京都駅で撮影した特急列車
さて、慰安旅行中に撮影した列車の紹介記事も、この記事が最終章となります。
最終日である5月23日の夕方は、京都駅で1時間ほど撮影をしたのだが、今回撮影したのは、103系や113系と言った国鉄型の通勤形・近郊形だけではなく、特急列車も一部撮影している。関西シリーズの最終章として、今回撮影した特急列車もご紹介しておきたい。
まずは、山陰本線を走る特急列車から。
京都駅は、山陰本線の起点となる駅である。山陰本線は、山口県の幡生まで、約670キロにも渡る本線だが、電化されているのは、途中の城崎温泉までと、伯耆大山~西出雲間のみ。その為、京都駅から発着する山陰本線の特急列車と言うと、福知山行きの「たんば」、城崎温泉行きの「きのさき」、綾部から舞鶴線に直通する東舞鶴行き「まいづる」、北近畿タンゴ鉄道に直通する天橋立行きの「はしだて」、そして北近畿タンゴ鉄道の車両を使用した「タンゴディスカバリー」の計5種類となっているが、このうち、183系電車で運転されている「たんば」「きのさき」「まいづる」「はしだて」に関しては、2011年春より、新型車両287系が投入される計画となっており、現行の183系での運転は、残り1年を切ってしまっている。そこで、183系で運転される特急列車を1本だけでも撮っておきたいと思っていたところ、運良く「はしだて」がまもなく出発と言う状況だった。とりあえず、列車が出発する京都駅の山陰本線ホームへと向かうが、ホームは薄暗いため、思うように撮影が出来なかった。そこで、ホームの大阪方の先端から、京都駅を出発して行くところを後追いで撮影する事にした。
京都駅を出発する特急「はしだて」
この「はしだて」に使用されていたのは、福知山電車区の183系B63編成。福知山電車区の183系は、JR東日本の183系と異なり、もともとは交直流特急形電車である485系電車を直流専用に改造したもので800番台を名乗る。更に、同じ183系800番台でも、もともと福知山線の特急「北近畿」に運用されていたグループと、1996年3月の山陰本線園部~福知山間他の電化開業により投入されたグループ、更に昨年度、北陸本線の特急「雷鳥」に運用されていた485系を改造したグループと、大きく3つに分ける事が出来るが、私が撮影した車両は、「北近畿」に運用されていた、国鉄特急色に赤帯を1本追加したタイプの車両だった。ちなみに、昨年度485系から改造された車両は、「雷鳥」時代の国鉄特急色を維持したまま営業運転に投入され、ファンの注目を集めたが、残念ながら、今年3月のダイヤ改正を機に、定期運用を離脱している。
| 固定リンク | 0
| コメント (3)
| トラックバック (0)
最近のコメント