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西武・電車フェスタ2011in武蔵丘検修場 会場編

では、続いて会場編です。

元加治駅から電車で飯能駅へ。到着後、検修場行きバス乗り場へと向かう。今年は、昨年までとは異なり、飯能駅でのバスの乗り場が、南口に変更されていた。バスに乗るまでに、かなり並ばなくてはいけないかなと覚悟していたのだが、実際に並んで見ると、1本見送ったら、すぐに乗れてしまった。会場には10時15分頃に到着。

到着後、真っ先に訪れたのが、リニューアル工事車の展示コーナー。3月に入場した245Fが改造中らしい。この時期に101系をリニューアル改造するとなれば、当然、多摩湖線または多摩川線向けのワンマン車となる。つまり、私にとっては、一番なじみの深い車両となる筈なのだ。早速、展示場所に行くと、クハ1245+クハ1246の2両が展示されていた。

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リニューアル改造中の245Fのうち、先頭車2両が展示されていた。

245Fは、この日、先頭車のみの展示であったが、既に種別幕は埋められており、側面には方向幕用の穴もあけられている事で、もうワンマン車らしくなっている。問題は、この車両の出場時の塗装だ。近くにいた係の方にお尋ねしたところ、出場時には白くなっているとの事。既存のワンマン車についても、白くなっていくことが予想されるだけに、現時点で黄色一色で走っている、多摩湖線の257F辺りも、しっかり記録しておかなくては・・・と、この車両を見た時点で、そう感じた。

そして、今回のイベントのもう一つの目玉は、この車両の展示である。

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流鉄向けに改造が進められている旧277F。

先日、低運101系の生き残りであった若葉が引退した流鉄。その若葉の分を補充する為に、再び新101系が譲渡される事になった。今回、流鉄向けに改造されたのは、池袋線で活躍していた旧277F。てっきり、若葉カラーになるのかと思いきや、かつて旧西武鉄道551系が纏っていた「あかぎ」のカラーが継承された。

ちなみに、旧277Fだが、これまでに譲渡された2編成同様、最終的な改造は、現地でするらしく、塗装以外は、西武時代の様子とそれほど変わっていなかった。

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西武・電車フェスタ2011in武蔵丘検修場 臨時列車編

6月5日(日)、恒例行事となった「西武 電車フェスタ2011in武蔵丘検修場」が開催された。今年は震災の影響で、例年よりも開催決定の告知が遅く、心配されていたのだが、例年同様開催される事となった。

弊ブログでは、この恒例行事のイベントの模様を、会場行きの臨時列車編と会場編の2回に分けてお送りしていきます。暫くの間お付き合いください。

会場へ向かう臨時列車は、例年同様、西武新宿からの急行1本の他、飯能始発の検修場行きが1本の計2本が運転された。ここ数年運転されていた池袋からの臨時特急「電車フェスタ号」に関しては、節電の為、今年は運転されなかった。

まずは、西武新宿へ向かう臨時急行の送り込み回送から撮影する事に。どこで撮影しようかと考えていたのだが、ちょっと手抜きして、地元、萩山小学校のプール裏から撮影する事に。自転車で現地へ行くと、既に先客がお一人。ご挨拶をして、後ろ側から撮影する事に。7時39分頃、ヘッドマークを掲出した38109Fの回送列車がゆっくりと通過して行った。

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西武新宿へ向かう38109F。

38109Fは、現時点での30000系最新編成。昨年増備された車両で、池袋線で運用されている。普段は、新宿線を走行しない車両なので、地元で撮れた事は嬉しかった。

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そして、この場所では、後追いも撮影しておく事に。

もしや?と思って後追いも撮影したところ、なんと前後の先頭車でヘッドマークのデザインが異なっていた。今後の撮影でも、この点を考慮しなくては・・・

この後、いったん自宅へ自転車を置きに行って、いよいよ武蔵丘へと向かう事に。

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快速「SL C61復活号」を撮影

JR東日本では、群馬県伊勢崎市の華蔵寺公園に保存されていたC61 20号機を、動態復元させるため、昨年より、大宮総合車両センターに入場させて、復元作業が行われてきた。修復工事は1年以上に渡り、2011年3月、およそ3億円をかけて修復作業が終了。車籍を復活させた。その後、営業運転に備えて、上越線で試運転が繰り返されてきたが、2011年6月4日より、「群馬デスティネーションキャンペーン」に合わせて、営業運転を行う事が決定。高崎~水上間で、快速「SL C61復活号」として営業運転を開始する事になった。

