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杉並3駅開業90周年記念 「なつかしの115系かいじ号」を撮影

今年は、中央線の高円寺・阿佐ヶ谷・西荻窪の「杉並3駅」が、開業90周年という節目の年。JR東日本では、これを記念して、10月20日と21日の2日間、新宿~甲府間に、団体臨時列車「なつかしの115系かいじ号」を運転した。

かつて、国鉄時代、中央本線には、「アルプス」「かいじ」「かわぐち」等、急行列車が多数走っていたが、その中でも「かいじ」には、115系が運用されていた時期があり、今回の団体臨時列車では、今なおスカ色を纏い中央本線を走る、豊田車両センターの115系を使用して再現しようというものであった。ただ、この列車、上り列車に関しては、途中から武蔵野線を経由してしまうため、撮影可能な時間帯に、杉並3駅を通過するのは、朝の送り込みの回送列車と、新宿からの下り列車のみ。そこで、この下り列車を、21日の朝、西荻窪で撮影しようと企んだのだが・・・

前夜の疲れからか、すっかり時刻を勘違いしており、気付いた時には、吉祥寺まで行くのが限界という状況であった。とりあえず、吉祥寺へ行ってみると、2番線の新宿方には、そこそこ同業者が集まっていた。ただ、この駅は微妙な時間に東西線直通列車があり、被られる可能性が高い。ネットで検索してみると、どうやら20日は被りを回避できたみたいだが、絶対に被らないという保証はなかった。

さあ、いよいよ「なつかしの115系かいじ号」が接近という時に、やはりと言うか、予想通りというか、背後より東西線直通列車がやってきてしまった。急いで、前の方へと移り、ライブビュー機能を使って撮影してみたが・・・

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一路、甲府へと向かう「なつかしの115系かいじ号」

団臨に使用されたのは、豊田車両センターの115系では、唯一の6両固定編成であるM40編成。「むさしの号」の運用を205系に譲ってからは、ベンチを温めることが多くなってしまった編成である。御覧のように、あわてて撮影したこともあって、かなりのピンボケ写真となってしまった。画像編集ソフトで、どうにかここまでになったが、ここでの撮影は悔いの残る結果となった。

さて、この日のメインイベントは、西武沿線。気持ちを入れ替えて、東村山へと向かった。

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JR西日本の205系と出会う

10月18日から20日にかけて、日本鉄道保存協会の総会に出席するため、鳥取と関西を旅行してきました。

旅の最後、新大阪駅から新幹線で東京へ戻る直前、大阪駅でちょっと変わった車両に遭遇した。その時は、新大阪へ向かう普通電車の車内にいたので、そのまま大阪駅では何もしなかった。しかし、突然、京都方面へ向かう回送列車として現れているだけに、このまま新大阪にいれば、もう1回見る事が出来るんじゃないか?突然浮かんだ悪知恵を基に様子を見る事に。すると、およそ5分後ではあるが、予想通り回送列車がやって来た。

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207系や321系と同様の配色となったJR西日本の205系。

JR西日本の205系は、もともと、国鉄時代の最後のダイヤ改正である1986年(昭和61年)11月のダイヤ改正時登場した。既に運用中だった201系に合わせて7両編成で4編成が投入されたが、民営化後は207系による置き換えとなった為、結果的には4編成として終わってしまった。この車両が有った為に、後にJR東日本が205系の投入を再開した時、車両番号を揃える為、一部に欠番を生む事となった。

ちなみに、JR西日本には、阪和線にも、仕様を変更した1000番台車が存在するが、こちらも4編成で投入は終了している為、JR西日本としては、205系自体、少数派となっている。

長年、東海道・山陽緩行線で運用されていたが、321系の進出により余剰となり、日根野区へ転属し、阪和線で運用していた103系を置き換えた際に、7両編成4本だったのを、6両編成と8両編成で2編成ずつに編成替えをしたが、使い勝手が悪かったのか?網干総合車両所明石支所に転属し、再び、東海道・山陽緩行線用として復帰。その際に、帯色を現行の207系や321系に合わせた仕様とした他、中にはリニューアル工事も受け、サハ205以外のベンチレーターは全て撤去したと言う車両もあるらしいが、今回、新大阪で見かけた車両は、まだリニューアル工事を受けてない車両だった。

