全線開業20周年を迎えた京葉線を撮影
5月29日のお話。
東京駅から千葉県の蘇我駅までを、東京湾岸沿いを経由して運転される京葉線。東京ディズニーランドへの足としても知られる路線だが、1990年3月、東京駅までの全線開業から今年で20周年を迎えた。20周年という節目の年を記念して、京葉線の一部の電車にはヘッドマークを掲出して運転する等、お祭りムードがある中、現在活躍中の201系・205系を置き換えるべく、新型車両E233系の投入される事となり、既に5編成が製造され、夏頃からの営業運転開始に向けて、現在は試運転が繰り返されている。
新型車両が登場する半面、これまでの京葉線を支えてきた201系・205系は全車両が置き換え対象となる。また、京浜東北線から転用されてきたニューフェイス209系も、E233系に置き換えられて、武蔵野線へ転用される事となる事から、今後、同線を走る車両に大きな動きが出てくる事になる。
そこで、先日、201系H4編成を追い掛けて初狩まで撮影に出かけたカノコさんと、青い201系も、今のうちの撮影しておこうと言う話になり、やはり初狩に同行した、たけしー氏と共に、京葉線の撮影に出かける事にした。
当日、京葉線を撮影する際に、どこか撮り易いか。頭の中で色々と検討した結果、舞浜駅で撮影する事にした。同駅を選んだ理由は、撮影対象となる201系・205系は全列車が停車すると言う事、そしてホームが島式ホーム1面で、ある程度広さがあり、489系や583系と言った団臨が来なければ、それほど多くの人は集まらないだろうという判断で、この駅を選択した。集合は10時20分。遅刻をしないように、朝9時前に家を出発。中央線経由で舞浜へ向かったのだが、自宅最寄り駅で、なんと転んでしまった。何やら波乱のスタートとなったのだが、無事に集合時間までに舞浜駅に到着できた。
しかし、ここで1つ誤算が。何と、ホームの端に小屋が出現していたのである。これは私自身知らなかった。まあ、撮影に支障は無いのだが、これを見た時には焦ってしまった。
さて、僅かながらに私が一番乗り。そこで、まずは場所を確保する。そして撮影に備えてカメラの設定をしていると、私が乗車してきた京葉線の快速電車を、数名のファンが撮影しているではないか。何かあるのだろうかと思って、私も近付いてみると、なんと開業20周年記念ヘッドマーク掲出編成だったのだ。降りてから気付くとはお恥ずかしい。コンデジでヘッドマーク付きの205系を押さえる事にした。
全線開業20周年を迎えた京葉線の撮影。まずは20周年記念ヘッドマーク掲出編成に当たり、幸先の良いスタートを切った。
この日撮影できた京葉線全線開業20周年記念ヘッドマーク掲出編成は、205系千ケヨ6編成だった。現在、京葉線には、開業20周年記念ヘッドマークを掲出した編成が3編成あるとの事。来年3月まで掲出予定との事で、出来れば、他の編成も撮影してみたいものだ。
コンデジでヘッドマーク掲出編成を撮り終えた後は、いよいよ京葉線の列車を、下り列車に関しては片っ端から撮影していく事に。所定の位置に戻ったところで、カノコさんと合流。今回は、私が使用していない55-200ミリのレンズを持参しお貸しする事にした。早速、カメラをセッティングして撮影開始。
205系千ケヨM19編成による、武蔵野線府中本町行き1025E。
武蔵野線の205系も、京葉線の立派な一員である。山手線から大量に205系が転用されたが、転用時にVVVF化された4M4T編成に関しては、この先も暫くは安泰だろうと思うが、いつ何が起こるか分からない時代であるだけに、撮れる時にはしっかりと押さえておく。
E257系500番台車による特急「わかしお8号」
房総特急用の183系を置き換えるべく、2004年に登場したE257系500番台。登場時は、この独特な表情に何か馴染めなかったのだが、最近では見慣れてきたせいか、違和感を感じなくなってきた。
209系千ケヨ34編成による、各駅停車海浜幕張行き1019Y。
京葉線では新顔の部類である209系500番台車であるが、この車両もE233系への置き換え対象となっており、8両化の上、武蔵野線へ転用される計画である。従って、10両編成で京葉線を走る姿は、まさにワンポイントリリーフと言える。
