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広島更新色EF64 1047号機が先頭に立った89列車を撮影

では、ここで4月24日に遡ります。

午前中は、西武鉄道の芝桜臨を中心に撮影をしていた私。ふと携帯で情報を収集していると、隅田川駅から武蔵野線・中央本線経由で北長野へと向かう89列車に、JR貨物広島車両所で更新工事を受けた、EF64 1047号機が先頭に立っているとの情報が入った。一度は撮りたいと思っていた広島更新機。これは撮りに行かなくては。私は、この列車を撮るべく、武蔵野線の新座へと向かう事にした。

JR貨物のEF64は、現在、0番台と1000番台に関係なく、愛知機関区に集中配置されている。その為、岡山機関区に所属していた伯備線用の1000番台車も、現在は愛知機関区の所属となった。所属は一本化されたとは言え、首都圏を中心とした高崎運用、伯備線の岡山運用と分かれているが、1000番台に関しては、運用が共通化できるよう、従来、岡山に配属されていた車両も、首都圏へ乗り入れできるように、ATS-PFを取り付けたり、重連総括の整備を受けた。その為に、今回、広島車両所更新タイプの車両を首都圏でも見られるようになったのである。

新座駅へは、89列車通過のおよそ30分前には到着。下りホームの西船橋方には、89列車狙いと思われるファンが、この時点で5人ほどいた。この駅は、緩いS字カーブとなっている為、広島更新色の違いを強調するため、機関車が手前に来た所を引き付けたかったので、ホームの先端より電車の扉2つ分位内側に待機することにした。

89列車通過直前までは、人も少なめだったのだが、通過3分前になったら一気に人も増え、何と私の前にも数名が入って来た。まあ、それでも撮影には支障がないと思っていたのだが、一番最後に入って来た人が、コンデジで撮っているのか、手だけが線路方向に入ってくる。その為、狙っていた位置に車両が来ると、どうしても手が入ってしまうと言う状況になってしまった。出来るだけ出ないようにお願いしようとするにも、既に時間がない。どうしようかと思っている間に、89列車が来てしまった。

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広島更新色1047号機を先頭に、北長野へと向かう89列車。

結局、前に入った人の手を入れないようにするため、避けて撮影すると、当初予定していたベストポジションに来た時は、貨車が数両切れてしまうと言う結果に。この時、都合6枚撮影したのだが、編成全体が綺麗に入ったのは、なんと最初に撮影した1枚のみ。1枚でもモノになってくれたから良かったものの、これで1枚も撮れていなかったら、まさに「骨折り損のくたびれ儲け」と言ったところだった。

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本千葉駅で113系を撮影

では、再び4月3日のお話です。

いすみ鉄道の訪問を終えた私は、大原駅から209系の普通列車に乗って千葉方面へ。節電の為、暖房を使用していないため、帰りの車内も寒く、更に、ボックスシートで腰が痛くなった事から、帰りはロングシート車で。疲れていた事もあり、寒い車内ではあったが、ついうとうとと眠ってしまい、気が付いたら蘇我駅だった。ちょっと京葉線の様子も気になった事から、ここで下車する事に。

時刻表を見ると、少し待てば、京葉線分割運用となる83運行が来る事が解り、ホームで待機する事に。待つ事およそ20分。東京からの1683Aが蘇我駅に到着したのだが・・・

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蘇我駅に進入するE233系分割対応編成。

入線してきたのは、E233系の分割対応編成。聞けば、3月12日より、E233系が分割運用に入っているとか。稀に201系が入る事もあるようだが、基本的に、E233系が使用される模様。もし、201系が来れば、京葉線で帰ろうと思っていたのだが、これで京葉線で帰る気が無くなってしまった。

がっかりしていた時、背後から内房線の普通列車が到着。その車両を見て、急に元気が出てきた。

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蘇我駅に進入する内房線196M。

入線してきたのは113系。よく見ると、後ろには湘南色編成も連結されているのが解る。これは撮影するしかない。早速、この196Mに乗り込み、お隣の本千葉駅に移動する事にした。

