西武多摩川線 249F(夏編成)が甲種輸送の準備中
8月17日のお話。
中央線の武蔵境から分岐し、是政へと向かう西武鉄道多摩川線。西武鉄道の他の路線と全く繋がっていないこの線では、ワンマン運転に対応した101系を4編成を送り込み、運用に就かせているが、現在、多摩川線で運用中の車両のうち、249Fと253Fの2編成は、国土交通省が指摘した火災対策の基準に満たない床材を使用しているため、順次交換が行われることになっており、先月実施された251Fに続く形で、8月20日から21日にかけて、甲種輸送が実施される事になった。
前回の甲種輸送からおよそ40日後に実施される今回の甲種輸送。多摩川線から本線側に帰還する編成は、どの車両なのか?甲種輸送実施まで、残り3日となり、そろそろ準備が始まっているのではないか?そう思った私は、仕事帰りに、武蔵境から多摩川線に乗り換え、車両基地のある白糸台に行ってみた。
途中、吉祥寺で買い物をしてからの訪問となった為、多摩川線に乗り込んだ時は、既に日も暮れていた。辺りは真っ暗であったが、車両基地内に、甲種輸送の準備をした101系が停車しているのは十分確認できた。早速、改札を出て、車両基地横のコインパーキングへ移動。留置中の車両を撮影してみた。
8月20日から21日にかけて実施される甲種輸送に向けて準備中の101系249F(夏編成)
次回の甲種輸送で本線側に戻ってくるのは、御覧のように夏編成となっている249Fであった。既に、甲種輸送に備えて、連結器は自連に交換し、後部反射板を付ける為の金具まで付けられている。実は、16日の夕方にも、多摩川線を訪れてみたのだが、この時は、249Fも営業運転に就いており、16日の運用が終了した後に、週末の甲種輸送に備えて、運用を離脱したものと思われる。季節は、まだまだ夏であるが、多摩川線に関して言えば、夏編成は、夏休みに入ってしまった。と言えるだろう。
なお、夏編成と入れ替わりに、多摩川線に送り込まれる車両だが、最近の多摩湖線の運用から考慮すると、251F(秋編成)が運用を離脱している事から、多摩川線へ復帰する可能性がかなり高い。よって、多摩湖線では、秋が去って夏が来ると言う形になる。本線側に帰還する夏編成は、秋編成と異なり、帰還後、すぐに武蔵丘検修場へは入場せず、多摩湖線の運用に就くものと予想している。実は、多摩川線の甲種輸送終了後に、2000系の東急車輛への入場が、8月26日に予定されており、牽引役の263Fは、これが終了するまで多摩湖線に復帰できない筈。となると、当然、予備車確保の為にも、夏編成を多摩湖線に投入・・・と予想した。いずれにしても、来週の今頃には、結論が出そうだ。
以下、管理人からのお知らせです。
2004年9月6日にスタートした弊ブログ「TOMOの鉄日誌」は、お蔭様でこの記事が通算2000件目の記事となりました。無事に2000件目を迎えられたのも弊ブログを御覧頂いている皆様のお蔭です。引き続きご愛顧のほど、宜しくお願いします。
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コメント
2000件おめでとうございます。
継続のたまものですね。
記念記事は載せないのでしょうか?2000系の形態分類をしてくれるとありがたいです。
2000系は逗子に機関車に牽引されてやってきますが、旧型と新型があるようなので・・・。あと、9000系との外観の違いとか。(今はヘッドマークがあるので、区別がつきますけれど)
「鉄道ダイヤ情報」の西武鉄道特集で勉強したんですけど、いまいち頭に入っていなくて・・・。
私は今年こそスタンプラリーに参加して、西武線に親しむつもりです。一応「プリキュア」の方を貰うつもりです(笑)
投稿: バイシ | 2011/08/18 06:20
休みの日に時間を作って多摩湖線の秋編成を撮影しようと考えていましたがこの所踏切で見かけないと思ったら既に運用を離脱していたのですね、自分のページのネタに出来ず残念。
先日仕事の帰り道に玉川上水車両基地横の道を通った時、何時も多摩湖線用の車両が検査時に留置される14番線に連結器を自動連結器に交換した263Fが休んで居たので何か動きが有るなと思っていました。
7月15日には同じ14番線に30000系の2両編成32101Fが留置されていて驚きましたが・・。
投稿: 9PARA | 2011/08/18 10:38
今日玉川上水基地には秋号と263fがいなかったので
どうかしたのかと思ったらもう多摩湖線の運用離脱したと見ていいでしょうか?249Fが予備車の確保のため
秋編成とは違い、長期滞在になりそうですね
投稿: トレイン | 2011/08/19 21:14
友人から聞いた話ですが(本人許可済み)どうやら249夏編成は多摩湖線にはやって来ないって言ってました、その理由は
245Fのワンマン化ですでに5編成出揃っているためです。245Fは263の牽引時における車両不足の際の2000系代走が起きないようにするためです
もし仮に249Fが玉川上水に回送されたとしても運用に入る可能性は低いです
投稿: トレイン | 2011/08/22 17:04
皆さん、コメントありがとうございます。
>バイシさん
暖かいコメントありがとうございます。2000件記念で西武2000系特集・・・いやあ、沿線で長い事見てきた人間が言うのもなんですが、2000系を取り上げようと思ったら、簡単には語れないと思います。細かい部分を撮りあげたら、かなり連載にしないと出来ないかもしれません。それでも、いつかやりたいと言う気持ちは有ります。細かい部分を取り上げると、沿線外の方には付いて来れないかもしれませんから、一目でわかるようなポイントだけをあげて連載出来ればと考えています。
>9PARAさん
今回の秋編成ですが、おそらく実働10日間程だったかと思います。その為、多摩湖線を普段から利用していないと、全てを記録するのは、ちょっときついかと思います。いずれ、多摩湖線での秋編成の記録を、弊ブログでも記事にしますので、もう少しお待ちください。
>トレインさん
仰る通り、多摩湖線には、245F、257F、261F、263Fと既に4編成あり、そこに249Fが戦列に加われば5編成となります。だから、249Fには出番が無いという説は、確かにあり得る事かも知れません。でも、良く考えてみてください。床材の交換対象車の中には、263Fも含まれています。そして、これから秋になれば、30000系増備車の入線もあるかもしれません。そうなると、263Fが長期離脱する可能性だってある訳です。そうしたら、頭数は4本。249Fがいつまで滞在するか解りませんが、状況によっては、249Fを含めても、多摩湖線の車両が4編成となってしまう可能性も有ると言う事を考慮された方が宜しいかと思います。秋編成だって、2000系の甲種輸送で263Fが離脱した際に、多摩湖線で営業運転に就きましたからね。
投稿: TOMO | 2011/08/22 22:22
263Fも床材の基準を満たしてないのですか?
だったら263F入場した際は249Fのピンチヒッターに期待したいですが俺にとって邪魔な245Fがいるせいで249Fが運用は入れなさそうに感じます
投稿: トレイン | 2011/08/27 19:02