そして、この辺りでたけしー氏も合流し、3人で撮影を続ける事に。
205系千ケヨ8編成による、快速蘇我行き1007A。
白いマスクが印象的な京葉線の205系。このタイプの車両は、京葉線生え抜きの車両で、20年前の東京駅までの全線開業時に投入された車両である。白いマスクの205系は、全部で12本あり、全編成とも最高速度110キロ運転対応となっており、各車両の車番の横には、110キロ運転対応を表す丸印が付いているのが特徴である。
201系千ケヨK3+53編成による、各駅停車東京行き982Y。
現在、10両編成(分割運転対応可能な4+6編成)4本が残る京葉線の201系だが、この時点で新車E233系の留置スペースの関係上、K1+51編成が、旧習志野電車区へ疎開してしまったため、京葉線を走行可能な201系は、3編成と言う状態になってしまっている。
201系千ケヨK2+52編成による、各駅停車海浜幕張行き1085Y。
982Y充当のK3+53編成と入れ替わりに、K2+52編成による海浜幕張行きが、舞浜駅にやって来た。ちなみに、この日運用に就いていた201系は、2本ともパンタグラフがシングルアームパンタに交換されている。中央線の車両に使用されていたパンタグラフの流用であるが、このパンタグラフであれば、廃車回送時に長野まで自力で運転できるんだなあと、つい想像してしまう。
E331系千ケヨAK1編成による、快速蘇我行き1095A。
この日も、95運行にE331系が投入されていた。どうやら、休日の95運行限定と言う使用方法は、継続している模様。
205系千ケヨM30編成による、府中本町行き1019E。
209系千ケヨ32編成による、各駅停車東京行き1010Y。
205系千ケヨ9編成による、各駅停車海浜幕張行き1003Y。
205系千ケヨ2編成による、快速蘇我行き1009A。
205系千ケヨ24編成による、快速東京行き1052A。
京葉線の205系には、生え抜きの白マスク編成の他に、山手線から転用されてきた205系が5編成存在しており、うち4編成は、先行量産車として2段窓で落成した車両。この千ケヨ24編成は、トップナンバー編成である。
E257系500番台車の回送列車。
E257系500番台車による特急「わかしお7号」
外房線経由安房鴨川行き特急「わかしお7号」に充当中のE257系500番台車。現在、JR東日本では、特急形車両などを中心に、強化型スカートへ交換する動きが出ているが、このE257系500番台車でも、現在、スカートの交換が進んでおり、このNB17編成もスカート交換が行われている。
205系千ケヨ7編成による、各駅停車海浜幕張行き1027Y。
201系千ケヨK3+53編成による、快速蘇我行き1183A。
201系による快速列車もしっかり撮る事が出来た。
205系千ケヨ4編成による、各駅停車東京行き1004Y。
撮影開始からおよそ1時間が経過。名残惜しいのだが、そろそろ次の予定があるので、この1004Yの撮影を以て、舞浜駅での撮影を終了した。舞浜駅での約1時間、気付けば、舞浜駅に集まった撮り鉄の方々との情報交換もあり、楽しいひと時を過ごす事が出来た。
この後、我々3人は、武蔵野線府中本町行きに乗り込んで、次の目的地へと向かった。
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コメント
京葉線撮影お疲れ様でした。前日にグリ友の方が舞浜で撮影すると聞いていたので、そちらを優先に挨拶をしてしまいすみませんでした。その後は色々と撮影をして楽しい1日でした。
投稿: たけしー | 2010/06/02 03:27
たけしーさん、当日は大変お世話になりました。
ちょうど前日にそう言った連絡が入ると言う事で有れば、あの場面での行動は当然の事と思います。私がその立場だったとしても、そうなると思いますので、大丈夫ですよ。その後の撮影では色々と道案内をしていただき有難うございました。また、宜しくお願いします、
投稿: TOMO | 2010/06/06 01:59