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京都駅で撮影した特急列車

さて、慰安旅行中に撮影した列車の紹介記事も、この記事が最終章となります。

最終日である5月23日の夕方は、京都駅で1時間ほど撮影をしたのだが、今回撮影したのは、103系や113系と言った国鉄型の通勤形・近郊形だけではなく、特急列車も一部撮影している。関西シリーズの最終章として、今回撮影した特急列車もご紹介しておきたい。

まずは、山陰本線を走る特急列車から。

京都駅は、山陰本線の起点となる駅である。山陰本線は、山口県の幡生まで、約670キロにも渡る本線だが、電化されているのは、途中の城崎温泉までと、伯耆大山~西出雲間のみ。その為、京都駅から発着する山陰本線の特急列車と言うと、福知山行きの「たんば」、城崎温泉行きの「きのさき」、綾部から舞鶴線に直通する東舞鶴行き「まいづる」、北近畿タンゴ鉄道に直通する天橋立行きの「はしだて」、そして北近畿タンゴ鉄道の車両を使用した「タンゴディスカバリー」の計5種類となっているが、このうち、183系電車で運転されている「たんば」「きのさき」「まいづる」「はしだて」に関しては、2011年春より、新型車両287系が投入される計画となっており、現行の183系での運転は、残り1年を切ってしまっている。そこで、183系で運転される特急列車を1本だけでも撮っておきたいと思っていたところ、運良く「はしだて」がまもなく出発と言う状況だった。とりあえず、列車が出発する京都駅の山陰本線ホームへと向かうが、ホームは薄暗いため、思うように撮影が出来なかった。そこで、ホームの大阪方の先端から、京都駅を出発して行くところを後追いで撮影する事にした。

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京都駅を出発する特急「はしだて」

この「はしだて」に使用されていたのは、福知山電車区の183系B63編成。福知山電車区の183系は、JR東日本の183系と異なり、もともとは交直流特急形電車である485系電車を直流専用に改造したもので800番台を名乗る。更に、同じ183系800番台でも、もともと福知山線の特急「北近畿」に運用されていたグループと、1996年3月の山陰本線園部~福知山間他の電化開業により投入されたグループ、更に昨年度、北陸本線の特急「雷鳥」に運用されていた485系を改造したグループと、大きく3つに分ける事が出来るが、私が撮影した車両は、「北近畿」に運用されていた、国鉄特急色に赤帯を1本追加したタイプの車両だった。ちなみに、昨年度485系から改造された車両は、「雷鳥」時代の国鉄特急色を維持したまま営業運転に投入され、ファンの注目を集めたが、残念ながら、今年3月のダイヤ改正を機に、定期運用を離脱している。

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平城遷都1300年 「奈良デスティネーションキャンペーン」ヘッドマーク掲出編成を撮影

さて、今年は平城遷都1300年の節目の年と言う事で、JRグループでは、4月1日から6月30日までの3ヵ月間、「奈良デスティネーションキャンペーン」を展開している。今回、うちの職場の慰安旅行先が奈良になったのも、平城遷都1300年の節目の年と言うのが大きく影響しているのだが、この「奈良デスティネーションキャンペーン」を記念して、JR西日本では、大和路線を走る103系・201系・221系の一部編成に、「奈良デスティネーションキャンペーン」のヘッドマークを掲出して運転している。

慰安旅行初日の21日には、このヘッドマーク掲出編成を見る事が出来なかったが、2日目となる22日は、法隆寺へ向かうために、大和路線を利用したところ、このヘッドマーク掲出編成に当たったので、法隆寺駅にて撮影してみた。

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「奈良デスティネーションキャンペーン」のヘッドマークを掲出した201系と221系。

奈良駅から法隆寺駅までは、201系の各駅停車で移動したのだが、私がここまで乗車した各駅停車JR難波行きが、法隆寺駅を発車する際に、221系の大和路快速加茂行きが到着すると言うタイミングだった。201系と221系、出来れば、それぞれ別々に撮影したかったのだが、単独行動じゃないし、贅沢は言ってられない。と言うより、一度に両方撮れたんだからラッキーと思わなきゃいけないのかも。

法隆寺見学を終えて、タクシーで法隆寺駅に戻って来た一行。この後は、大阪方面に向かうのだが、運悪く大和路快速は目の前で出て行ってしまった。仕方なく、後続の各駅停車での移動となるのだが、早めにホームに入ると、奈良行きの201系が入線してきた。

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法隆寺駅に進入する201系。

今度は201系単独で撮影する事が出来た。先程と同様、この編成もヘッドマーク掲出編成である。良く見ると、1枚目の画像に写っている201系とは、ヘッドマークの掲出位置がやや違っている。ヘッドマークの構造に違いがあるのだろうか。ちょっとだけ気になった。

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塗装変更目前?京都総合運転所の113系と117系

さて、奈良線の103系を撮影していた5月21日の昼頃の事。ふと3番線を眺めてみたら、国鉄色の117系が停車しているのが見えた。そこで、奈良線の103系の撮影を中断して、117系を見渡す事が出来る4番線へと移動した。

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京都駅3番線に停車中の117系国鉄色編成。

国鉄時代、競合する私鉄各線に対抗するために、2扉転換クロスシート車として1979年にデビューした117系。京都・大阪・神戸を結ぶ最速達列車、新快速として約20年間、君臨してきた車両であるが、新快速の任務を、後輩の223系に譲った現在では、一部の車両が、和歌山・岡山・下関などに転用されたものの、8両編成2本、6両編成6本が、新快速として走っていた東海道本線の線路脇にある京都総合運転所に残り、湖西線や草津線のローカル列車に運用されている。

ところで、JR西日本では、アーバンネットワーク地域を除く管内各地域で活躍中の鋼製車両の塗装を、地域別に単色化する動きが進んでおり、京都地域においても、湖西線・草津線で活躍中の113系と117系に関しては、「和」をイメージした抹茶色にすることを発表しており、今後、徐々に塗装変更が進むものと思われる。117系に関しては、関西急電以来の伝統を守る塗装を纏っているだけに、何とか残してもらいたいものだが、既に岡山地区に転用された117系に関しては、中国地域の地域色である黄色に改められた車両も出ており、この京都においてもまもなく塗装変更されるものと思われる。

