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黒磯駅で見かけたもの 貨物編

さて、白坂駅から乗車した列車は、黒磯駅4番線に到着した。

青春18きっぷシーズンの移動と言う事もあり、黒磯駅で、すぐに乗り継ぎできる列車は、どちらにしても混雑するだろうからと、最初から、最低でも1本は間を置くつもりでいた。ふと、目を5番線側に向けると、黒磯まで貨物列車を牽引してきた直流電気機関車が留置されていた。乗り換え客が少なくなったところで、この機関車にカメラを向けてみた。

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黒磯機関区構内に留置中のEF65とEF64。

黒磯には、JR貨物の黒磯機関区が開設されている。機関区と言っても、機関車が配属されている訳ではなく、あくまでも乗務員の基地となっている。

ちなみに、このEF65 2087号機だが、御覧のように、貫通扉の塗装が剥がれ掛けており、下地の塗装が見えていたりする。

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訓練用として残るEF65 1082号機。

そして、黒磯では、この車両をどうしても撮っておきたかった。訓練用として残されていたEF65 1082号機。国鉄色を維持するも、既に現役を引退し、黒磯機関区構内で訓練用として余生を過ごすと言う状況のため、車体も再塗装される事無く、御覧のように、塗装も薄くなってしまっている。

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黒磯駅で見かけたもの 電車編

東北本線の黒磯駅。

東京方面から、東北本線で北を目指すと、この黒磯駅を境に、南側は直流電化。北側は交流電化と、電化方式が変わる。

電化方式が途中で変わる路線は、東北本線の他にも、常磐線や北陸本線など、日本国内には、いくつか存在するが、東北本線の黒磯駅は、国内で唯一、地上切り替え方式の交直接続設備が存在する。その為、東京方面から当駅までの直流専用車と、仙台方面から当駅までの交流専用車が、同じ駅の構内に出入りすると言う光景を見る事が出来る。


今回、白坂までの往復の際、黒磯駅での乗換えの合間に、同駅に出入りする車両を撮影してみた。

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黒磯駅で出発を待つ、E721系の郡山行き。

仙台地区で活躍していた455系や717系等の国鉄形車両を置き換える為に、2006年にデビューしたE721系電車。3扉車ではあるが、座席は、701系のようなオールロングシートではなく、セミクロスシート配置となっている。また、東北地区特有の、低いホームにバリアフリーで対応するため、在来車両より一回り小さい直径の車輪を採用し低床化を実現しているのが、この車両の大きな特徴である。

弊ブログ内関連記事・・・2007年7月9日付記事 「東北のニューフェイス E721系」

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キヤE193系「East i-D」東北本線を行く

8月10日のお話です。

今年の夏は、久し振りに青春18きっぷを手にしていた。どこかへ行きたくなる週末。何かネタは無いかと、携帯でぴたのりダイヤ情報を眺めていると、JR東日本秋田車両センターに所属する事業用車両キヤE193系「East i-D」が、東北本線の宇都宮~郡山間で運転される事を発見した。

事業用車両が好きな私。これまでに、勝田車両センターに所属し、JR東日本の標準機区間を除く電化区間をカバーするE491系「East i-E」は、何度も撮影しているのだが、気動車である「East i-D」が自力走行している姿は、あまり撮った事がない。それもその筈。首都圏のJR各線は、殆どが電化されており、各線の検測には、電車であるE491系「East i-E」が使用される事が多く、首都圏でキヤE193系「East i-D」の出番があるのは、八高線・久留里線等、そう多くは無い。しかも、これらの路線では、平日に運転される事が多い事から、これまでに同車の自力走行を撮影したのは、たった一回だけであった。

よし。それでは、久々に「East i-D」を撮りに行こう。そう思い、家を出た。目指すは宇都宮より北。35度以上の猛暑になると、天気予報では伝えられていたので、少しでも涼しいところへと言う事で、久々に黒磯より北へ。降り立ったのは、東北本線では福島県最初の駅となる白坂駅。少しは涼しいかと思ったが、下りた瞬間、「暑いなあ」と言う言葉が自然に出てしまった。たまたま居合わせた地元のおばちゃんの話によると、前日は、更に暑かったのだとか。もう日本はどうなってしまったのだろうか。