205系のこのカラーを生で見たのは、実は今回が初めて。間近で見ると、意外と良いかも。平日のみの運用だったと思うので、今回は見る事が出来ないかなと諦めていたのだが、東京へ帰る直前に、こう言う形で出会えて本当に良かった。

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「オレ鉄ナイト4」 お詫びとお礼

昨日は、「オレ鉄ナイト4」に参戦してまいりました。カルカルの会場並びにUSTREAMでご覧頂いた皆様、ありがとうございました。

今回、私は「西武鉄道鉄」として参戦させていただきました。短い持ち時間を使って、私が通勤で利用している、西武多摩湖線について、沿線の見所を多くの方に知っていただこうと思い、スライドを作成いたしましたが、いざ蓋を開けてみれば、とても持ち時間で終わるような量ではありませんでした。これは、完全に、私の誤算です。会場ではなく、USTREAMでご覧頂いて皆様には、最後が中途半端な形になってしまった事につきましては、心よりお詫び申し上げます。申し訳ございませんでした。

実際に、壇上に上がってみると、10分や15分って本当に短いです。あれもこれも、皆さんに伝えたい。もし、言葉に詰まったらどうしようと思い、自分への原稿も兼ねて、文章も多く入れてしまったのですが、これも失敗でした。

全体的には、失敗だったかなあと思いましたが、それでも、会場やUSTREAMでご覧頂いた方のツイートを見ますと、「国分寺駅に何故6番ホームがないのかが解った」とか、一橋学園駅近くの安全側線が、一橋大学駅跡地であることを初めて知った。」と言うような書き込みもあり、私が皆様にお伝えしたかった部分も、一部は伝わったのだなと、ホッといたしました。

なお、昨夜見逃してしまった方、USTREAMのアーカイブがありますので、こちらをご覧ください。

今回の経験で、プレゼンの仕方につきましても、何となく解った気がします。次回は、この点を反省した上で、また、新たなネタで参戦したいと思います。既に、新ネタの構想は頭の中に出来つつあります。しかし、それも西武ネタなので、また「西武鉄道鉄」として、出させてもらえるかどうか・・・

と言う訳で、次回「オレ鉄ナイト5」にご期待くださいませ。

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お知らせ 「オレ鉄ナイト4」に出演します

いつも「TOMOの鉄日誌」をご覧いただきまして、ありがとうございます。

明日は、鉄道の日ですが、明日の夜、お台場の「東京カルチャーカルチャー」で開催されるイベント、「オレ鉄ナイト4」に出演することになりました。

これまで、このイベントは、見る側として参加しておりました。しかし、主催者や常連出演者の方達より「次回は出る方でね」と、背中を押され、出演することとなりました。模型鉄や古レール鉄など、毎回、濃いメンバーが続々と登場しておりますが、今回、私は「西武鉄道鉄」として出演することになりました。と言っても、持ち時間がそれほど多くないので、何を話そうかと考えてしまいましたが・・・

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多摩湖線を走る251F「秋」

普段乗り慣れている、この路線についてプレゼンすることにしました。

表舞台でプレゼンなんてしたことがありませんので、正直、うまくお話しできるかは、自信はありませんが、他の出演者にも負けないくらい、気持ちは熱いですので、何とかなるかな?

