« カシオペア色EF510を撮影 | トップページ | 都電荒川線の最新鋭車両 8800形と出会う »

都電荒川線 「オオゼキタク納涼電車ライブ」に参加する

さて、上野駅での撮影を終えた後は、いったん新宿へ向かった後、都電荒川線沿線へと向かう。

この日、都電荒川線では、レトロ電車の9000形を使用した貸切列車が、早稲田~三ノ輪橋間で1往復運転される事になっていた。その貸切電車とは、歌手でシンガーソングライターであるオオゼキタクさんが企画したもので、都電の車両を1車両貸し切って、車内でライブを行うと言うもの。実は、以前からオオゼキさんより、このイベントにお誘いを頂いていたのだが、実際に、ヘッドマークを付けて走行するとなれば、撮影もしたくなるわけで、片道のみ乗車して、あとは撮影というつもりでいた。しかし、貸切列車の詳細を聞いてみると、ヘッドマークが付くのは、実際に貸切電車として走行する1往復のみ。と言う事は、早稲田からの第1便に乗車すると、三ノ輪橋で折り返す間しか撮れないし、三ノ輪橋からの第2便に乗車した場合は、第1便が三ノ輪橋に到着するところしか撮れない。いずれにしても、乗車する以上、撮影地は三ノ輪橋に限られてしまう。どちらの便に乗るか。悩んだ結果・・・

三ノ輪橋で待ち伏せして、撮影後に第2便に乗る。

と言う結論に達した。

オオゼキさんのお話では、貸切電車は14時02分に、三ノ輪橋に到着との事。そこで、新宿で野暮用を済ませた後、中央線で御茶ノ水へ。そこから千代田線で町屋へ。町屋から、この貸切電車に先行する形で都電荒川線に乗り込み、三ノ輪橋へと向かった。

三ノ輪橋に到着したのは13時40分頃のことだった。折り返しの早稲田方面行きが出発する停留所付近へ行くと、スタッフの方が待機していた。まずは料金を支払う。そして、私の番号が16番で、番号順にチケットを渡すので、13時45分頃から番号順に並んでもらうとの案内を聞いたが、スタッフの方に、電車を撮りたいので、撮影後の合流が可能か尋ねたところ、快く承諾いただいた。有り難い。

とりあえず支払いも済ませて一安心。私は、停留所近くの踏切へと向かい、貸切電車の到着を待つ事にした。その間、7000形や新型の8800形等を撮影したが、撮影の合間に、地元のおばあちゃんと、都電の新型電車について語ったりした。このおばあちゃん、新型車が5両ある事を知っていた。恐るべし。まあ、気軽に話しかけてもらえるところが下町らしい。

そして、14時02分、予定通り、オオゼキタクさんの貸切電車が、三ノ輪橋に到着した。

Img_d19845s

三ノ輪橋に進入する9000形貸切電車。

2007年に登場したレトロ電車の9000形は、昨年9002号車が増備され、現在2両が在籍している。2両ともアイボリーをベースにしている点は一緒だが、下半分のカラーが異なっており、昨年度増備された9002号車は、下半分が濃紺となっている。今回、貸切電車に使用されたのは、2007年に登場した9001号車の方だった。まずは、三ノ輪橋進入を撮影した後、今度は、踏切内から降車ホームに停車中の9001号車を撮影してみる。

Img_d19848s

三ノ輪橋に到着し、降車ホームに停車中の9001号車を踏切から撮影してみる。

この時は、何気なく撮っていた反対側。停車中と言う事もあり、シャッター速度を遅くして、LEDの文字もしっかり写るようにして撮影してみた。後で、オオゼキさんのファンの女の子達から、前後でヘッドマークのデザインが違う事を教えてもらうまで、ヘッドマークの違いが全く気が付かなかったという、何ともお恥ずかしいお話だ。

さて、一連の撮影を終えた後は、いよいよ電車に乗る事に。早速、ホームに向かうと、まあ、若い女性ばかり。事前に聞いていた私の番号は16番で、番号順に並ぶようにスタッフの方から言われていたのだが、ホームに行くと、どうみても16人以上は並んでいた。ちょっと不安になり、すぐ近くにいた参加者の女性に尋ねてみると、この方は15番との事。良かった。とりあえず、彼女の後ろに並んでいれば大丈夫そうだ。暫くすると、スタッフの方からチラシ・うちわ・チケットの配布があった。これらを貰って、いざ車内へ。ライブ電車は、定員30名。席は早いもん勝ちとの事。とりあえず、座席は確保できたが、9000形の座席だけでは足りないようで、車内の一部には、ござが敷いてあった。

座席に着席すると、すぐに電車は動き出す。さあ、ここから早稲田までの間、オオゼキさんのライブが始まる。車内を見渡してみると、圧倒的に若い女性が多い。後で解った事だが、早稲田からの第1便には、鉄道写真家の中井精也さんや、栗原 景さんearthwormさん等もお乗りになられたとの事で、第1便の方が鉄分が濃かったようだ。

車内では、電源が使用できない事から、電気を使用する楽器やマイクが使用できないとの事で、生音でのライブ。ゲストに、アコーディオン奏者のDANさんをお迎えしたとの事だったが、車内で聞くアコーディオンは、都電にピッタリのイメージだった。

Img_d19858s

車内で熱唱するオオゼキさん。

早稲田までのおよそ1時間は、本当にあっという間で、第2便の車内では10曲目を歌いきったところで終点である早稲田の停留所が見えてきた。ここで皆さん一斉に下車。

この後、9001号車が荒川車庫前行きとして折り返していくまでの僅かな時間を利用して、記念撮影が行われた。

Img_sx9348s

9001号車とオオゼキさん。

今度は反対側に回り、出演者全員が入った状態で記念撮影が行われた。

Img_sx9351s

出演者3人並んでの記念撮影。

若い女性達に負けまいと、必死で撮影したのだが、狭いホーム上での撮影だったため、皆さんが手に持っていたカメラや携帯電話を避けての撮影は出来なかった。

最後に、9001号車の前後に掲出されていたヘッドマークが外され、オオゼキさんの手に渡ったので、オオゼキさんとヘッドマークの組み合わせを撮らせてもらった。

Img_sx9355s

2種類のヘッドマークを手に、記念撮影に応じるオオゼキさん。

このヘッドマークは、この後、オオゼキさんのファンの女性が2枚とも貰っていった。

この後、私はライブ電車の車内で見かけたある車両を撮る為に、9001号車の折り返しである荒川車庫前行きに乗る事にした。車内には、渋谷のライブハウスへ向かうオオゼキさん御一行と数名の乗客と言う状況で早稲田を出発。少しだけ、オオゼキさんと車内でお話をしたが、サポートの方が電車の揺れで少し酔ってしまったとか。それでも、そういった表情を見せずにライブをこなしていたのだから、流石はプロ!って感じがした。

オオゼキさんご一行は、鬼子母神前で下車。車内から皆さんを見送った後、私はこの電車で王子方面へと向かった。

| |

« カシオペア色EF510を撮影 | トップページ | 都電荒川線の最新鋭車両 8800形と出会う »

鉄道」カテゴリの記事

鉄道:東京都交通局」カテゴリの記事

路面電車」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 都電荒川線 「オオゼキタク納涼電車ライブ」に参加する:

« カシオペア色EF510を撮影 | トップページ | 都電荒川線の最新鋭車両 8800形と出会う »