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西武・電車フェスタ2013in武蔵丘検修場 臨時列車編

6月も今日で終わりとなりますが、ここで恒例イベントの訪問記を、臨時列車編と会場編の2回に分けてお送りしたいと思います。半月ほど前のお話となりますが、暫くの間、お付き合いいただければ幸いです。

6月9日(日)、恒例のイベント「西武・電車フェスタ2013in武蔵丘検修場」が開催された。今年は、西武鉄道100周年と、埼玉のFMラジオ局、FM NACK5の開局25周年のコラボ企画となった。

例年同様、会場へ向かう臨時列車の撮影からスタートする。今年は、飯能始発が1本、みなとみらい線の元町・中華街からの直通列車が1本、所沢始発が1本、合計3本の臨時列車が設定された。この中でも、元町・中華街発の臨時列車は、今年3月16日に、5社直通運転が開始された事によるもので、他社線から武蔵丘検修場への直通電車の運転は、今回が初めての試みとなる。

まずは、飯能始発の検修場行きの撮影から。この列車には、9000系が使用される事になっていた。9000系の検修場行き臨時列車への充当は実に久々。ちょうど、イベント会場にて、9000系のプラレールが先行販売される事から起用されたものと思われる。この列車を、飯能駅近くの元加治13号踏切で撮影する為に、飯能へと向かう。途中、小手指駅にて、9101Fの回送列車が待機しているのを目撃しているが、特にヘッドマークの装飾も無かったので、ごく普通に回送列車だろうと、その時は思っていた。そして、元加治13号踏切に到着してから、およそ5分後の事。飯能駅に9000系の回送列車が到着する。

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飯能駅2・3番ホームに入線する9101Fの回送列車。

先程、小手指駅で目撃していた9101Fの回送列車だった。飯能発の検修場行きは、この2・3番ホームから発車する事は解っていたので、臨時列車はは、この9101Fが充当される事になる。この時点でもヘッドマークの掲出は無く、残り2本の臨時列車の充当編成を考慮すると、今年の検修場行き臨時列車には、ヘッドマークの掲出は一切ない事が確定的となった。

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飯能駅を発車し、検修場へ向かう9101F。

9101Fの検修場行きが飯能駅を発車する。方向幕も、御覧のように「臨時」表示。ヘッドマークの掲出がないと、回送と見た目それ程変わりなく、やや物足りなさを感じてしまった。

続いては、元町・中華街発の検修場行きの撮影に移る。この列車は、元町・中華街発小手指行き(みなとみらい線・東横線内特急、副都心線内急行、西武線内快速急行)の延長運転。西武線内は「快速急行 飯能」表示での運転と発表されていた。とりあえず、元加治12号踏切で撮影する事にしたが、この場所は、飯能駅にも近い事も有って、定期列車でも既に折り返しの行先表示を出して通過する事が多い。しかし、この列車を、飯能~東飯能間でも撮影したいので、移動が楽な、この場所での撮影となった。

私がこの場所に来た時は、先客が1人のみと言う状況であったが、通過直前になり、私の知人を含めて2名の方がやって来て、計4名と言う状況となった。

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NACK5ラッピング車による、元町・中華街発の検修場行き。

予想通り、行先表示は飯能から先の「臨時 14M」表示での通過となった元町・中華街発の検修場行き。撮影後、走り去る列車を踏切から眺めてみたら、車内は超満員。まさに直通効果と言えそう。

ちなみに、14Mの快速急行飯能行きは、土曜・休日ダイヤの場合、飯能13時27分着の1711列車で定期的に見られるので、臨時表示で撮影出来た方が、イベント会場行きらしさが出て良かったと思う。

この後、停車時間を利用して、飯能~東飯能間の線路沿いの側道へ先回り。検修場へ向かう6155Fを再度撮影してみる。

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飯能でスイッチバック。単線区間を行く6155F。

この場所での撮影は、編成全体を入れる事は出来ないが、この編成は前後でヘッドマークのデザインが違う事。更には、単線区間を行くシーンを撮っておきたかったので、これはこれで満足する事が出来た。

最後は、所沢からの検修場行き。今回の臨時列車の中で唯一の3000系充当。そして8両編成での運転となる列車だが、事前に告知されている事として、普段とは違う線路を走行すると言う項目があった。その中で思いつくのは、入間市駅2番ホーム発着と、仏子駅の中線通過だった。入間市駅の2番ホームは、普段は向かい側の1番ホームに特急列車が客扱いする為、特急車以外の入線は珍しい。また、仏子駅の中線は、普段から使用しているものの、ここを列車が通過して行くと言うシーンは、普段ほとんど見る事が出来ない為、どちらも珍しいシーンと言える。悩んだ末に、仏子駅で撮影する事にした。仏子駅に到着すると、まずは、こんな回送列車が通過して行った。

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仏子駅を通過する東急5167Fの回送列車。

仏子駅を通過する東急5050系の回送列車。この列車は、飯能駅に10時24分に到着する快速急行1705列車の折り返し列車である。通常は、この回送列車が仏子駅の中線に入線し、暫く停車する事になるのだが、所沢からの検修場行きが中線を通過して行く為に、時刻変更が行われ、この日は仏子駅を通過して行った。

そして、東急5050系の回送通過から13分後。3015Fの検修場行きが仏子駅へやって来た。

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仏子駅中線を通過する3015Fの検修場行き。

中線を通過する3015Fの検修場行き。これは、なかなか憎い演出であった。

この撮影を以て、臨時列車の撮影は終了。後続の飯能行きで飯能へと向かい、飯能駅からシャトルバスで検修場へと向かう。途中、道路渋滞に巻き込まれ、検修場に着いたのは11時30分頃のこと。ちょうど、西武6000系と東急車を並べた撮影会が始まっている筈。早速、撮影会会場へと向かったが、何やら怪しい雰囲気。なんでも、直通列車を利用した乗客の降車が大幅に遅れているとの事。もともと、客扱いする場所ではないだけに、この日の為に、仮設ホームが設けられているのだが、全ての車両から下車できる訳ではないので、全ての乗客が降り切るのに、かなりの時間を要する事になる。これは、毎年同じ事なのだが、今年は、元町・中華街からの直通列車効果で、例年よりも来場者が多く、その点でも、後者に時間が掛かったようだ。

撮影会は、予定よりも15分ほど遅れてスタートしたのだが、まだ車両の入替が完全に終わっていない状態でスタートしてしまった為、大混乱。暫く様子を見ていたのだが、駄目元でライブビュー機能を使い、こんなショットを撮ってしまった。

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入替中のひとコマ。

西武6155F、東急4109F、そして101系271Fが一瞬ではあるが並んだ。271Fは、昨年12月に引退後、譲渡に向けて方転の上、武蔵丘に入場していたが、未だ改造されずに、武蔵丘車両基地に留置されていた。

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コメント

TOMO様、はじめまして、こんばんは。
私も、同日仏子駅で3000系臨電を撮影していた物です。
TOMO様が仏子駅に先着されていたことも知らず、臨電の先行電車2113列車で降車し、すぐ撮影しました。
結果的にTOMO様の前に立つ形になり、大変恐縮しております。
この度の非礼、平にご容赦下さいます様お願い申し上げます。
それでは、失礼致します。

投稿: 仏子駅での迷惑者 | 2013/07/01 23:45

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