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古い鉄道写真2 1988年8月の青梅線103系

では、ここで古い鉄道写真のお話。

祖母の四十九日法要も済ませて、今は祖母が住んでいた都営住宅を明け渡す為の整理を進めている。この家は、私の実家でもある事から、私自身の私物も多数あり、この土日は、実家の私物整理に追われている。

そんな中、ある引き出しから、私が撮影した古い写真が多数出てきた。こう言う写真に遭遇すると、手の動きも暫し止まり、写真に見入ってしまう。たまたま出てきた写真が、22年前、1988年8月24日に撮影したものであった。TOMO少年、当時14歳(15歳目前!)の夏である。写真を見て、この日、何をしに出かけたのか、すぐに思い出した。

1988年8月24日、私は同級生のW君を連れて青梅へ出かけた。この日の青梅線は、高崎の旧型客車+トロッコ車を使用したトロッコ列車が、八王子~奥多摩間で運転されており、私達も、この列車を狙っていた。しかし、トロッコ列車を撮っては見たものの、とてもお見せできるような写真ではない。一応、この1年前に、オリンパスのOM10を中古で購入しており、一眼レフは使っていたのだが、当時のTOMO少年の腕では、これが限界だったのだろう。

それよりも気になったのが、その時一緒に撮影していた、当時の青梅線の主力車両である103系だった。青梅線の103系は、1976年より運行を開始。最初に入線したのは、京浜東北線のATC導入により捻出された低運転台の車両で、入線当初はスカイブルーのまま運転していた。その後、中央線と同様、オレンジへと塗装変更されるものの、JR化後も山手線・横浜線への205系投入により運用を離脱した103系ATC車が転属してくるまでは、非冷房車の103系が主力であった。そんな初期型中心の103系が大好きで、この日も103系を数枚撮影している。

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青梅線軍畑付近(?)を行く103系立川行き。

撮影場所が、はっきり思い出せないのだが、たぶん二俣尾~軍畑間のどこかの踏切ではないかと思う。この当時、青梅線を走っていた103系は、殆どが非冷房車。また冬季の暖房効果を高めるため、両端の先頭車の扉は、冬になると、一部の駅で締め切りをしていた為、先頭車のドアのガラスには、その旨を案内するステッカーが貼られていた。正面の方向幕も、何やら103系のサイズと一致していないような気も。もしかしたら101系の発生品を利用していたのだろうか。

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E233系が営業運転を開始した京葉線を撮影

では、再び7月11日のお話に戻ります。

浜野駅で113系を撮影した我々は、そのまま内房線の上り列車に乗り込み、蘇我へと戻る。ここから、地元へ戻る裏辺所長と共に、ニューフェイスE233系が営業運転を開始したと言う京葉線に乗り換えるのだが、我々を待っていたのは、201系だった。幸いなことに、発車時刻まで余裕がある事から、すぐには乗らず、まずは停車中の201系を撮影する事にした。

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蘇我駅で出発を待つ京葉線の201系と、内房線の普通列車に充当中の113系。

京葉線の201系と、内房線のローカル列車に充当中の113系。どちらも後継車種への置き換えが進行中であるだけに、こんな並びもあとどれだけ見る事が出来るだろうか。

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お知らせ 弊ブログで使用した画像が「鉄道の達人3」に採用されました

皆様、いつも「TOMOの鉄日誌」をご覧いただきましてありがとうございます。

さて、この度、弊ブログの記事で使用した画像が、縁有って、横見浩彦氏監修の「鉄道の達人3」に採用されました。

提供した画像は、弊ブログ2008年1月7日付記事の中で使用した、JR東海キヤ97の画像のうちの1枚。この本の123ページに掲載されています。巻末の編集協力の中に、弊ブログの名前もしっかりと掲載されております。

宜しければ、書店でご確認の上、お求めいただければ幸いです。

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房総半島の113系・211系を撮影

では、引き続き7月11日のお話。

裏辺所長に誘われて、房総ローカル用の113系・211系を撮影しようと本千葉駅へ向かったものの、来る列車は209系ばかり。113系はここまで減ってしまったのか。もう撮れないのかと思いながら待つ事およそ45分。ようやく背後から113系の上り列車が本千葉駅にやってきた。

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現地到着から45分。209系が連続してくる中、ようやくやってきた113系。(内房線174M)

待ってたよ。と思わず声をかけたくなる瞬間だった。やっぱり房総半島のローカル列車には、この車両が一番似合う。

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174Mを後追い。

館山からやってきた内房線の174Mは、下り方からマリ215編成+207編成の8両編成。全部の車両が1000番台もしくは1500番台で構成されており、長年スカ色を纏ってきた車両たちだった。