さて、今回撮影した117系だが、良く見ると大きな特徴があった。同編成の4号車付近をアップにしてみると・・・

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4号車のモハ116にもトイレを増設している。

JR西日本の117系は、新製時に、東京方の先頭車であるクハ117にトイレを設置していなかった。しかし、御覧頂いているS02編成と、もう1本、トップナンバー車両が含まれるS01編成に関しては、10年ほど前に、6号車のクハ117にトイレを増設。更に、昨年からは4号車のモハ116にもトイレを増設。その結果、この2編成に関しては、トイレが編成中3カ所にあると言う事になった。

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奈良線の103系を撮影

TOMO鉄NOWでも触れていますように、5月21日から23日にかけて、職場の慰安旅行で、奈良・大阪・京都と回ってきました。最終日の23日は、別行動を取って、現地で撮り鉄をしてこようかと思っていましたが、生憎の空模様で、撮影は取り止めにしましたが、京都駅等で、乗り換えの合間を利用して、少しだけ撮り鉄をしてきましたので、何回かに分けて、その模様をお伝えします。まず、第一弾は、奈良線の103系のお話。

今回の旅行では、京都駅で東海道新幹線を降りた後、宿泊先が、JR奈良駅に隣接しているホテル日航奈良だった事もあって、JR奈良線のみやこ路快速で移動する事にした。しかし、新幹線がパックツアーの関係上、ひかり号に限られてしまうため、京都駅では約30分ほど乗り換え時間があった。そこで、まず最初に撮影したのが、鴬色の103系である。

1984年に電化された奈良線。同線の各駅停車用として、電化当初は、当時、常磐緩行線で使用されていた103系1000番台車を改造した105系が投入されたが、105系は、1994年より桜井線・和歌山線に運用を集中させるため、奈良線の運用を離脱。現在では、大和路線(関西本線)や大阪環状線にも運用されている、奈良電車区の103系(4両編成)によって運用されている。

新幹線の連絡改札を抜けて、奈良線が発着する京都駅の8~10番線ホームへ向かうと、ちょうど103系による各駅停車城陽行きが出発して行くところだった。

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京都駅を出発する奈良線の各駅停車城陽行き。

良いタイミングで京都駅を出発して行った城陽行きに充当されていたのは、奈良電車区の103系NS416編成。関西地区の103系に多い、ヘッドライトの形が「ぶた鼻」と呼ばれるタイプの車両だ。首都圏からは103系が消滅して、今年で4年が経過。数を減らしてきたとは言えども、JR西日本では、まだまだ現役活躍中の姿を見ると、首都圏で活躍していた103系とは形も異なるとはいえ、何か懐かしさを感じさせる。

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さよなら中央線201系H4編成 高麗川・河辺号を撮影

5月16日のお話。

4月11日から実施されている中央線201系H4編成によるさよなら運転。八王子支社管内各地へのお別れ運転は、これまでに河口湖・武蔵五日市・奥多摩・初狩・笹子と行われ、この日、第五弾となる高麗川・河辺へのツアーが運転される事になっていた。H4編成のさよなら運転としては、最初で最後となる八高線への入線。201系自体、八高線へは、高麗川まで入線する運用が有ったが、いずれも4両編成での運転だった。今回のイベントでは、6両編成での入線と言う事で、今までにもあまり例は無い筈。と言う事で、今回は八高線の線内での撮影をメインとして、H4編成の撮影に出かける事にした。

前の記事でお解りの通り、前日は、秩父鉄道のイベントへと出かけたのだが、その疲れが影響してか、この日もスロースタート。それでも、201系さよなら運転のダイヤが遅い事が幸いし、何とか間に合うタイミングだった。とりあえず、前日までにネット上で検索して把握していた箱根ヶ崎~金子間の撮影ポイントを目指す事にする。

萩山を9時57分発の拝島行きで出発。途中、拝島で八高線に乗り換え、箱根ヶ崎駅に到着したのは、10時31分の事だった。接続が良かった事もあり、ここまでは順調。駅前からひたすら線路に沿って歩き、撮影地となる狭山池踏切に到着したのは、10時47分頃のことであった。既に、多くのファンが集まっており、自分一人入れるかどうか不安だったが、どうにか踏切近くに入れる場所を見つけた。通行する歩行者や車の邪魔にならないように、そっと踏み台を置いて待機。本番前に上り・下りとも1本ずつ列車があるので、この2本でタイミングを練習。本番に備えた。

現地到着からおよそ20分後となる11時03分頃の事、201系H4編成の団臨が、この狭山池踏切にやって来た。

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さよなら201系H4編成第五弾は、高麗川・河辺が目的地。まずは高麗川へ向かうため八高線内を行くH4編成を撮影。

カーブを曲がり、これから金子へ向けて長い直線区間に入ろうとする201系H4編成。御覧のように下り列車は逆光ではあるが、なかなか良い感じに撮る事が出来た。この後、すぐに向きを変えて後追いも撮ってみたが、ちょっと気持ちが焦ってしまったのか、失敗してしまった。

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籠原で安中貨物を撮影

さて、秩父鉄道の撮影を終えた私は、熊谷から高崎線の下り列車に1駅だけ乗車。お隣の籠原へと向かう事に。

夕方の高崎線の名物列車と言えば、もうお馴染み、安中貨物こと5781列車(常磐線内は5388列車)である。これまでに、弊ブログでは、安中貨物を何度か撮影してきており、撮影記も随時アップしている。同列車の牽引を担当するJR東日本田端運転所のEF81は、現在、後継車種となるEF510形電気機関車の増備が進んでおり、ある程度、両数がまとまった時点で、EF510への置き換えが一気に始まるものと思われる。また、使用する貨車についても、長年使用されてきたタキ15600に代わる、新型のタキ1200が、先日1両登場しており、近い将来、この列車の姿はガラッと変わってしまうかもしれない。そんな事もあって、この日も、安中貨物をしっかりと押さえたい。と言う気持ちになっていた。

籠原駅を降りて、線路沿いの道を熊谷方向へ進み、引き上げ線の脇の撮影地へ。安中貨物の通過までは、約20分ほどあるため、211系やE231系を撮影して暇を潰す。そして、16時40分頃の事。赤いEF81に牽引された安中貨物が前方より接近してきた。後方からは、上り列車も近付いており、俗に言う「裏被り」になってしまうかと思いきや、上り列車が来る直前に撮影する事が出来た。

