2413Fも参戦! 西武狭山線 2000系2+2が運用に入る
11月6日、東急車輛から出場してきた2079Fの甲種輸送(後日執筆予定)を撮影した際、所沢駅で2000系2461F+2463Fの回送列車を目撃した。時刻からして、狭山線の折り返し運用に就く車両を送り込む回送列車だった。通常、狭山線の線内運用には、101系の4両編成が運用されているが、30000系の増備が進み、現在、池袋線に所属する4両編成の101系は、241Fのみと言う状態。そこで、新宿線から4両編成の2000系を1編成借り入れ(現在は2509Fを借入中)、241Fと2509Fが交互に使用されていると言う状況となっている。しかし、この日は、2509Fが運用に就けなかった事から、急きょ、池袋線の増結用の2000系2両編成を2本つなげて、4両編成に組み、狭山線に投入したものと思われる。突然の珍編成遭遇に、ちょっとワクワクしてしまったが、この後の予定もあり、この日は撮影を断念。翌日の昼間、再度撮影する事にした。
そして翌7日の午後、私は狭山線の様子を見に出かけてみた。日中の狭山線は、池袋からの直通準急と、線内折り返しが交互に運転されて、15分おきの運転となっている。私は、まず西所沢へ。すると、30分おきにやってくる線内折り返し列車は、4両4ドアと言う表示が出ていた。これで、前夜に見た珍編成での運転と言うのは間違いない。池袋からの直通準急に乗り込み、西武球場前へ。途中の下山口で、2461F+2463Fの西所沢行きと交換した。そのまま西武球場前駅で、同編成が折り返してくるのを待つ事にする。
西武球場前駅到着からおよそ15分後。2461F+2463Fの線内折り返し列車が、西武球場前駅に到着した。
西武球場前駅に進入する2461F+2463F。
通常は、2000系8両編成の飯能方に増結する形で、優等列車に活躍する池袋線の2000系2両編成。思えば、今からおよそ20年前。初めて、池袋線に新2000系が投入された際、最初に増結用として投入された2両編成4本、2459F~2465Fは、本線系統で活躍する8両編成の2000系が出揃うまでの間、2編成併結した4両編成を組み、この狭山線の折り返し運用に就いていた。その後も、運用の都合で、2000系2+2の組み合わせが、狭山線を走った事は有るらしいが、私自身は、この時以来見た事が無く、この撮影時には、約20年前の記憶が蘇って来た。
さて、西武球場前駅の進入シーンを撮り終えた後は、折り返しまでの間、クハ側も撮影する事に。
通常は先頭に立たないクハ2464側も撮影。
先に触れたように、池袋線の2000系2両編成は、飯能方に連結位置が固定されている。その為、クハ側は、本線上で先頭に立つ機会が少ない。それだけに、クハが本線上で先頭に立っていると言うところは、しっかりと記録しておきたい。
ブレーキハンドルがセットされた、クハ2464の運転台。
先頭に立つ機会が少ないと言う事は、当然の事ながら、本線上で、クハ2464の運転台に、ブレーキハンドルがセットされていると言う状態を目撃する機会も少ない訳で・・・こう言うシーンも忘れずに押さえておかなくては・・・
この後、私は、この列車で西所沢へと移動。更に、西所沢駅の駅の外と中から、この珍編成を撮影してみた。
西所沢を発車。西武球場前に向かう2461F+2463F。
西武球場前行きとして出発を待つ2461F+2463F。
狭山線の線内折り返し運用を残す以上、池袋線にも4両編成を組める車両を置く必要がある。101系の置き換えが完了した後は、どうなるのかと思っていたが、今回、2両編成の2000系を2本組んだ4両編成を出現させた事で、狭山線の今後の運用方法が、何とな読めてきたような気がする。今後は、このような編成を見かける機会も多くなるのかもしれない。
この撮影から、およそ一週間後の事。更なる珍事が発生した。なんと、新宿線で運用していた旧タイプの2000系のうち、2両編成の2413Fが、急きょ、池袋線に移動した。今のところ、転属なのか貸し出しなのかは不明だが、とりあえず、クモハ2413には女性専用車のステッカーが貼られたとの事。更に、2461Fと組んで狭山線の運用に就いていると言うので、13日の夕方、再び西所沢を訪れて撮影してみた。
2461Fとコンビを組んで、狭山線の運用に就く2413F。
新宿線の2000系は、野球開催日に狭山線を走る事があり、旧2000系の西武球場前行きは珍しくないのだが、こうして、池袋線に所属する2両編成の新2000系と併結した4両編成となれば、これは珍事だ。
女性専用車のステッカーが貼られたクモハ2413。
池袋線では、昨年11月23日にも、急きょ2005Fが貸し出されて、本線を走行したが、今回の2413Fも、狭山線だけでなく、本線を走行する事が有るのだろうか?都心部の複々線区間を、颯爽と駆け抜ける2413Fの姿も見てみたくなった。
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コメント
うわあ、2000系の付属編成の重連でパンタ4丁あげ、これは新宿線では絶対に見れない光景ですよね。う~ん、こういう情報をしっかりとキャッチしてくるTOMOさんのアンテナは「素晴らしい!」「立派!!」としか言いようがないですね。
ところで、話は変わりますが、多摩川線の白いN101系って、20000系以前の在籍車両(もちろん鋼製車も対象です)のカラーリングを30000系に近づけることを考えてのテスト用として、あえてベースカラーを白にしているように思えるのですが、どうでしょうかね?
投稿: 村木雄一 | 2010/11/14 21:00
2413Fが2097Fと組んだの見たいですね。
AK-3の作動とモハ2397・モハ2398のの音のコラボ!
投稿: 準急豊島園 | 2010/11/15 01:58
村木雄一さん、準急豊島園さん、コメントありがとうございます。また、コメント返しが遅くなりまして、申し訳ございません。
>村木雄一さん
お褒め頂き恐縮です。私自身のアンテナは、大したことは有りません。もう必死について行くだけです。仰るように、新宿線では、4両編成でパンタ4丁と言うのは見られませんから、狭山線運用時だけの魅力と言えますね。白い101系に関してですが、ふと考えてみますと、4000系やレオライナーのベースの色と同じなんですよね。多摩川線では、低運車引退時に「黄色い電車」という表現をしていますから、今後、他のワンマン車との差し替えが有っても、黄色は入らないと言う事が予想できます。そうなると、多摩川線だけではなく、多摩湖線でも、今後は黄色から白くすると言う事なのかもしれませんね。もしかしたら、ライオンズカラーにしてしまうのか?多摩湖線だったら、山口線を通して、西武球場前まで行けますから、その方が良いかもしれませんね。
>準急豊島園さん
2413Fと2097Fの共演、見たかったですね。残念ながら、この撮影の数日後には、新宿線に返還されてしまったそうです。今回は狭山線しか運用についていませんでしたが、急な車両トラブル等で、本線の運用についても問題ないように、女性専用車のステッカーだけは貼られていたようですね。
投稿: TOMO | 2010/11/20 05:31