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房総半島で再デビュー 209系2100番台車を撮影

7月11日のお話。

参議院選挙が行われたこの日、裏辺研究所の裏辺所長に誘われて千葉へ出かけてきた。目的は、209系2100番台車投入に伴い、徐々に勢力を弱めつつある113系と211系の撮影であった。

当日、まずは外出前に、参議院選挙の投票をする為、自宅近くの小学校へ。ここは私が24年前に卒業した小学校である。今でも、こうやって投票で訪れると、懐かしさを感じる。投票後は、そのまま萩山駅へと向かい、多摩湖線~中央線~総武快速線と乗り継いで千葉駅に到着したのは、ちょうどお昼を過ぎた頃のことである。裏辺所長が待つ本千葉駅へ向かう為、外房線の列車に乗り換えるのだが、その際に、隣のホームを見ると、これからの房総ローカルの主役となる209系2100番台による内房線の列車が停車していた。

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内房線の普通列車に充当中の209系2100番台車。(C417編成)

これからの房総ローカルの主役となる209系2100番台車。この車両は、今年1月まで京浜東北線で活躍していた209系を転用改造したもの。4両編成と6両編成の2種類があり、転用改造に際し、VVVF制御装置の機器更新や先頭車のセミクロスシート化、モハ208へのトイレ設置等(各編成1両)が行われている。

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トイレが設置されたモハ208。

房総ローカル転用に伴い、トイレが設置されたモハ208。各編成1両ずつ、このようにトイレが設置されたのだが、もともと、京浜東北線で通勤輸送に使われていた209系へのトイレ設置と言う事で、車端部も従来は座席があり、そして窓もあった。もともとあった窓は、トイレ設置に伴い、このように、しっかりと埋められている。

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埼玉西武ライオンズのデザイン電車になった西武3015Fを撮影

7月10日のお話。

現在、パリーグの首位を走る埼玉西武ライオンズ。首位独走を後押しするかのように、親会社の西武鉄道では、新宿線から池袋線に転属したばかりの3015Fを、埼玉西武ライオンズのデザイン電車に仕立てて、7月10日より営業運転に就く事となった。

ライオンズのデザイン電車としての運用初日となった7月10日は、池袋駅にて出発式典が行われた後、臨時の各停西武球場前行きから営業運転に投入される事になっていたが、生憎、歯科医の定期検診の予約が入っており、撮影不可能。しかし、この派手な3000系を早く一目見ておきたいと言う気持ちから、池袋への送り込みの回送を撮影する事にした。撮影場所に選んだのは清瀬駅。3015Fの回送列車は、8時55分、清瀬駅2番ホームに入線してきた。

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清瀬駅2番ホームに入線してきた3015F。

入線してきた3015Fは、これまでの西武鉄道の電車のイメージを覆す濃いブルーをベースにしたカラー。一瞬、流鉄の車両に似ているなと思ってしまったのは私だけだろうか?

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西武・東京メトロパス発売開始記念のヘッドマークを掲出した38106Fを撮影

7月10日のお話。

この日、西武池袋線では、埼玉西武ライオンズのラッピング電車が運転を開始した。しかし、私は歯科医の定期検診の予約を入れていた為、池袋での出発式は行けなかったが、送り込みの回送と、夕方の運転は撮影をした。その話は後でする事にして、午後の外出時のお話から先に。

埼玉西武ライオンズのラッピング電車となった3015Fは、西武球場前駅に留置中と言う事で、その様子を見ようと、13時過ぎに自宅を出発。萩山駅へ向かって歩いている途中に、ヘッドマークを掲出した38106Fの玉川上水行きを目撃した。この編成、7月1日より発売された「西武・東京メトロパス」の発売開始を記念して、同日より「西武・東京メトロパス」をPRするヘッドマークを掲出して運転していた。玉川上水行きとなると、すぐに戻ってくる筈。そう思い、私は萩山駅で待機する事にした。

萩山駅で待つ事およそ15分。玉川上水からの各停西武新宿行き5266列車が、萩山駅に到着。ヘッドマークを掲出した38106Fだった。

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7月1日より発売を開始した「西武・東京メトロパス」の発売開始を記念したヘッドマークが、新宿線の38106Fに掲出された。

こう言うヘッドマーク掲出電車は、見かけた時に撮っておかないと、なかなか捕まらない時も多く、何も調べないで家を出た時に見る事が出来た、偶然の出会いに、思わず感謝してしまった。

なお、他サイトさんの情報によると、池袋線でも6109Fに同様のヘッドマークが掲出されているとの事。流石に、こちらは運用範囲も広く、38106Fを撮影してから10日近くが経過した今でも、まだ撮影出来ていない。