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EF81 58号機牽引で籠原付近を行く安中貨物。

この日、安中貨物の牽引を担当したのは、赤一色のEF81 58号機。日頃から貨物列車を中心とした運用に就く車両だ。「北斗星」牽引に当たる星のマークがついた車両から比べると、華やかさは欠けるが、私自身、赤一色のEF81も嫌いではない。後方に続く貨車達も、処遇が気になるタキ15600形の他、トキ25000も連結されており、編成の長さも申し分ない姿であった。

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走り去る安中貨物。後追いも撮影。

逆光となるものの、安中貨物の後追いもしっかり撮影して、籠原での撮影を終了とした。

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秩父鉄道「2010わくわく鉄道フェスタ」会場へ

ここ数日、本業が多忙だったり、職場の慰安旅行があったりして、ブログの更新が大幅に遅延しておりましたが、本日より回復運転に努めて行きたいと思います。少々古い話からの更新となりますが、どうぞお付き合いください。

では、5月15日のお話。

毎年5月中旬には、秩父鉄道の広瀬川原車両基地で「わくわく鉄道フェスタ」が開催されている。2005年6月に初めて公開された時は、西武鉄道の武蔵丘検修場まつりと重なってしまっていたが、翌2006年からは5月中旬の開催に改められ、以降、5月の鉄道イベントの定番となった。今年も5月15日に「わくわく鉄道フェスタ」が開催される事になり、昨年同様、会場へ足を運んでみた。

前日、私は日付が変わる直前まで、西荻窪で開かれていた飲み会に参加していた。翌土曜日は、朝早く起きて広瀬川原へ向かうつもりでいたのだが、やはり朝が起きられず、結局、家を出発したのは10時を過ぎていた。とりあえず、新小平から武蔵野線に乗車し、南浦和・大宮と乗り継いだ後、高崎線で熊谷に到着したのは、12時を過ぎていた。早速、秩父鉄道の乗り場へと向かい、広瀬川原車両基地の最寄り駅である、ひろせ野鳥の森駅までの乗車券を購入。改札内へと進む。ホームに停車していた1000系スカイブルー編成の影森行きに乗り込むが、その際に、熊谷駅の電留線に、旧東急8090系を改造した7500系が停められているのを確認する。確か、イベントの主役となる筈だった車両だが、どうやら車両故障により、主役の座を降りたようで、更に、この日、秩父鉄道は、人身事故も発生しており、イベント当日は波乱のスタートとなったようである。

ひろせ野鳥の森駅から歩く事およそ10分。会場に到着したのは、12時40分頃のことであった。会場入り口を入り、まずは車両展示スペースへと向かう。まずは、3両の電気機関車が並べられた撮影コーナーへと進んで行った。

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横一列に並べられた電気機関車達。

秩父鉄道の特徴でもある鉱石列車の牽引に当たる電気機関車達も、毎年、このイベントでは展示されている。今年は、デキ505、デキ301、デキ107の3両が並べられたが、このうち、いちばん左側に停められていたデキ505は、御覧のように茶色に塗装変更されており、注目を集めていた。

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高円寺でリベンジ 山手線6扉車の廃車回送を撮影

5月13日のお話。

午後から大田区内の会社へ出かける予定となっていた木曜日。週の初めに、知人より、この日は山手線6扉車の廃車回送がありそうだと言う話を聞いていた。山手線6扉車の廃車回送と言えば、4月21日に西荻窪で撮影したところ、見事に被られてしまったと言う苦い経験があった。その為、機会があれば、もう一度撮り直したいと思っていた矢先の事。幸いにも、13日に訪問する会社の社長さんは鉄道ファンだし、一眼持参で仕事に行って社長との雑談ネタにしても良いか・・・と言う思いになり、この日は一眼レフ持参で出勤となった。

西荻窪の事務所を12時30分頃出発。どこで撮影しようと考えながら電車に乗って下車したのは高円寺。現地に到着したのは、廃車回送通過のおよそ25分前であるが、既にこの時点で同駅のホームには先客が5名ほどと言う状況。とりあえず、場所を確保し本番を待つ。ダイヤ上、この駅ならば被られない筈なのだが、どうしても、先日の西荻窪での被りの思い出が蘇り、不安が残る。

13時12分頃の事。前方よりEF64の姿を確認。撮影体制に入る前に、念のため、後方を確認するが、緩行線を走る列車は無く、被りはない。安心して撮影体制に入った。

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EF64 1031号機に牽引され、長野を目指すE231系6扉車の廃車回送。

緩行線の新宿方面へ向かう列車は無い事が確認できていたが、実は、この時、上りの快速電車が高円寺駅に停車していた。そこで、廃車回送の背後に、上りの快速電車が入らないようにするため、最初はやや遠い位置で撮影してみた。牽引機は、前回の撮影時と同じEF64 1031号機である。

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2010年5月8日撮影の貨物列車

さて、201系のさよなら運転を撮影するために、中央本線を訪れた5月8日は、201系以外にも、中央本線を走る様々な列車を撮影している。その中から、この日撮影した貨物列車を取り上げておこう。

と言っても、今や中央本線を走る貨物列車は、その殆どがEH200の牽引。なんだ、そんな物撮っても面白くないだろう。と仰る方も多いかもしれないが、個人的には、EH200と言う機関車、結構お気に入りなので、私はEF64と合わせて、EH200も積極的に撮影している。

まずは、初狩駅で撮影したこの列車から。

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EH200-4号機が牽引する95列車。

根岸発竜王行きの95列車。コンテナ車の後ろには、緑色のタキの姿が確認できると思う。つまり、この列車はコンテナと石油輸送の混結列車なのだが、夏場になると石油輸送のタキが外れて、コキのみの編成となる。大きなEH200が、たった4両のコンテナ車を牽引すると言うアンバランスな所が、私は魅力的だと思うが、コキとタキの混結と言うのも、中央本線らしくて、この列車は私のお気に入りの貨物列車の1つと言っても過言ではない。

そして、今度は夕方、上野原で撮影したこの列車を。

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EH200-10号機が牽引する5479列車。

根岸発南松本行き5479列車。先程の95列車と異なり、この列車は全車両がタキで構成されており、編成美が保たれている。コンテナ車よりもタキばかりの列車の方が、中央本線の貨物列車らしくていいと思うのは、私だけだろうか。

