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西武3000系 3003Fラストラン 横瀬行き臨時列車を撮影

10月6日のお話です。

この日、ついに3000系3003Fがラストランを迎える事になった。同編成最後の運用は、池袋から横瀬までの臨時快速急行。同日、横瀬車両基地で開催される「西武トレインフェスティバル2013in横瀬」に合わせて運転される臨時列車が、同編成にとってのラストランとなる。現在、西武鉄道の車両が廃車となり解体作業を行うのは、横瀬車両基地となっており、この列車は、廃車回送の客扱いとも言える。横瀬車両基地のイベントと、廃車回送を兼ねた臨時列車が運転されたのは、2005年の特別列車227F以来の事である。

今回は、前の記事でも触れているように、3003Fと入れ替わりで西武鉄道にやってくる30101Fの甲種輸送の撮影と掛け持ちとなる事から、臨時列車の撮影は、秋津駅周辺に限られてしまう。そこで、池袋への送り込み回送を、所沢陸橋付近で撮影し、撮影後に、徒歩で秋津へと移動。新秋津の受渡線にも近い秋津1号踏切で3003Fの快速急行横瀬行きを見送る事にした。これまでの経験からして、池袋への送り込みは、小手指を7時30分頃には出てくる筈。7時30分までに所沢陸橋付近にいれば、充分に撮影出来るだろう。そう思い所沢陸橋へと向かう。7時28分頃に現地に到着すると、既に陸橋付近のポイントには、10人以上の人達が集まっており、3003Fの送り込み回送を待っている状態だった。私は、やや後ろの方からカメラを構える事にした。

7時37分頃、3003Fの送り込み回送がやって来た。

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ラストラン当日を迎えた3003F。まずは回送列車として池袋へ向かう。

「西武トレインフェスティバル2013in横瀬 3003F Forever」と書かれたヘッドマークを掲出してやってきた3003Fの回送列車。3003Fは、約30年間、池袋線系統一筋で運用され、この道も通い慣れた道ではあるが、3003Fが池袋へ向かうのも、これが最後となる。

この後、秋津駅方向へ向けて徒歩で移動する。途中で新秋津へ向かう263Fを見届けて、8時30分頃より秋津1号踏切で待機する。準備も整い、あとは3003Fの通過を待つだけ。そして、8時42分、3003Fの横瀬行き快速急行が秋津駅を通過したのだが・・・

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秋津駅を通過する3003Fの快速急行横瀬行き。

本来は、もう少し手前まで引きつけて撮影したかったのだが、この時、背後からは上り列車が近付いており、これが限界。駅のホームまたは、駅の清瀬方付近で撮るべきだった。

3003F通過からおよそ10分後、新秋津には、30000系の今年度増備車第一陣となる30101Fが到着したのは、前の記事でも触れた通りである。この後、新秋津に到着した同編成を追跡しながら、横瀬車両基地へと向かう事に。


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西武 30101Fの甲種輸送を撮影する

では、引き続き10月5日から6日にかけてのお話です。

前の記事でも触れたように、10月5日は、本川越付近で行われたイベント関連の臨時列車を撮影していた。11時40分、所沢から発車した本川越行きの臨時列車を見届けた後、同駅構内の狭山そばで昼食を摂り、その後、12時00分発の快速急行元町・中華街行きに乗車。一気に菊名まで乗り通し、菊名から横浜線で新横浜へ。ここから東海道新幹線に乗り込み、静岡県内を目指した。

西武鉄道では、今年度も30000系を28両(10両編成2本、8両編成1本)を増備する事になっているが、この度、今年度の増備車第一陣となる30101Fの甲種輸送が、10月4日から6日にかけて実施された。今年度から増備される30000系は、更に進化した改良版となる事が発表されており、注目の第一弾は、30000系では初登場となる10両固定編成である。そこで、30101Fの甲種輸送を撮影すべく、午後からは新幹線を使って静岡県内へ向かった。新横浜13時16分発の「こだま657号」に乗って三島で下車。ここから東海道本線の普通列車に乗り換え、まずは富士駅へ。ここと隣の富士川駅のどちらで撮ろうか悩みながらここまで来た。身延線を眺めながら、甲種輸送に備えてカメラを構えて見るが、やはり富士川駅の方が良いと判断し移動する。富士川駅には、30101F甲種輸送の通過30分ほど前には到着できた。この時点で、待機していた方は3人で、まだまだ十分余裕がある状態。早めに来て正解だった。本番に備えて、211系や313系を撮影しながら時間を潰す。その間、徐々に人が増えて、最終的には、この駅にも10人程の撮り鉄さん達が集まった。

15時35分、30101Fの甲種輸送が、富士川駅へやって来た。

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EF66 123号機に牽引され、富士川駅を通過する30101F。

下松から30101Fを牽引してきたのは、EF66 123号機。この場所、背後には東海道新幹線の高架橋が見えており、頻繁に新幹線が通過して行く。30101Fの甲種輸送と東海道新幹線の通過がピッタリ合えば・・・なんて、ちょっと考えたが、そんな奇跡は起きなかった。

