西武 入間航空祭ダイヤを観察する 前編
11月3日のお話。
毎年11月3日は、航空自衛隊入間基地にて入間航空祭が開催される。西武鉄道では、この入間航空祭開催に合わせて、臨時列車を増発して対応しており、弊ブログでも、これまでに何度か取り上げている。今年も、この恒例行事となっている入間航空祭ダイヤの観察に出かける事にしたのだが・・・
前日は、群馬県内に出かけており、帰宅が遅くなってしまった。そんな事もあり、今年もだいぶ出遅れてしまった。とりあえず、今年の航空祭ダイヤの目玉でもある、横浜方面からの快速急行の稲荷山公園駅臨時停車シーンから撮れればいいかと思い、東急車8両編成での運転となる1705列車から撮影出来ればと思い、所沢9時54分発の準急飯能行き(新木場始発)で、稲荷山公園へと向かう。この列車も、朝の通勤時間帯並みの混雑で運転されていたが、この時は、いつもと同じと思っていた。しかし、稲荷山公園駅に到着すると、例年以上の混雑。これまでにも、特急列車の臨時停車を撮影する際は、上りホームへ移動する際に、折り返し乗車を考慮して、一旦、下りホーム飯能方の改札口を出場し、踏切を使って上りホーム側へ移動していたが、今年は、この踏切の混雑が激しく、全く進まない。反対側に渡れないまま、お目当ての快速急行が到着してしまった。
稲荷山公園駅に到着した、東横線菊名からの快速急行飯能行き1705列車。
この快速急行飯能行き1705列車は、東急東横線菊名始発の列車で、菊名~小竹向原間は各駅停車での運転となる事から、横浜方面からの快速急行としては、唯一8両編成で運転される列車で、日によっては、横浜高速Y500系が充当される事もあるが、この日は東急5159Fでの運転となった。御覧のように、稲荷山公園駅の下りホームは、この列車から降りてきた多くのお客さんで埋め尽くされており、降車にも、かなり時間がかかると言う状況になっていた。
後で解った事だが、今年の入間航空祭は、過去最多の来場者数だったとの事で、TBS系列で放送されていたドラマ「空飛ぶ広報室」の影響も、この数字に繋がったものと思われる。
と言う訳で、稲荷山公園駅での観察は、これ1本のみで終了。と言うよりは、ホーム上の混雑を見て戦意喪失したと言うのが正解かもしれない。
さて、稲荷山公園駅から何とか脱出した私。ここから先は、落ち着いて撮れそうな駅へ移動し、入間市行きを撮影する事にした。まずは、お隣の武蔵藤沢駅へと移動するが、ここも例年以上に鉄道ファンの数が多く、ここでの撮影を諦め、西所沢駅で撮影する事にした。と言っても、ここも撮影している人が多かったが、撮影には支障は無かった。
9107Fによる準急入間市行き。
この準急入間市行きは、所定では、準急西武球場前行き4355列車として運転されている列車。この日は、行先を西武球場前から入間市に変更して対応していた。
2077Fによる各停入間市行き。
2000系更新車、2077Fによる各停入間市行き。この列車は、各停小手指行き5217列車の延長運転。
2000系による準急入間市行き。
西所沢に来て2本目となる準急入間市行き。この列車も、西武球場前行き4357列車の行先変更。奇数モハのパンタグラフが2基のまま、3色LEDと言う事で、この列車は2097Fだったかと思うが、この列車、西所沢到着後、先行列車の遅れの為、暫く抑止状態となってしまった。
西所沢駅に到着できない急行飯能行きと各停入間市行き。
先行の準急入間市行きが、西所沢駅で止まったままの状態となっている為、後続の急行飯能行き、各停入間市行きが、駅間で停められたままとなってしまい、西所沢駅のホームからでも、この2本の列車が、こんなに接近している状況を捉える事が出来た。
6156Fによる各停入間市行き。
所沢~西所沢間の駅間で停められてしまった6156Fによる各停入間市行き。この列車は、新木場からの小手指行き6509列車の延長運転。
西所沢での観察は、ここで終了として、今度は、あるものを撮影する為に、もう一度武蔵藤沢へと向かう事に。各停飯能行き5111列車で武蔵藤沢へ向かう途中、小手指で、元町・中華街からの快速急行に道を譲る事になった。この快速急行、本来は小手指止まりで、航空祭ダイヤで飯能まで延長運転となった列車だったが・・・
小手指駅を発車する東京メトロ7105Fによる快速急行飯能行き(小手指行き1855列車の延長運転)
この日、43S運用に就いていたのは、7000系7105F。10両編成のメトロ車は、圧倒的に10000系が多いので、このように7000系が入ってくると、何となく嬉しくなってしまう。
7000系快速急行を見送った後、再び各停飯能行きに乗り込み、武蔵藤沢へ。ここで撮りたかったものはと言うと・・・
下りホームに設けられた臨時の注意表記。
航空祭当日は、稲荷山公園駅で8両編成の列車に限り、停止位置が2両分、池袋方へ移動する。その為、1駅手前の武蔵藤沢駅のホームには、停止位置変更及び踏切での警笛を鳴らす事を運転士に徹底させる為に、ホーム上に運転士を一人立たせて、各列車の運転士に伝達するシーンをよく目にしていたのだが、今年は、このような注意表記を設置して対応していた。本来であれば、稲荷山公園駅から戻ってくる際に撮影しておきたかったのだが、ちょうど、この場所で撮影している方がいらっしゃった為、再度訪問して撮影した。
で、せっかく武蔵藤沢まで来たので、ここで1本だけ入間市行きを撮影する事に。
武蔵藤沢駅に進入する各停入間市行き。
時刻からして、所沢行き5301列車の延長運転ではないかと思われる。
この後、上り列車に乗り込み、隣の狭山ヶ丘へ移動。準急入間市行きを、ツイッターで何かと話題になっている、あの場所で撮影する事にした。
20103Fによる準急入間市行き。
小手指~狭山ヶ丘間の西所沢17号踏切から撮影した、20103Fによる準急入間市行き。準急所沢行き4301列車の延長運転。
この準急入間市行き撮影を以て、入間航空祭ダイヤ観察の前半戦が終了。小手指へ移動し、昼食休憩に入った。
後編に続きます!
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コメント
この日はブルーインパルスを見に行ったのだが、稲荷山公園駅で、降車中電車と後続の電車、特急、臨時かな?回送電車で5ー6連続で踏切開かなくてすごかったよ。自衛隊さんもロープで通行規制して大変そうだった。
投稿: kimu | 2013/11/18 02:48
今年の入間、鉄道輸送はかなりのダイヤ乱れで、毎年の航空祭多客輸送に慣れている西武でも対応しきれなかったようですね。
私は鉄と空と掛け持ちしており、毎年この日は朝から航空祭会場にいるので西武の航空祭臨を見ることができないためこちらを参考にさせていただいてます。
後半も楽しみにしております。
投稿: ひで | 2013/11/18 21:37
ご無沙汰しております。8両の直通快速急行があるのは初めて知りました。地下直通車の快速急行とは、少し前まではとても考えられず、快速急行と言えば西武4000系のイメージが強いものです。西武は東武東上線直通と違って直通の種別が多いのも特徴的なので、副都心線関連では一番熱心に思えます。
あとすみません、私事で恐縮ですがブログを移転しましたので、お手数ですがリンクの修正をお願いします。
http://diamondnext.blog.fc2.com
投稿: diamond next | 2013/11/21 05:40