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さよなら中央線201系H4編成 初狩・笹子号を撮影

5月8日のお話。

4月11日から実施されている中央線201系H4編成によるさよなら運転。八王子支社管内各地へのお別れ運転は、これまでに河口湖・武蔵五日市・奥多摩と行われ、この日、第四弾となる初狩・笹子へのツアーが運転される事になっていた。第3弾である奥多摩は、他のイベントと重なった為、撮影に行っていなかった事から、今回の初狩・笹子は、是非記録しておきたいと思っていた。そんな中、弊ブログと相互リンクを組んでいるブログ、未来色スケッチの管理人であるつぐみさんのお友達で、いつもツイッターでフォローしていただいているカノコさんが、ツイッター上で、201系のさよなら運転を初狩まで追い掛けてみたいと言う話になり、今回の撮影にお誘いする事になった。と言っても、私一人でカノコさんをご案内した訳ではなく、お馴染みちろ氏たけしー氏にもご協力いただく事に。

当日。このツアーの見所でもある、初狩駅でのスイッチバックシーンを記録するには、出来るだけ早い時間帯に、初狩入りする必要があった。そこで、三鷹への送り込みは、豊田駅周辺で撮影する事とし、8時50分に豊田駅で待ち合わせと言う事にしていた。しかし、この日の中央線は、5時32分頃に発生した西荻窪駅での人身事故の影響によりダイヤが乱れており、集合場所に一番近い私が、約5分ほど遅刻。更に、カノコさんは私が乗車していた中央線の2本後の列車に乗っているとの事で、結果的に全員が豊田駅に揃ったのは9時頃になってしまった。当初の予定から10分遅れで、ようやくこの日のメンバーが揃う。人身事故が原因とは言え、何やら波乱のスタートを予感させる。当初の計画では、駅の外で三鷹へ向かう201系を撮影する事になっていたのだが、201系の回送列車にも遅れが出そうな事、その後のスケジュールへの影響も考え、豊田駅ホームでの撮影に変更することにした。

我々4人は、とりあえず下りホームの東京方で待機する。最初は、我々だけだったこの場所も、徐々に人が増えてきた。そして、201系H4編成送り込み回送の出発時刻となったものの、H4編成の姿が見えてこない。やはり、回送にも遅れが出ている。下りホーム上で待つ事およそ20分。9時25分頃なって、ようやく201系H4編成が、豊田車両センターから出庫してきた。

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さよなら中央線201系H4編成、第4弾は初狩・笹子が目的地。まずは豊田駅で送り込みの回送を撮影する事に。

豊田車両センターから出庫してきたH4編成は、3番線へと入線してきたのだが、この駅は、最後部車両を八王子方に揃えて停める事になっており、入線してきたH4編成の先頭車が停まったのは、我々が待機していた場所よりも、だいぶ八王子方だった。

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人にやさしい鉄道を目指して 西武鉄道2010年度事業計画発表!

西武鉄道は、5月17日、2010年度の事業計画を発表した。昨年より1日早い発表となった、2010年度の事業計画。車両面や設備面で主だったものを挙げてみた。

車両関係
・30000系16両(8連2編成)の新製。
・6000系2編成に副都心線乗り入れ対応工事を実施。(これにより6000系池袋線所属全編成の工事が完了)
・2000系24両(8連3編成)ののバリアフリー化、車内表示機設置。
・2000系8編成に転落防止放送装置の設置。
・101系12両、2000系32両にドアチャイムの設置。

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今年度も16両が新製されるスマイルトレイン30000系。果たして、どちらの線に入る事になるのか?

スマイルトレイン30000系の新製両数は、昨年と同数の16両。鉄道ダイヤ情報誌によると、第1陣となる38108Fは、6月13日に新秋津到着となる。新製時期が例年より早いのは、多摩川線101系低運車の置き換えに伴う種車捻出のためと思われる。

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大宮駅で寝台特急「あけぼの」を撮影

さて、上越線で「SLみなかみ号」を撮影した5月5日、この日の最後の撮影は、大宮駅での寝台特急「あけぼの」の撮影だった。

「あけぼの」は、上野から東北本線・高崎線・上越線・信越本線・羽越本線・奥羽本線を経由して青森まで運転される寝台特急列車である。今や、上野駅に出入りする寝台特急は、「カシオペア」「北斗星」「あけぼの」の3種類のみ。この「あけぼの」も、今年12月には東北新幹線が新青森まで開業する事になっているため、新幹線開業後の「あけぼの」の動向も気になるところではある。

何かと注目度が上がりつつある「あけぼの」ではあるが、今年3月のダイヤ改正から小さな変化が二つ現れている。まず一つ目は、上野~長岡間の牽引機。2009年3月の改正から、上野~長岡間の牽引機がEF64に変更となり、この運用増のために、高崎車両センターから0番台車2両(37・38号機)が長岡運転所に転属となり、主に「あけぼの」の牽引に充てられていたが、「北陸」の廃止に伴い、EF64の1000番台車に余裕が出た事もあり、現在では1000番台車での牽引となっている。そして、もう一つは、下り列車の大宮駅での発車番線。秋田新幹線開業後、高崎線・上越線・信越本線・羽越本線経由に改められた後も、青森へ向かう寝台特急と言う誇りからか、東北本線(宇都宮線)が発着する9番線からの発車だったが、今回のダイヤ改正より、高崎線が発着する8番線からの発車に変更となった。この変更により、大宮駅での「あけぼの」のバルブ撮影はしやすくなった。

そこで、この日最後の撮影として、大宮駅での「あけぼの」のバルブ撮影を実行したのであった。

私は、高崎より普通列車で大宮へと向かう。大宮に到着したのは、「あけぼの」発車のおよそ20分前の事。この時点で、先客は2名。「あけぼの」を撮影する人は少ないなあと思っていたところ、発車時刻が近付くにつれて、徐々に撮り鉄さんの数が増えて行った。とは言うものの、まったりと撮影できる程度の数。私も落ち着いて撮影をする事に。

21時38分、寝台特急「あけぼの」は、定刻通り8番線に到着。早速撮影を開始する。

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大宮駅8番線に停車中の寝台特急「あけぼの」

この日、「あけぼの」の牽引を担当したのは、双頭連結器装備のEF64 1032号機。電車の牽引も可能な車両で、1032号機は、最近になって追加で双頭連結器に改造された車両である。日頃は、新津車両所で製造された新車を運んだり、首都圏の車両基地で廃車になった車両を、解体作業が実施される長野総合車両センターへ運ぶための配給列車の牽引を担当しているが、配給列車の運転が無い時は、このように寝台特急を牽引する事もある。

