄りに連結されていた。連結順序が入れ替わっているが、基本的には、この当時と運用は変わっていないようだ。

２５６８Ｍ撮影後、私は山北駅へと戻り、後続の山北始発国府津行き２５７２Ｇで帰宅する事にした。その際、２５７２Ｇ出発の３分前に、下りの三島行き２５７７Ｍが出発するので、この列車をホーム上から撮影する事にした。

山北駅１番線から出発する三島行き２５７７Ｍ。

この２５７７Ｍは、本来であれば下り列車が発着する２番線に、山北始発の国府津行き２５７２Ｇが停車しているため、上り列車が発着する１番線からの出発となった。この日の撮り納めとして、１番線から出発する三島行きが撮れた事は良かったと思う。

撮影後、私は停車していた２５７２Ｇに乗り込み、山北を後にした。