西武多摩湖(南)線に2000系入線
2月4日のお話。
廃車になった101系・301系車両8両が、新天地である近江鉄道に旅立つ日。近江鉄道へ向かう車両は、西武時代のままの姿で旅立つ事から、最後の姿を一目見ようと、この日は午前中、お休みを貰っていた。ならば、次回のダイヤ改正で消滅予定となっている、多摩湖線の一橋学園行きや、本町信号場での交換シーンも撮っておこうと思い、早朝から出発。まずは、本町信号場の交換シーンを撮る為に、萩山駅7時07分発の国分寺行きに乗車。お天気がはっきりしなかった事から、同列車の車内から交換シーンを撮って、いったん国分寺へ。そして、国分寺で軽く朝食を摂って、今度は一橋学園へ向かおうとした時、多摩湖線に起きた異変に気付いた。それは・・・
一橋学園行きが来ない。
駅構内に流れた放送によると、どうやら、私が国分寺間で乗って来た電車が、萩山方面へ折り返す際、不具合が発生し、車両点検を実施したと言う。その為、列車に遅延が発生し、一橋学園行きとして運転される列車は、萩山行きに変更した上で、国分寺~萩山間を10分間隔での運転に変更すると言う。現在、多摩湖線のワンマン運転用車両として、玉川上水車両基地に所属している車両は、253F「冬」、257F、259F、261F、263Fの5本。このうち、257Fは、西武園線の折り返し運用に就かせる為、南入曽車両基地へ貸し出し中。263Fは、近江鉄道向け譲渡車の牽引の為、小手指車両基地へ貸し出し中と言う状況だった為、玉川上水には、3編成しか残っていないと言う状況。そのうちの1編成が故障となれば、残り2編成で乗り切るしかない。
とりあえず、私は一橋学園での状況を確認した後、萩山へと戻ったのだが、ここで一つの疑問が生じた。それは・・・
萩山始発西武遊園地行き6023列車はどうなるんだろう。
萩山駅を8時23分に出発する始発の西武遊園地行き6023列車は、8時00分に萩山駅に到着する、国分寺からの6421列車が、いったん萩山駅の電留線に引き上げた後、充当される列車。国分寺~萩山間を10分おき、2編成で運行しているとなれば、当然、6023列車に使用する車両がないのだが、萩山駅8時20分発の急行西武新宿行きの連結作業を撮影していると、その答えが突然現れた。
萩山駅3番ホームの発車案内機。何気なく表示されている二行目に注目。
急行西武新宿行きが出た後、3番ホームに国分寺行きが入る事になっているのだが、その車両が「4両4ドア」であること。つまり、2000系が使われると言う事である。所定ダイヤでは、萩山8時29分着となる、西武遊園地からの小平行き6010列車の行先を、小平から国分寺に変更し、8時27分発の6432列車に充当。逆に、本来であれば、折り返しは6432列車となる国分寺からの萩山行き6427列車を、そのまま西武遊園地まで直通させることで対応した。6010列車と6432列車は、僅か2分の差で接続はしないのだが、この日は、特別に直通列車としてしまったのである。
そこで、連結作業を見届けた後、2番ホームへ移動し、2000系による国分寺行きの出発シーンを撮る事にした。
萩山駅3番ホームから発車する2000系による国分寺行き。
急きょ、多摩湖南線に入線する事になった2000系。この日、代走として投入されたのは2515Fであった。多摩湖南線の2000系による代走は、私が把握している限りでは、2011年7月12日以来の事で、およそ1年半ぶりの事である。
この後、国分寺から戻ってくる2515Fも、萩山駅で撮影してみた。
6431列車として国分寺から戻って来た2515F。
2000系はワンマン運転に対応していない。当然の事ながら、代走には、車掌さんが必要となるが、あまりに急なことだった為、車掌さんの手配が出来ず、乗務員経験のある管理職の方が車掌として乗務していた。
なお、夕方からは、午前中、西武園線の運用に就いていた257Fが、多摩湖線の運用に駆け付けており、夕方のラッシュ時間帯の2000系の代走は発生しなかった。
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