特急「小江戸号」小平駅臨時停車を観察する
さて、東小金井駅で臨時「かいじ」を撮影した後に向かったのは、西武新宿線の小平駅。
西武鉄道は、秋のお彼岸の時期に合わせて、9月20日・21日・23日の3日間、新宿線の一部の「小江戸号」を、小平霊園の最寄り駅である小平駅に臨時停車させることになった。
お墓参りで賑わう時期に、「小江戸号」を小平駅に臨時停車させるのは、今回が初の試み。日中の乗車率の悪い新宿線の特急列車に、新たな需要を見出す事が出来たのか。臨時停車初日となった9月20日、11時52分発の下り「小江戸13号」と、11時56分発の上り「小江戸18号」を観察してみた。
小平駅2番ホームの発車案内機。二段目が臨時停車する小江戸号の案内。
まずは、上りホームから下りホームにある発車案内機を撮影してみる。二段目、次発の表示として、本川越行きの特急列車の案内が出ている。現在、平日夜に拝島線で運転中の臨時特急もそうだが、何故か、所定の停車駅以外での停車の場合は、御覧のように両数とドア数が「7両2ドア」と表示される。確かに先頭車両は片側2か所扉が有るが、中間車は1か所しか扉が無いため、果たして「2ドア」と言えるのだろうか。所定の停車駅では、ドア数を表示しないので、臨時停車する駅だけに見られる現象である。
先行する本川越行きが発車してから3分後、臨時停車する「小江戸13号」が小平駅に到着した。
小平駅に臨時停車する「小江戸13号」。
10000系NRAが、小平駅に停車するのは、平日朝、下りの回送列車で存在するが、7両編成の停止位置目標の設定は無く、8両編成の停止位置目標で停車していた。おそらく、下りホームの西武新宿方には、車掌用の停止位置目標が設置されている事と思う。上りホームからの撮影のため、扉が開いている状態では撮影出来ていないが、ホーム上にいる係員と、「小江戸13号」担当の運転士が何やら話をしている様子が伺えるので、臨時停車しているという事がわかる。
ここまで撮影してきたところで、「小江戸13号」からどれだけのお客さんが降りたのかがチェックできないことに気付いた。これは、下りホームから撮影すべきだった。と、この瞬間、ちょっぴり後悔した。
4番ホームに設けられた車掌用7両停止位置目標。
この後、11時56分発の西武新宿行き「小江戸18号」を観察するため、4番ホームの西武新宿方、8両編成最前部付近へ移動し、同列車を待つことに。しかし、途中駅で遅れが出ており、小平駅に「小江戸18号」が到着したのは、約3分遅れた11時59分頃の事であった。
小平駅に臨時停車した「小江戸18号」。
撮影中、1号車の最前部のドアから1人、乗り込む方を見かけたが、この列車の4分後に、拝島からの急行西武新宿行きがあるからか、特急列車を利用する乗客の数は少なかったように感じられた。
この列車の撮影を以て、「小江戸号」の小平駅臨時停車の観察を終了とした。今回が初の試みであるが、今後もお墓参りのシーズンに、「小江戸号」の小平駅臨時停車が定着するかどうか。沿線住民の一人として見守っていこうと思う。
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