この「SL C61復活号」の運転初日となる6月4日は、私の祖母の一周忌を高崎市内で行う事になっていた。実は、私が4歳の頃、祖母と、高崎市内に住む祖母の弟一家とともに、伊勢崎市の華蔵寺公園へ、両毛線を使って遊びに行った事があり、C61を見た記憶もかすかに残っている。一周忌とC61の営業運転初日が重なるのも、何かの縁かと思い、一周忌の合間に、「SL C61復活号」も少しだけ撮影する事にした。

6月4日当日。私は、井野駅に立ち寄った。もちろん、ここでC61を撮影するためである。ホーム上には、多くの鉄道ファンが待機していた。私は、上りホームの新前橋方に向かい、撮影する事に。ここで、古い友人にばったり出会い、一緒に撮影させてもらう事にする。通過予定時刻が迫り、直前に来る上り列車も来た。これで一安心。いつでも撮影体制に入れる状態になったが、列車が全く来ない。それどころか、今到着したばかりの高崎行きも停車したままだ。おかしいなと思っていた矢先、構内放送が入る。なんと、高崎問屋町~井野間での公衆立入の影響で、C61復活号も含め、この付近を走る全ての列車が抑止状態となってしまったのだ。結局、22分遅れで運転を再開したのだが・・・

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22分遅れで井野駅を通過する「SL C61復活号」

「SL C61復活号」に合わせて、背後からは、手前の新前橋で抑止していた高崎行き上り列車が到着。その高崎行きを避けるように撮影した為、こんな感じでの撮影となってしまった。

一周忌を終えて夕方の事。再び時間が取れたので、水上から戻ってくる「SL C61復活号」を撮影する事に。時間的に、奥の方へ行くことは不可能だった事から、井野~新前橋間の第二江田踏切へと行ってみた。新前橋駅から約20分ほど歩いて、現地に到着した時は、10名ほどの鉄道ファンが待機していた。私は、踏切付近で待機。本番に備えた。そして、通過20分前のこと。後方から警察官が登場。踏切付近にいた私には「ご苦労様です」と好意的に声を掛けてくれたのだが、私より前にいた10人以上の撮影者は、JRの敷地に無断で入ったとして、全員追い出されてしまった。私のいた場所はセーフだった事から、この場にいても良かったのだが、私の周りに人が密集し、居づらくなった事から、この場所を離れて、一つ新前橋駅寄りにある踏切へ移動。線路脇の公道から撮影する事にした。

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新前橋駅を出発。終点の高崎まであと少し。

背後の陸橋がやや気になるものの、光線状態は良好。朝の撮影よりは納得のいく撮影が出来た。

この撮影を以て、C61 20号機復活初日の撮影を終了とした。

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まもなく運転再開 ひたちなか海浜鉄道

3月11日に発生した、東北地方太平洋沖地震から、まもなく3ヶ月半が経過。この震災では、東北地方全域と、千葉県・茨城県の鉄道網に多大な被害を及ぼした。

常磐線の勝田駅から、那珂湊を経て、阿字ヶ浦へと向かう、ひたちなか海浜鉄道湊線もその一つ。同線は、この震災で、線路及び鉄道設備等が損壊し、長期間に渡り、運休を余儀なくされていた。しかし、復旧工事が順調に進み、いよいよ明日、6月25日より、那珂湊~中根間の一駅区間、それも1日2往復だけではあるが、仮復旧する事になった。そして、7月3日からは、勝田~平磯間で運転再開する事となった。

私にとって、ひたちなか海浜鉄道は、ここ数年、何かとご縁があった鉄道会社。年に数回、沿線を訪ねていた。この線の魅力は、のどかな田園風景を走る旧型気動車。そして那珂湊駅の駅猫おさむ。この2つを見たくて、何度も足を運んでいた。

そこで、3ヶ月半の眠りから覚めて運転を再開する、ひたちなか海浜鉄道を祝う意味で、本日は、これまでに弊ブログでご紹介していなかった、旧形気動車の3連及び4連運転の様子を取り上げたいと思います。

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キハ205を先頭に阿字ヶ浦を目指す。(2010年11月23日、平磯~磯崎間で撮影。)