この撮影を以て、この日の撮影を終了。183系、D51、そして最後はEF64の「あけぼの」と、国鉄型車両三昧の長い1日が終わった。

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SLみなかみ号を撮影

さて、北浦和駅で「足利藤まつり号」を撮影した後は、大宮より長野新幹線「あさま」で一気に高崎へ。ここから上越線へと進んで行く事に。

高崎総合車両センターに在籍し、普段は上越線のSLみなかみ号を中心に活躍中のD51 498号機。この5連休も、ホームグラウンドである上越線の高崎~水上間で、「SLみなかみ号」として運転される事になっていた。しかし、今回の運転は、いつもと一味違う。D51 498号機は、今月末より中央本線へ出張して運転される事になっているが、その出張を前に、D51 498号機は、デフレクターが後藤工場形デフレクターに換装され、更に中央本線対策で集煙装置が取り付けられる等、だいぶ手が加えられている。

長野新幹線で高崎に到着した私。駅構内でトイレ休憩をはさんだ後、ここからSuicaを使用して水上方面へ。SLみなかみ号を牽引するD51 498号機は、既に高崎車両センターから出庫してきており、ちょうどホームに横付けされ、ホーム上には多くの鉄道ファンで賑わっていたが、私は、その光景に目もくれず、6番線に停車中の両毛線前橋行き(115系4両編成)に乗り込む。まずは、この列車で一発目の撮影をする井野駅へと向かう。およそ6分で井野駅着。

一発目の撮影を行う井野駅では、お馴染みちろ氏が待ち構えていた。私は、彼の背後にまわり、「SLみなかみ号」の通過を待つ事に。107系2連による両毛線伊勢崎行きの通過からおよそ2分後、「SLみなかみ号」が、井野駅に差し掛かった。

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井野駅を通過するSLみなかみ号。

これまで、D51 498号機を何度も撮影してきたが、今回私の目の前に現れたD51 498号機は、これまでの出で立ちとは、だいぶ異なる姿。同じ車両でありながら、デフレクターと煙突部分をいじっただけで、こうも姿が変わるとは・・・

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12系客車にもテールマークが・・・

井野駅では、SL側だけではなく、後追いで12系も撮影。事前にテールマークを掲出しての運転と言う情報を入手していた事もあり、ここでの後追いの撮影は外せなかった。

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今年も運転された 臨時快速「足利藤まつり号」

5月5日のお話。

5連休最終日となったこの日は、上越線方面への撮影に出かけたのだが、その際に、どうしても撮影しておきたい列車があり、それを撮影してから出掛ける事となった。その列車とは、この時期恒例の臨時列車となった、快速「足利藤まつり号」である。

「足利藤まつり号」は、足利市の「あしかがフラワーパーク」でゴールデンウィークに開催される藤祭りに合わせて、上野~桐生間(小山経由)に2往復運転される臨時快速列車で、例年同様、今年も大宮総合車両センターの183系が使用されることになっていた。すっかり定着した臨時快速列車だが、今年は、これまでこの列車を撮影する機会がなく、まもなく運転終了と言うタイミングまで来てしまったのだ。スケジュールの都合上、撮影出来るのは、下りの1号のみ。どこで撮ろうかと悩んだ結果、京浜東北線の北浦和駅で撮影する事にした。

現地到着は、「足利藤まつり号」通過のおよそ10分前と言う、相変わらずギリギリのタイミング。ホームの東京方に陣取ってみるが、思ったよりもすっきりしていて、撮影には問題なし。しかし、先客が誰もいない事から、もしや、この駅では被るのではないか?と言う嫌な予感がしたが、もう場所を変えている余裕もないので、ここに賭ける事にした。

そして、待つ事およそ10分。前方より、183系の姿を確認。被られる事無く、撮影する事が出来た。

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今年も運転された臨時快速「足利藤まつり号」

この日、「足利藤まつり1号」に使用されたのは、大宮総合車両センター所属の183系OM103編成。逆三角形の特急シンボルマークが、両先頭車に残された人気の高い編成である。1本しか撮影できない、今年の「足利藤まつり号」だったが、その1本にOM103編成が充当されたと言う事で、大当たりだった。

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OM103編成の特徴でもある、飾り帯が低いクハ183-1527。

OM103編成は、これまでに何度も撮影してきているが、その撮影の度に欠かさず記録しているのが、上野方の先頭車であるクハ183-1527。逆三角形の特急シンボルマークの左右にある飾り帯の位置が、他の183系と比較して、やや低い位置にあるのが特徴。1枚目の写真と比較してもらうと、その違いがお解りいただけると思う。人間の顔に例えると、クハ183-1527は垂れ目と言った感じだろうか。

この撮影を以て、北浦和駅から撤収。続けてやってきた京浜東北線に乗り込み大宮へ移動。さらに長野新幹線に乗り換えて高崎へと向かった。

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祝日恒例 米タンを撮る

さて、西武鉄道の芝桜臨の撮影を終えた後は、所沢駅から国分寺を経由して、青梅線の東中神へと向かった。

この日は祝日。弊ブログでは、祝日恒例企画として、米軍横田基地への燃料輸送列車、通称米タンの観察が有る。日頃はなかなか撮るチャンスがないこの列車。今回はうまくいくだろうか。

所沢から東村山経由で国分寺へ。中央線の下りホームに行くと、すぐに下り列車が来たのだが、立川まで先に行っても、青梅線の接続が無く、後続の青梅特快を待つ事になる。そこで、国分寺駅から青梅特快の先頭車両に乗って、東中神へ行く事にした。快調に中央線内を飛ばしていた青梅特快は、立川からは、ゆっくりとしたスピードで青梅線への連絡線に入り、ゆっくりと西立川駅に滑り込む。この時、反対側からは米タンの機関車のヘッドライトが見えてきたのだが、この青梅線は、拝島駅手前まで直線が続くため、まだ余裕があるかなと思い、そのまま乗り通してしまった。しかし、その予想は見事に外れて、なんと東中神駅に到着するのと同時に、米タンが来てしまった。これでは撮影できない。仕方なく、東中神で下車。上り電車に乗って引き返すことにした。その前に、いったん改札を出場し、折り返し乗車を行う事に。

東中神駅から、青梅線の立川行きで立川へ。米タンは、立川駅で暫く停車するため、追いつく事が可能なのだが、問題は、米タンに先行する南武線に乗り継げるかどうかだ。今回も絶妙なタイミングで乗り継ぎに成功。立川から先行する。

