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烏山線 首都圏色になったキハ40 1004を撮影

JR宇都宮線(東北本線)の宝積寺から烏山までを結ぶ烏山線。首都圏で唯一、キハ40系が活躍を続ける路線であるが、この度、同線を走るキハ40 1004が、朱色一色の首都圏色になったと言う情報を、ツイッターでキャッチした。

タラコとも呼ばれている首都圏色。かつては、日本全国で見られたカラーであるが、国鉄が民営化されJRとなると、その地域に密着したカラーに変更される車両が多くなり、また新型車両の投入により、JR東日本管内からは、姿を消しつつあったが、烏山線では、2002年、烏山線開業80周年を記念し、キハ40 1004が、期間限定ではあるが首都圏色に戻された。あれから10年。烏山線に、蓄電池駆動電車システムを採用したEV-E301系電車の投入が決まったこのタイミングに、再び、キハ40 1004が首都圏色に戻された。新型電車投入に向けて、何かと注目が集まっているだけに、早いタイミングで首都圏色のキハ40を押さえたいと思い、天皇誕生日である12月23日に、同線を訪れる事にした。

烏山線を訪れるに際して、ツイッターでキハ40 1004の動きについて質問してみたところ、12月23日の同車が充当されるであろう列車を、フォロワーさんが教えてくれた。その情報を有り難く頂き、午後より現地を訪れる事にした。大宮での野暮用を終えた後、東北新幹線「なすの」で宇都宮へワープ。13時18分、宇都宮に到着し、在来線ホームへと移動する。すると、宇都宮運転所より、首都圏色と烏山線色のキハ40が出庫して行くのが見えた。この車両が、これから乗車する烏山行き335Dとなる筈である。早速、8番線の黒磯方先端で入線シーンを撮るべく待機。13時26分頃の事。2両のキハ40が、ゆっくりと宇都宮駅に入線してきた。

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宇都宮駅9番線に入線する烏山線のキハ40。2両目がお目当ての首都圏色。

事前に聞いた情報の通り、335Dに使用される車両には、首都圏色のキハ40が連結されていたが、御覧のように、烏山方に連結されていた為、宇都宮駅入線シーンでは、先頭に立つ姿を撮る事は出来なかった。

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9番線に停車中のキハ40 1004他による烏山行き335D。

入線シーン撮影後、8番線から9番線に停車中のキハ40を撮影するが、御覧のように、駅舎の陰になってしまう為、撮影条件は良くない。

とりあえず、宇都宮駅では、大した撮影も出来ない事から、335Dに乗車し、烏山線の線内へと移動する事にした。途中で、一般型気動車標準色車両とすれ違えば、並びを撮るのも良いかと思っていたのだが、宇都宮駅発車直後に、宇都宮運転所を覗いて見ると、一般型気動車標準色車両は、2両共、宇都宮運転所に入庫しており、明るい時間帯に、大金駅で並ぶ事は無い事が判明。よって、ここから先は、烏山まで乗り鉄を楽しむ事にした。

キハ40に揺られる事、およそ50分。烏山駅に到着。ここへ来たのは、2007年7月に運転された「烏山山あげ祭り号」の撮影以来の事。あの時は、機回しも出来て、2番線もあったのに、今や1番線のみと言う棒線状態になってしまっていた。

烏山に到着した335Dは、折り返し宝積寺行き338Dとなるが、約1時間、烏山駅に停車している。まずは、この時間を利用し、旧2番線側の公道から、キハ40を撮影してみる。

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烏山駅に停車中のキハ40 1004

旧2番線側には、公道との間にネットフェンスがあり、最初は、ライブビュー機能を使ったり、境界石の上に登ってみたりして撮影していたのだが、車で撮影に来た撮り鉄さんに声をかけていただき、脚立をお借りする事が出来た。(当日はお世話になりました。脚立を使わせていただき、ありがとうございました!)

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今度は編成全体を撮影してみる。

ここまで撮影した時点で、338Dの出発まで、あと30分ほどある。やはり、最後は首都圏色のキハ40 1004の走りを撮りたい。そこで、時間の許す限り、隣駅の滝駅方向へ進んで、撮影できそうな場所を探す事にした。15分ほど歩くと、船戸街道踏切と言う、撮影しやすそうな踏切を発見。猫達に囲まれながら、338Dを待つ事にした。

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烏山を出発し、宝積寺へと向かうキハ40 1002+キハ40 1004。(船戸街道踏切にて)

撮影後、徒歩で烏山駅へと戻る。ちょうど烏山駅前に着くと、宇都宮からの337Dが到着したところだった。この列車も、折り返しまで約30分ほど烏山駅で停車する。

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烏山駅で出発を待つキハ40。

まずは、ホーム上でキハ40を撮影し、続いて、ホーム上から車止め方向を向いて撮影してみる。

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ホーム上から車止めを眺めてみる。

蓄電池駆動電車システムの走行が開始されると、この烏山駅構内に、蓄電池の充電設備が設けられる事になっている。今は何もない状態であるが、実際に、試験車両であるE995系による試運転が実施されていた時には、車止め付近に、充電設備が設置されていたそうなので、EV-E301系電車による試運転が始まる前には、再び充電設備が設置される事になる。現行ダイヤでは、烏山駅での折り返し時間が、最低でも20分はあるようなので、こういった点も、蓄電池駆動電車システムの条件にピッタリだったのだろう。

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ロングシートの車内を撮影。

早めに改札内に入った事もあって、車内の様子もお客さんの目を気にせずに撮影する事が出来た。

帰りは、すっかり日も暮れてしまった為、暖房の良く聞いた車内で、うとうとと眠ってしまい、気付けば、もうすぐ宝積寺と言う状況だった。時間の都合で、午後からの訪問となってしまったが、この日の最低限の目的である、「首都圏色のキハ40を撮る」と言う点は、クリア出来た。ただ、この日は、一般型気動車標準色風車両を撮る事が出来なかったので、今度は、一般型気動車標準色風車両と首都圏色車両との並びは是非とも押さえたい。新型電車の試運転が始まる前には再訪しなくては・・・

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