昨年11月23日、ひたちなか海浜鉄道では、「第2回湊線ふれあいファン感謝祭」が開催され、その一環として、那珂湊~阿字ヶ浦間で1往復だけ、定期列車に旧型気動車を増結し、4両編成で運転した。1両ずつ塗装の違う旧型気動車。日頃は単行列車が中心の同線で、4両編成が運転されるのは圧巻であった。

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キハ2005を先頭に3連で勝田を目指す。(2011年1月30日 金上~中根間で撮影)

今年1月に運転された旧型気動車の3連運転。キハ2005+キハ222+キハ2004と言う北海道形だけで構成された3連は、塗装こそ違いがあるものの、窓の大きさが統一されていて、良い感じだった。この列車は、ポニーキャニオンより発売されたDVD「鉄道6賢人イチ押し最強路線あいのり旅 ひたちなか海浜鉄道編」の発売記念イベントの一環として行われたもので、キハ2005を使用していた定期列車に、イベント用車両として、キハ222とキハ2004を増結。DVDに出演した6人の賢人(南田裕介、野月貴弘、横見浩彦、中井精也、梅原淳、オオゼキタク 以上敬称略)も乗車し、車内でアナウンスパフォーマンスやミニライブ等が行われていた。

1枚目の撮影場所である、平磯~磯崎間へは、まだ列車が走りだすまでもう少し時間がかかるが、金上~中根間に関しては、もうすぐ運転再開となる。平磯までの運転が再開される7月3日には、湊線に乗りに行こうと計画中。那珂湊駅のおさむ君、そして、吉田社長、必ず行きますからね。待っていてください。

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さよなら京葉線201系 最終編成ついに引退

昨年10月に中央線の201系が引退し、JR東日本としては最後の201系となった京葉線の201系。外房線・東金線へ直通する分割併合列車の運用を中心に、活躍を続けていたが、E233系5000番台車の増備が進み、今年4月より1編成ずつ運用を離脱して行った。そして、最後まで残っていたK4+54編成が、6月20日を以て営業運転を終了。本日、長野総合車両センターへ向けて、廃車回送された。

JR東日本最後の201系と言う事で、JR東日本千葉支社では、6月7日より、同編成にヘッドマークを掲出して運転する事になった。ヘッドマークの掲出期間は20日まで。と言う事は、この20日が営業運転最終日と言う事になるのだろう。出来るだけ早い段階で撮影したい。そう思っていると、ヘッドマーク掲出開始から2日目となる6月9日(木)が、83運行との事。夕方の分割列車が含まれた運用だが、この運用だと、仕事を終えてから京葉線へ出かけても、何とか撮影が可能だ。早速、勤務終了後に京葉線へ出かけて、通勤快速成東・勝浦行きを撮影する事にした。

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ヘッドマークを掲出し京葉線舞浜駅を通過する201系K4+54編成

6月9日の夕方・・・もうお解りの方も多いと思うが、某高校の生徒が、同編成にプラカードとカンテラを持参の上乗車し、撮影妨害をした日である。この件に関しては省略させていただくが、とにかく、このような危険行為は、絶対にやめていただきたい。そして、学校側でも再発防止に努めていただくよう望みます。

それから2日後となる11日(土)の夕方。やはり83運行で201系K4+54編成が運転中と言う情報を入手。早速、葛西臨海公園へと向かい、撮影してみた。

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葛西臨海公園を通過。東京へと向かう201系K4+54編成。

東京へ向かう201系K4+54編成。この列車の折り返しが、成東・勝浦行きとなる。2日前に舞浜で撮影したのは、通勤快速であるが、この日は土曜日と言う事で、快速列車での運転となる。当初は、違う駅での撮影を計画していたのだが、思ったより人も少なかったので、そのまま葛西臨海公園駅で撮影することにした。

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快速成東・勝浦行き、葛西臨海公園通過!

