西武新宿から西武秩父まで直通運転! 4000系を使用した臨時列車を撮影する
ゴールデンウィークも後半戦に突入。西武沿線では、秩父羊山公園の芝桜が見頃を迎えており、今年も臨時列車を増発して対応しているが、5月3日と4日の2日間、西武新宿から西武秩父まで、4000系を使用した臨時列車を1往復運転することになった。
西武新宿から西武秩父への直通列車は、かつて、5000系初代「レッドアロー」を使用した特急「おくちちぶ」が有名だが、10000系NRAによる「小江戸」号の運転開始に合わせて廃止されてしまった。その後、2010年12月3日、秩父夜祭り開催に合わせて、20000系を使用した急行列車が運転されたが、その後は西武新宿から西武秩父までの直通列車は運転されていない。
普段拘っている西武鉄道のユニークな臨時列車の運転と言うことで、密着取材と行きたいところだったのだが、この連休中は、当初より遠征計画があり、行程上、朝しか撮影できない。そこで、西武新宿へ向かう4000系の送り込み回送を中心に、できるだけ新宿線らしさを出せるように撮影してみた。
西武新宿へ向かう4001F+4005Fの回送列車。
まずは、西武新宿へ向かう4000系の送り込み回送の撮影から。萩山から乗車した急行列車が、東伏見で4000系の回送列車を追い越したため、上石神井で進入シーンを撮影してみた。今回、臨時列車に使用されたのは、西武新宿方から秩父札所総開帳のラッピングを施した4001Fと、秩父市が舞台となっているアニメ「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」のラッピングを施した4005Fと言う、ラッピング編成同士の組み合わせ。この組み合わせに関しては、駅掲出のポスターでも予告されていたが、この車両をあえて充当させるという点で、西武新宿線の主要駅から直通列車で秩父へ出かけてもらおうという、西武鉄道側の思いが伝わってきた。
撮影後、急行列車で更に4000系を追跡する。沼袋で再び追い越したので、高田馬場か西武新宿で撮影が可能となるのだが、高田馬場は、キャパが狭い事や折り返しの西武秩父行きが、上り列車と被られそうな気配だったこともあり、西武新宿へ向かう事に。同じようなことを考えている人が多く、入線シーンは上手く撮れなかったが、発車3分前ぐらいになると、先回りをするのか、徐々に人も減ってきたので、落ち着いて撮影することができた。
西武新宿駅2番ホームに停車中の4000系急行西武秩父行き。
今回の臨時列車、往復ともに、所沢で種別が変わるというのも大きな特徴の一つ。新宿線内は御覧のように、急行での運転となるが、池袋線内は快速急行となる。本来は、全区間、快速急行で運転したいところだが、2013年3月のダイヤ改正で、新宿線からは快速急行が廃止となったこともあり、急行として運転するしかない模様である。まあ、急行で運転されることで、東村山市内では、久米川駅にも停車することになるので、市民としては有り難いのだが、速達性という点を考えると、やはり快速急行での運転が望ましいのかもしれない。
新宿線の主。旧2000系とも並んだ!
そして、いよいよ出発となるが、タイミング良く1番ホームには新宿線の主とも言える旧2000系が入線。両者の停止位置が微妙にずれていることから、4000系の急行西武秩父行きが動き出したところで、両者の並びを撮影してみた。
いざ西武秩父へ。
こうして、4000系による西武新宿発西武秩父行き直通列車は、西武新宿駅を発車していった。発車してしばらくしたら、お隣のJRの線路を157系風カラーを纏った185系の回送列車が通過。山手線の新大久保駅で撮っていたら、もしかしたら、4000系と185系との並びが撮れたかもしれない。
この後、私はJR新宿駅まで徒歩で移動した後、東京駅へ。ここから長い旅が始まる。
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