坂城駅構内で保存されている169系S51編成を訪ねる
さて、「懐かしの115系湘南色号」を稲荷山で撮影した後は、いったん長野へと戻り昼食休憩。その後、しなの鉄道の列車に乗車し、坂城へと向かった。
2013年4月29日、惜しまれながらも引退した、しなの鉄道の169系。4月27日から29日までの3日間は、169系のラストランイベントが行われ、最後まで残ったS51編成・S52編成・S53編成を連結した9両編成の列車も運転し、有終の美を飾った。
湘南色に復元されたS51編成を先頭に、9両編成で軽井沢を目指す169系。(2013年4月27日撮影)
さよなら運転で先頭に立ったS51編成は、沿線の坂城町が町のシンボルにと、同編成を引き取り、坂城駅構内で保存することになった。また、9両編成の中ほどに連結されたS52編成は、クモハ169のみが軽井沢駅構内で保存されている。しかし、それ以外の車両は、残念ながら解体されてしまった。
169系が、パンタグラフを下ろしてから1年少々が経過。坂城駅構内で保存されているS51編成は、どうなっているだろうか。今回、長野県入りした際に、S51編成のその後が気になり、坂城駅を訪ねる事にした。
長野駅から、しなの鉄道の普通列車に乗ること、およそ30分。坂城駅に到着。お目当てのS51編成は、上り本線のすぐ隣に設けられた側線に置かれ、本線を走っていく後輩達を静かに見守っていた。
坂城駅構内に保存されている169系S51編成。
坂城駅到着後、まずは、ここまで乗車してきた115系の普通列車と並べて撮影してみた。時刻は15時を過ぎたばかり。ホーム上から撮影すると、ちょうど順光となる時間だった。
今度はS51編成のみを撮影してみある。
この後、S51編成を間近に見ようと、改札を出場し、駅前の駐車場へ移動。軽井沢方の先頭車であるクモハ169-1の傍へ近付いてみた。暫くの間、クモハ169の隣で眺めていると、この車両を追いかけていた頃の思い出が色々と蘇って来た。
曇って来たところで、クモハ169側からも撮影してみた。
撮影も済んで、更にクモハ169を眺めていると、突然、上り列車が通過。なんと189系の回送列車であった。どうやら、翌朝のライナー列車に使用される車両の送り込みのようで、この回送列車に気付いていれば、189系との一瞬の並びを撮るべきだったが、まさに一瞬の出来事で、全く身動きが取れなかった。
結局、坂城駅には50分ほど滞在。169系をじっくり味わった後、「懐かしの115系湘南色号」を撮影するため、姨捨へと向かった。
なお、しなの鉄道の169系に関しては、まだ記事に反映していない撮影記があります。近日中に、思い出話として、当時の模様をお伝えしたいと思っています。ご期待ください。
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コメント
はじめまして、いつも楽しく拝見させて頂いております。突然のコメントで失礼致します。
今年の3月に私も169系目当てで坂戸駅に訪れたのですが、どうも坂戸駅への列車の時刻まで管理人様と同じだったようで、169系を眺めしばらくした頃駅の放送が聞こえ、115系との同じ顔並びを撮ろうと思い待ち構えてシャッターを切ったら国鉄色の189系でびっくりした記憶があります。
図らずも国鉄色特急、急行並びが撮れたわけですが、記事を読んでいたらそんな事を思い出しついコメントしてしまいました。
それにしても、こちらの記事の一枚目の写真の169系は本当に美しいですね。ズラっと並んだ扉間のユニット窓が急行形の魅力だと勝手に思っているのですが、長編成だとそれが一層引き立ちます。
投稿: kurosan3 | 2014/08/10 12:09