西武 38103Fの回送列車に新宿線内で遭遇
名古屋ネタを長々と書いていまいりましたが、地元西武ネタも継続して撮影しています。まずは、6月19日のお話から。
この日、私は午後から、鉄道模型のパーツを買いに、ホビーセンターカトーへ向かった。ただ買い物に行くだけではつまらないので、途中何カ所か立ち寄り、のんびりと新宿線の列車を撮影しながら向かう事にしていた。
14時30分頃、田無駅に到着。ここで、暫くの間、撮影をする事にした。撮影を開始してからおよそ15分後の事。上りホームに、回送列車の接近を知らせる放送が入った。前方から見えてくる車両は30000系。こんな時間に何だろう。とりあえず撮影する事にしたが・・・
田無駅に進入する38103Fの回送列車。
やってきたのは、池袋線で活躍中の30000系38103Fである。38103Fは、池袋線に新製投入された30000系第1号となる編成で、2008年5月のデビューから今日まで、池袋線で活躍を続けてきた。デビュー当初は、8両編成での運転だったが、後に登場した2両編成の投入により、32101Fとコンビを組むようになり、現在では、10両編成となって、主に優等列車を中心とした運用に就いている。その38103Fが、相棒の32101Fと分かれて、何故か田無に現れた。これだけでもビックリである。
撮影後、続けてやってきた急行列車に乗り込み、先に進む事にした。その際、東伏見で追い越せないか?そう思いながら急行に乗っていると、その願いが通じたのか、38103Fは、東伏見に停車していた。そこで、私は上石神井で下車し、38103Fを出迎える事に。足早に下りホームへ向かい、38103Fの上石神井入線シーンを撮る事にした。
上石神井駅に進入する38103Fの回送列車。
ちょうど、駅のすぐ近くに、アジサイが咲いている所を見つけたので、やや強引ではあるが、38103Fとアジサイを絡めてみた。
上石神井にやって来た38103F。この時、中線には、38101Fの上石神井始発各停西武新宿行きが停車しており、38101Fと38103Fの一瞬の並びが見られた。そして、38103Fは、30秒ほど停車した後、西武新宿方にある引き上げ線へと入っていった。
上石神井駅の西武新宿方にある引き上げ線へと入った38103F。
38103Fは、ここで暫く停車した後、再び下り方面へ折り返すようだったが、いつ出発かは解らない。この後の予定もあるし、引き上げ線の横を走る下り列車との並びを撮って、38103Fの追跡を終了する事にした。で、直後にやって来た下り列車はと言うと・・・
20107Fの拝島快速と並ぶ。
運良く?拝島快速がやって来た。新宿線にしかない種別。まさに、これぞ新宿線!と言う列車と並んでくれた。この撮影を以て、38103Fの撮影を終了し、後続の各駅停車で新井薬師前へと向かった。
突然新宿線に現れた38103Fだが、西武鉄道を取り上げている複数のブログの記事を見たところ、この日、午前中に、32101F+38103Fの回送列車が、やはり上石神井まで運転されていると言う。どうやら、32101Fを玉川上水車両基地へ送り込む為に新宿線に来たようで、32101Fを切り離した後、38103Fだけ、小手指に戻る為、上石神井経由で回送されたようである。であれば、わざわざ10両編成で運ばずに、32101Fだけ回送させれば良いじゃんと言う話になるのだが、実は、新宿線内の一部区間では、2両編成で走行した場合、信号や踏切にトラブルを起こす可能性があるらしく、実際に、昨年7月に101系を使用して運転された団臨も、急きょ4両編成で運転されたと言う経緯がある。おそらく、今回の回送列車も同じような理由から、あえて10両編成で送り込まれたものと思われる。
こうなると、32101Fが小手指に戻る時も撮影したいが、果たして、上手く会う事が出来るだろうか。
| 固定リンク | 0
「鉄道」カテゴリの記事
- E217系Y-2編成の廃車回送を撮影する(2023.09.12)
- 西武多摩川線へ向かう101系245Fの甲種輸送を撮影する(2023.09.20)
- ブログ開設19周年(2023.09.06)
- 防災の日 正午のひばりヶ丘駅(2023.09.03)
「鉄道:西武」カテゴリの記事
- 西武多摩川線へ向かう101系245Fの甲種輸送を撮影する(2023.09.20)
- 防災の日 正午のひばりヶ丘駅(2023.09.03)
- 横瀬車両基地へ回送された2000系2077F(2023.08.15)
- 西武2000系 2077Fが横瀬車両基地へ回送される(2023.08.08)
コメント
驚きです。自分も当日昭和病院のカーブでこの
編成を撮影しました。正直、地元ながら西武鉄道
の運用には詳しくないので「なぜ回送?」という
ぐらいにしか思っていなかったのですが、同業の方が数人いたので、この回送運用をつかんでいたのかもしれません。またニアミスしましたですね。
投稿: セントラルライナー | 2011/06/21 02:25
TOMOさんこんばんは。
ほほう、これはちょっと気になる情報ですね。新宿線にも32000番台車を投入するためのデータ採取が目的なのでしょうか。今後の動きに注目ですね。
投稿: 村木雄一 | 2011/06/21 21:15
西部のATSは結構特殊なので、2両編成で高速運転するのが困難なようです。例のオールM101系が当初言われていた2両編成ではなく4両編成になったのも同じ原因だそうで。
しかし30000系っていい電車ですね。エクステリアにはちょっと思うところがありますがインテリアは断然に素晴らしい。小平に住んでいるときにこんな電車があったら中央線で痛勤することはなかったでしょう。
・・・現在の西部が通勤時間帯にどうなっているかは幸い(?)に知る余地もありませんが。
投稿: G3 | 2011/06/24 00:01
セントラルライナーさん、村木雄一さん、G3さん、コメントありがとうございます。また、コメント返しが遅くなりまして申し訳ございません。
>セントラルライナーさん
皆さん、こう言う回送列車の情報とかを掴むのが上手いですよね。私は、そう言った情報を掴むのが全く苦手でして、この日も偶然の出会いでありました。こう言う出会いは、知らないで遭遇すると嬉しいですね。
>村木雄一さん
玉川上水に2連が回送された理由は解りませんが、最近では、6000系の副都心線乗り入れ対応改造等も手掛けている玉川上水への回送ですので、何らかの手が加えられていると言う可能性もありそうな気がします。ちょうど床材の交換対象編成となっていますので、もしかしたら、床材交換と言う可能性もあるのかな?と言う気がしています。
>G3さん
一応、武蔵丘検修場への入場は、2両編成のまま回送されています。また過去には2連での団臨も運転されています。これらの点を考慮しますと、新宿線の小平~南入曽車両基地間、拝島線の小平~玉川上水間、池袋線の所沢~飯能~吾野間、西武秩父線の全線に関しては、2連での走行は可能みたいです。今回の回送では、これらの区間以外にも入線していますから、10両編成での運転となったのでしょうね。
30000系は、デザイン的にも優れており、とても良い車両だとは思います。貫通扉には、卵の絵が描かれていますが、所々、ひよこになっていると言う遊び心もユニーク。あとは扉の開閉音がもう少し静かだったら文句ないのだが…と、いつも思います。
投稿: TOMO | 2011/07/03 01:26