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京葉線201系K2+52編成の廃車回送を撮影

4月26日のお話。

昼休み、ふと携帯で「鉄道目撃情報SNS」を見てみると、京葉線の201系K2+52編成の廃車回送が実施されているとの情報を見つけた。しかも、新宿を11時55分に出ると言う。この時間に新宿を出ると言う事は、中野駅で下り特急を先に通す筈。であれば、今から駅に行っても間に合うかも。そう思った私は、コンデジを持って、急いで西荻窪駅へ。駅に着くと、1・2番線ホームの東京方には、同業者が7人ぐらい集まっていた。中央快速線から201系が撤退してから、この駅で撮影している人も少なくなり、こんな光景を見たのは久々だった。

12時10分頃、「スーパーあずさ」が通過。おそらく、この後を続けて青い201系が来る筈だ。そう思って待機していると、予想通り、荻窪方向から青い201系の姿が見えてきた。しかし、それと同時に、2番線には東西線直通電車の接近放送が入る。そして、さらに1番線にも三鷹行きが来ると言う。これは完全に被りのパターン。駄目かぁと思ったが、2番線の東西線が到着してから、201系の通過まで、ほんの数秒ではあるが、余裕がありそうだ。そこで、東西線の電車が停車するのを待って撮影開始。発車メロディが鳴っている間に1枚だけ撮影する事が出来た。

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京葉線201系K2編成+52編成が長野へ向けて最後の力走を見せる。

西荻窪では、およそ半年ぶりとなる201系の撮影。それは、皮肉にも長野へ向けて最後の力走を見せる京葉線201系の廃車回送であった。御覧のように、方向幕は全て抜き取られ、「回送」と書かれた紙が、正面の方向幕の部分に貼られていると言う、何とも寂しい姿であった。

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現役時代のK2+52編成。 2010年5月29日、舞浜駅にて撮影。

外房線・東金線直通の分割運用の為に、4編成だけ残されていた京葉線の201系だが、ついにE233系の分割編成が、3月12日から運用に就き始めた為、201系も徐々に運用を離脱。4月5日には、K3編成+53編成が廃車回送されており、今回のK2+52編成が2編成目の廃車回送となる。これで201系は残り2編成。おそらく、夏前には全廃となってしまうのではないかと思う。

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西武2069F 東急車輛入場

では、ここで順番を入れ替えまして、旬の話題から。4月25日のお話。

西武鉄道では、平成19(2007)年度より、新2000系のリニューアル工事を、東急車輛で実施している。今年度の事業計画は、現時点で発表されていないが、今年度も継続して行われるようで、その第1弾となる2069Fの東急車輛への入場に伴う甲種輸送が、4月25日の朝、実施される事になった。

例により、西武線内のダイヤは、鉄道ダイヤ情報誌にも発表されていない。ただ、ここ最近の傾向から、7時45分頃までには、所沢を出発するだろうと判断した。このタイミングで出発してくれれば、所沢陸橋で撮影しても、職場に遅刻することなく出勤する事が可能だ。出勤前に撮影する事にした。

地元、萩山駅を6時31分に出発する急行西武新宿行きに乗車。車内で、撮影道具を持った学生さんを見かける。もしや、所沢へ行くのかな? そんな事を考えながら、小平で乗り換える時に見失ってしまった。小平で2分接続の本川越行きに乗り換え、所沢に着くと、6番線に、263F+2069Fが停車しているのが見えた。早速、改札を出場し、東口へ。まずは、2069Fの最後部付近へと向かい、撮影する事にした。

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所沢駅に停車中の2069F。

甲種輸送に備えて、スカートを外した状態で待機する2069F。陸橋での撮影を考えると、後追いは難しい事から、どうしてもスカートを外した状態での撮影を事前にしておきたかった。その為、陸橋に行く前に、まずは線路沿いの道から、この部分だけを撮影した。

この後、いつものように所沢陸橋へ向かう。足早に歩く事およそ10分で到着するが、現地で待機していたのは、先程、萩山から乗車した急行の車内で見かけた学生さん一人だけだった。挨拶をして話しかけてみると、何と同じ町内に住んでいるとか。その事も驚いたが、もうひとつ、人の少なさにも驚いた。もう263F牽引だったら、全く興味が無くなってしまったと言う人も多いのだろう。

現地到着からおよそ10分後、7時11分ごろであるが、263Fに牽引された2069Fがゆっくりとやって来た。

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263Fに牽引され、新秋津へと向かう2069F。

以前よりも30分ほど早い通過。運が良いのか悪いのか、2069Fの通過と同時に、2000系の上り列車がやって来た。その光景は、東急車輛へと旅立っていく仲間を、見送っているかのようにも見えた。