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走り去る30101F。新秋津までは、まだ長い道のり。

30101F甲種輸送一発目、富士川駅での撮影は、これにて終了。今度は、後続の普通列車に乗り込んで、30101Fを追跡する。

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「川越WORLD BEER&OKTOBERFEST」の臨時列車を撮影する

10月5日のお話です。

10月5日(土)と6日(日)の2日間、西武新宿線本川越駅前と小江戸川越の町中にて、世界各国のビールや川越の地ビール、更にビールに合う郷土料理を楽しめるイベント、「川越WORLD BEER&OKTOBERFEST」が初めて開催される事になった。

このイベントに合わせて、西武鉄道では、西武新宿駅から本川越駅まで臨時特急を1本、所沢駅にて元町・中華街からの快速急行と接続する本川越駅までの臨時列車を1本運転して対応することになった。特に、イベント初日となる5日の臨時特急には、テレビのバラエティー番組でもお馴染みの川越達也シェフが1日車掌として乗務し、車内で川越シェフ考案の「ビールに合う一品」を提供する他、西武新宿駅で出発セレモニーが行われる事になっていた。

そこで、このイベントに合わせて運転される臨時特急と、所沢発本川越行き臨時列車の撮影に出かける事にした。

まずは臨時特急の撮影。臨時特急は、西武新宿駅を10時38分に発車することになっていた。定期列車である「小江戸11号」が10時30分に発車する事になっており、ホームの空き具合から見ても、西武新宿駅で、特急列車同士が並ぶ事は無いと思われたが、出発セレモニーがあると言う事で、西武新宿駅で撮影する事にした。西武新宿に10時28分到着予定の2806列車で西武新宿へ向かう途中、東伏見で10112Fの回送列車を追い越した。この編成が、臨時特急に使われる事は間違いないのだが、西武新宿駅での出発セレモニーは、10時15分から10時30分までとなっており、このままのペースで行くと、出発セレモニーが終わってからの入線となってしまう。出発セレモニーは、まさか「小江戸11号」で行われるのか? そんな事を気にしながら、西武新宿へ。とりあえず、1番ホームの下り方で待ち伏せする事に。そして10時33分ごろであるが、10112Fの回送列車が入線してきた。

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西武新宿駅2番ホームで出発を待つ10112Fの臨時特急列車。

2番ホームに入線した10112F。定期列車の合間を縫うように設定された臨時特急列車と言う事で、入線も発車5分前と、かなり慌ただしいスケジュールである。臨時特急列車の出発に合わせて、川越シェフが前の方の車両まで来るかなあと様子を見ていたのだが、結局、川越シェフが前の方に来る事は無く、臨時特急列車は10時38分に西武新宿駅を出発して行った。撮影後、ホーム上でお会いした知人に確認したところ、出発セレモニーは、最後部車両付近で行われていたとの事で、私が待機していた方とは全く逆側。考えてみれば、1日車掌という肩書だし、最後部車両付近でセレモニーをやっても、全く問題は無かった。そうとも気付かず、前の方で待機していたとは、何ともお恥ずかしい話。

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国鉄特急色189系で運転! 臨時特急「かいじ186号」を撮影する

私事ですが、風邪をひいてしまいまして、1週間ほど、ブログの執筆をお休みさせていただきました。まだ、本調子ではないのですが、久し振りに更新させていただきます。

それでは、10月13日のお話。

秋の行楽シーズンの三連休と言う事で、中央本線でも、183系・189系による臨時特急列車が増発されている。その中でも、10月12日と13日の両日には、甲府を8時43分に出発し、新宿へ向かう臨時特急「かいじ186号」が設定されている。光線状態の良い午前中に、新宿に向かってくる臨時特急列車。この列車には、最近、豊田車両センターに転属してきた、189系国鉄特急色、M51・52編成のどちらかが使用される模様。特にM52編成なら、転属に際して、「あずさ」「かいじ」のヘッドマークが組み込まれたそうで、出来れば、M52編成充当を期待したいところ。とりあえず、前日の12日は、M51編成だったそうなので、今日はM52編成かも。と言うか、M52編成に来てもらいたい。そう願いながら国立駅へと向かった。高架工事も完成し、2・3番線の立川方から3番線を通過する上り列車が撮り易くなった。そして、この時間帯は順光。最高の舞台が整った状態で、あとは、主役の登場を待つばかりである。

9時58分、「かいじ186号」が国立駅を通過した。

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189系M52編成で運転された臨時特急「かいじ186号」

甲府から新宿へ向けて、中央本線を上がって来たのは、期待通りM52編成。国鉄特急色と「かいじ」のヘッドマーク。189系が、国鉄特急形車両だった事を再認識させてくれる姿に、思わず感激してしまった。

ちなみに、この日は私の40回目の誕生日。国鉄特急色189系の「かいじ」は、誕生日の良い記念になりました。

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古い鉄道写真8 長野電鉄須坂駅にて

さて、1994年ごろの長野遠征記。JRの長野駅での撮影を終えた後は、長野電鉄に乗り込んで、向かった先は須坂駅。

長野線と屋代線が交わり、更には車両の整備も担当する車両工場も併設されている、長野電鉄では最大級の駅となる須坂駅。現在は、屋代線が廃線となったものの、駅構内の様子は、1994年も2013年もそんなに変った感じはしない。そんな須坂駅ならば、短い時間で、様々な種類の電車を撮影出来るだろう。そう思って、ここへ来たのかもしれない。

