さよなら中央線201系H4編成 ラストラン山梨そして信州へ
さて、北朝霞でのタキ1200甲種輸送撮影後は、中央線へと向かった。
4月から行われてきた中央線201系H4編成のさよなら運転。いよいよこの日が最終運行となった。H4編成の最後の旅は、10両編成に組み直した上で、豊田から松本まで団体列車として運転し、松本到着後、解体作業が行われる長野総合車両センターへ回送されると言うもの。まさに、廃車回送を松本まで客扱いすると言っても過言ではない。
西国分寺から中央線に入り、まずは立川で途中下車。朝飯休憩をはさんだ後、中央線を大月方面に向かう。H4編成のラストランの始発駅となる豊田駅には、既に多くの鉄道ファンが待機しているのが、乗車中の中央線車内から確認できた。その後、八王子・西八王子・高尾と進んで行くが、沿線の各駅及び撮影地は、どこも多くのファンで賑わっていた。これはキャパの広い撮影地に行かないと、撮影は不可能だろう。そう思い、頭の中で考え付いた撮影場所が、鳥沢~猿橋間の新桂川橋梁だった。中央本線の名撮影地として知られる新桂川橋梁。この橋梁の猿橋側からならば、被写体は小さくなるがキャパは有った筈。そう考えながら鳥沢駅で下車。駅からアップダウンの激しい道のりを歩く事およそ20分。鉄橋の猿橋側に到着すると、ここも既に50人ぐらいの鉄道ファンが集まっていた。しかし、キャパが広い事もあって、すぐに場所は確保できた。セッティングを終えると、地元のおばあちゃんが近くにやって来て話しかけられたので、暫し世間話をするほど、気持ちに余裕が持てた。
現地到着からおよそ50分後の事。信州へと向かうH4編成が、ゆっくりと新桂川橋梁に差し掛かった。
ついにラストランを迎えた201系H4編成。ラストランは、山梨そして信州へ向かう帰らぬ旅。
この新桂川橋梁は、鉄橋の東側と西側で構造が異なっており、まずは東側部分だけで撮影をしてみた。
近付いて来たところで、更にもう一度H4編成を撮影してみる。
続いて、先頭車両が鉄橋の西側に差し掛かったところで、もう一度撮影してみる。この位置で撮影した方が、車両に掛かる障害物が少なく、すっきりと撮影する事が出来た。
こうして、201系H4編成のラストランの撮影は、あっという間に終了。最後は自分の真横を通過していくH4編成を静かに見送った。定期運用離脱から、今までの2ヶ月間、各種さよなら運転を実施してくれて、実に楽しませてくれた。本当にありがとう。お疲れ様でした。
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