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JRおおみや鉄道フェア2011会場へ

さて、新秋津駅で203系の配給輸送を撮影した後は、そのまま大宮へ。

この日、JR東日本大宮総合車両センター及びJR貨物大宮車両所合同による恒例のイベント「JRおおみや鉄道フェア2011」が開催された。このイベント、毎年5月中に開催されていたが、今年は東日本大震災の影響により、この時期の開催となった。

大宮駅到着後、大宮総合車両センターへと急ぐ。既に時刻は14時を過ぎており、イベント終了までは残り1時間半ほど。長いようで意外と短い残り時間。果たしてどこまで会場内を見て回る事が出来るだろうか。入口でチラシを貰って、まずは右側へ移動。台車置き場を眺めながら先に進むと、こんな車両が展示されていた。

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蓄電池式駆動電車E995系。

E995系電車は、JR東日本と鉄道総合技術研究所が共同開発した試験用電車。もともと、この車両はハイブリッド試験車両として2003年に登場し、その時はキヤE991系を名乗っていた。その後、2008年に燃料電池動車に改造され、E995系電車となった。そして2009年より、現行の蓄電池式駆動電車となり、パンタグラフも設置された。

蓄電池式駆動電車として新たなスタートを切ったE995系電車。車両の愛称も、それまでの「NEトレイン」から「NE Train スマート電池くん」へと変わった。

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車体側面に貼られた「スマート電池くん」のマーク。

車体中央には、御覧のように「スマート電池く」のマークが貼られており、蓄電池式駆動電車である事をアピールしている。

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東京側にはパンタグラフが設置されている。

架線が貼られていない場所での展示の為、当然の事ながら、パンタグラフは上昇していない。E995系のパンタグラフは、現行の蓄電池式駆動電車に改造されてから取り付けられたものなので、出来れば、パンタグラフを上昇した姿でも撮影したかったが、それは叶わなかった。

ちなみに、この場所ではライターの岸田法眼氏と遭遇し、暫し立ち話をした。

岸田氏と別れた後、今度はメインの車両展示広場へと進んで行く。まず最初に撮影したのは、こんな車両の並び。

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真岡鐵道所有のC11 325(左)と秩父鉄道所有のC58 363(右)の並び。

JR水戸線の下館駅から真岡・益子を経て茂木までを結ぶ第三セクターの真岡鐵道真岡線で活躍中のC11 325号機と、秩父鉄道のSL列車「パレオエクスプレス」で活躍中のC58 363号機。通常、この2両のSLが肩を並べる事は無いが、真岡鐵道も秩父鉄道もSLの全般検査は、JR東日本の大宮総合車両センターが担当しており、今回、たまたま入場時期が重なって、2両並べての展示となった。ちなみに、秩父鉄道の「パレオエクスプレス」は、毎年、秩父夜祭りの開催日となる12月3日が、年内最終運行となっているが、今年は全般検査に入る為、一足早く運転を終了している。

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EF510-510号機(左)とEF510-501号機(右)の並び。

長年、「北斗星」「カシオペア」の牽引を担当し老朽化してきたEF81形電気機関車の代替用として、JR東日本が新製したEF510形電気機関車。15両が新製され、「北斗星」「カシオペア」の他、常磐線の貨物列車等に使用されているが、このうち、カシオペアカラーの510号機と、トップナンバーの501号機の2両が並べて展示された。

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EF65 535号機とEF81 81号機。

現役引退後も、なお美しい姿を保つJR貨物のEF65 535号機と、JR東日本が所有するEF81 81号機の並び。実は、この付近が最も人が多く、機関車の並びを撮影するのに一苦労。このツーショットの撮影は、まだ簡単に出来た方なのだが・・・

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EF60 510号機とEF65 535号機。

かつて、東海道・山陽本線の寝台特急を牽引していた事もあるEF60 510号機とEF65 535号機。EF60の方は、大宮総合車両センターで保管されていた車両だが、ここ数年、イベントでも展示された事が無く、新幹線の高架下に留置されていたが、今回のイベント開催に合わせて再塗装し、美しい姿となってイベントに登場した。その為、この2両の並びを撮ろうとするファンが多く、なかなか近寄れない。私も、この並びを撮る為に、この場所に20分以上待機して、何とか撮影する事が出来た。

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EF60 510号機のみも撮影。

思わぬ形で時間を食ってしまった。残り時間も少なくなってきたので、ここから先は、更に速足で回っていく事に。

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さいたま新都心のヘッドマークを掲出していたEF65 1070号機。

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JR貨物仙台総合鉄道部所属のDE10 1120号機。

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愛知機関区所属のEF64 1028号機。

JR貨物のEF64は、愛知機関区に集中配置となったが、1000番台車の検査は、これまで通り、JR貨物大宮車両所で行う事になっているようで、こうやって大宮車両所内に入場している姿を見ると、この車両が愛知機関区の所属になったと言う事が、未だに信じられない。

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東北・福島復興スローガン付きのEH500-25号機

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コンテナ貨車かと思いきや

一見するとコンテナを積む貨車、コキ107辺りかと思ったが、よく見ると連結器が電車用。貨物電車M250系の中間車だった。

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M250系先頭車。

先日、入場中のM250系を、高崎線の車内から撮影したが、今回のイベント会場では、改めてじっくり撮影する事が出来た。

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DE10 1556号機

新鶴見機関区所属のDE10 1556号機。この時点では国鉄色だが、このままの姿で出場するのだろうか。

ここまで見学して来たところで時間切れ。名残惜しいが、大宮総合車両センター・大宮車両所を後にして、そのまま大宮駅へと移動。同駅11番線から、展示車両の入替シーンを見物する事に。

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入替用のDE10 1099号機がC58とC11を押し込む。

大宮総合車両センターの入替用として活躍中のDE10 1099号機は、JR東日本宇都宮運転所の所属。この日は、イベント対応と言う事か、正面に「あけぼの」のヘッドマークを掲出して入替業務に就いていた。

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今度はEF510-510号機+EF510-501号機+EF81 81号機が登場。

2両のEF510とEF81 81号機は、構内を行ったり来たりして、どこへ行くのかと思っていたところ・・・

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11番線ホームから近い場所に留置された3両の機関車。

返却回送に備えて、11番線ホームのすぐ近くに入線してきた3両の機関車。このまま暫く留置されるのかと思っていたら・・・

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EF81 81号機にヘッドライトが点いた。

牽引役のEF81 81号機のパンタグラフが上昇。更にヘッドライトも点いた。おそらく、このまま東大宮操車場を経由して、田端運転所へ帰っていくのだろう。

ここまで撮影したところで、大宮駅より撤収。この電車で帰宅する事にした。

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205系メルヘン顔車両による「むさしの号」

新小平まで乗り換えなしで行ける「むさしの号」は、私にとっても大変有り難い列車。この日は、武蔵野線生え抜きの車両である、通称メルヘン顔のM65編成が充当されていた。この顔の205系は5編成存在するが、そのうちVVVF車に改造されたのは1編成のみ。残り4編成は登場時のままの状態で活躍を続けているが、今後、置き換えの対象になってしまうのではないかと言う気もする。見かけた時は、しっかりと撮影しておかなくては・・・

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