さて、先行出来た後は、どこで米タンを撮るかだ。実は、この日、祖母と一緒に昼食を摂るため、昼頃までには実家に戻ってこいとの連絡が入っており、あまり遠くへは行けなかった。そこで、今回は立川から一駅目、西国立で撮影する事にした。かつては駅に隣接して立川機関区があった西国立駅だが、今では、その当時の面影は全くない。まずは撮影前に、折り返し乗車に備えて、改札で入出場を行う。そして、撮影に備えるために下りホームへ移動する。準備をしていると、背後から、鉄道フォーラムの掲示板でお世話になっている方がやって来て、ご挨拶。そして、一緒に米タンを撮る事にした。

待つ事およそ数分。立川方から、米タンがゆっくりと近付いて来た。

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南武線西国立駅を通過する米タン。

この日、米タンの牽引を担当していたのは、EF65 1068号機であった。EF210の増備に伴い、EF65自体、活躍の場が徐々に狭まっているが、この米タンに関しては、一時的にEH200が牽引を担当した時期が有ったものの、2009年春からはEF65牽引で定着しているようである。

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西国立駅では後追いも撮影。

EF65の後ろに連なる黒いタキ38000。米タンとしての使用実績は、2009年4月2日からと、まだ1年少々。しかし、現在使用されているタキ38000も古い車両が多く、老朽化が深刻な状況となっている事から、近い将来、タキ1000への置き換えが予定されており、デビューもそろそろではないかと思われる。

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西武 芝桜ダイヤに伴う急行西武秩父行きを撮影

5月4日のお話。

西武沿線の春の風物詩としてすっかり定着した、秩父の羊山公園の芝桜。今年は、4月になっても低温の日が多く、芝桜の開花にも影響が出ていたようだが、ようやく気温も上昇してきて、ゴールデンウィークにはちょうど見頃を迎えた。

毎年、芝桜のシーズンになると、西武鉄道では、池袋線・西武秩父線で、臨時列車の増発や定期列車の延長運転を実施し、羊山公園へ向かうお客さんに対応している。私も、例年、この臨時列車の撮影を実施しているのだが、今年は5月3日までの時点で、まだ一度も撮影をしていなかった。これは不味い。そろそろ本腰を入れて撮影しなくては・・・しかし、スケジュールの都合上、全ての臨時列車を観察する訳にもいかない。

そこで、今回は、土曜・休日ダイヤに2本運転される急行西武秩父行きを撮影する事にした。まずは、直通1本目となる所沢9時44分発の急行西武秩父行きを撮影する事に。とりあえず、時間に間に合うように所沢へと向かう。西武秩父行きは5番ホームからの発車と言う事は確認が取れていた。東口エレベーター乗り場からの撮影も考えたが、運良く、西武秩父行きの1本前の列車となる快速西武球場前行きに乗れてしまったので、そのまま西所沢へと移動し、同列車が到着する西所沢駅1番ホームの所沢方から、この西武秩父行きを撮影する事にした。3月のダイヤ改正から、日中の狭山線の一部列車が、池袋線と直通運転をする事になり、西所沢駅1番ホームに合法的に入れる機会が増えたのは、とても有り難い事である。

現地到着からおよそ3分後。池袋からの急行西武秩父行きが徐々に近付いて来た。早速、撮影体制に入る。

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芝桜ダイヤによる急行西武秩父行き。この日1本目の急行西武秩父行きは2000系だった。

急行西武秩父行き、1本目は御覧のように2000系の8両編成。確か2069Fだったと思う。3色LEDによる運転のため、シャッター速度を遅くして撮影。なんとか「急行西武秩父」と言う字が読めるように撮れた。

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西武2071F 東急車輛入場

連休中の撮り鉄ネタが、まだあるのですが、ここで再び順番を変えて、今日旅立つ車両の話題を先にやります。速報版ブログを御覧になって楽しみになさっている方、申し訳ございませんが、もう暫くお待ちください。

月刊誌「とれいん」のサイト内にある「甲種・特大輸送追加版」に、5月10日、西武鉄道2000系の東急車輛への入場に伴う甲種輸送が設定されたと報じられていた。現時点で、西武鉄道の2010年度事業計画は発表されていないが、どうやら、今年度も前年度に継続して、2000系のリニューアル工事を実施するようである。

そこで、甲種輸送前日となる9日夕方、どの編成が東急車輛に入場するのかを確認すべく、小手指車両基地へと行ってみた。最初は、本線横に留置されているのかと思い、狭山ヶ丘まで乗り通したが見当たらず、結局、狭山ヶ丘から小手指車両基地まで歩いてみる事にした。そして、車両基地横の側道まで来たところで、ようやく反射板をつけた2000系の姿を発見。車の通行を気にしながら、車両に近付いてみた。

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東急車輛への入場に備えて、反射板をつけた状態で小手指車両基地内に待機する2071F。

小手指車両基地内で、反射板をつけて待機していたのは、池袋線所属の2071Fである。いよいよ池袋線の2000系にも更新工事が実施されるのか?この時は一瞬そう思った。しかし、芝桜ダイヤに合わせて、新宿線の2095Fが、池袋線に派遣されている。もし、この編成がそのまま池袋線に居着くような事があると、更新工事を終えて、東急車輛から出場した後は、そのまま新宿線に配置される可能性も捨てきれない。2095Fの今後の動きにも注目してみる必要性がありそうだ。

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引退間近 会津鉄道キハ8500系を撮影

さて、新高徳駅周辺での視察を無事に終えた私。いよいよ、ここからが今回の遠征目的の本番、会津鉄道のキハ8500系を撮影するために、野岩鉄道線内へと向かう。

会津鉄道キハ8500系は、2001年9月まで運転されていた名鉄・JR東海の直通特急「北アルプス」に使用されていたキハ8500系を譲り受けた車両で、2002年3月より、快速列車「AIZUマウントエクスプレス」として運行を開始。更に2005年からは、野岩鉄道を経由して、東武鉄道の鬼怒川温泉駅までの乗り入れを開始。現在に至るが、この度、車両そのものの老朽化や部品の維持管理などが問題となり、引退する事となった。当初は4月中の引退を予定していたのだが、諸事情により、ゴールデンウィーク中は継続して運用されていると聞き、急きょ、連休中に最後の雄姿を見届けようと計画したのである。

