西武多摩川線 101系247F「春」の甲種輸送を撮影
では、4月8日のお話です。
前日、慰安旅行を終えて、山北駅そして八王子駅を経由して帰宅した私。帰宅が深夜になってしまった事も有り、この日は、早起きが出来ず、出かけるのがギリギリのタイミングとなってしまった。この日の目的は、西武多摩川線から戻ってくる101系247F「春」の甲種輸送である。
前夜、ネット上にアップされていた画像を見て、この日のJR区間の牽引機が、通称「カラシ」と呼ばれるEF65 1127号機が担当の可能性が強まった事も有り、早めに出かけようと思っていたのだが、結局は、いつも通りギリギリのタイミングとなってしまった。とりあえず、選択肢は国立駅だけになってしまっていた。ネタガマが牽引すると言う事で、おそらくホーム上は、多くのファンが集まっているだろう。その事は解っていたのだが・・・
午前10時頃、国立駅に到着。下りホームの立川方先端は、予想通り、多くの鉄道ファンが集まっていた。そこで、259Fの甲種輸送のときと同じく、7号車付近で待機する事に。その直後、下り列車が国立駅に到着するが、入線してきた電車は、ホームの先端で集まっていた少年達に注意を促しながらの停車だったのか、いつもよりも時間をかけて、ゆっくりと入線してきた。
10時10分頃の事。前方より、多摩川線の甲種輸送列車が近付いて来た。牽引してきた機関車は、予想通り「カラシ」だった。
EF65 1127号機に牽引され、新秋津へ向かう101系247F「春」
今回の多摩川線の甲種輸送は、JRグループのダイヤ改正後、初の実施となった為、まずはJR区間の牽引機が、改正前同様、EF65が担当するのか、気になっていたのだが、結果的には、御覧のように、EF65が担当。EF65の活躍の場が減らされていく中で、改正後も変わらずEF65が担当してくれた事は嬉しかった。
後追い。
とりあえず、国立駅での撮影は、被られる事無く無事に終了した。この場所に集まっていたファンが、この直後、一斉に撤収して行く。私も、この247Fを追い掛ける為、一旦、改札を出場。次の目的地、新秋津へと向かう。
さて、国立駅から中央線の電車で西国分寺へ。ここから武蔵野線に乗り換えて新秋津へ。早速、いつものように、247Fが留置されているであろう、受け渡し線へと向かうが、国立とは対照的に、ファンの数はほんのわずか。解ってはいた事だが、やはり、甲種狙いで集まっていたファン達は、その殆どがカマ、つまり機関車狙いで、後ろに連なる車両なんか、どうでも良いのだろう。
そんな事を気にしながら、247Fの傍へと向かう。いつもよりもやや府中本町方に停車していた。
247Fから切り離された、EF65 1127号機。
せっかくのネタガマと言う事で、ここは、いつもよりもしっかり撮影しておきたいと思っていたのだが、いつもよりも、やや府中本町方に停車しており、また、その状況は、機関車の回送出発まで続いた。
クハ1248側から編成全体を見る。
一通り、撮影を終えて、あとは、機関車が出て、263Fよ247Fの連結作業を待つばかり。まずは、11時55分頃のことであるが、ここまで牽引を担当してきたEF65 1127号機が、新座方面へ向けて走り出した。
JR区間の牽引を担当したEF65 1127号機が、役目を終えて回送される。
そして、EF65に遅れる事、およそ5分。いよいよ263Fが動き出す。
263Fの入替が始まる。まずは一旦、所沢方向へと走り出す。
この後、263Fがゆっくりと247Fに近付き、連結。
関係者、そして数名の鉄道ファンが見守る中、263Fが247Fと連結される。
連結作業を見届けた後、いよいよ西武線内の走行シーンを撮るべく移動を開始する。まずは、新秋津~所沢間の連絡線での撮影となるが、いつも通り、安松の駐車場まで徒歩で移動。先に到着していた知人と共に、撮影する事に。12時42分頃の事になるが、263F+247Fがゆっくりと、連絡線へやって来た。
263Fに牽引され、まずは所沢へと向かう247F「春」。
まずは、迫力ある前パンのシーンから撮影したが、私の撮影の仕方が悪かったのか、最後尾車両がやや切れてしまった。
後追い。今回は、こちらの方がメイン。
同じ時点で後追いも撮影するが、今回の撮影では、むしろ、こちらの方がメイン。背後にある団地には、満開の桜がある。今回の247F「春」編成の帰還シーンでは、是非、この桜とのコラボを入れておきたいと思っていた。
この後、所沢駅方面へ徒歩で移動しながら、途中で昼食休憩を挟む。甲種輸送時にはお馴染みとなった中華屋さんでランチを頂いた後、撮影も後半戦へ突入する。まずは、所沢駅停車中のシーンを撮影。
所沢駅6番線に停車中の263F+247F「春」
ここでは、5番ホームに入線してくる営業列車とのコラボも数本撮影してみた。その中から代表して一点だけご紹介。
東京富士大学ラッピング車6158Fとの並び。
この日は、東京富士大学のラッピングが施された6000系6158Fが、地上運用に入っており、247Fとの並びを撮る事が出来た。
この後、小手指へ向かう263F+247Fを撮影する事になるが、光線状態を考慮して、西所沢駅1番ホームから撮影する事にした。14時48分頃のこと、263F+247Fが、ゆっくりと西所沢駅を通過して行った。
西所沢付近を行く263F+247F「春」
こうして小手指車両基地へ向かった247F「春」。これまでの多摩川線車両の帰還の際には、その日の夜に、南入曽車両基地へと回送されていた。そこで、この撮影を以て、いったん撤収し、夜になってから、南入曽車両基地への回送シーンを撮ろうと思って、所沢駅へと向かったが、20時30分頃より1時間待ってみたものの247F「春」は、現れなかった。
さて、本線側に戻って来た247F「春」編成だが、4月10日夕方、西武園線の運用に就き始めたと聞き、帰宅時に東村山駅へ立ち寄り、西武園線運用中の247F「春」を撮影してみた。
東村山駅で出発を待つ247F「春」による西武園行き。
247F「春」は、この後、4月27日まで、平日のみ、西武園線の運用に就いていた。多摩湖線利用者としては、同編成の多摩湖線での凱旋走行も早く見てみたいと思っているが、「多摩湖線に春到来」と呟く事が出来る日は、いつになるだろうか。
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