211系0番台車の快速運用を撮影する
さて、元日のJR東海エリアでの撮影記も、これが最後となります。
春日井駅での撮影を終えて、名古屋に戻って来た私。東京へ帰る前に、もう一つ撮っておきたかったのが、211系0番台車である。
JR東海の211系0番台車は、4両編成2本が在籍しており、国鉄末期の昭和61年11月1日に実施されたダイヤ改正に合わせて、快速電車増発用として投入されたものである。デビュー当時は、西武鉄道6000系の帯に準じたカラーの帯を纏っており、今とはだいぶイメージが異なっていたが、JR東海に引き継がれた後、211系5000番台車のデビューに合わせ、現在の湘南色の帯となってしまった。長年、大垣車両区に在籍していたが、2011年、神領車両区へ転属。活躍の場は、関西線が主体となった。しかし、関西線では、4両編成は過剰であり、日中は、昼寝をしている事が多い。スマホで運用を確認すると、ちょうど亀山での昼寝から目覚めて、快速5314Mで名古屋に向かっている事が解り、名古屋駅12番線で待機する事に。
17時31分、亀山からの快速5314Mが、名古屋駅11番線に到着した。
亀山発快速5314Mとして名古屋駅に到着した211系K52編成。
この日、5314Mに充当されたのは、神領車両区のK52編成。正面にある列車番号表示機には、列車番号ではなく「211 1」と表示されているが、この数字こそ、クモハ211-1である証。2編成ある211系0番台車のうち、クモハ211がトップナンバーの編成が入った。
JR東海では、現在、117系の置き換えを進めており、このまま117系が全車両廃車となると、JR東海が所有する在来線の電車は、2編成ある211系0番台車が最古参となり、この2編成だけが国鉄を知っている車両となる。311系との共通化を図る為、ヨーダンパを取り付けたり、最高速度も120キロに引き上げられる等、かなり手は加えられていることから、もう暫くは使い続けるものと思われるが、私自身、撮影チャンスが有る時は、確実に撮影しておきたいと思っている車両の一つである。
さて、到着したK52編成は、この後、亀山行き各駅停車、4321Mに充当されるため、一旦、大垣方へ引き上げる。その直後、11番線には、こんな車両が入って来た。
特急「ワイドビューひだ17号」
岐阜から高山本線に入る特急列車「ワイドビューひだ号」である。このキハ85系、211系K52編成が引き上げた直後に入線してきたが、この時点で発車まで3分ほどしかなく、更に、車内販売も行わないと言う事から、乗客たちは、入線前に慌ただしく、弁当類の買い物を済ませ、そして、乗り込んで、慌ただしく出発して行くと言う感じだった。キハ85系も、気付けばデビューから20年以上が経過。そろそろ、後継車両の話が出てきてもおかしくない時期に入っている。211系0番台車と同様、このキハ85系も、しっかり記録しておかないと・・・
それにしても、この「ワイドビューひだ17号」は慌ただしい感じがする列車だったな。もう少しゆとりが欲しい、撮影しながら、そんな事を考えてしまった。
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