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253系廃車回送を撮影

7月7日のお話。

6月末を以て定期運用を離脱したJR東日本の253系電車。7月1日より「成田エクスプレス」は、全列車がE259系での運転となった事で、253系は一気に失業。これまでE259系が疎開留置をしていた、中央線内の各車両基地などにも、運用を終えた253系が疎開留置する姿が目立つようになった。

そんな中、7月7日に253系の廃車回送が新宿経由で運転されるらしいと言う情報をキャッチ。しかも、私の勤務先最寄りである西荻窪駅を昼休み中に通過するとあって、これは好都合。当日は、EOS40Dを持参して出勤した。

昼休み、早速、西荻窪駅へと向かう。緩行線ホームに上がっていくと、新宿方の先端には、カメラを構えた同業者の姿が・・・あれ、誰もいない。これはおかしいぞ。もしかしたら、ここは被るのか?そう思った私は、三鷹行きの電車で吉祥寺へ移動してみる。すると、ここはカメラを持って待機している人が数名。どうやら、西荻窪は被られる可能性があるようだ。私は、撮影場所を確保し、253系の通過を待つ。

現地到着からおよそ5分後。12時20分頃になるが、前方より253系の姿を確認する。かなりゆっくりとした速度での運転だ。

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吉祥寺付近を走る253系の廃車回送。

この日、長野総合車両センターへ向けて廃車回送されたのは、鎌倉車両センター所属の253系Ne-09編成+Ne-01編成。クロ253を先頭に長野へと向かうのだが、中央線内を営業運転で走っていた時は、クロ253は東京・成田空港方に連結されていた為、現役時代とは逆向きで入線している事になる。

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ゆっくりと吉祥寺駅に差し掛かる253系の廃車回送。

スピードが遅かった事もあり、今度はだいぶ近付いてからも撮影してみる。前面のガラスには、3月末を以て建て替えのために丸井の中へ移転した「ユザワヤ」の看板が写り込んでいる。こんな所も吉祥寺らしさが出たかも。

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後追いでNe-01編成側も撮影。

253系廃車回送が吉祥寺駅のホームに差し掛かった時、警笛が鳴った。空港アクセス特急として現役生活を送っていた時は、颯爽と走りぬけ、警笛も軽快な感じに聞こえたが、この時、吉祥寺で聞いた警笛は、とても寂しげに聞こえてきた。

Ne-01編成とNe-09編成、本当にお疲れさまでした。

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東武51009F 秩父鉄道線内甲種輸送を撮影

7月5日のお話。

現在、東武東上線では新型の50000系電車の投入が進められている。この50000系車両は、西武鉄道の30000系と同様、山口県の日立製作所で誕生し、JR線の線路上を甲種輸送にて熊谷貨物ターミナルまで運ばれてくる。そして、熊谷貨物ターミナルで一晩を過ごした後、秩父鉄道の線路を、やはり甲種輸送にて寄居まで運ばれ、寄居からは自力で東武東上線へと入線していく事になる。

今回、東武東上線用として製造された51009Fは、7月3日に日立製作所を出発。翌4日の夜、熊谷貨物ターミナルへと到着した。この東武東上線用の新型車両が、秩父鉄道線内を走る姿を以前から撮影したいと思っていた。どうも調べてみると、朝早く運転される事になっており、寄居には9時30分頃までに到着するらしい。このダイヤならば、午前中だけ仕事を休んで撮影に行き、そのまま出勤すれば午後から仕事が出来る。そこで、思い切って、この7月5日は、午前中だけお休みを貰い、この甲種輸送の撮影に出かける事にした。

当日、自宅を6時40分頃に出発。所沢駅の狭山そばで朝食として、そのまま本川越へ。そして川越市駅から東武東上線に乗り換え、寄居駅の一駅手前である玉淀まで行く。ここから歩く事およそ10分。秩父鉄道とJR八高線が並走して走る区間にある撮影ポイントへ向かった。現地に到着したのは午前9時頃の事。ちょうど雨が降ってきてしまったが、現地には既に先客の方が1人。甲種輸送には間に合った事が解る。雨の中、撮影準備に取り掛かった。

走り去る急行列車や八高線の列車などを撮りながら、甲種輸送の通過を待つ。その間、徐々に人も増え、平日の朝とは言え、この場所にも5人ほどのファンが集まった。そして雨も上がり、蒸し暑いながらも撮影はし易い環境になってきた。現地到着からおよそ30分、9時35分頃の事になるが、前方より茶色い電気機関車の姿が見えてきた。5月に開催されたわくわく鉄道フェスタの前に、茶色の塗装に改められたデキ505である。そして、その後ろには真新しいアルミ車体の東武50000系。なんと50000系を引いて来たのは、茶色のデキであった。