この撮影を以て、2069Fの東急車輛入場甲種の撮影を終了とした。撮影後は、東村山・国分寺を経由して西荻窪へ。途中の国分寺で朝食を摂って、いつもと同じ時間に職場に到着する事が出来た。

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被災した第三セクター鉄道を救え!いすみ鉄道キハ52チャリティー撮影会開催

4月3日のお話。

東北地方太平洋沖地震発生から約3週間が経過したこの日。千葉県を走る第三セクター鉄道、いすみ鉄道では、この春より運転を開始するキハ52を使ったチャリティー撮影会が開催された。

今回の震災では、その後に発生した津波により、東北地方から千葉県にかけて、鉄道にも大きな被害が及んでいる。各線とも巨額の復旧費用がかかるが、その中でも、JR東日本が運営している路線については、復旧に向けて少しずつ動き出しているが、経営状態の厳しい第三セクター鉄道にとっては、会社の存続をも左右する死活問題となっている。厳しい状況に追い込まれた第三セクター鉄道を救おうと立ち上がったのが、いすみ鉄道だ。キハ52の撮影会を開き、撮影会に来ていただいたお客さんに、募金に協力してもらおうというのが、このイベントの趣旨であった。被災した鉄道会社の中には、このところ、色々とご縁のあった、ひたちなか海浜鉄道も含まれている。これは現地へ行って、募金に協力し、そして、キハ52の運転開始に向けて頑張っている、いすみ鉄道も応援しよう。そう思って出かけることにした。

当日朝、私はまず東京駅へと向かう。なにもチェックしないで出てきた私。てっきり外房線の特急は動いていると思いきや、動いているのは普通列車だけ。仕方なく、京葉線の上総一ノ宮行き快速でスタート。ホリデーパスで乗っていたこともあり、いったん茂原で下車し、後続の安房鴨川行きへと乗り換え。節電のため、暖房が入っていない肌寒い209系で我慢しながら外房線を進み、いすみ鉄道の始発駅、大原に到着したのは、11時23分のことであった。大原駅の改札口を出て、右に曲がると、いすみ鉄道の大原駅があった。早速、ここで1日乗車券を購入し。列車の到着を待つ事にする。待つ事およそ10分、上総中野からの列車が到着。折り返し、私が乗車する上総中野行きとなる。到着した列車から乗客が降り切るのを待って入場。停車していた2両編成の列車に乗り込む事にした。

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大原駅に停車中のいすみ鉄道上総中野行き。この列車で大多喜へと向かう事に。

出発を待つ2両のレールバス。いすみ200形。側面に、ムーミンのキャラクターがラッピングされているこの車両は、1988年、木原線からの転換開業時に投入された車両で、当時の富士重工で第三セクター鉄道向けに製造していたLE-Carllシリーズの車両である。その為、同型の車両は、各地の第三セクター鉄道で見られたが、老朽化が進み、現在では、樽見鉄道・わたらせ渓谷鐵道等に残るのみとなっている。このいすみ鉄道でも、7両が投入されたが、既に1両が廃車となっている。

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西武池袋線 101系2+2+4が走る

では、引き続き4月10日のお話です。

武蔵藤沢駅で、30000系「だぶるーと」のヘッドマーク掲出編成を撮影した後は、上り列車で一気に練馬へ。この日、池袋線では、101系の281F+285F+241Fと言う2+2+4の8両編成が運転されていると言う話を聞いた。震災直後の特別ダイヤでも、一時的にこんな編成が走ったのは、ネット上でも見ていたが、再びこんな編成が走っていると知り、この目で見たくなった。この日は、各停運用との事。そこで、確実に見られる場所と言う事で、練馬駅に向かった。

武蔵藤沢から乗車した上り準急で練馬駅に降り立った私は、まず向かい側、下りホームの発車案内機を見てみた。すると、次の各停が8両3ドア。もう、あまり時間が無い為、ここで撮るしかない。上りホームの飯能方で待機し、珍編成の到着を待った。

待つ事数分後、予想通り、281F+285F+241Fが到着。早速撮影してみた。

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練馬駅に到着した281F+285F+241Fによる各停保谷行き。

