西武多摩湖線 「ELECTRICK Halloween 2014」開催に伴う臨時列車を観察する

およそ１か月前、１０月３１日のお話です。

西武園ゆうえんちでは、１０月３１日と１１月１日の２日間、ハロウィンイベント「ELECTRICK Halloween 2014」を開催した。このイベントに合わせて、１０月３１日には、池袋～西武遊園地間を、所沢・小平経由で直通運転する臨時列車が運転された。地元、西武多摩湖線に池袋から直通列車が入線すること自体が大事件で、これは是非とも記録したいところではあるが、月末の平日に撮影に行くほど余裕はない。しかし、この直通列車に使用した編成が、西武遊園地を２１時１２分に出発する西武新宿行き臨時列車（途中高田馬場のみ停車）に使用されると言うので、仕事帰りに、そのまま西武遊園地まで直行して、臨時列車の様子を観察する事にした。

国分寺を２０時３０分に発車する西武遊園地行きで、まずは西武遊園地へ。Twitterの目撃情報等によると、池袋からの臨時列車に使用されたのは、普段池袋線で運用中の３８１１０Ｆで、西武遊園地到着後、同駅１番ホームに留置されたままとのこと。従って、私が国分寺から乗車した西武遊園地行きの列車は、普段、あまり入線しない２番ホームで折り返す事になる。

２０時４７分、西武遊園地駅２番ホームに到着。早速撮影を開始する。

西武遊園地駅１番ホームに留置中の３８１１０Ｆ。

まずは留置中の３８１１０Ｆを撮影する。この時点で、臨時列車の出発まで３５分ほどあり、３８１１０Ｆは、まだ客扱いをしていなかった。

西武遊園地駅２番ホームで折り返す多摩湖線の定期列車。

私が西武遊園地まで乗車してきた、多摩湖線の定期列車は、２番ホームに到着後、折り返し国分寺行きに。普段あまり使用していない同駅の２番ホーム。１日に何本かは、このホームからの発着となるが、２番ホームから発着するシーンは、これまで、多摩湖線全線ワンマン化が開始される前の野球臨ぐらいしか撮っていなかったので、こちらも、しっかり撮影しておきたいところ。背後には、臨時列車に使用される３００００系も写っており、臨時列車運転に関連した着線変更である事が解る。

２０時５０分発の国分寺行きが発車すると、発車案内機にも臨時列車の表示が。

臨時列車に使用される３８１１０Ｆは、２０時５０分頃、扉が開き客扱いを開始。まだお客さんが少ないタイミングを利用して、こんなものを撮影してみた。

３８１１０Ｆの一部のドアに貼られたハロウィンイベントの広告。

３８１１０Ｆの一部のドアには、御覧のように、西武園ゆうえんちのハロウィンイベント「ELECTRICK Halloween 2014」の広告が貼られていた。

客扱いを開始した３８１１０Ｆ。行先表示は「臨時」。

臨時西武新宿行きとして客扱いを開始した３８１１０Ｆ。先程と異なり、正面・側面の行先表示も「臨時」と表示された。西武新宿行きなので、せめて行先が出ると良いのだが、客扱いは高田馬場のみと言う特殊な列車である為に、このような表示になってしまうのだろう。ちなみに、高田馬場以外は無停車となっているが、信号設備の都合上、多摩湖線の線内はいったん停止するほか、東伏見で後続の急行に追い越される為、運転停車が有ったようである。

西武遊園地駅に置かれている１０１系のモックアップ。

西武遊園地駅には、御覧のような１０１系のモックアップが置かれているが、こちらも、この日は特別仕様。御覧のように、ハロウィンの特製ヘッドマークが掲出されていた。

２１時０４分発の国分寺行きに充当されていた２５３Ｆ「冬」

３８１１０Ｆの臨時列車ばかりに注目が集まってしまった多摩湖線であるが、この日は、最後の四季の電車となってしまった２５３Ｆ「冬」も運用に就いていた。３８１１０Ｆの臨時列車の前を走る、西武遊園地２１時０４分発の国分寺行きに充当されており、西武遊園地駅２番ホームに入線した同編成を、しっかりと記録する事が出来た。

この後、私は、３８１１０Ｆを西武遊園地駅で見送った後、同駅２１時１８分発の国分寺行きで帰宅した。この時間帯の多摩湖線上り列車は、普段だと萩山までガラガラの状態なのだが、この日は、ハロウィンのイベントに参加されたお客さんで賑わっており、普段とは雰囲気の異なる多摩湖線の車内に、ちょっと違和感を感じてしまった。

臨時列車発車後も、２番ホームからの発着が続く多摩湖線の定期列車。

なお、臨時列車が出発した後も、暫くの間、多摩湖線の定期列車の２番ホームからの発着が続いたようで、ホームの発車案内機での確認だが、西武遊園地駅２１時３１分発の国分寺行きまでは、２番ホームからの発着だったようである。