古い鉄道写真8 長野電鉄須坂駅にて
さて、1994年ごろの長野遠征記。JRの長野駅での撮影を終えた後は、長野電鉄に乗り込んで、向かった先は須坂駅。
長野線と屋代線が交わり、更には車両の整備も担当する車両工場も併設されている、長野電鉄では最大級の駅となる須坂駅。現在は、屋代線が廃線となったものの、駅構内の様子は、1994年も2013年もそんなに変った感じはしない。そんな須坂駅ならば、短い時間で、様々な種類の電車を撮影出来るだろう。そう思って、ここへ来たのかもしれない。
特急用の2000系を使用した普通列車。
ちょうど須坂駅で出くわした2000系の普通電車。2012年の3月まで活躍していた特急用の2000系車両は、本来の始業である特急運用の他に、間合いで普通列車の運用に就く事もあった。2000系の代替には、元小田急電鉄の特急ロマンスカーHiseを編成短縮化した上で譲り受けた1000系、そして、元JR東日本の「成田エクスプレス」用車両253系を譲り受けた2100系の2種類の車両が活躍しているが、どちらも、2000系で見られたような普通列車運用と言うのは、存在しないのではないかと思う。
元東急5000系を譲り受けた2500系。
続いては、「赤ガエル」の愛称で親しまれていた2500系車両。ご存知、東急5000系を譲り受けた車両であるが、この時、既に、長野オリンピックに備えた車両置き換えが始まっており、この車両に残された時間も、そう長くは無いと言う状況だった。
3連バージョンの2600系と交換。
そして、3連の2600系もやって来て、赤ガエル同士が須坂駅で並んだ。須坂へ来た一番の理由は、この赤ガエルを撮る事だったようだ。
車両基地内で並んだ2600系と3500系。
去りゆく2600系と、これからの主役である3500系が、車両基地内で並んでいた。3500系は、デビュー間もない頃のようだが、屋代線は、ワンマン運転の都合上もあり、この時点で既に3500系の天下だったようだ。
この撮影から、約20年が経過。現在では、2500系を追いだす為に営団地下鉄からやって来た3500系・3600系は、まだ残ってはいるものの、元東急田園都市線の主力車両として活躍していた8500系を譲り受けた事により、徐々に数を減らしていると言う状況である。
赤ガエルの並びも撮れて、約20年前のTOMOは、満足したようです。
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