土曜日の夕方と言う事で、また前回の悪夢が繰り返されるのではないかと、直前まで冷や冷やしていたのだが、この日は撮影妨害もなく、撮影を終える事が出来た。そして、この撮影が、私にとって、JR東日本の201系の本線自力走行最後の撮影となった。

201系電車よ、本当にありがとう。君達の事は、これからも、ずっとずっと忘れないよ。

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西武 38103Fの回送列車に新宿線内で遭遇

名古屋ネタを長々と書いていまいりましたが、地元西武ネタも継続して撮影しています。まずは、6月19日のお話から。

この日、私は午後から、鉄道模型のパーツを買いに、ホビーセンターカトーへ向かった。ただ買い物に行くだけではつまらないので、途中何カ所か立ち寄り、のんびりと新宿線の列車を撮影しながら向かう事にしていた。

14時30分頃、田無駅に到着。ここで、暫くの間、撮影をする事にした。撮影を開始してからおよそ15分後の事。上りホームに、回送列車の接近を知らせる放送が入った。前方から見えてくる車両は30000系。こんな時間に何だろう。とりあえず撮影する事にしたが・・・

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田無駅に進入する38103Fの回送列車。

やってきたのは、池袋線で活躍中の30000系38103Fである。38103Fは、池袋線に新製投入された30000系第1号となる編成で、2008年5月のデビューから今日まで、池袋線で活躍を続けてきた。デビュー当初は、8両編成での運転だったが、後に登場した2両編成の投入により、32101Fとコンビを組むようになり、現在では、10両編成となって、主に優等列車を中心とした運用に就いている。その38103Fが、相棒の32101Fと分かれて、何故か田無に現れた。これだけでもビックリである。

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臨時快速「水都大垣トレイン」を撮影

さて、キヤ97を撮影する為に訪れた清州駅。残念ながら、キヤ97に関しては、タッチの差で撮影出来なかったが、この駅では、キヤ97以外にも撮影目的の列車があった。それは、臨時快速「水都大垣トレイン」である。

「水都大垣トレイン」は、4月の桜のシーズンに合わせて運行する「水の都おおがき舟下り」に合わせて運転されるもので、同列車には、昨年8月に運転を開始した、飯田線の観光列車「そよかぜトレイン117」用に改造された、117系S9編成「トレイン117」が使用される事になっていた。このS9編成は、3号車モハ116-45の客用扉に、走行中でも外気を取り入れる事が可能なように展望柵を設置し、扉間の座席を撤去した上で、窓に向かってベンチを配置した「ウィンディスペース」に改装。更に、他の3両についても、一部座席の背もたれ部分を撤去した上で、大型のテーブルを設置する等、観光列車向けに改造されている。

運転開始当初は、「ウィンディスペース」となっている3号車のみ、外装を変えていたが、今年になってから、まず2号車のモハ117を、3号車に準じた外装に変更。その後、「水都大垣トレイン」の運転開始前に、4両全体の外装を統一。JR東海のイメージカラーであるオレンジが全くない、爽やかな外観に生まれ変わった。

そこで、今回、この「水都大垣トレイン」を撮影するのだが、実は前日、熱田駅でお会いした方より、「水都大垣トレイン1号」は、稲沢線経由で運転すると教えていただいていた。稲沢線とは、複々線となっている、東海道本線、名古屋~稲沢間のうち、主に貨物列車が走行する線の事である。貨物列車以外にも、一部の回送列車が、この稲沢線を経由する事になっており、過密ダイヤである東海道本線のダイヤ調整用にも使われている。そこで、稲沢線らしさを出す為に、この清州駅を撮影地として選んだ。

「水都大垣トレイン」は、平日1往復、土曜・休日2往復が運転されており、土曜・休日ダイヤでは、この1号の前に、「水都大垣トレイン91号」が運転されており、「水都大垣トレイン91号」で運転されたS9編成が、名古屋へ回送列車として折り返して、「水都大垣トレイン1号」に充当される。まずは、この回送列車を撮る為に、改札を出場。前日の朝、117系と213系の快速列車を撮影したポイントへ向かう事にした。この時点で、回送列車が、旅客線を走るのか、稲沢線を走るのか、全く解らなかった、たぶん旅客線だろうと思って準備をしていると、背後から、こんな回送列車がやって来た。

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稲沢線を行く、311系下り回送列車。

朝の運用を終え、大垣方面へ回送される311系の下り回送列車がゆっくりとやって来た。この時点で、カメラには望遠レンズを装着していたのだが、手前側の稲沢線を走ると、4両編成でも、編成全体を入れるのは、ちょっときついと言う事が判明。これは不味い。しかし、既に回送列車の通過時刻ギリギリの為、今更レンズを変える余裕もなく、このまま撮影に臨む事にした。

そして、311系の回送通過のおよそ1分後。「水都大垣トレイン」の送り込み回送がやって来た。

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名古屋へ向かう117系「水都大垣トレイン」の送り込み回送列車。