下り方に2連を2本連ねて、8両編成でパンタグラフが6基上昇。6M2Tと言う何ともパワフルな編成。節電という言葉とは、全く正反対のような編成ではあるが、節電に伴う特別ダイヤの影響から、8両編成に不足が生じ、このような珍編成を組まなくてはならなかったのだろう。

この後、保谷からの折り返し列車を撮る為、下り方向へ折り返す。いったん、改札で精算を済ませて、地下鉄線からの各停飯能行きに乗車。これも節電に伴う特別ダイヤで現れた列車とも言える。2+2+4を強調できそうな場所と言う事で選んだのが練馬高野台駅。多少障害物は有るものの、下り方に2連が2本連結されているのを、はっきりと写す事が出来た。

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練馬高野台駅に進入する281F+285F+241F。

そして、最後は、この列車の折り返しとなる豊島園行き。池袋線の101系の2連が池袋まで入線する時は、10両編成の先頭に立つ事が多く、それだけに優等列車が中心となる。今回は8両編成で各停が主体の運用。更に豊島園行きとなれば、しっかり押さえておきたい。結局辿り着いた場所が、江古田駅から、少し東長崎方向に進んだ線路沿いの道路。ここで、豊島園行きを狙う事にした。

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折り返し豊島園へと向かう281F+285F+241F。

この後も、まだまだ珍編成は走り続けるのだが、この時点で、まだ都知事選挙に行っていなかった事もあり、この撮影を以て、この日の撮影を終了し、帰宅する事にした。

突然走り出した101系の珍編成だが、翌日には241Fと281F+285Fに分かれ、241Fは狭山線の運用に就いた模様。ダイヤ改正を機に新宿線から池袋線に移った281Fと285Fに比べ、241Fの状態が、かなり悪い事が気になった。今年度の事業計画によっては、真っ先に置き換えられてしまうかもしれない。かつての秩父鉄道乗り入れ対応編成だった証でもある茶色の吊皮が使われてる点でも、大変貴重な存在である241F。あとで後悔しない為にも、走っているのを見かけたら、積極的に撮影しようと思う。

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西武新宿線と桜2011

さて、前の記事でもお解りの通り、4月10日は、西武新宿線武蔵関~東伏見間の武蔵関3号踏切を訪れた。

この日、東京は、ちょうど桜が見ごろを迎えていた。そこで、桜と西武新宿線を絡めた撮影をしたくなり、昨年に引き続き、この場所を訪れたと言う訳である。ここでのメインは、改正後も残った3ドア車の運用。現地に到着すると、数分後に、301系による準急拝島行きが来る事を知った。そのせいか、この踏切には多くのファンが集まっていると言う状況。とりあえず、この列車が来るまでは、通行人の邪魔にならない場所で待機。そして、いよいよ本番と言うところで、先に来ていた人の隙間からカメラを構えて、撮影に臨んだ。

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満開の桜を横目に拝島を目指す301F。

301Fによる準急拝島行き4301列車。拝島行きの準急は、従来より平日ダイヤで運転されていたが、今年3月のダイヤ改正からは、土曜・休日ダイヤにも1本登場した。改正直後は、2000系8両編成で運転されていたようだが、この日は3ドア車での運転だった。節電による特別ダイヤでの運転となっているだけに、車両運用に関しても変更となっている可能性もあり、実際は4ドア車の運用なのかもしれない。

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西武 特殊連絡定期券「だぶるーと」「Oneだぶる」ヘッドマーク掲出編成を撮影

先月の長野ネタが、まだ1つだけ残っているのですが、ここで順番を入れ替えまして、旬な話題を。4月10日のお話です。

西武鉄道では、1枚のPASMO定期券で2つの経路を選択できる特殊連絡定期券「だぶるーと」(池袋線)と「Oneだぶる」を発売している。「だぶるーと」は、池袋線から東京メトロ線へ直通する際、小竹向原駅・西武線池袋駅のどちらを経由してもOKと言う特殊連絡定期券。「Oneだぶる」は、新宿線の西武新宿駅までの各駅とJR線(高田馬場駅から新宿方面への各駅)を1枚の定期券にまとめた特殊連絡定期券。いずれも、乗客の声を反映して登場した定期券で、帰りは池袋や西武新宿からの始発電車で座って帰りたいと言う人にはピッタリの定期券だ。

