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西武 38115Fの試運転を撮影する

奥むさし駅伝開催日当日、芦ヶ久保駅で2077Fを撮影していると、38115Fの試運転が所沢~仏子間で実施されているとの一報が入って来た。

38115Fは、2013年度の増備車で、今年度増備された30000系の中では、一番最後に甲種輸送されてきた編成。営業開始を目前に控えた12月21日、新宿線や多摩湖線等で試運転を実施。その時の様子は、弊ブログ2013年12月28日付記事でも取り上げている。その後、12月25日に営業運転を開始。今年に入り、営業運転に就く38115Fの様子を、弊ブログ2014年1月4日付記事でも取り上げている。

営業開始から1ヶ月が経過したこの時期に、何故試運転が行われているのか。しかも、わざわざ池袋線で。飯能での昼食休憩を挟んだ後、38115Fの試運転を撮影する事にした。

まず、最初に向かったのは仏子駅。所沢方面から来た38115Fは、ここ仏子駅の中線で折り返すと言う。奥むさし駅伝の臨時列車観察時に合流したお二人と共に、仏子駅へ向かうと、既に情報を嗅ぎつけたと思われる方が1人待機しており、私達もその後ろから撮影をする事にした。

13時52分頃のこと。所沢方向から38115Fの試運転列車が、仏子駅中線に入線してきた。

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仏子駅中線に入線する38115Fの試運転。

中線に入線する38115F。せっかくだから、そのクネクネ感を強調して撮ってみようと思っていたのだが、架線柱からつり下がっている信号機とパンタグラフを上手く交わそうとしていたら、タイミングを逃してしまったようで、クネクネした感じが上手く出せなかった。

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振り向いて、今度は停車中の38115Fを撮影。

38115Fは8両編成。上りホームの池袋方先端から望遠レンズを付けたまま撮影しても、2両分の余裕がある事から、そのまま撮影出来たのは有り難かった。

さて、仏子駅に到着した38115Fは、ここから折り返し所沢へ向かう事になる。我々も、試運転列車に先行して、所沢へ向かうのだが、先行列車に乗る前に、中線に停車中の38115Fを少しだけ観察してみた。

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7号車 モハ38715

池袋方から2両目。7号車となるモハ38715を見てみる。実は入線時にも気になっていたのだが、この車両の車内には、何やら大きな箱が置かれているのが見えていた。おそらくは、試運転時における死重(重し)を積んでいるのではないかと思う。

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モハ38715の台車。何やらコードが付けられている。

続けて台車部分を撮影してみる。複数のコードが付けられており、一部は車内に取り込まれているのが解る。

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5号車 サハ38515

続いて5号車のサハ38515。この車両の車内には、モハ38715のような積荷はないものの、何やら台車に違いが・・・

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黄色い車輪が目立つサハ38715の台車。

サハ38715の台車には、御覧のように黄色い車輪が組み込まれている。この黄色い車輪、PQ輪軸という測定用の車輪らしい。と言う事で、この黄色い車輪は、営業運転では見られないので、貴重な記録となる。

ここまで撮影したところで、先行する上り列車に乗り込み所沢へ移動する。所沢では、折り返しのために入線する6番線への入線シーンを撮るのが目的。4・5番ホームの飯能方先端から狙ってみた。

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所沢駅6番線に入線するため、上り線から下り線へ渡る38115F。

所沢駅に入線する38115F。下り列車の開通待ちかと思わせるような、かなり遅い速度で、渡り線を渡って来た。

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6番線に差し掛かったところで、もう一度撮影。

所沢に到着した38115Fは、数分後、再び折り返して仏子へ向かうと言う。そこで、今度は西所沢へ移動。曇っていた事もあり、影を気にせず撮影出来る事から、1番ホームより仏子へ向かう38115Fを撮影してみた。

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所沢で折り返し、再び仏子へ向かう38115F。

そして、西所沢から後続の飯能行きに乗り込み稲荷山公園へ移動。ここで、再び仏子から折り返してくる38115Fを撮影する事にした。

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稲荷山公園を通過する38115F。

稲荷山公園での撮影を終えてから、後続の急行電車で38115Fを追跡するが、試運転はこれが最後だったようで、38115Fは小手指に入庫してしまった。まあ、仏子・所沢・西所沢・稲荷山公園と4カ所で撮影する事が出来たから、充分満足できた。

38115Fは、後日、新宿線でも試運転が行われた模様。営業運転開始後の試運転、いったいどんな目的で行われたのか、試運転の真相が気になる。

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コメント

なかなかモダンなデザインの車両ですね。

投稿: モモのパパ | 2014/02/03 09:47

モモのパパさん、コメントありがとうございます。

西武鉄道の30000系車両は、池袋線、新宿線ともに、各停から快速急行まで幅広く活躍をしていますので、最近では見かける機会も多くなってきました。外装だけでなく、内装にも、ちょっとした遊び心が有ったりしますので、西武線をご利用の際には、是非ご乗車いただくと、この車両を魅力を更にに感じていただけるかと思います。

投稿: TOMO | 2014/02/05 12:15

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