送り込みの回送列車は、旅客線を高速で通過してくれたため、問題なく撮影する事が出来た。まずは、編成全体を撮影した後、この車両だけを撮影してみた。

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「ウィンディスペース」となっている3号車モハ116-45。

S9編成最大の特徴である、3号車のウィンディスペース。旅客線を走行してくれたおかげで、この車両だけを撮影するのも楽だった。

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JR東海のレール輸送車 キヤ97系と遭遇

さて、清州駅で貨物列車を撮影後、名古屋駅へ戻ってくると、目の前の3番線には、こんな車両が停車していた。

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名古屋駅3番線に停車していたキヤ97。

JR東海の在来線のレールの運搬を専門に行う気動車であるキヤ97系。この車両は、25メートル定尺レール運搬用車両で、2両編成単位で運転されている。

このキヤ97系定尺レール輸送用車両だが、私自身は今回が二度目の撮影で、一度目は、新製後すぐに名古屋車両区に留置されている所を撮っただけで、実際に運用に就くようになってからは、今回が初の撮影となった。

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313系電車のそっくりさん 武豊線のキハ25系を撮影

さて、117系と211系の新快速の撮影に訪れた東海道本線の熱田駅。来る電車は、殆どが313系と言う事で、同じ顔ばかり見て、もう見飽きたなあと思った頃、こんな列車がやって来た。

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キハ25系による名古屋行き区間快速1517D。

また313系かぁと思って油断していたら、何か音が変。ん?気動車じゃないか!と言う感じで、慌ててシャッターを切ったのがこの列車。今年3月より、武豊線で運転を開始した、JR東海の新型気動車、キハ25系である。御覧のように、313系にそっくりの出で立ちで、313系の車体をそのまま生かして気動車にしたと言っても良いだろう。313系とのデザインの違いは、おでこの部分のライトの有無。車内は、車端部がロングシートになっている以外は、転換クロスシートで、昨年デビューした313系1300番台車に準じている。

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参考 313系1300番台車。2010年12月31日撮影。

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名古屋地区の貨物列車を撮影する 後編

では、名古屋地区の貨物列車撮影記の後編です。

武豊線内まで貨物列車を撮りに行ったものの、撮影地への道に迷い、結局、半田埠頭行きの貨物列車は撮れなかった。仕方なく、キハ25だけを撮影して、東海道本線へと戻る。途中、名古屋で昼食を摂り、次の目的地である木曽川を目指す事に。その途中、乙女坂へ向かう石灰石輸送列車が、この後に続いている事を知り、木曽川の一駅手前となる尾張一宮で下車し、撮影する事にした。

尾張一宮到着後、上りホームへと移動する。この頃から、雲行きが怪しくなった。とりあえず、ホームの先端に向かおうとしたその時、大粒の雨が降り出して来た。そこで、ギリギリまで屋根のあるところで待機する事に。そして数分後、機関車のライトが見えてきたので、少しだけ前進して撮影に臨んだ。

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EF64 1024号機が牽引する乙女坂行き5783レ。

更新色のEF64 1024号機が牽引する矢橋工業のホキ。この日、矢橋工業のホキは3度目の撮影であるが、やはり、この貨車には、EF64が似合う。

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名古屋地区の貨物列車を撮影する 前編

では、再び4月の名古屋遠征時のお話。

117系と211系の新快速を撮影する為に訪れた、平日朝の東海道本線熱田駅。名古屋地区では、朝のラッシュ時間帯にも、貨物列車がターミナル駅を通過して行く。今回の遠征では、貨物列車の撮影も、しっかりとやっていきたいと思っていた矢先だったので、撮影の合間に通過する貨物列車にも、可能な限りカメラを向けてみた。

まずは、こんな列車から撮影する事に。

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EF64 1039号機が牽引する衣浦臨海鉄道、半田埠頭行き1250レ~1550レ~550レ

愛知機関区に集中配置となった、JR貨物のEF64。その中でも、1000番台は、どうしても首都圏での活躍ぶりが目立っていたが、今年3月のダイヤ改正からは、稲沢を中心とした、東海道本線の短距離貨物列車にも投入されるようになり、活躍の場が広がっている。

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乙女坂へ向かう石灰石輸送列車も、今やEF64の担当。(8785レ)

