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亜鉛焼鉱専用貨車 タキ1200形の甲種輸送を撮影

6月20日のお話。

数日前、知人より、亜鉛焼鉱専用新型貨車、タキ1200の甲種輸送についてのメールが入って来た。タキ1200とは、「亜鉛焼鉱専用」と言う部分が示すように、現在、宮下~泉~安中間で運転されている、通称「安中貨物」に使用中の、タキ15600形の後継車種と言う位置づけの車両である。

何かと注目度が上がっている「安中貨物」の将来に関わる車両。と言う事で、常磐線の泉へと向かうタキ1200の甲種輸送を撮影する事にした。この日、タキ1200は、早朝、東京貨物ターミナルを出発。東海道貨物線・武蔵野線などを経由して、常磐線の泉へと向かう。この日の予定を考慮し、早朝の武蔵野線内での撮影とした。とりあえず、撮影場所として選んだのは北朝霞。島式ホーム1面である北朝霞ならば、下り線が緩いカーブになっている筈なので、機関車の次位に繋がるタキ1200も上手く写るだろう。そう思っていたのだが・・・

実際に現地に行ってみると、ホームからちょうど良い位置は、東武東上線の線路を跨ぐ部分であり、車両の足元まで柵が入ってしまっていた。これは計算違いだった。仕方なく、望遠で引っ張る事に。準備をしていると、前方より、赤い機関車が近付いて来るのを確認。牽引機は、引退したジョイフルトレイン、「スーパーエクスプレスレインボー」の専用機、EF81 95号機だった。

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EF81 95号機に牽引されて泉を目指す、亜鉛焼鉱専用貨車タキ1200-1。(機関車次位)

牽引機であるEF81 95号機の最大の特徴である、側面の「EF81」の文字は、何とか写ってくれたが、肝心のタキ1200が、機関車と東邦亜鉛所有のトキ25000との間に挟まってしまい、あまり目立たないと言う状況になってしまった。これは場所の選択を誤ったかもしれない。

こうして、常磐線の泉まで回送されたタキ1200-1。現時点では、先行試作車的な、この車両のみの存在であり、量産に向けて各種試験が繰り返されているようで、この4日後である6月24日には、再び東京貨物ターミナルへと戻っている。この車両の動向を気にしつつ、現在、「安中貨物」に運用されているタキ15600形の記録も、同じく消えゆく運命となる、田端のEF81と合わせて、しっかり記録しておかなくてはならないだろう。

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コメント

こんばんは。

はじめまして。
我が地元を走り続けている安中貨物ですが、近い内に牽引する田端のEF81やタキの車輛と全く異なる編成になり変わってしまいそうです。

今の内に近所での定点観測並びに撮影を終了させないといけませんね。

投稿: 飯塚 | 2010/06/30 18:59

飯塚さん、コメントありがとうございます。

仰る通り、安中貨物は、機関車も、そして貨車も次世代車両への置き換えが決まっており、機関車が先か貨車が先かと言う状況に来ていますよね。

日によって様々なパターンが楽しめる列車ですので、頻繁に定点観測をしたい列車ですよね。

投稿: TOMO | 2010/07/02 02:05

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