まずは新高徳から特急列車で鬼怒川温泉に移動。駅構内で昼食を摂った後、鬼怒川温泉駅14時41分発の会津高原尾瀬口行きに乗り込み、野岩鉄道線内へと向かう。トンネルと高架橋ばかりで構成されている野岩鉄道沿線での撮影は、撮影場所が限定されてしまう。また、ネットで検索していたのだが、これと言った撮影地が見つからなかった。そこで、各駅の様子を調べてみると、中三依温泉駅が築堤上に設けられており、並行する道路との高低差も少なそうだと言う事が判明した。これなら何とかなるかも?と思い、目的地は中三依温泉駅に決定した。

鬼怒川温泉駅を出発し、暫くは先頭車両で被り付き。まずは鬼怒川の温泉街を進んで行くが、以外にも鬼怒川公園駅との間に撮れそうな場所を発見。ここにすれば良かったかな?と思ってしまったが、既に乗車券を購入してしまったため、もう引き下がれない。諦めて先に進む。およそ5分ほどで、東武鉄道の最後の駅となる新藤原駅に到着。ここで、会津高原尾瀬口方面からの列車と交換するのだが、この列車が、喜多方から来る快速「AIZUマウントエクスプレス」である。そこで、ホームの先端より、新藤原駅に入線する「AIZUマウントエクスプレス」を撮影する事にした。

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野岩鉄道のトンネルを抜けて、新藤原駅に進入する、会津鉄道キハ8500系「AIZUマウントエクスプレス」

途中駅でやや遅れが出ているらしく、予定時刻より2分ほど遅れて、「AIZUマウントエクスプレス」が新藤原駅に到着した。

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東武 スカイツリートレインに出会う

では、引き続き5月3日のお話。

東浦和駅付近で489系の回送を撮影した後は、同駅より武蔵野線の下り列車に乗り込んで南越谷へ。そこから東武伊勢崎線の新越谷駅を経て、鬼怒川温泉方面へと向かった。もちろん、あの列車を撮る事が目的なのであるが、その前に、私の仕事に大きく関係する物が、東武鬼怒川線の新高徳駅付近にあり、まずは撮影前に新高徳に立ち寄る事にしていた。新高徳は、特急停車駅。スペーシアに空席でもあれば乗ってしまおうと、軽い気持ちで新越谷駅に向かったのだが、結果は見事に満席。仕方なく、新越谷~南栗橋間を10000系による区間急行、南栗橋~新栃木間は30000系の各停、そして新栃木より6050系の各停に乗り継ぐと言う行程になった。

新栃木より6050系の各停に乗り換え、ひたすら先に進むが、途中の新鹿沼に来て、特急列車2本に抜かれるため、暫く停車すると言う。ずっと乗りっぱなしだと体に悪いと思って、ホームへ。まず最初にやって来たのは、東武鉄道の看板車両であるスペーシアだった。そして、スペーシアに遅れる事、およそ5分後の事。350系による臨時特急「ゆのさと」が新鹿沼駅に到着した。

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新鹿沼駅に到着した臨時特急「ゆのさと」

かつての急行「りょうもう号」に使用されていた1800系を改造した350系による臨時特急「ゆのさと」。350系は3編成存在しているが、2010年4月より、東武鉄道業平橋駅付近に建設が進んでいる東京スカイツリーの写真等を車内に展示した「スカイツリートレイン」として、前面や側面にラッピングを施しての運転となっている。

特急「ゆのさと」出発後、私が乗車する6050系の会津高原尾瀬口・東武日光行きも出発。そのまま乗り続けて下今市に到着すると、同駅の構内の留置線には、350系が停められていた。この駅では、会津高原尾瀬口行きと東武日光行きとに切り離しをする為、5分ほど停車時間があった。そこで、私は向かい側のホームへと移動して、留置中の350系を撮影する事にした。

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下今市駅構内に留置中の350系「スカイツリートレイン」

正面のヘッドマークが回送表示となっているのは残念であるが、先程の新鹿沼駅では正面のみしか撮影できなかっただけに、この下今市駅での撮影は満足する事が出来た。

撮影後、急いで6050系の車内へ。のんびりムードだった車内も、下今市駅からは乗客も増えて車内も賑やかになった。列車は東武日光線と分かれ鬼怒川線へと進み、10分少々で目的地である新高徳駅に到着した。

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武蔵野線を走る489系金沢車の回送を撮影

5月3日のお話。

3月のダイヤ改正で、惜しまれながらも定期運用を離脱したJR西日本金沢総合車両所の489系旧能登編成。定期運用離脱後も、代走で「はくたか」の運用に就いたり、団臨に使用され、存在感をアピールしている。首都圏へ乗り入れるための設備が整っているというのも、現役続行の理由の一つかもしれない。

その489系を使用した東京ディズニーランドへ向かう夜行の団臨が、5月2日から4日にかけて運転されることになった。489系の団臨は、早朝、舞浜駅に到着して、ディズニーランドへ向かう乗客を降ろした後、そのまま東京駅へ回送。更に同駅から留置先である東大宮操車場へ向けて、京葉線・武蔵野線周りで回送される。京葉線内は早朝の走行のため、撮影に出かけるのが厳しいが、武蔵野線内の回送を狙うのであれば、朝、のんびり出かけても間に合う。久々に武蔵野線内を走るボンネット車が見たくなり、撮影に出かけることにした。

新小平駅から武蔵野線に乗り込み、向かった先は東浦和。同駅周辺の撮影ポイントに向かうのだが、実は私自身、ここで撮るのは初めて。とりあえず、駅に着くと、駅前には三脚を担いだ同業者と思われる方を発見。後を付いていくことにした。線路の方向に向かって進んでいくが、途中にグラウンドがあったりして、なかなかまっすぐ進めない。だいぶ先まで行っただろうか。何かおかしいと思い、反対方向に進むことにした。結果的にはそれが正解で、更に、この時点で、一カ所曲がる方向を間違えていたことが発覚。左ではなく、右へ行っていれば、もっと早く到達できていたのだ。

久々のボンネット型車の走行とあって、朝からこの撮影地には、多くの鉄道ファンが駆けつけていた。しかし、持参した踏み台の効果もあって、撮影には影響なかった。色々と試行錯誤を繰り返して、ようやく撮影ポイントが決まったときには、もう489系が、すぐそこまで迫っていた。