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東武東上線へ投入される51009Fを牽引する秩父鉄道デキ505。

実は、玉淀までの移動時間の間に、情報を収集していたのだが、その際に、茶色のデキ505が東武51009Fを牽引して熊谷貨物ターミナルへ向かったと言う情報を目にしていた。時間帯からして東武50000系の甲種輸送である事は間違いないだろう。正直言って、この情報を目にした時は凄く嬉しかった。それは、広瀬川原車両基地のイベントで同機を見た時、いつか本線を走行するところを撮りたいと思っていたからである。本線走行シーン初撮影が、東武50000系の甲種輸送牽引と言う形で実現するとは夢にも思っていなかった。それだけに、この時は、やや興奮気味でシャッターを切った。

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お陰様で350万HIT達成!

いつも「TOMOの鉄日誌」をご覧頂きましてありがとうございます。

2004年9月6日にスタートした「TOMOの鉄日誌」は、お陰様で、本日、立ち上げから約5年10ヶ月で350万HITを達成致しました。ここまで続けてこれたのも、弊ブログを応援してくださった皆様のお陰です。この場を借りて厚くお礼申し上げます。

通常ですと、節目達成の時には、その数字に合った形式の車両の写真を取り上げておりますが、今回は350ではなく、その先を見つめると言う事で、この車両の画像を取り上げたいと思います。

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中央本線の特急「スーパーあずさ」に運用中のE351系1000番台車。(2009年8月15日撮影)

と言う訳で普段はあまり取り上げていないE351系電車にしました。

E351系電車は、今から17年前の1993年に登場。今のJR東日本の電車では常識となった形式名の数字の前に付くEは、新幹線・在来線と合わせても、このE351系が最初でした。またJR東日本所有の車両では、初の振り子式車両でもあります。既に常磐線で活躍していた651系電車に準じたスタイルは、当時の中央本線の特急列車の中でも一際目立つ存在。登場翌年の1994年からは「スーパーあずさ」として、新宿〜松本間の最速達列車となり、名実ともに中央本線の主役となりました。1995年度には、量産車が登場。量産先行車・量産車を合わせると、基本8両+付属4両の5本ずつ、計60両体制となりましたが、その後の増備されることなく、中央本線に残る183系の置き換えには、2001年からE257系が投入されました。

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1995年度に増備されたE351系量産車。(2009年8月14日撮影)

量産先行車と量産車とには、内外ともにいくつか相違点がありますが、一番目立つところでは、屋根上に載っているクーラーの形状の違いが挙げられるかと思います。

デビューから今年で17年。そろそろ更新や後継車種の問題も出てくるのではないかと思われますが、もう暫くの間は、中央東線の最速達列車して君臨していくものと思われます。

と言う訳で、今後とも「TOMOの鉄日誌」を、どうぞよろしくお願いします。

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西武 101系271F+287F使用の団臨を撮影 後編

さて、昼食休憩も終えて、これより午後の撮影に取り掛かる。

13時15分頃、横瀬駅改札を入場しホームへ向かう。お目当ては271F+287Fの入替シーン。団臨の午後の出発点は、横瀬ではなく西武秩父。その為、車両を事前に回送する事になるのだが、車両基地内からいったん西武秩父方の引き上げ線に引き上げた後、1番ホーム横の側線に転線しないと西武秩父へは行かれない筈である。

すると、13時20分頃のことであるが、271F+287Fがゆっくりと動き出した。まずは西武秩父方の引き上げ線へと向かう。

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折り返しの営業運転に向けて動き出す271F+287F。まずは西武秩父方にある引き上げ線へと向かう。

この時、私は横瀬駅ホームの中程にいたのだが、正直言って、まだ動かないだろうと思っていたので、少々油断していた。その為、271F側からの撮影には失敗。慌てて287F側を後追いで撮影した。

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西武 101系271F+287F使用の団臨を撮影 前編

7月4日のお話。

この日、「西武な車両貸切オフ会」なる団臨が、西武新宿~所沢~小手指~横瀬~西武秩父~所沢間で運転された。使用される車両は、何かと注目が集まっている新101系旧塗装の271F+現行塗装車2両を足した4両編成。この列車、鉄道好きな主婦の方が企画されたもので、企画された時点から、mixiやブログ等で参加者の募集を始め、更にはダイヤも発表されていた事から、西武沿線在住の鉄道ファンからも注目の的となっていた。

