西武多摩湖線 萩山～西武遊園地間でもワンマン運転の準備が始まる

このところ、夏風邪気味で、なかなかブログが書けない状態になっていました。書きたい事、書かなくてはいけない事は山のようにあるのですが、今、地元で大きな変化が始まっていると言う事で、この話題から触れておきたいと思います。

先日、twitterのフォロワーさんより、多摩湖線の八坂・武蔵大和・西武遊園地の各駅に、ワンマン運転用のテレビモニターが設置されたと言う話を聞いた。多摩湖線では、１９９８年より、国分寺～萩山間でのワンマン運転を開始。基本的に、同区間内の全列車がワンマン運転となったが、西武遊園地直通列車に関しては、萩山～西武遊園地間では車掌が乗務していた。この方式は、西武遊園地直通運転が増発された、今年６月３０日のダイヤ改正以降も続いていたのだが、今回のダイヤ改正では、平日朝の萩山駅の切り離し作業が廃止される等、拝島線・多摩湖線の運行形態の変化も出てきており、もし、萩山～西武遊園地間でも、ワンマン運転を始めるとなれば、更なる運行形態の変化も予想できる。

そこで、７月９日から１０日にかけて、帰宅途中に西武遊園地まで足をのばし、各駅の現在の状況を、この目で確認してきた。

まずは八坂駅から。

西武遊園地方に設置された運転士用のテレビモニター。

御覧のように、下り列車の停止位置目標付近に、テレビモニターが設置されていた。今のところ、列車とは９０度違う向きに向いているが、実際に使用される頃には、向きも所定の向きに直される事になる。

同じく八坂駅の萩山方ワンマン運転用モニター。

萩山方のモニターの内部を見てみる。まだテレビは設置されていない。

萩山方のモニターは、ホーム上に設置されている為、その中身も良く見る事が出来たが、御覧のように、まだテレビそのものは設置されていない。従って、まだカバーのみの段階で、これは、武蔵大和・西武遊園地も同様だった。

続いて、武蔵大和駅へと進む。

武蔵大和駅の萩山方に設置されたワンマン運転用モニター。

まず、萩山方のモニターに関しては、八坂駅と異なり、所定の向きになっており、今にも使用するんじゃないかというムードだった。

武蔵大和駅西武遊園地方のワンマン運転用モニター。

一方、同駅の西武遊園地方のモニターは、八坂駅同様、所定の向きとは違う向きで設置されていた。

最後に、西武遊園地駅。

１番ホームの萩山方に設置されたモニター。

殆どの列車が使用されている１番ホームには、萩山方に１カ所だけ、モニターが設置されていた。１日数本しか列車が入線しない２番ホームに関しては、設置されていないものと思い、最初に訪れた９日夜は、１番ホームのモニターだけを撮影して帰宅したのだが、よく考えたら２番ホームに設置されないのもおかしいと思い、翌日、再び西武遊園地駅へ行ってみた。すると・・・

２番ホーム側にも、ワンマン運転用のモニターが設置されていた。

２番ホームは、１番ホーム側とは停止位置がずれている為、９日夜の時点では気がつかなかったのだが、２番ホーム側にもしっかり設置されていた。そして・・・

２番ホームには、ドア操作時に使用されるモニターも設置されていた。

停止位置がずれている分、２番ホーム側は、南口から通じている階段が、運転士からは死角となる為、ドア操作時に使用する為のモニターも設置されていた。

多摩湖線萩山～西武遊園地間のワンマン運転開始時期については、現時点で、西武鉄道側からの正式な発表はされていない。しかし、ワンマン運転の準備は、ここまで進んでおり、おそらく次のダイヤ改正では、多摩湖線内を走る列車に関しては、全区間でワンマン運転が開始されるものと予想できる。ワンマン運転を実施する事により、車両も２０００系から１０１系ワンマン車へ。そして、小平・西武新宿方面への直通列車の国分寺方面への運転系統の変更も増えそうな予感。１０１系ワンマン車の追加改造もあるかもしれない。

地元、多摩湖線で起きつつある大きな変化。これからも沿線住民の１人として、しっかりと見届けて行きたいと思っています。