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屋根上スッキリ 西武多摩湖線にデビューした101系241Fを追跡

3月16日のダイヤ改正より、萩山~西武遊園地間でもワンマン運転が開始される西武多摩湖線。ワンマン運転区間拡大に伴い、同線で運用中の101系ワンマン車が追加改造される事になり、昨年より、池袋線で最後まで残されていた4両編成の101系241Fが、武蔵丘検修場にてワンマン改造を行っていたが、この度、改造工事が終了し、2月27日より、多摩湖線の営業運転に投入された。

運用開始当日、私は、月末の業務の関係で、朝から地元の取引先へ直行しており、朝の通勤時間帯の多摩湖線には乗っていなかった。10時55分頃のこと、地元での仕事を終え、自宅から萩山駅へ向かう途中に、国分寺からの多摩湖線下り列車を目撃。見慣れた白い車体の101系だったが、何か違和感を感じた私は、急いで駅へと向かう。すると、待っていたのは、ピカピカの241Fであった。早速乗車し、これまでの車両の違いを確認してみる。車内は、2011年7月に追加投入された245Fに準じた内容であるが、乗務員室を覗いて見ると、運転台のブレーキ弁横に設置されていた、キーボックスが設置されていない。これは、後に設置されると思うが、これ1つ無いだけで、何か違和感を感じてしまった。

そして、最大の違和感と言えば、ベンチレーターが全て撤去されていること。

ベンチレーターの撤去は、最近、武蔵丘検修場で進められている新2000系のリニューアル工事の際に実施されているもの。雨水による腐食防止などの理由から、最近進められているものだが、今回、101系ワンマン車にも、ベンチレーター撤去が実施される事になった。

国分寺到着後、ベンチレーターを撤去したことが解るように撮影してみる事にした。

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国分寺駅7番ホームに停車中の241F。

これまで、多摩湖線の車両に大きな動きが有った場合、国分寺駅7番ホームも定番の記録ポイントなのだが、今回は、241Fの最大のポイントである「ベンチレーター撤去」を意識する為、いつもとは、やや違うアングルでの撮影をしてみた。

そして、この日は、帰宅時も241Fに遭遇。仕事の都合で、一橋学園に立ち寄り、仕事を終えた後は、同駅北口から乗車した為、4号車に乗車していた事から、萩山到着時に、2000系の西武遊園地行きとの並びを撮ってみた。

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2000系の西武遊園地行きと並ぶ241F。

ダイヤ改正後の多摩湖線は、ワンマン運転が主体となる事から、2000系4両編成の西武遊園地行きは、ほとんど見られなくなってしまう可能性が強いだけに、この並びも、いずれは貴重なものとなってしまうかもしれない。

翌日。多摩湖線の運用は、3日周期が基本となっているため、運用2日目は、いよいよ私が今、通勤で利用している6426列車(萩山7時52分発国分寺行き)に、241Fが投入される事になる。まずは、いつもより少し早めに家を出て、6426列車の前列車となる6419列車の萩山駅入線シーンから撮影する事にした。

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萩山駅に進入する241F充当の6419列車。

ベンチレーターが撤去されている事から、この場所で撮影した画像でも、何かすっきりした印象を受ける、しかし、同編成の最大の特徴を、より一層強調する為に、ここでいったん改札を出場。駅の南口へ向かう通路上からも撮影してみた。

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萩山駅1番ホームに停車中の241F。

この後、241F充当の6426列車に乗車し、一路国分寺へ。この日、ワンマン改造後、初めて241Fのモハに乗車したが、流石に、ワンマン改造の際に、モーターが後期型タイプのものに換装されているのを確認した。

そして翌日。運用3日目となる3月1日は、241Fが早朝の一橋学園折り返し運用に入る為、いつもより1本早い6424列車で萩山を出発し、一橋学園駅で、241Fの一橋学園行きを撮影する事にした。6424列車で一橋学園に到着すると、構内踏切には、良く知ったお顔の方が。3月16日に実施されるダイヤ改正では、平日朝運転されている、国分寺~一橋学園間の折り返し列車が廃止される事になっている為、241Fによる一橋学園行きが見られる機会は、僅かなチャンスしかない。その為に、このチャンスは、どうしても物にしておきたかったのだが、やはり、皆さん同じ事を考えているようだ。

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一橋学園駅2番ホームに入線する241F。

撮影後、構内踏切に居合わせた人達との話もそこそこに、241Fの一橋学園始発国分寺行きに乗り込み、この列車で出勤する。そして、夜は、241Fの小平・田無乗り入れの様子を記録しようと、小平乗り入れ最終便となる6094列車(小平22時14分着)を撮影する為、小平駅で待機していたのだが・・・

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小平駅に到着した車両は・・・

真っ白な101系ではあるが、ベンチレーターが残っている。車番を見たら259Fだった。この日の241Fは、朝の運用を終えた後、いったん、玉川上水車両基地へ入庫されるのだが、夕方、再び出庫してきたのは、241Fではなく259Fであった。

ダイヤ改正直前に多摩湖線に現れた241F。この編成と引き換えに、ツートンカラーを維持していた261Fが、武蔵丘検修場に入場した模様。ダイヤ改正までは、ワンマン車5編成体制で迎える事になる。これから先、他の編成にも、ベンチレーター撤去の流れが及ぶのかどうかも気になるところである。

最後に、こんな画像をご紹介します。

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狭山線の運用に就いていた頃の241F。(2012年7月28日撮影)

ワンマン化改造する前の241F。池袋線系統で、唯一残された4両編成の241Fは、狭山線を主体に運用されていた。

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