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西武 2501Fが狭山線で運用中

8月24日のお話。

西武池袋線の西所沢から分岐する狭山線。埼玉西武ライオンズの本拠地である西武ドームへの足としても知られる路線ではあるが、プロ野球の公式戦が開催されない日は、池袋からの直通電車を除き、101系の4両編成が線内を折り返すと言う、のんびりとしたムードが味わえる路線である。

その狭山線に8月中旬頃から、普段は新宿線で運用中2000系2501Fが貸し出され、運用に就いていると言う。実は、以前より、毎年夏休みの時期に合わせて運転されている不定期列車充当用として、新宿線から2000系が貸し出されて運用に就く事があった。しかし、今年3月のダイヤ改正から、狭山線の日中のダイヤが見直されて、池袋からの直通列車と線内折り返し列車を交互に発着させ15分ヘッドでの運転となっている為、日中の不定期列車の設定は無くなった。その為、今年の夏は、新宿線からの2000系の派遣は無いと思っていたのだが、多摩川線へ投入する101系リニューアル改造車の種車捻出のため、池袋線から新宿線へ、245Fが移籍した為、池袋線所属の4両編成の101系が、241F1本のみとなってしまった事から、その穴埋めとして、2501Fを貸し出したようである。

そこで、この2501Fの代走運用を記録するべく、8月24日の夕方、西所沢駅へと向かった。現地に到着したのは、19時を過ぎていた。狭山線の電車が発着する2番ホームに行ってみると、4両編成の101系が停車していた。この時点で、池袋線では唯一の4両編成の101系となった241Fである。まずは、この編成から撮影してみた。

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狭山線の線内折り返し運用に就いていた241F。

スカートが無く、すっきりとした印象の強い241F。この241Fは、秩父鉄道対応のATSが搭載され、秩父鉄道への直通列車に使用されていた時期があり、その名残から、車内の吊革が茶色い物になっている。

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クハ1242の車内。茶色の吊皮がこの編成の特徴である。

今の4000系による直通運転も同じ事だが、直通列車は、横瀬駅で4両ずつに行先が分かれる。編成ごとに分割して車内放送が出来ない101系では、「茶色い吊革の車両は●●行き」と案内する事で対応していた。ちなみに、同様の試みは、西武鉄道よりも前に、京王電鉄で実施されており、おそらくは、西武鉄道がこの方法を参考にしたものと思われる。

241Fの西武球場前行きが出発してから6分後の事、2501Fが2番ホームに入線してきた。

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241Fと共に、狭山線の運用に就いていた2501F。

車内の停車駅案内図は池袋線仕様になっているものの、方向幕は新宿線仕様のまま。もともと、西所沢と西武球場前の幕は、新宿線の車両に含まれているため、狭山線での運用には問題ないのだが、折り返しの西武球場前行きの表示になるまで、新宿線の行先が続々と出てくるため、結構時間がかかっている。方向幕グルグルを見たい人には、ちょうど良いかもしれない。

新宿線の2000系による狭山線の助っ人運用。今年は、これまでの年とちょっと理由が違うようだが、偶然にも、池袋線では2451Fのみしか存在しない、貫通扉の窓が小窓のタイプが、3年連続で貸し出されたという点が面白い。

2501Fによる狭山線の助っ人運用は、9月に入ってからも続いているとの事。例年とは異なり、今年は、もう少し見られそうだ。

弊ブログ内関連記事
2008年8月3日付記事 西武狭山線 237Fと2519Fの線内運用を撮る
2009年8月17日付記事 西武 2517Fが狭山線で運用中

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