季節柄、新規の定期券購入者が多くなるシーズン。西武鉄道では、これらの特殊連絡定期券をPRしようと、池袋線の6105Fと32102F+38104Fに、「だぶるーと」のヘッドマークを、新宿線の6101Fと38106Fに、「Oneだぶる」のヘッドマークをそれぞれ掲出。ヘッドマーク掲出編成は、4月9日より走り始めた。

そこで、10日の外出時、これらのヘッドマーク掲出編成を狙ってみる事にした。まずは新宿線「Oneだぶる」ヘッドマーク掲出編成から追跡を開始。どこかで見られればと、全く下調べもせずに外出したのだが、偶然にも小平駅で両編成を続けて目撃。そこで、それぞれの折り返し列車を撮影する事にした。向かった場所は、武蔵関~東伏見間の武蔵関3号踏切。西武沿線に長くお住まいの方は、この時期に、この踏切を訪れたと言うと、何をしたのかはお解りかと思うが、その件は次の記事で・・・

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新宿線特殊連絡定期券「Oneだぶる」のヘッドマークを掲出した6101F。

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同じく「Oneだぶる」のヘッドマークを掲出した38106F。

現在、電力不足に対応するため、土曜・休日ダイヤは、昼間時を中心に本数を削減して運転しており、拝島快速は急行に種別を変更して運転している。(平日は拝島快速で運転)今回撮影した38106Fの急行西武新宿行きは、本来、拝島快速として運転される筈の列車であった。

幸先良く、新宿線は2編成とも撮影出来た。そこで午後からは池袋線へ移動。ただ、ヘッドマーク付き掲出編成が実際に運転しているかどうかが不明だったため、まずは小手指車両基地の様子を確認することにした。所沢から池袋線飯能行きに乗車。小手指を出発し、進行方向右側に注目する。車両基地の隅々まで見てみたが、構内に、ヘッドマーク掲出編成がいなかった事から、運用に就いていると信じて、武蔵藤沢で下車。上りホームで待機していると、なんと、続けてやってきた飯能行きが、ヘッドマーク掲出編成だった。

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池袋線特殊連絡定期券「だぶるーと」のヘッドマークを掲出した32102F+38104F。

まさか、一発目で撮影できるとは思ってもいなかった。こうなると、あとは6105Fを探して撮影出来れば、全編成撮影完了となるのだが、結局、この日は6105Fを捉える事が出来なかった。ヘッドマークの掲出は、まだ始まったばかり。次に池袋線を利用した時に、また狙ってみようと思っている。

2011年5月21日画像追加

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「だぶるーと」のヘッドマークを掲出した6105F。2011年5月5日、清瀬駅にて撮影。

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須坂駅に残るED5001とOSカー

さて、3月27日に訪れた長野電鉄ネタも、この記事が最後となります。

今回の長野電鉄の撮影の際、運行上の拠点ともなっている須坂駅には、行程上2回立ち寄った。午前中に立ち寄った際には、全く気付かなかったのだが、夕方、須坂駅に立ち寄ると、車両基地の片隅に、こんな車両が停められているのを見つけた。

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須坂駅構内に留置されていたED5001。

かつて長野電鉄で貨物列車の牽引等で活躍していたED5000形電気機関車。このED5000形は、1927年、日立製作所が製作した電気機関車で、前年に登場した国鉄ED15形と良く似ている。5000形は全部で3両作られ、貨物列車や、国鉄からの乗り入れ列車の牽引に活躍したが、1969年、定山渓鉄道の廃止により入線したED5100形により、ED5002と5003が廃車となり越後交通へ譲渡され、ED5001のみが長野電鉄に残った。その後、1979年に貨物営業が廃止されると、除雪・入換等に従事するようになったが、2002年3月の廃車車両の回送を最後に除籍。除籍後も、須坂駅構内の入換用として機械扱いとなった。

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信州で余生を過ごす元営団車 長野電鉄3500系

さて、2000系A編成の特急で降り立った須坂駅。この駅には、車両基地が隣接しており、構内には長野電鉄の主力車両が入換を行っており、乗り換え時間の間も飽きなかった。