旧塗装となった271Fは、塗装変更されるまでの間、新宿線で活躍していた車両。そんな271Fが新宿線を走り、更には、全区間ヘッドマークを掲出して運転されるとあれば、これは撮影に行かなくては…と言う気持ちになる。朝の西武新宿への送り込みから撮影しよう。そう思い気合を入れたのだが、あえなく寝坊してしまい、西武新宿への送り込みの撮影は不可能となってしまった。

こうなったら開き直るしかない。地元、西武新宿線を走る訳だから、折り返してくる奴を撮ろう。8時ごろ自宅を出発。ちょうど、萩山駅から上りの急行電車に乗れたので、そのまま乗り通した。折り返してくる団臨をどこで撮ろうかと考えながら先頭車で被り付く。新宿線らしさが出せそうな駅と言う事で、車両基地がある上石神井で下車。同駅ホームの西武新宿方で、団臨の通過を待つ事にした。

現地到着からおよそ15分。拝島行きの急行電車の後を追うように、271F他の団臨がゆっくりと接近してきた。

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旧塗装271Fを先頭に新宿線を行く「西武な車両貸切オフ会」団臨。

御覧のように、271Fは本川越方に連結されていた為、当初の目的であった旧塗装になってから新宿線を走行するシーンを撮ると言う点については、あっさりと解決できた。しかし、撮った画像を見て、新宿線らしさは出せたかなあと不安になったが、この場所で撮影した画像のうち、2枚ほど、新宿線のみで運用されている旧タイプの2000系が車両基地内に留置されている状態で写っていた。これで、辛うじて、新宿線らしさも出す事が出来た。そして、271Fとコンビを組む現行カラーの101系が287Fだと言う事を、この時点で確認した。

とりあえず、団臨撮影の一発目は無事終了。ここで朝食休憩を取ってから、団臨を追って池袋線内へ向かう事にする。

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115系 「群馬デスティネーションキャンペーン」のラッピング電車運転中

SL「ググッとぐんま号」を撮影した7月3日。沼田駅で1時間待ちぼうけを食らった後は、上越線の普通列車で高崎へと戻って来た。この日は、晩飯を高崎で食べてから帰ると言う予定にしていたので、高崎駅でも、時間に余裕があった。そこで、高崎駅到着後は、暫くホームに留まり、ある車両が来るのを待ってみる事に。

JR東日本高崎支社管内では、来年7月から9月まで開催される「群馬デスティネーションキャンペーン」に向けて、高崎車両センターに所属する115系2編成(ともに4両編成)を、「群馬デスティネーションキャンペーン」を宣伝するラッピング車に仕立てて、7月1日よりを運転していると言う。この種の車両は、運転開始日からあまり日にちが経過しないうちに撮影したいもの。どの列車に充当されているかと言う情報も掴めていない状態ではあったが、来れば儲け物と言う気持ちで、このラッピング車を待ってみる事にしたのである。

とりあえず、ホームのベンチに座って観察してみるが、次々に入線してくる車両は、普通の115系湘南色車ばかり。それはそれで良いのだが、今日は君達に用は無い。(贅沢な事を言ってごめんなさい) 待つ事およそ25分。6番線に入線してきた115系が、お目当てのラッピング車であった。疲れた体なのに、獲物を見つけると迅速に反応するから不思議だ。早速、7番線に移動して撮影を開始する。

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来年開催の「群馬デスティネーションキャンペーン」開催に向けて、高崎車両センターの115系にラッピング車が登場。

今回、ラッピング車になったのは、高崎車両センター所属の115系T1090編成。御覧のように、ラッピング車と言うよりは、「群馬デスティネーションキャンペーン」の期間の告知や、群馬県のキャラクターである「ぐんまちゃん」を掲出している程度で、ラッピング車特有の派手さは無く、どちらかと言えば、大人しいイメージである。

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D51+旧客で運転 「ググッとぐんま号」を撮影

7月3日のお話。

7月最初の土曜日となったこの日、上越線の高崎~水上間でSLを使用した団体臨時列車が運転される事になっていた。普段から「SLみなかみ号」が運転されている区間だけに、SL列車自体は、それほど珍しくは無いし、夏のSLは煙が目立たない為、ただのSL列車ならば見合わせるのだが、今回、使用される客車が、普段の12系ではなく、昔ながらの旧型客車で運転と言う。こうなれば条件は変わってくる。早速、現地へと向かった。

自宅を朝7時30分頃出発。途中、新小平から武蔵野線を利用し大宮へ抜けて、大宮~高崎間を新幹線利用で、上越線は岩本に行く予定だった。新幹線の自由席券も購入し順調。大宮までも順調に進み、ここから長野新幹線「あさま563号」に乗車するつもりだった。しかし、「あさま563号」入線直前に、この列車が全車指定席である事を知り、全ての計画が消えてしまった。仕方なく、後続の「Maxとき309号」に乗る事になるのだが、出て行く「あさま563号」を見ると、デッキに立っている客も多く、指定料金を払う覚悟で、乗ってしまうと言うのも手だったかもしれない。