矢橋工業所有のホキ9500で構成された乙女坂行き、石灰石輸送列車。これも今やEF64の1000番台車が牽引を担当する。かつて、同じような列車が青梅線でも走っており、牽引機も、最後はEF64の1000番台車が担当していた。この組み合わせを見ると、どうしても青梅線の貨物列車を思い出してしまうのは、私だけではない筈である。

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忘れ物引き取り券

名古屋ネタを書き始めたばかりなんですが、昨日、こんな体験をしましたので、備忘録として書いておきたいと思います。お付き合いいただければ幸いです。

6月5日、恒例のイベント「西武・電車フェスタ2011in武蔵丘検修場」が開催され、私も会場へ。(この件に関しては後日お送りします)イベント終了後、会場で会った方達と、所沢で呑み会と言う流れは、毎度おなじみのパターン。今回も、総勢7名で呑み会をして大変盛り上がりました。22時頃お開きとなり、それぞれ西武線で帰宅したのですが・・・

前日行われた祖母の一周忌のため早起き。更には、当日も早起きだった事もあってか、皆さんと駅で別れて、私一人だけ、西武新宿線の上り電車に乗ったところ、僅かな距離なんですが、眠ってしまいました。なんとか小平駅で目が覚めて、寝過ごす事は無かったのですが、拝島行きに乗り換えようとした時、店を出てから所沢駅までの間に使用した、折りたたみ傘が手元に無い事に気付きます。そうです。電車の中に忘れて来たのでした。各駅停車は、小平駅で拝島発の急行と接続していたので、まだホームに停車中。急いで走って4番ホームに向かいますが、無情にも、西武新宿に向けて出発して行きました。私は、そのまま小平駅で下車し、改札を出場。駅のご案内窓口に向かい、なんとか傘を回収できないかお願いしました。その時、乗車していた場所を説明。私は、3号車の進行方向左側の座席、真ん中付近に座り、スタンションポールと足で傘を挟んで立てかけていたのですが、スタンションポールが上手く説明できず、30000系に乗っていたと説明したところ、何とか理解していただけました。そこで、私から、田無駅辺りで回収できないかお願いしたところ、担当の駅員氏、田無駅に連絡してくれました。しかし、タイミングが間に合わなかったのか、田無駅で見つけられなかったと報告を受けました。引き続き、「上石神井でお願いしてみます。」と駅員さんから案内を受け、待つ事にしました。

数分後、駅員さんから呼ばれました。

「田無駅から連絡があり、お客様からお聞きした特徴と一致する折り畳み傘が、駅事務室に届きました。どうやら他のお客様が駅に届けてくれたようです。」

その言葉を聞いた瞬間、「今からすぐに田無へ行きます」と駅員さんに告げました。すると、定期券があるかと尋ねられました。私が持っている定期券は、西武線だと、多摩湖線の萩山~国分寺間しか効力がありません。その事を告げると、「忘れ物引き取り券」なるものを出してくれました。聞くところによると、これを持っていけば、田無駅まで無料で行けるとの事。自分の不注意から皆さんにご迷惑をかけたのに、こんなに親切にしてくれるなんて・・・
会社も距離も違うとはいえ、この時とは大違いだ。

私は、小平駅の駅員さんにお礼を言って、上りホームへ。すぐに来た急行電車で田無駅へ。早速、改札口横のご案内窓口へ行くと、「小平駅より連絡を貰っています」と駅員さんが、すぐに傘を持って来てくれた。間違いない。私の傘だ。返却手続きを済ませて、小平駅で発行してもらった引き取り券を渡して帰ろうとすると・・・

「この引き取り券で、このまま小平駅まで戻れますよ。お客様はどちらまでお帰りですか?」と、一瞬自分の耳を疑うような言葉が・・・

「は・萩山まで帰ります」と伝えると、

「萩山ですか。小平~萩山間だけはお客様の自己負担となってしまいますが・・・」

とんでもない。私の不注意で皆さんを振り回してしまったのに、帰りも無料で乗れるなんて、申し訳ない。ここでも、出迎えてくれた2人の駅員さんに、丁重にお礼を伝えて、萩山に戻る事にした。

運良く、田無駅で最初に来た電車が拝島行き。今度は慎重に帰らなくては・・・ちゃんと傘は手に持ったまま乗車し、無事に萩山着。田無駅の駅員さんから、「萩山ではインターホンで駅員を呼び出してください。」と言われていたので、その通りにすると・・・