とりあえず、白坂駅から5分ほど歩いた場所にある、定番の撮影ポイントを目指す。車内から見えていたが、既に先客の方が一人いらしていた。まずはご挨拶をして、邪魔にならない場所からカメラを構えるが、まず暑くて立っているのが辛くなる。そして、夏場と言う事もあり、草もかなり生い茂っており、脚立なしで撮るには、3両編成が限界。まあ、そもそも、ここへ来た目的が、「East i-D」の撮影だから、3両編成が入れば、問題は無いのだが・・・

撮影ポイントに到着してから1時間が経過。もう暑さに耐えるのも限界となって来た。とっくに「East i-D」が通過している筈なのだが、一向に姿を見せない。いったい何があったのだろうか?改めて、ぴたのり鉄道ダイヤ情報を眺めるが、時刻に関しては見間違えではなかった。そして、実際に、宇都宮運転所構内で「East i-D」が、ヘッドライトを付けた状態で待機しているのを確認しているから、運休ではない事は確かのだが・・・

いつになったら来るのだろうかと、不安に感じながら待っていると、当初の予定時刻より30分ほど遅れて、「East i-D」がやって来た。

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東北本線を行く、キヤE193系「East i-D」

暑さも光線状態も、間もなく限界と言う中でやって来たキヤE193系「East i-D」。電化区間を走っているが、パンタグラフを上昇せずに走行している点で、ほぼ同じデザインである事業用電車E491系「East i-E」との違いを感じる事が出来た。

参考

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武蔵野線新秋津~新小平間を行くE491系「East i-E」(2013年5月6日撮影)

こちらは、これまでにも何度か撮影した事があるE491系「East i-E」。この日は、検測ではなく回送列車として運転されていたようで、パンタグラフは中間車の1基のみ上昇と言う形での運転。このスタイルで撮影出来たのは、これが初めてだった。

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西武新宿線の3000系を追う

さて、241Fの撮影のために、西武多摩川線を訪れた8月4日。多摩川線の撮影を終えてからは、観察場所を新宿線に移すことにした。

5月16日に発表された事業計画でも明らかになったように、西武鉄道では、これから3年かけて、30000系車両を84両製造することになっているが、この30000系の投入により、真っ先に置き換えられるのが、本線最後の3ドア車両となった3000系である。3000系は、これまで、6連化された3005Fと3007Fの中間車4両が廃車になった以外は健在であるが、今後は、30000系へ急速に置き換えられることになり、いよいよ本線から3ドア車が消えることになる。既に、池袋線・新宿線ともに、3000系の運用は少なくなっており、なかなか捕まえられないことも多い。そんな中、この日は、池袋線・新宿線ともに、3000系が元気よく本線で活躍していたことから、3000系の記録と言う意味で、追跡することにした。

武蔵境で昼食を摂った後、国分寺・東村山経由で新所沢へ移動する際、恋ヶ窪駅で3007Fと交換した。そこで、東村山に到着後、新宿線の下り列車に乗り換える前に、後続の3007Fを出迎える事にした。

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東村山駅に進入する3007F。

国分寺から東村山行きとして運転されてきた3007F。東村山到着後は、折り返し国分寺行きとなる為、既に方向幕は、国分寺行きとなっている。3000系の場合、方向幕指令機が、西武新宿・国分寺方先頭車(奇数番号車)に設置されている為、入線時には、上り列車の行先表示になっている事も多い。

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西武多摩川線入りした241Fを撮影する

7月6日から7日にかけて実施された西武多摩川線の甲種輸送により、多摩川線入りした101系241F。

多摩川線で運用中のところを、出来るだけ早い段階で撮影したいと思いつつ、多摩川線へと足を運んでみたが、E6系の甲種輸送と絡めて多摩川線を利用した7月27日、そしてその翌日の28日は、2日続けて運用から離れており、空振りに終わってしまった。

そこで、その翌週である8月4日、再び多摩川線を訪れることにした。これが「二度あることは三度ある」となるのか、「三度目の正直」となるのか。とりあえず、武蔵境で待っていたのは、251F「秋」。この電車に乗車し、一駅目の新小金井で下車。すれ違ったのは、253F「冬」であった。