仕方なく、後続の「Maxとき309号」で高崎へ。9時20分の到着となるのだが、この列車だと、当初予定していた上越線の普通列車には間に合わない。厳密に言えば、「ググッとぐんま号」は渋川で長時間停車するため、この後の列車でも岩本へは先回り出来るのだが、実際に行って人が多くて撮影できないとなると意味がない。

そこで、撮影地そのものを変える事にした。幸いにも、吾妻線の列車があり、渋川までは先着出来る。とりあえず、この列車に乗車。昨年12月のD51 498+旧客を撮影した、八木原~渋川間の撮影ポイントへ向かう事にした。吾妻線の普通列車を八木原で下車し、撮影ポイントを目指して歩く事およそ15分。目的地に到着すると、ここも既に100名ほどの鉄道ファンが集まっていると言う状況。それでも、人と人との合間からカメラを向けて、何とか撮影できる状態になった。準備が整った頃、「ググッとぐんま号」の通過時刻に。前方からD51+旧客と言う渋い編成が近付いて来た。

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八木原~渋川間を行く「ググッとぐんま号」

上越線を走るD51 498号機+旧型客車。昨年12月に撮影した時のように、もう少し線路に近付いて撮りたかったのだが、この日はこれが限界。それでも、思ったより煙も出ており、私自身は充分に満足できた。

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西武2401Fの武蔵丘入場回送に遭遇

6月27日のお話。

西所沢駅で263F+38109Fを撮影した後は、夕方からの予定に備えて、いったん帰宅する事に。西武球場前から来る準急池袋行き4372列車で所沢に到着すると、目の前の2番ホームに、2401Fの回送列車が入って来た。10両編成も停車できる長いホームに、たった2両の回送列車が停車している。暫くの間、同ホームに停車するようだったので、1番ホームへと移動し、2401Fの回送列車を撮影してみた。

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所沢駅2番ホームに停車中の2401F回送。

2401Fの回送、良く見ると、この所沢で担当の乗務員が交代しており、このまま池袋線へと入ってく模様。つまり、武蔵丘検修場へ入場する為の回送のようである。5番ホーム先発する飯能行き3617列車の出発を待って、この回送列車も所沢駅を出発して行った。

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所沢駅を出発し、池袋線へと進んで行く2401F。

当初は、この2401Fの回送が運転されると解っていれば、西所沢で留まって、池袋線内を走る旧2000系を撮った方が良かったかなと思ったのだが、所沢駅2番ホームから池袋線に入ってく様子と言うのも、見ていて面白く、この記録が撮れた事は良かったかなと今では思っている。ただ、欲を言えば、もう少し両数が長いと、ポイントをクネクネと通過していく姿が撮れて面白かったかなと。

長々と6月中の撮影記を書いてきましたが、この記事を以て6月の撮影記は終了となります。次からは、いよいよ7月のお話です。通常通りのペースに戻るまで、もう暫くお待ちください。

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西武 38109Fの甲種輸送を撮影

6月26日及び27日のお話。

西武鉄道では、今年度も30000系を16両増備することになっているが、この度、今年度増備車の第2陣である38109Fの甲種輸送が、6月25日から27日にかけて実施された。地元、西武鉄道を走る新型車両の甲種輸送。これまでの30000系の甲種輸送は全て何らかの形で撮影している為、今回もしっかりと記録しておきたいところ。前回の38108Fの甲種輸送が、西国分寺での撮影だけに留まっていただけに、今回の38109Fの撮影には気合が入っていた。

まずは、前日の26日から。この日、甲種輸送は横浜羽沢まで運転されることになっている。今の時期だと、大船付近であれば、充分撮影が可能であった。そこで、新宿から小田急線に乗車し藤沢へ。同駅周辺で、この甲種輸送を撮影する事にした。

藤沢駅から東海道本線の線路に沿って、平塚方向へ向けて歩いていく。駅から歩いて10分ほど。そろそろ撮影地を確定させないと、甲種輸送がすぐそこまで来ているのに・・・そう思いながら進んで行くと、一つの踏切に注目した。鵠沼第二踏切。なかなか良さそうな踏切。しかも撮影しているのは、小さいお子さんを連れた男性一人。これは撮影できそうだ。早速、踏切を渡って、先客の方が待機している場所へ進む。声をかけて、後ろから撮らせていただく事を承諾していただき、甲種輸送を待つ事にした。

現地到着からおよそ8分後の事。38109Fの甲種輸送が、ゆっくりと近付いて来た。

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EF200に牽引され、横浜羽沢へと向かう西武38109F甲種。