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武蔵野線東川口~東浦和間を行く489系金沢車。

背後の鉄塔がやや気になるものの、光線状態もまずまずで、ボンネット車らしい写真が撮れたと思う。

撮影後、東浦和駅へと戻る。帰り道で、自分がだいぶ遠回りしていたことを思い知らされた。

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復活した京葉線E331系に乗車

さて、マリ117編成で蘇我へ戻って来た私。ここからは京葉線で東京方面へと向かうのだが、すぐに電車には乗らず、少し撮影してから乗る事にした。その際に、東京時刻表を眺めてみると、1本後の快速電車の運行番号が「95」である事に気付いた。

実は、この日の朝、久留里線に向かう際に、東京駅から京葉線に乗ったのだが、その際に乗車した快速電車が201系だった。そして、後続の蘇我行き各駅停車が、東京駅の発車案内機に14両編成と表示されており、この時点でE331系での運転と知る。そこで東京時刻表を眺めてみると、後続の各駅停車の運行番号が「95」であることを確認していた。

つまり、E331系がまもなく蘇我駅にやってくると言う状況だったのだ。こうなれば、帰りにこの列車に乗ってみようと思うのが自然な流れ。と言う訳で、まずは入線シーンを撮るためにホームの端へと移動する。既に、同じ事を考えている方が、お一人いらっしゃった。私もその後ろからカメラを向ける。5分ほど待つと、E331系がやって来た。

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蘇我駅に進入するE331系。

2007年3月のダイヤ改正より営業運転を開始したE331系。しかし、相次ぐトラブルにより運用離脱・復帰を繰り返していた。弊ブログでは、2008年12月、およそ1年ぶりに復活したE331系の撮影&乗車記を取り上げているが、その後も暫くして運用を離脱。そして、この4月3日より、再び営業運転に復帰。営業運転に投入されている。

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蘇我駅京葉線ホームへの入線シーンを後追い。

およそ1年半ぶりに撮影するE331系。運命の悪戯か。内房線の線路内人立ち入りの影響で遅れていた湘南色の113系充当による内房線の下り列車が、E331系の背後に写り込んでいた。

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湘南色113系マリ117編成に遭遇

さて、木更津駅の駅そばで、お腹も心も満たされたところで、東京方面へ向かうため、ホリデーパスで改札を入場する。

今度の東京方面へ向かう列車は、新宿行きの特急「新宿さざなみ号」だった。この列車の自由席で帰っても良いかなと思ったのだが、ホームに降りると、自由席には結構長い列が出来ており、座れないと判断。4分後に出る千葉行きの普通列車に乗る事にした。普通列車に乗るために、ホームで並んでいると、木更津止まりの列車が入線してきた。折り返しは、2本後の木更津始発千葉行きになると言う。4扉車で無い事は確かなので、113系か211系と言う事になるのだが、入線してきたのは、湘南色になった幕張車両センターの113系マリ117編成だった。

マリ117編成、JR東日本千葉支社では、久留里線のキハ30が国鉄色になった他に、房総半島の各線で活躍中の113系の4両編成と6両編成を1本ずつ、湘南色に復活させて運転している。弊ブログでは、これまでに4両編成のマリ117編成を4回撮影しているのだが、房総半島内で撮影できたのは、塗装変更直後の2009年6月27日以来の事。久し振りの出会いである。当初は、予定通りの列車に乗って帰るつもりだったのだが、ずっと会えずにいた愛しい人に、久し振りに会えたような感覚になり、予定を変更。まずは、反対側のホームに移動して、マリ117編成を撮影する事にした。

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木更津駅に停車中のマリ117編成。

同編成を最後に撮影したのは、2009年10月に運転された団臨、「懐かしの113系」以来の事である。あれから半年以上が経過。先程の久留里線と同じ事だが、車体の塗装が良い状態に薄汚れていた。

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久留里線 キハ30国鉄色3両運転を撮影

ゴールデンウィーク5連休の初日となった5月1日は、久留里線へと出かけてきた。

JR東日本千葉支社では、昨年の夏頃より、久留里線で運行中のキハ30を、懐かしい国鉄色に塗り替えて運行している。久留里線で活躍中のキハ30は全部で3両。かつては日本各地で見られたこの車両も、今現在、JRの路線で運行しているのは、この久留里線のみ。3両のキハ30は、順次、国鉄色に塗り直され、昨年度中に3両すべての車両が国鉄色に復活した。

このキハ30を、4月30日の夕方から5月1日にかけて、国鉄色だけで揃えた3両編成で運転すると言う。今年の1月10日に久留里線を訪問した時、国鉄色に復活したキハ30を2両見る事が出来たのだが、いつか国鉄色だけの編成を見てみたいと思っていただけに、この3両運転のニュースに飛びついてしまったのである。私は、撮影地をどこにするか、ネットで検索した結果、東清川~横田間にある鉄橋を目指す事にした。

東京駅から京葉線201系による快速電車で蘇我へ。そして113系で木更津へと言う、国鉄時代に舞い戻ったような乗り継ぎで木更津に到着したのは、午前10時頃の事。ここでホリデーパスの区間は終了。いったん改札を出て、撮影ポイントの最寄り駅である横田駅までの乗車券を購入。そして久留里線ホームへと向かうと、待っていたのは、キハ38の2連。今年1月に久留里線を訪問した際にも連結されていたのだが、あの時は全てキハ30に乗ってしまったので、八高線で乗って以来だなと思いながら乗り込む。

10時23分、横田駅に到着。駅員さんに切符を渡して出場。撮影地に向けて歩きだす。狭い歩道に悪戦苦闘しながら歩く事およそ20分。撮影地に到着。流石は人気撮影スポット。この時点で約20人ほどの方が集まっていた。セッティングを終えて、脚立をセットし腰を下ろす。そして現地到着から、およそ20分後の事。キハ30の3連による木更津行き932Dが通過する頃には、更に人も増えてきた。現地到着後、いきなり最初に来る列車が、国鉄色と言う事で、まさにぶっつけ本番ではあるが、後追いなので、ある意味気楽な気分で撮影に臨んだ。

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懐かしい国鉄色を纏ったキハ30の3両編成による木更津行き932D。

昨年の夏ごろから進めてきた塗装変更。3両目となるキハ30 100が出場したのが今年2月。塗装変更を担当した郡山総合車両センターは、床下機器を全てグレーに塗ってしまうため、出場直後の姿はやや違和感も有ったのだが、出場から2カ月が経過。そして、一番最初に塗装変更した車両も、出場から約10カ月が経過し、塗装も良い感じに汚れてきており、この国鉄色3両編成も、とても自然な感じに見えた。

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