臨時快速「みたけ・おくたま探訪号」を撮影
8月19日のお話。
今年の夏は、青梅線通いが続いているが、夏休みも後半戦に入った8月18・19日の2日間、新宿~奥多摩間に臨時快速列車「みたけ・おくたま探訪号」が運転されることになった。使用される車両は、大宮総合車両センター所属の183系国鉄特急色編成。更に、先日より115系で運転中の「むさしの奥多摩号」も、この2日間が最後の運転となることから、旨くすると、国鉄形車両同士の並びも見られそう。と言う事で、コレは行くしかないと判断し、なんと3週続けて、早朝の青梅線に出動することとなった。
地元、萩山駅を6時20分に出発する拝島行きで出発。車内で、FM NACK5で放送中の鉄道系番組を聴きながらの移動。なんか、これもすっかり日常化してしまったような気がする。そのまま拝島から青梅線へ。時間が早いこともあって、立川始発の奥多摩行き直通列車に接続となった。しかも、全区間4両編成での運転である。今や、青梅線は、宅地化が進み、立川~青梅間は10両編成が主体と言う事で、こうやって4両編成の電車に、拝島から乗る機会は、随分減ってしまった。それだけに、混んではいたけれど、久しぶりに青梅線らしい電車に乗ったなという実感はあった。
7時34分、川井駅へ到着。先日同様、東川井信号場跡へ向けて出発する。前回、この場所を訪れた時は、最終的に、私を含めて3名だった撮影地。今回は、183系と115系、2つの国鉄型車両が入線するとあって、5名の方が待機されていた。私は、列の最後尾へと向かい、撮影準備を開始。長く伸びた草、そして先客の方たちをかわすため、今回も持参した小型の脚立が役立った。
そして、8時6分ごろのこと。183系による「みたけ・おくたま探訪号」が東川井信号場跡をゆっくりと通過していった。
臨時快速「みたけ・おくたま探訪号」として、青梅線に入線した183系OM101編成。
この日、青梅線に入線してきたのは、大宮総合車両センター所属の183系OM101編成。前日は、両端の先頭車ともにシンボルマークのついたOM103編成だったらしいのだが、この日は、OM101編成ということで、残念ながら、奥多摩方の先頭車には、シンボルマークがなく、のっぺりとした表情。しかも、ヘッドマークも「臨時」と言う事で、見た目は地味な列車だった。とは言え、首都圏に残る183系・189系も、先は長くないようだし、こうして撮影できるだけ有難いと思わなくてはいけないのかも。ちなみに、車内の様子を見てみたところ、手前の御嶽駅で殆どの乗客が降りてしまったのか、空席が目立っていた。
この後、「むさしの奥多摩号」もあるのだが、この場所での撮影は、「みたけ・おくたま探訪号」で終了。川井駅へと戻り、下り列車までの待ち時間の間に、拝島駅のコンビニで購入したおにぎりを食べた。
さて、川井駅からは、下り列車に乗り込み、お隣の古里駅へと移動する。先程、東川井信号場跡で撮影をした「みたけ・おくたま探訪号」は、奥多摩到着後、拝島へ回送されるのだが、この古里駅の中線で暫く停車するのことになっており、その間に、115系による「むさしの奥多摩号」が通過する。つまり、古里駅では、183系と115系、2つの国鉄型車両が一瞬ではあるが並ぶことになっており、今回は、その並びを撮るのが目的。実際に、古里駅に着くと、駅の周りには、183系と115系の並びを撮ろうとする人が、何人も集まっていた。私も、上り線側の側道に移動し、出会いの瞬間を待つことにする。
8時46分頃のこと。115系の「むさしの奥多摩号」が川井駅を通過。その瞬間、周りの人達は一斉にシャッターを押していた。
115系と183系との一瞬の出会い。
湘南色の115系と、国鉄特急色の183系との交換シーン。吾妻線辺りで見かけそうな光景であるが、ここは青梅線である。
この後、183系の回送列車が出発し、入れ替わりに115系の回送列車が入ってくるので、暫くの間、古里駅に留まり、撮影を続けることにした。
E233系に挟まれる183系。ここは間違いなく青梅線。
拝島に向けて出発!
183系回送列車の出発からおよそ3分後。「むさしの奥多摩号」に使用された115系の回送列車が、古里駅に到着する。
この日、「むさしの奥多摩号」に使用されたのは、前回撮影した時と同じT1133編成だった。とりあえず入線シーンだけ撮って、一旦撮影は終了。ここまで来たので、久しぶりに奥多摩まで乗り鉄をしたくなり、続いてやってきた下り列車で奥多摩まで往復してみた。そして、奥多摩駅の駅舎を撮って、折り返しの青梅行に乗り込み、再び古里駅へ。すると、中線に停車中の115系の奥多摩方先頭車の正面の種別幕が「快速」表示のままである事に気づき、再び撮影することにした。
古里駅中線で停車中の115系T1133編成。ファンサービスなのか、奥多摩方先頭車は「快速」表示のまま。
再び立ち寄った古里駅では、停車中の115系だけを撮影した後、再び青梅線の電車で立川方面へ。拝島駅まで追跡すると、「みたけ・おくたま探訪号」に使用された183系が、パンタグラフを下げた状態で留置されていた。
夕方まで、拝島駅で過ごす183系OM101編成。
そして、「むさしの奥多摩号」用の115系の到着までの間、立川のマイホビーキョーサンへ。買い物を済ませて拝島に戻ってくると、115系も到着済み。八高線のホームから留置中の183系と115系を撮影した。
やや強引ではあるが、拝島でも183系と115系との並びを撮影。
この撮影を以て、「みたけ・おくたま探訪号」の撮影を終了としたとともに、この夏の青梅線通いも終了とした。
久々の115系の入線で盛り上がった青梅線。これで暫く青梅線通いは無いかなと思っていたところ、秋の臨時列車でも「むさしの奥多摩号」が設定され、しかも、豊田車両センター所属の115系6両編成での運転になると言う。スカ色の115系が青梅線を走行。これは行くしかない。しばし休んだ後、涼しくなったら、また、青梅線通いの日々が続くことになるかもしれない。
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コメント
おはようございます。
青梅線には行楽輸送の列車が多数入ってくるイメージですが、最近ではホリデー快速も青梅止まりとなったようですし、お写真の頃のように様々な列車が共演することは少なくなっているようですね。
山間の素朴な風景に、国鉄時代の車両が馴染んで見え、とても魅力的です。
クロスシートで車窓を眺めながらの奥多摩までの旅、きっといい時間が過ごせるものと思います。
お写真のどちらの車両も既に過去のものとなりましたが、今見てもいい情景に感じます。
投稿: 風旅記 | 2023/10/10 09:02