新小金井で下車したのは、新小金井~多磨間にある、いちご橋へ行くためであった。橋の上から、多摩川線の列車を見下ろす形で撮れるポイント。ここから撮れば、241Fの特徴である、ベンチレーター撤去の様子も良くわかる。いちご橋までは、駅から徒歩10分ほどの距離。急いで行けば、次の上り列車の撮影は可能となる。速足でいちご橋まで行くと、まだ上り列車は通過していなかった。早速カメラを構えてみると、上り列車が、多磨駅を出発し、こちらへ近付いてくるのが分かった。果たして、車両は何か。

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新小金井~多磨間を行く241Fの武蔵境行き。

やって来た上り列車は、狙い通り241F。まさに「三度目の正直」である。しかし、この241F、真っ白な車体のまま、多摩川線入りした筈なのだが、中間2両に、何やらラッピングが施されているのが分かる。これは、2011年の夏より実施されている「武蔵境自動車教習所」の広告。毎年7月下旬より1年契約で実施されていて、今回が3年目。これまでは、多摩川線の四季の電車の中間2両にラッピングが貼られており、2011年7月からは、249F「夏」と251F「秋」が、2012年7月からは、247F「春」と251F「秋」が、武蔵境自動車教習所のラッピング車となっていた。そして、2013年7月からは、初めて、四季の電車以外の車両が選ばれた。その為、先頭車真っ白、中間車ラッピングと言うパターンは、初登場と言う事になる。

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「ライオンズ・クラシック2013」ヘッドマーク付き電車を撮影する

7月26日から28日までの3日間、埼玉西武ライオンズは、オリックスバッファローズとの3連戦を、西武鉄道100年アニバーサリー特別企画の一環として、「ライオンズ・クラシック2013 西武鉄道100年アニバーサリー-東京セネタースと西武鉄道の物語-」と称して開催した。

ライオンズ・クラシックは、2008年より行われている、球団史を回顧し現代に伝えるイベント。今年は、1936年に創設され、西武新宿線上井草駅近くに本拠地を置いていた、「東京セネタース」の選手たちが、当時着用していたユニフォームを、ライオンズの選手たちが身に纏い戦った。また、この3日間は、西武池袋線の20000系20151Fに、ライオンズ・クラシック2013のヘッドマークを掲出して運転される事になった。この辺りは、西武鉄道100年アニバーサリーとの一環らしい点である。

そこで、3連戦の最終日である7月28日の午後、ヘッドマークを掲出した20151Fを撮影する事にした。午前中は、多摩川線に行っていたのだが、運良く、知人より、20151Fの目撃情報をゲット。所沢14時56分着の5311列車に充当されると言う事で、時間に合わせて秋津~所沢間の秋津4号踏切へ移動。予定通り、5311列車に充当されていた20151Fを撮影する事が出来た。

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ライオンズ・クラシック2013のヘッドマークを掲出した20151F。

3色LEDを採用している20000系と言う事で、シャッター速度も125分の1にして撮影してみたが、なんとか行先も読め、ぶれずに撮影出来てホッとした。

5311列車は所沢止まり。所沢到着後は、再び始発の各停池袋行き5312列車で折り返すと言うので、今度は所沢駅に近い秋津5号踏切に移動して、折り返し列車を撮影してみた。

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そして、折り返し池袋へと向かう20151F。

この後、20151Fは、池袋到着後、豊島園まで往復した後、西武球場前行きとして再び下ってくる。せっかくだから、同編成の西武球場前行きも撮影しようと、保谷付近で狙ってみたのだが、行先表示が読めるように、シャッター速度125分の1にした事が裏目に出て、散々な仕上がりとなってしまった。こんな事なら、清瀬駅や西所沢駅で、停車中の所を確実に狙うべきだったと後悔した。

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臨時急行「富士山トレイン371号」を撮影する 御殿場線編

さて、武蔵野線の多摩川橋梁で、E6系甲種を撮影した後は、南武線の南多摩駅より青春18きっぷを使用してお出かけ。向かった先は御殿場線である。

2012年3月まで、小田急新宿駅と沼津駅とを結んでいた特急「あさぎり」に使用されていたJR東海の371系電車。この度、7月20日より8月4日までの土曜・休日に、浜松~御殿場間で臨時急行列車「富士山トレイン371号」として運転されることになり、運転初日の模様は、先日、弊ブログでも取り上げたばかり。あの時は、東海道本線の豊田町駅での撮影だったが、出来れば、かつてのホームグランドである御殿場線を走る姿も撮りたい。午後からの出撃となるが、日の長いこの季節、御殿場から浜松へ向かう下り列車なら十分に撮影が可能と判断し、出かけることにした。