「田無駅から話は聞いております。目の前の柵を開けて、こちらへいらしてください。」と言われたので、そのまま正面のお客様窓口へ。事情を説明し、小平~萩山間の料金をPASMOで支払おうとすると・・・

「お客様は萩山にお住まいなんですね」と、私の定期券を見て言われた。そこで、小平駅で乗り換えようとした際に、傘の事に気付き、小平駅で出場した事を伝えると、なんと「萩山駅までの料金は結構です。」と、なんとも有り難いお言葉が。ここでも丁重にお礼をして、自宅へと戻った。

今回は、小平駅、田無駅、萩山駅の駅員さんには、本当にお世話になりました。自分の不注意で、皆さんを振り回してしまったのに、どの駅の駅員さんも、本当に優しく接してくれて、もう何度お礼を言っても足りないくらいです。ありがとうございました。

皆さんも、車内に忘れ物をしないように、気をつけてくださいね。もちろん、私も気をつけます。

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平日朝の東海道線を走る117系・211系・213系の快速・新快速を撮影

では、ここで1ヶ月半ほど前に遡りまして、4月15日のお話。

JR東海は、名古屋地区のダイヤ改正を3月12日に実施した。この改正では、東海道線に、117系と211系0番台車を使用した新快速が復活した。しかし、いずれも平日の朝ラッシュ時のみの運転。私のような関東在住の者にとっては、なかなか撮影し辛い列車だ。313系の増備が進む今となっては、117系の新快速は、いつまで走り続けるか解らない。更に、211系0番台車も、4両編成2本しか存在しないだけに、これも他形式に置き換わってしまう可能性もある。今のうちに、何とか撮影しておきたい。ふと、自宅の机の引き出しを見てみると、東横インの無料宿泊券が出てきた。これは使えるぞ。早速、仕事の調整が出来ないか検討を開始。その結果、4月15日の金曜日、休暇を取る事が出来た。そこで、前日の14日、最終の「ひかり」で東京を出発。名古屋に1泊して、翌15日、朝ラッシュ時間帯の東海道線を撮影する事にした。

4月14日。仕事を終えてから、遠征に備えた買い物などをして20時ごろ帰宅。食事をする暇もなさそうなので、とりあえず、帰宅途中の国分寺駅で、立ち食いそばを食べておいた。帰宅後、急いで支度をして、20時52分発の多摩湖線で出発。国分寺経由で一路東京駅へ。東京駅で、深川めしと缶ビールを購入した後、22時00分発の「ひかり533号」に乗り込んだ。JR西日本所有のN700系による、名古屋行きの「ひかり」は、名古屋へ戻るビジネスマンの姿が目立っていた。N700系と言えば、どうしても「のぞみ」のイメージが強く、静岡・浜松・豊橋に停車するのは、やや違和感があった。

名古屋には23時49分に到着。この時点では、計画停電も関係ない名古屋の夜は、ネオンも輝いており、久し振りに、夜の賑わいを感じた。宿泊先の東横インに入った時には、日付が既に変わっていた。チェックインも済ませて、後は翌日に備えて眠るだけ。とは言え、翌日の撮影に備えて、運用等をチェックするため、持参したノートパソコンで色々とネットを検索。そんな事をしながら、少し眠ってしまったようだ。ふと眼を覚ますと、点けていたテレビからは、懐かしい「火曜サスペンス劇場」が流れていた。中京テレビでは、こんな夜中に、火曜サスペンス劇場の再放送をしているのか?渡辺謙が主演の「我が街」と言う刑事ドラマのシリーズを、つい最後まで見てしまった。

翌朝、6時50分起床。急いで、1階のロビーへ行き、朝食のおにぎりを食べる。朝食後、急いで荷物を整理して名古屋駅へ。7時38分発の岐阜行き普通列車に乗り込む。目指すは清州駅。まずは、この駅から岐阜方向に向かって5分ほど歩いたところの撮影ポイントで、213系の快速電車と、117系の快速電車を撮影することに。

7時50分、現地到着。213系の快速電車は、この場所を7時54分頃通過する。相変わらずギリギリの行動だ。レンズを標準系に切り替えて、準備が整った頃、近くの踏切が鳴り出した。そして、その直後、前方より、213系の快速電車が接近してきた。

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神領車両区の213系6両編成で運転されている、岐阜始発快速名古屋行き2502F。