2012年の鉄道の日を締めくくるイベント。お時間がありましたら、東京カルチャーカルチャーまでお越しいただくか、USTREAMによる中継をご覧いただければ幸いです。

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E655系お召列車運転

三連休初日、10月6日のお話です。

この日、天皇・皇后両陛下が、山梨県内の元皇室所有林を視察する為、東京~甲府間にE655系を使用したお召列車が運転されました。

弊ブログでは、昨年11月13日に運転された御乗用列車を国分寺駅で撮影し取り上げていますが、昨年は、天皇陛下が病気療養のため、皇太子殿下が天皇陛下の名代として、元皇室所有林の記念式典に御出席される事になり、お召列車ではなく、御乗用列車として運転されています。

あれから1年、三連休の初日に、お召列車が運転される事になりました。しかし、不覚にも気付いたのが、当日の午前9時過ぎの事。急いで1年前のデータを出して、当時のダイヤを調べ、撮影地を昨年同様、国分寺駅に絞って準備開始。私が国分寺駅に到着したのは、通過予想時刻のおよそ7分前の事でした。昨年は、上りホームからの撮影でしたが、国旗と紋章を掲げて運転されてくると言う事で有れば、「正面ドカン!」も有りかと思い、今年は下りホームへ。こちらの方が人も少なく、撮影はし易そう。あとは、列車の到着を待つばかり。10時26分頃の事、お召列車はやって来ました。

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一路、甲府へと向かうE655系お召列車。

国旗と紋章を掲出し、軽やかに国分寺駅を通過して行ったE655系のお召列車。私の後ろでスマホ片手に待機していたヤンママ集団も、お召列車通過に合わせて、果敢にも撮影にチャレンジされたようで、お召列車通過後は、やや興奮気味の様子でありました。ホーム上には、警備担当の私服警官らしき方や駅員さんの姿も多数ありましたが、穏やかなムードで撮影出来たことは、とても有り難かったです。

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古い鉄道写真6 高崎線の塩トラと・・・

10月に入り、あるイベントに備えて、古い写真と当時の記憶、そして今の写真と格闘する日々を過ごしております。本来であれば、真っ先に書かなきゃいけない物もあるんですが、今回は、イベントの準備段階で出てきた副産物(古い写真)を取り上げたいと思います。

時は、1990年の夏のこと。友人達と、ある列車を撮影する為に高崎線の北上尾へ。駅から歩いて数分のところにある踏切付近で待機する。お目当ての列車が来るまで、雑談をしながら、数本の列車を撮影する。当時は、今と違って、デジカメもないから、撮影もフィルムでの撮影となる。限られたお小遣いでは、片っ端から撮りまくると言う事は出来ず、115系の普通列車とか、後に貴重となる列車をまともに撮っていないのが、何とも悔やまれる。それでも、たまたまやって来た貨物列車はしっかり撮っていた。

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EF65 541号機が牽引する貨物列車。

JR貨物高崎機関区所属のEF65 541号機が牽引する貨物列車。機関車の後ろに連なるのは、おそらくトラ70000形だろう。トラ70000形には、小さなコンテナのようなものが載っている。この列車の正体は何だろう。ネットで調べてみると、どうやら神奈川臨海鉄道の横浜本牧駅から渋川までを結ぶ通称「塩トラ」と言う列車ではないかと言う結論に達した。

通称「塩トラ」と呼ばれる列車は、渋川にある関東電化工業渋川工場で使用される工業塩を運ぶ列車で、工業塩を運ぶ無蓋車トラ70000から「塩トラ」と呼ばれていたらしい。工業塩を運ぶ車両は、他にコンテナ車もあり、こちらは「塩コキ」と呼ばれていたそうだが、関東電化工業渋川工場への工業塩輸送は、2003年に終了している。

さて、この日の本当の獲物は・・・

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「パノラマエクスプレスアルプス」と「なのはな」の併結列車。

165系改造のジョイフルトレイン、「パノラマエクスプレスアルプス」と「なのはな」。「パノラマエクスプレス」は、当時の三鷹電車区に所属する展望電車。一方の「なのはな」は、幕張電車区に所属するお座敷電車。用途は全く違うが、165系同士と言う事も有り、過去に何度か併結運転が実施されていた。この日も、これを撮りに出かけたのだが、この撮り方、後方から上り列車が接近していて被りを回避するために、こんな撮り方をしたのだろうか、当時の撮影状況が全く思いだせない。皆さんに、お見せするのも恥ずかしくなるような写真なのだが、2つのジョイフルトレインが併結運転を行った証だと思って御覧いただければ幸いです。

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