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特急用の2000系を使用した普通列車。

ちょうど須坂駅で出くわした2000系の普通電車。2012年の3月まで活躍していた特急用の2000系車両は、本来の始業である特急運用の他に、間合いで普通列車の運用に就く事もあった。2000系の代替には、元小田急電鉄の特急ロマンスカーHiseを編成短縮化した上で譲り受けた1000系、そして、元JR東日本の「成田エクスプレス」用車両253系を譲り受けた2100系の2種類の車両が活躍しているが、どちらも、2000系で見られたような普通列車運用と言うのは、存在しないのではないかと思う。

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古い鉄道写真7 新幹線開業前の長野駅にて

前の記事で触れていますように、西武鉄道では、まもなく3000系車両の本格的な廃車が始まります。それに備えて、我が家の古い写真の中から、3000系の良い写真が無いか、色々と探しているときに、1冊のアルバムが出てきました。撮影時期を記入していなかったのが悔やまれるのですが、写っている写真の中身からして、たぶん1994年頃の撮影と思われます。今回は、このアルバムの中から、何枚かご紹介したいと思います。

舞台は長野駅。まだ長野新幹線は工事中です。たぶん、当時親しくしていた仲間たちと出かけたんだと思いますが、長野まで、どうやって行ったとか、何をしに行ったのかは、はっきり覚えていません。でも、写した列車から判断すると、たぶん長野駅には昼前に到着していたみたいなので、大宮辺りからL特急「あさま」で長野入りしたのかも。

で、長野駅で最初に撮影したのは、こんな列車。

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長野駅に到着する165系急行「赤倉」

新潟からやって来た165系急行「赤倉」。この日の急行「赤倉」は、上沼垂運転区(現在は新潟車両センター)に所属する165系K1編成+K2編成での運転だった。前3両となるK1編成は、3両共165系のトップナンバー車両で構成されており、たぶん、これ目当てで長野へ行ったのかな?と言う気がする。

ちなみに、当時の急行「赤倉」は、確か妙高高原~長野間が普通列車となっていた為、長野駅到着時点では、種別幕も「普通」と表示されている。

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到着後、K2編成側からも撮影。

後ろ3両のK2編成。この編成は、原型ライトを維持したまま、1999年に三鷹電車区へ転属となり、「新幹線リレー号」や「ホリデー快速ピクニック号」の運用で注目を浴びるようになるとは、この時、全く想像もしていなかったと思う。

ちなみに、K1編成・K2編成とも、クモハ165の角形通風器が撤去されている。これは、長年、新潟地区で運用されていた165系によく見られる特徴の一つである。

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JR東海の381系「しなの」とも並んだ。

その後、名古屋行き特急「しなの」が入線してくるが、この「しなの」も、この当時は、383系が臨時列車で走り始めたばかりで、長野発着の列車は、御覧のように381系で運転されていた。この時、165系の隣に入線してきた381系は、JR東海では少数派だった非貫通の100番台車だった。

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終焉迫る西武池袋線3003Fを撮影

今年度より本格的な廃車が始まる西武鉄道3000系。消えゆく3000系を出来るだけ記録して行きたいと思い、沿線へ出かけた際には、3000系の動きも注目するようにしているが、この中で、池袋線で運用中の3003Fが、10月6日に開催される「西武トレインフェスティバル2013in横瀬」に合わせて、池袋~横瀬間に運転される臨時列車の運用を以て、現役を引退する事になった。

最終日を前に、3003Fをもう一度撮っておきたい。そう思っていたところ、9月27日の夕方、撮影できるチャンスが巡って来た。早速、目撃情報を頼りに所沢駅へ。所沢止まりとして4番ホームに入線する3003Fを3番ホームから撮影してみた。

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5313列車として所沢駅4番ホームに到着する3003F。

所沢駅に進入する3003F。出来れば、秋津4号踏切付近で撮影したかったが、家を出る時間が遅くなった事もあり、結局は、ホーム上での撮影になってしまった。ただ、この日は、池袋線の列車に5分程度の遅れが出ており、その結果、3003Fと他の注目編成との並びを撮る事が出来た。

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2164列車に充当中の2063Fとの一瞬の並び。

3003Fの入線シーンを撮り終えて振り向くと、急行池袋行き2164列車が停車していた。この列車には、御覧のように池袋線8連2000系唯一の幕車である2063Fが先頭に立っており、ネタ車同士が、一瞬ではあるが並んだ。ちなみに、3003Fの左側に小さく写っている30000系は38103Fで、この日、38103Fは、飯能~高麗間運転の臨時列車に充当されていたが、西武ドームで開催されていたプロ野球公式戦が延長戦にもつれ込んだため、この編成も、野球臨に充当される事となり、西武球場前への送り込みの為に、所沢駅6番線に入線していた。

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