南多摩駅から、南武線に1本だけ存在する209系0番台車で川崎へ。川崎からは、東海道本線に2本しかないE217系と、レアもの同士の乗り継ぎで茅ヶ崎へ。ここで昼食休憩を摂った後、再び東海道本線に乗り国府津へ。国府津駅より御殿場線に入る事にした。御殿場線へは、沼津から入るか国府津から入るかで悩んだが、結局は、国府津から入る事を選択した。

国府津駅14時41分発の沼津行き2545Mに乗車する。この列車は、元々車掌乗務のある列車で、車両も313系のロングシート車。富士山の世界遺産登録効果か、こんな時間帯でも、富士山へ向かうと思われる女性客の姿も有った。国府津を出発すると、すぐに車掌が車内改札に入った。たまたまなのか、当初からそう言う設定だったのか、この列車は2人乗務で、1人が車内改札を担当と言う感じだった。御殿場線には、ICカード問題も有り、今回のような対応には評価できる。

15時29分、御殿場に到着する。ここまで乗車してきた2541Mは、御殿場駅で9分間停車する。この停車時間を利用すると、こんな並びを撮る事が出来る。

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御殿場駅で並んだ313系・371系・小田急60000形。

「富士山トレイン371号」として浜松からやって来た371系は、折り返しまでの間、御殿場駅の留置線で過ごす事になっていた。そこへ、土曜・休日のみ追加運転される、特急「あさぎり11号」が、「あさぎり12号」として折り返す間、やはり御殿場駅の留置線で過ごす事になっており、JR東海の371系と、小田急60000形MSEと言う、新旧「あさぎり」の並びを見る事が出来る。御殿場線へ入るのを、沼津からではなく、御殿場からにしたのは、この並びを撮りたかったからであった。

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秋田新幹線E6系Z13編成の甲種輸送を撮影

7月26日から28日にかけて、秋田新幹線E6系Z13編成の甲種輸送が実施された。

兵庫県の川崎重工から、在来線の線路を使って実施される甲種輸送は、今回が3回目。前回は、大船まで遠征したにもかかわらず、時刻変更に気付かず、EF65が牽引するシーンを撮り逃していた。今回こそは、EF65が牽引する東海道本線での様子を記録したい。そう思っていたのだが、見事に寝坊してしまった。

こうなると、一気にテンションが下がってしまう。もう近場で良いか。そう思って、出かけたのは、武蔵野線の多摩川の橋梁。この場所へは、南武線の南多摩駅または西武多摩川線の是政駅が近いのだが、先日の甲種輸送で、西武多摩川線入りしていた241Fのその後が気になっていた事も有り、この場所での撮影とした。しかし、肝心な241Fは、この日お休みで、本線走行シーンは、後日と言う事になってしまった。

さて、多摩川の河川敷に到着したのは、Z13編成甲種通過のおよそ15分前。相変わらずギリギリの行動だ。新幹線車両の甲種輸送と言う事で、河川敷には、多くの鉄道ファン、そして、少年野球の試合が行われていた事も有り、野球チームの子供達の一部の保護者の方達も、新幹線車両の通過を見届けようと集まっており、かなりの人数が線路の方を向いていた。私もその中に混じり、本番に備える。そして11時42分頃、Z13編成の甲種輸送が多摩川橋梁に差し掛かった。

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EH200-24号機に牽引され、武蔵野線を行くE6系Z13編成。

休日の多摩川の河川敷での撮影と言う事で、今回は、少年野球の試合中の模様を入れて撮影してみた。試合に出場している子供達は、真剣そのもので、試合に集中しているが、よく見ると、試合を見守る保護者の方達の中には、頭上を通過する新幹線車両に気付き、見上げている人もいたりして、良いシーンを撮る事が出来た。

なお、この日は、青春18きっぷを持参していた。まだお昼前。と言う事で、この後は、南武線の南多摩駅から青春18きっぷを使って、あの車両に会いに行く事にした。

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