西武多摩川線へ向かう101系249Fの甲種輸送を撮影
では、引き続き4月5日のお話です。
横瀬車両基地で3017Fの解体状況を確認した後は、所沢へと折り返す。この日は、西武多摩川線の甲種輸送が実施されており、今回も、甲種輸送の撮影を予定していた。
速報ブログでも触れているように、多摩川線からは253F「冬」が戻る事になり、また、多摩川線へは249Fが戻る事になった。249Fは、1月19日に実施された甲種輸送で、本線側に戻ってきたが、2014年3月3日付記事で触れたように、武蔵丘検修場へ入場し、その際にラッピングが剥がされ、他のワンマン車と同様、白一色で出場していた。出場後も、暫くの間は、多摩湖線で運用されていたが、今回の甲種輸送で多摩川線へ戻る事になった。
甲種輸送の所沢の出発は12時頃のこと。まだ出発まで30分ほど余裕が有った。そこで、まずは5番ホームから、249Fと池袋線下り列車との並びを撮影してみた。
38112Fによる各停飯能行き(5111列車)と並ぶ249F。
タイミング良くやって来た下り列車は、38112Fによる各停飯能行き5111列車。日頃は、2両編成の32104Fと組んで、10両編成で運用に就いている38112F。この日は、相方を切り離し8両編成で運用に就いていた。最近、所沢駅では、停止位置が一部変更になり、249Fと38112Fが上手い具合に並んでくれた。普段、先頭に立つ機会が少ない、クハ38112とクハ1249の並びが撮れたのは嬉しかった。
この後、改札を出場して、徒歩で所沢陸橋へ。多摩川線の甲種輸送では、必ず訪れている場所だが、光線状態と、被りの心配がないと言う点で、やはり、この場所は外せない。所沢陸橋には、この日も263F+249Fを撮影しようとする人達が、既に数名訪れていた。私も、その中に混ざり撮影を開始する。
そして、いつものように12時10分頃のことであるが、263F+249Fが所沢陸橋付近に差し掛かった。
263Fに牽引され、新秋津へ向かう249F。
263F+249Fの通過と合わせて、陸橋下の道路には、自転車のおじさんが通過。このおじさんも、普段列車が通らない線路を走る列車に驚いたのか、263Fの方を見ているように見える。
撮影後、いつものように徒歩で新秋津へ移動する。およそ20分ほどで受渡線付近に到着し、一回りしてみるが、今回も、反射板を付けたクハ1250の正面は拝めない状況だったので、そのまま、新秋津駅から新座方向へ少々向かった住宅街へ向かうが、既に撮影者の姿があり、私が入れるスペースは無かった為、ここでの撮影は諦めて、再び新秋津駅前へ。架線が目障りではあるが、発車直後の様子を撮る事にした。当初、鉄道ダイヤ情報誌では、13時17分発となっていたが、ここ最近の傾向としては、13時47分発でのパターンが定着していた。以前のパターンに戻ったのかと思っていたのだが、13時17分を過ぎても、一向に動き出す気配がない。そこで、ぴたのりダイヤ情報にアクセスすると、やはり13時47分発に変更になっていた。まあ、今更、この間に昼飯を摂るにもいかず、そのまま待つ事にした。
EF65 2094号機に牽引され、まずは新座貨物ターミナルへ。
13時47分、当初発表の有った時刻より30分遅れて新秋津を出発。この日、八王子までの牽引を担当したのは、EF65 2094号機。EF210の進出により、年々、出番が少なくなっているEF65。今回の甲種輸送も3月のダイヤ改正後の設定だった為、もしかしたら、EF210に代わっているのではないかと心配していたのだが、改正前と同様、EF65の担当だった。
役目を終えて小手指へと戻って行く263F。
そして、249Fが新座へ向かってからおよそ13分後のこと。この日の役目を終えた263Fが小手指へ向けて出発して行った。
この後、新秋津駅周辺の飲食店で昼食を摂った後、八王子へ向かう甲種輸送列車の撮影に入るが、食事を終えて新秋津駅に入場すると、タイミング良く、新座貨物ターミナルで折り返してきた甲種輸送列車が、中線に入線してきた。
新秋津駅中線に停車中の249F。
新秋津からは、甲種輸送列車に先行するが、3月のダイヤ改正で、八王子へ向かうダイヤも変更があり、私が西国分寺から中央線の下り列車に乗車したところ、国立駅手前で、武蔵野線との連絡線から出てきた甲種輸送列車と遭遇。もちろん、私が乗車した中央線の快速電車の方が先の発車で、甲種輸送列車は、国立駅2番線に暫く停車するらしい。一度ぐらいは、国立駅に停車中の様子を撮るのも面白いかもと思いながら先行する事に。
どこで撮ろうかと悩みながら先に進むが、八王子駅構内の入替機は、HD300形になってしまったことから、何か面白味を感じなくなってしまった事もあり、今回は日野駅で下車。多摩川線へ向かう甲種輸送と言う事で、最後は、多摩川の河川敷で撮影する事にした。
EF65に牽引され多摩川を渡る249F。
多摩川の河川敷を訪れたのは、昨年12月30日以来の事。およそ3カ月ぶりの訪問となったが、河川敷は、鉄橋の周辺で工事が行われており、上り線側は、これ以上線路に近付く事は困難だった。帰り際、下り線側にも回ってみたが、下り線側は、もっと工事が進められていて、河川敷の築堤上には、全く上がれない状態だった。中央線の有名撮影ポイントの一つであるが、日野側は、この工事が終了するまでは、撮影し辛い状態が続くようだ。
この後、八王子へ行く事も検討したが、地元、多摩湖線の動きが気になった為、249Fの甲種輸送の撮影は、多摩川の河川敷で終了とした。
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