そんな中、長野行きの普通列車が到着。やって来たのは、懐かしいこの車両であった。

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須坂駅に到着した3500系。

長野電鉄3500系は、長野オリンピックを5年後に控えた1993年に登場。1994年まで営団地下鉄日比谷線で活躍していた3000系車両を譲受・改造した車両である。普通列車の増発及び、当時主力車両として活躍していた2500系(元東急5000系)の老朽置き換え用として、一気に37両を投入。2両編成を3500系、3両編成を3600系として運用に就かせた。その後、2両編成のうち、木島線(2002年廃止)車内運賃収受用に改造したO編成と、それ以外のN編成に区分された。今回、長野行き普通列車として到着したのは、冷房改造も受けたN編成である。

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須坂駅を出発し、長野へ向かうN編成。

こうして、一気に長野電鉄の主力車両となった3500系だが、2005年からは、8500系(元東急8500系)が投入され、3500系も徐々に主役の座から降りる事になった。この日、私は、長野~信州中野間を走る普通列車に何度か乗車したが、殆どが8500系。3500系に乗車したのは一度だけであった。それでも、車内は営団時代そのままの姿であり、とても懐かしかった。

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屋代線の普通列車に充当中のO編成。

同じく須坂駅から発着する屋代線に充当されていたO編成。こちらは冷房改造もされていないため、営団時代の姿に更に近い。今回はスケジュールの都合上、乗車する事は出来なかったが、屋代線は、来年3月末に廃止される事が決定している。

8500系投入まで、長野電鉄の主力車両として活躍してきた3500系。営団地下鉄時代を足せば、50年近くにわたって活躍しており、この日引退した2000系A編成と同じぐらい走り続けてきた強者である。現時点で、8500系は、信州中野~湯田中間に入線できないことから、今後も状態の良い編成は残るようだが、屋代線の廃止もあり、おそらく来年には、少数の車両を残して引退という事になってしまうかもしれない。この車両が、実際に日比谷線で活躍していたころに、何度も乗車したという弊ブログの読者の方も大勢いらっしゃるのではないかと思う。長野に行かれた際には、是非、長野電鉄で余生を過ごす、3500系にも注目していただきたい。

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長野電鉄2000系A編成 さよなら運転を撮影 

3月27日のお話。

春は出会いと別れの季節。今年も、新しくデビューした車両の裏側で、ひっそりと姿を消していく車両・列車があった。

長野県を走るローカル私鉄、長野電鉄では、JR東日本で「成田エクスプレス」として活躍した253系電車を6両購入し、老朽化が進んだ自社発注の特急車両2000系を置き換える事になった。2000系は、2編成が残っていたが、このうち、54年間走り続けたA編成が、3月27日を以て引退する事になった。長野電鉄では、54年間走り続けた2000系A編成に敬意を表して、ここまで、さよならイベントを多数展開してきたが、ついに、そのイベントも、この日がラストとなっていた。最終日となる3月27日は、全ての特急列車を、2000系A編成及びD編成で運転するという内容のものであった。

2000系車両、気付けば、殆どまともに撮影した記憶が無い。個人的には、7月頃まで残ると言われているD編成の方が好みなのだが、2編成揃っている状態でも撮影しておきたかった。そこで、3月27日、長野電鉄へ日帰りで出かける事にした。

朝、7時30分頃、自宅を出発。仕事絡みで、どうしても確認しておきたい場所があり、その関係で新小平駅まで徒歩で移動する事に。そこから武蔵野線・埼京線を経由して大宮へ向かうと、駅構内の人の少なさに驚いた。地震の影響で、東北新幹線は、那須塩原までしか運転していない。上越・長野新幹線は動いているとは言っても、やはり利用客数は東北新幹線の方が上なのだろう。新幹線改札を入っても、構内は人の数が少なかった。

大宮から「あさま509号」で長野へ。10時18分、長野駅に到着し、みどりの窓口で、長野電鉄・JR・しなの鉄道の3社が乗車できる「信州北回廊パス」を購入して、長野電鉄の長野駅へ。改札を入場すると、2番線には、この日の主役となる2000系A編成の特急湯田中行きが停車していた。

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長野駅で出発を待つ、2000系A編成の特急湯田中行き。

54年間走り続けてきた2000系A編成。最後の姿を見届けようと、長野駅にも多くのファンが集まって、出発前の2000系車両を撮影していた。

私は、この列車から撮影するつもりであったが、タッチの差で、この列車に先行する須坂行き各駅停車には乗れなかった。そこで、予定を変更し、2000系A編成の特急に乗ってみる事にした。

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