いつも「TOMOの鉄日誌」をご覧頂きまして有難うございます。
2004年9月6日に誕生した「TOMOの鉄日誌」は、おがげさまで、本日9月6日で、開設10周年を迎える事になりました。
10年前、このブログを始めた時は、正直、ここまで続けられるとは夢にも思っていませんでした。昨日までに、2300件の記事を書いてきましたが、改めて読み返してみますと、その時の記憶が鮮明に蘇ってきます。
そこで、10年間を振り返る意味も含めまして、私自身が心に残る記事ベスト3を勝手に選ばせていただきましたので、お付き合いいただければ幸いです。
第3位 2008年10月6日付記事 西武 38104Fの甲種輸送を撮影する
2008年4月26日より営業運転を開始した、新しい西武鉄道を象徴する新型車両30000系。2008年度の増備車第1陣である38104Fの甲種輸送のレポートですが、この甲種輸送の後に、三岐鉄道へ譲渡される新101系の甲種輸送が控えており、搬入・搬出時の牽引役であるE31形電気機関車が、留置スペースの関係で、小手指車両基地からは1両しか出庫できないと言う状況であり、どうやって新秋津へ迎えに行くかと言うのが、この日一番の注目点でした。
38104Fを迎えに行くE32。
不足するE31形は、この日、武蔵丘車両基地に待機していたE32が出動することで解決しました。この時期、既にE31形電気機関車は、引退も近いのではと注目され始めており、E31の動きには、多くのファンが注目していました。普段は2両一組で走る事が多いこの機関車ですが、単機で本線を走る姿を見たのは、私自身、この日が最初で最後でした。ちなみに、この日は、横瀬車両基地で西武トレインフェスタが開催されていましたが、38104Fを新秋津まで牽引してきた機関車が、これまたネタガマだった事もあり、新秋津がトレインフェスタ第二会場と化していました。
第2位 2008年9月14日付記事 奇跡の湘南色復活! しなの鉄道169系「リバイバル信州号」を撮影する
国鉄急行型電車が大好きな私。特に直流形の165・167・169系は大好きな車両でしたが、JR東日本の線路上からは急速に姿を消しました。もう湘南色の急行型電車を見る事は出来ないだろう。そう思っていた矢先、旧信越本線開業120周年を記念して、しなの鉄道に残っていた169系を1編成だけ、湘南色に塗り替えて、信越本線開業120周年を盛り上げる事になりました。
快速「リバイバル信州」として湘南色のS52編成がしなの鉄道線を行く。
長野新幹線で軽井沢へ駆けつけ、しなの鉄道のホームに停車している湘南色の169系を見た時は、本当に感動しました。やはり、直流急行型電車は、何と言ってもこの色です。
なお、実車は、その後、しなの鉄道カラーに戻されましたが、引退前に、再び湘南色に変更。昨年、惜しまれながら引退しました。
第1位 2007年7月1日付記事 飯田線の工臨を撮影する
JR東海は、この時期、機関車を全廃する方向で進んでいました。この時、既に14系等の客車は廃車になっており、残った機関車の業務は、専らレール輸送の通称「工臨」や霜取り仕業のみ。そのレール輸送も、近い将来、専用の気動車に置き換える事が発表されており、まさに風前の灯でした。そんな中、飯田線では、EF58が工臨仕業に就いており、一度は撮影したいと思っていました。しかし、工臨の情報は公式では発表されない為、ネット上に上がってくる情報を頼りに撮影に行くしかありません。それでも、せっかく見つけた情報の中には、ガセネタもあり、時には空振りに終わると言う事もありました。しかし、この日、飯田線で工臨が有ると言う情報が入ってきました。ところが、こう言う時に限って歯科医院の定期検診の予約を入れており、一度は諦めたものの、やはり、どうしても諦める事が出来なくなり、歯科医院から戻った後、急きょ、飯田線へ撮影に向かいました。
飯田線の工臨を牽引するEF58 157号機。
この日、東京駅を14時36分に発車する「ひかり377号」に乗り豊橋へ。更に豊橋から飯田線に乗り換えて、野田城へ。なんとか通過10分ほど前に撮影地に到着する事が出来ました。野田城では約30分間滞在した後、再び飯田線で豊橋へ。豊橋18時19分発の「ひかり380号」で帰京すると言う、まさにゴハチを撮るだけのために新幹線に乗ったと言う日でして、私自身、忘れられない1日でした。
毎日多くの方にご訪問いただき、感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございます。本日より弊ブログは11年目に突入しますが、引き続き、ブログを御覧の多くの皆様に楽しんでいただけるよう、頑張ってまいります。どうぞ宜しくお願いいたします。
最後に、お知らせです。
只今、ブログ開設10周年記念イベントを企画しています。現在、11月上旬の開催を目指して、関係各所との調整を行っております。詳細が決まり次第、ご案内いたしますので、どうぞお楽しみに。
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