38109Fを牽引してきたのは、EF200-20号機。いつも、新秋津周辺で撮影すると、機関車はEF65に変わっている為、EF200が牽引する西武30000系と言うのは、実に新鮮に感じる。私自身が撮影した中では、38102Fの甲種以来だと思う。

この日の甲種輸送の撮影は、これにて終了とした。

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牽引機変更!寝台特急「カシオペア」を撮影

6月27日のお話。

JR東日本では、寝台特急「カシオペア」や「北斗星」の牽引に活躍中のEF81の老朽取り換え用として、EF510の新製を昨年から進めているが、この度、6月25日上野発の「カシオペア」より、EF510の営業運転投入が開始された。初日となった25日発の「カシオペア」には、初陣を飾るべく、トップナンバーの501号機が充当された。

新型電気機関車の雄姿をいち早く撮影したい。そう思い、その折り返しとなる26日朝上野着の「カシオペア」を撮影する事にした。向かった先は、東大宮~蓮田間の有名撮影ポイント。俗に言う「ヒガハス」である。「カシオペア」も「北斗星」も、この付近は、10分ほどの差で運転をしており、撮影には好都合。まずは、「カシオペア」から撮影を開始する。

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EF510-501号機に牽引され、上野を目指す「カシオペア」

2009年12月19日に、甲種輸送により、田端に到着したEF510-501号機牽引による、寝台特急「カシオペア」。501号機の登場後、各種試験が繰り返され、登場からデビューまで半年が掛かったていた。

なお、「カシオペア」用のE26系客車に合わせたカラーのEF510も、近いうちにデビューする事になっている為、この青いEF510が牽引する「カシオペア」は、今だけの期間限定になってしまうのかもしれない。

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続く「北斗星」は、カシガマのEF81 79号機が牽引を担当。

カシガマ牽引による「北斗星」。どうも、このところ「北斗星」を撮ると、カシガマだったと言う事が多い。たぶん、カシガマの方が調子が良いのだろう。「カシオペア」が一足早くEF510になった事もあって、今後はますますカシガマ充当の「北斗星」を目にする機会が多くなるかもしれない。

以下、管理人より、本記事に関してのお知らせです。

さて、私事ですが、この撮影を行った6月27日は、この現場において、とんでもないアクシデントに見舞われてしまいました。私自身、とても撮影出来るような状況ではなく、精神的にも落ち込んでしまったのですが、幸いなことに、周りの方に親切にしていただき、無事に撮影を終える事が出来ました。この場を借りまして、厚くお礼申しあげます。当初は、この記事に関して、公開を控えようかとも思ったのですが、弊ブログの更新を楽しみにしてくださっている読者の皆様の為にも、記事の公開に踏み切る事としました。しかし、この時の精神的ショックは、まだ癒えていない事から、この記事に限りまして、コメント及びトラックバックの受付を控えさせていただく事にしました。誠に勝手な扱いで申し訳ございません。ご迷惑をおかけいたしますが、ご理解の程、お願い申し上げます。

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西武多摩川線 101系低運車同士の交換シーンを撮影

6月24日のお話。

仕事終わりに、ツイッターを眺めていると、西武多摩川線の新101系「春」編成が、白糸台の車両基地でお休み中と言う書き込みを発見した。

現在、新101系リニューアル車への置き換えが進行中の西武多摩川線。249F「夏」編成の入線に伴い、101系低運車、新101系共に2本ずつと言う体制となっていた。多摩川線は4編成中3編成使用、1編成予備と言う状況の為、新101系が1編成、車両基地に入庫しているとなると、この日は、低運車2本、新101系1本で運転している事になる。と言う事は、低運車同士の交換シーンが見られるではないか。そう思ったら、乗車していた中央線を、武蔵境駅で下車していた。

JRとの連絡改札を通過して、多摩川線のホームへと向かうと、ちょうど18時06分発の是政行きが停車していた。車両は、入線したばかりの249F「夏」編成。と言う事は、この電車で新小金井まで行くと、12分後には低運車同士の交換シーンが見られる。実に好都合な列車に当たった事になる。およそ3分ほどで新小金井着。構内踏切を渡って、改札を出て、駅前の広場で、後続の電車を待つ事にした。

現地到着からおよそ10分後の事。踏切が鳴り出し、まずは、武蔵境行きの電車が先にやってくる。前方に見えてくるのは、間違いなく低運車である。まずは、この武蔵境行きを撮影する。

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101系低運車による武蔵境行きが、新小金井駅に進入する。

