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名古屋地区の貨物列車を撮影する 前編

では、再び4月の名古屋遠征時のお話。

117系と211系の新快速を撮影する為に訪れた、平日朝の東海道本線熱田駅。名古屋地区では、朝のラッシュ時間帯にも、貨物列車がターミナル駅を通過して行く。今回の遠征では、貨物列車の撮影も、しっかりとやっていきたいと思っていた矢先だったので、撮影の合間に通過する貨物列車にも、可能な限りカメラを向けてみた。

まずは、こんな列車から撮影する事に。

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EF64 1039号機が牽引する衣浦臨海鉄道、半田埠頭行き1250レ~1550レ~550レ

愛知機関区に集中配置となった、JR貨物のEF64。その中でも、1000番台は、どうしても首都圏での活躍ぶりが目立っていたが、今年3月のダイヤ改正からは、稲沢を中心とした、東海道本線の短距離貨物列車にも投入されるようになり、活躍の場が広がっている。

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乙女坂へ向かう石灰石輸送列車も、今やEF64の担当。(8785レ)

矢橋工業所有のホキ9500で構成された乙女坂行き、石灰石輸送列車。これも今やEF64の1000番台車が牽引を担当する。かつて、同じような列車が青梅線でも走っており、牽引機も、最後はEF64の1000番台車が担当していた。この組み合わせを見ると、どうしても青梅線の貨物列車を思い出してしまうのは、私だけではない筈である。

さて、この8785レが通過した頃から、徐々に熱田駅に人が集まって来た。近くに来た方に聞いて見ると、どうやら、この後やってくる乙女坂からの石灰石輸送列車5780レが、国鉄色のEF64牽引との事。今、名古屋周辺の鉄ちゃん達には、この国鉄色64+赤ホキと言うのが、結構ネタになっているらしい。この事を聞き、私も暫く、この場所に留まる事にした。

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岡山機関区のEF210-3号機が牽引する貨物列車。

5780レ通過の前にやって来た、岡山機関区のEF210-3号機牽引による貨物列車。時刻からして5060レではないかと思われるが、貨物時刻表を見ると、5060レは、吹田機関区のEF210が担当らしく、果たして、この列車が5060レだったのかが疑問である。まあ、来た列車をとりあえず撮ったと言う感じなのだが・・・

そして、この列車の通過から、およそ30分後の事。お待ちかねの5780レがやって来た。

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国鉄色EF64 1014号機が牽引する乙女坂からの石灰石輸送列車5780レ。

国鉄色64+赤ホキ。かつて青梅線では日常的に見られた組み合わせである。実際に、この5780レに組み込まれていた貨車を見ると、機関車次位の車両には、飛散防止用のカバーが無く、まさに、青梅線で走っていたタイプの車両だった。

情報を提供してくださった方達にお礼を言った後、私は後続の上り列車で大府へ。さらに、大府からはキハ25系投入で話題の武豊線に乗り込み、尾張森岡駅付近へ。衣浦臨海鉄道からやってくる、フライアッシュと炭酸カルシウム専用輸送貨物列車を撮影する事に。駅から歩く事およそ10分程度で撮影地に到着。晴れると、やや逆光気味のポイントではあるが、少し曇って来たので、そのまま撮影してみた。

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衣浦臨海鉄道KE65 1に牽引され、武豊線内を走るフライアッシュ・炭酸カルシウム輸送列車。

最終的には三岐鉄道線内まで走る、フライアッシュ・炭酸カルシウム輸送列車。衣浦臨海鉄道及び武豊線内、大府までは、二度に分けて走らせる為、4~6両程度での運転となるが、この日は4両での運転だった。なお、衣浦臨海鉄道のKE65が、武豊線内に乗り入れ、そのまま大府まで牽引を担当するが、御覧のように、JRのDE10と同型の車両の為、JR線内を走っていても、全く違和感を感じさせない。

この後、熱田駅で撮影した半田埠頭行きを撮影しようと、武豊線内の別の撮影地に向かったのだが、道に迷ってしまっている間に、列車は行ってしまった。仕方なく、キハ25だけを撮って、武豊線からは撤収した。

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