関西本線の普通列車用として、1989年に登場したJR東海の213系。関西本線の普通列車の主役となったが、1999年からは、313系の登場により、出番が減少。中央西線の増結用に使われる以外は、朝夕の運用が中心となってしまっている。この快速列車に関しても、運用数に余裕のある213系を活用するため、中央西線、高蔵寺始発の快速電車を、名古屋止まりとせず、東海道線を岐阜まで快速として運転。そして、折り返し、岐阜始発の快速名古屋行きとして運転している。国鉄時代は、名鉄が有利だった名古屋~岐阜間だが、今では、名鉄よりもJR東海の方が、運賃も安くなった事もあり、両駅間の移動で有れば、JRの方が有利になって来た。そのせいか、この213系の快速電車も、車内は満員だった。

ちなみに、213系は、現在、2両編成2本ずつ、近畿車輛に入場させた上で、トイレの設置や扉の半自動化等の改造を行っており、他線への転用の可能性が出てきた。その為、この列車から213系が消える日も近いかもしれない。

213系6連の快速通過からおよそ3分後、今度はこんな列車がやってくる。

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大垣車両区の117系8両編成で運転されている、米原始発快速金山行き2504F。

313系の増備で、廃車も出始めた117系の8両編成による金山行き快速電車。東海色だけで構成された8両編成は、とても綺麗だ。ちなみに、15分ほど前には、117系の上り新快速も、この場所を通過しているのだが、名古屋駅からの移動中に通過してしまった為、上りの新快速に関しては撮影していない。この後、別の場所で、117系による下り新快速を撮影を予定していたので、撮れないくても、まあ良いかと、東横インでの朝食を優先してしまった。

この117系快速電車の撮影を以て、清州駅周辺での撮影を終了とした。再び駅に戻り、上り列車を待つ事に。

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東武線内で485系「きぬがわ」「日光」を撮影する

5月28日のお話。

2006年3月からスタートした、JR東日本と東武鉄道の直通運転。東武鉄道が100系「スペーシア」、JR東日本が485系専用編成と189系「彩野」編成を使用しての運転を行っていたが、この度、485系と189系「彩野」編成が、「成田エクスプレス」から引退した253系を改造した253系1000番台車に置き換えられる事になった。当初は、4月16日からの予定だったが、東北地方太平洋沖地震の影響により、直通特急自体が運休となり、置き換え時期も白紙に戻された。その後、4月に入り、直通特急の運転も再開されたものの、JR側は485系を乗り入れ車両として使用していたが、ついに、6月4日より、253系1000番台車の営業運転が開始される事になった。

思えば、485系を東武線内で撮影した事が無かった。最後に一度ぐらい、東武線内で撮影しておきたい。そう思い、東武沿線へ出かける事にした。しかし、この日の天気は雨。インターネットで天気予報を見ると、どうやら南栗橋より先まで行けば、時間帯によっては雨が免れそうだと解る。そこで、雨を避けるため、南栗橋以遠へと進む事に。

新小平から武蔵野線で南越谷へ。そこから東武線へと入る。当初は、春日部からスペーシアに乗る計画だったのだが、直後のスペーシアに空席が無く、半蔵門線からの直通急行→普通の乗り継ぎで先に進む事にした。しかし、途中で抜かれたスペーシアを見ると、どうも空席があったようだが・・・

南栗橋から乗車した30000系の普通電車の先頭車に被り付き。既に485系「きぬがわ」がすぐ後ろに迫ってきているので、出来るだけ駅に近い所が良い。そう思いながら見ていると、静和駅手前の踏切が、まあまあ良さげではないかと判断。早速、電車内から見た踏切へと急行する。しかし、実際に現地に行ってみると、踏切の近くに障害物が多く、更には線路沿いの草も邪魔になる事から、この踏切での撮影を断念。仕方なく、もう一つ、浅草方の踏切へと移動した。しかし、ここで撮ると、後方に陸橋が目障りなのだが、もう時間が無い。ここで撮影する事にした。その直後、踏切が鳴る。もう来てしまったか・・・と思ったら、6050系の区間快速だった。とりあえず、区間快速で何とか撮れそうだと判断。その直後にやって来た485系「きぬがわ」を、この踏切付近で撮影した。

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東武日光線 藤岡~静和間を行く485系特急「きぬがわ」

背後の陸橋が気になるものの、東武鉄道らしい鉄製架線柱との組み合わせが撮れた。普段見慣れているJR線内とは違った感じに撮る事が出来たので、それなりに満足する事が出来た。

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