急な思い付きでの多摩川線撮影のため、手持ちはコンデジのみ。しかも連写機能を使わずに一発勝負での撮影と言う事で、ちょっと気持ちが焦ってしまったのか、シャッターを押すタイミングがやや早かった。

武蔵境行きを撮影した後、振り向くと、今度は同じく低運車による是政行きが、ちょうど新小金井駅に入線するところであった。お互いの顔が並んだ瞬間を待って撮影する。

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新小金井駅で顔を揃えた101系低運車。この並びが見られるのも、この夏が最後。

かつては、当たり前のように見られた、この低運車同士の並び。そんな光景がみられるのも、次の「秋」編成が入線するまでと言う事で、残り2カ月ほどと言う事になるだろう。しかも、低運車が2編成とも稼働していなければ見られない訳で、本当に思い付きだけど、来て良かった。そう思った。

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寝台特急「カシオペア」とスカイツリー

さて、前の記事で触れたように、6月20日の夕方は、尾久駅で115系の訓練車を撮影したが、この駅での本来の撮影目的は、札幌へ向かう寝台特急「カシオペア」だった。

現在、JR東日本では、北海道へ向かう寝台特急「カシオペア」「北斗星」の牽引機を、従来のEF81から、最新鋭のEF510に置き換える準備を進めているが、この度、「カシオペア」が、6が湯25日よりEF510に置き換えられる事になった。その為、EF81牽引の「カシオペア」を撮ろうとする場合、EF510にトラブルが無い限り、この20日が日曜日での最後のチャンスと言う事になっていた。そこで、EF81牽引の「カシオペア」の撮り納めを考えたのだが、この尾久駅で撮影すると、建設中の東京スカイツリーをバックに撮る事が出来ると言うので、最後の撮影の場所として、尾久駅を選択したのである。

私は、「カシオペア」通過のおよそ30分ほど前に尾久駅に到着する。この時点で、「カシオペア」狙いの鉄道ファンの姿は、殆ど見られなかったが、やがて、通過時刻が迫るに連れて、徐々に人の数も増えてきた。早めに確保しておいて正解だった。そして、16時25分頃の事。EF81に牽引された「カシオペア」が尾久駅を通過して行った。

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スカイツリーをバックに尾久駅付近を行く札幌行き寝台特急「カシオペア」

この日、「カシオペア」を牽引したのは、EF81 99号機。背後には、建設中の東京スカイツリーが入り、更に房総地区への転用を前に、疎開留置中の209系も一緒に写っている事で、この組み合わせがEF81の「カシオペア」からの撤退目前の光景と言う事が、数年後にこの記事を振り返っても、お解りいただけるかと思う。EF81の「カシオペア」の撮り納めとしては、充分に納得できる撮影となった。

さて、EF510への置き換えは、近い将来、「北斗星」でも実施される事になる。こちらも、スカイツリーをバックに撮影したいところではあるが、流石に上野発19時過ぎとなれば、走行写真の撮影は厳しい。快晴ならば何とかギリギリと言う考えもあったが、この日は、午後から曇り気味の天気で有り、とても露出が稼げるとは思えなかった。そこで、いったん尾久駅から離れたものの、18時過ぎに再び尾久駅へと戻って来た。そして、推進回送で上野駅へと向かう前の「北斗星」を、尾久駅のホームから撮影してみた。

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上野駅へ回送準備中の「北斗星」

この日の「北斗星」の担当は、EF81 78号機。幸か不幸か、このところ、「北斗星」を撮影すると、「カシオペア」カラーのEF81に良く当たっていたた為、出来れば赤い星ガマを撮りたいと思っていたのだが、とりあえず、その願いだけは通じたようだ。

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尾久駅構内に留置中の115系訓練車を撮影

7月に入りましたが、引き続き6月20日のお話からです。

201系H4編成の撮影を終えた後は、一気に都心方面へ。向かった先は尾久駅である。

上野駅から東北本線(宇都宮線)・高崎線の普通列車で一駅目となる尾久駅には、「カシオペア」や「北斗星」と言った、寝台特急用の客車が配属されている尾久車両センターが併設されている。その為、尾久駅のホームからは、これらの客車を眺める事が出来るのだが、この日、私が尾久駅に降り立つと、すぐ目の前には、こんな車両が停車していた。

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尾久駅構内に留置されていた豊田車両センターの115系訓練車編成。

普段は、豊田車両センター内に留置されていることの多い、115系訓練車編成。JR東日本では、乗務員の異常時の取り扱いや応急処置等の教育訓練の為に、このような訓練車を用意している。今回、この編成を活用した訓練が宇都宮で実施された後、尾久車両センターでも訓練を実施。訓練終了後、豊田車両センターへの回送に備えて、この場所に留置されていたようである。

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