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雪の朝 通勤電車を撮影する

1月30日、東京は朝から雪が降った。

昨年、東京では、記録的な大雪が降り、その教訓からか、この日も、いつもより早く出勤すると言う人が多かったようだ。そんな私も、いつもより1本早い多摩湖線で出勤している。

こう言う日は、雪が降る中を走る列車の写真を撮ってみたくなるのも事実。そこで、いつもの通勤で使う電車を、ちょっとだけ撮影してみる事にした。

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萩山駅に進入する多摩湖線国分寺行き。

乗車したのは、いつもより1本早い、萩山駅7時46分発の国分寺行き。この日、この列車に充当されていたのは、1月17日から18日にかけて実施された甲種輸送により、多摩川線から戻ってきた247Fだった。以前、四季の電車「春」のラッピングを纏っていた編成である。厳しい寒さの続く冬。暖かい春が恋しくなる時に、この編成に当たるとは・・・春が待ち遠しくなってしまった。

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さよなら3011F 横瀬車両基地へ

12月21日から1月11日にかけてのお話です。

さよならイベントを以て、営業運転を終了した3011F。イベント終了後は、小手指車両基地へ入庫したが、次に動くのは、横瀬車両基地への廃車回送だろう。おそらく、数日中には、帰らぬ旅に旅立ってしまう筈。

そこで、さよならイベントの翌日、12月21日に、廃車回送前の最後の姿を記録しようと、小手指車両基地へ向かった。池袋線の下り列車に乗り狭山ヶ丘で下車。徒歩で、小手指車両基地へ。お目当ての3011Fは、車両基地の奥の方に停まっていた。早速撮影を開始する事に。

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3009Fや20101Fと並ぶ3011F。(2014年12月21日撮影)

さよならイベントから一夜明けた3011Fは、パンタグラフを下ろして、静かに休んでいた。そして、その横には、20101Fと3009Fが・・・ 3009Fは、方向転換をされた後、6連化された状態ではあるが、パンタグラフは上がっており、3011Fと比べると活気が感じられた。

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3000系が2編成、顔を合わせるのもあと数日。(2014年12月21日撮影)

この後、場所を変えて、20000系を1本挟み、3000系同士が顔を並べている様子を撮影してみた。この並びは、あと何日見られるだろうか。

この撮影から3日後の12月24日。3011Fは、横瀬車両基地へ向けて、帰らぬ旅に旅立ってしまった。

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西武 3000系3011Fさよなら臨時列車を撮影する

では、ここで1か月以上前のお話になりますが。今更と言う感もあるかもしれませんが、お付き合いいただければ幸いです。

12月20日のお話。

30000系増備車の営業運転開始により、続々と運用を離脱していった3000系。12月4日には、3009Fが引退し、残る3000系は、銀河鉄道999のデザイン電車となっていた3011Fのみとなった。その3011Fも、この日行われる、さよならイベントを以て、引退と言う事になった。

さよならイベントに合わせて、本川越~西武球場前間で、3011Fを使用した臨時の団体列車が運転されることになっていた。3011Fが、銀河鉄道999のデザイン電車になってからは、新宿線の南入曽信号場~本川越間は、この日が初入線と言う事になる。そこで、この団体列車を、最初で最後の入線となる、この区間で撮影するため、家を出発。色々と悩んだ末に、入曽駅で下車。駅からやや狭山市方向に進んだ線路沿いの道で、3011Fを待ち構えることにした。

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3011Fさよならイベント当日。団体列車の始発駅、本川越へ送り込まれる3011F。

この後、本川越から西武球場前に向かう3011Fも、この付近での撮影となるが、実は、撮影場所として、予め頭の中に描いて場所があった。ただ、そこは、公道上ではあるものの、個人のお宅の前なので、ずっとその場所に居座り続けるのは、躊躇していた。その為、周辺をウロウロしながら、そのポイントに人が来ないことを願いつつ、様子をうかがっていた。そして、3011Fが通過する15分前、人がいなかったことから、この場所に待機。配達に来たヤマト運輸の社員さんと雑談しながら、3011Fを待った。

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団体列車として、西武球場前へ向かう3011F。

西武球場前へ向けて最後の力走を見せる3011F。この場所は、入曽駅に向かって、上り勾配になっている。銀河鉄道999号が、遠い宇宙に向かって飛び立つようなイメージが少しでも出ないかなあと思い、この場所で撮影してみた。

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電気検測試験車クモヤ443系 湖西線を検測する

では、引き続き、2014年12月16日のお話です。

3007Fが近江鉄道に到着したこの日、私は3007F以外にもう一つ、撮りたい車両があった。その車両は443系電車。JR西日本が所有する電気検測試験車である。

443系電車は、1975年、国鉄が製造した、電気検測用の交直両用電車で、架線を検測するクモハ443形と、信号検測を行うクモヤ442形がペアを組む2両編成。2編成が近畿車両で製造れ、JR発足後は、JR東日本とJR西日本に1編成ずつ承継されたが、JR東日本所属車は、2003年、E491系「East i-E」に置き換えられ廃車となり、現存するのは、JR西日本所属車の1編成のみとなっている。

デビューから今年で40年。JR西日本には、次世代の検測車両として、軌道と信号系統を検測するキヤ141系気動車を、2006年に2編成製造している。

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JR西日本が2006年に導入した、キヤ141系。

電化・非電化を問わずに走行できるよう、気動車で製造されたが、この車両に架線検測用車両を挿入する事で、クモヤ443系を置き換える計画は、キヤ141系デビュー当初からあるようで、事業用車両好きの私は、ぜひ一度、このクモヤ443系を撮影したいと思っていた。しかし、私が関西に遠征するタイミングと、クモヤ443系の検測スケジュールが合わず、これまで一度も撮影できなかったのだが、12月15日の夜、彦根のホテルに着いてから、スマートフォンで、ぴたのり鉄道ダイヤ情報を見ていたところ、クモヤ443系が、向日町操車場~敦賀間を、湖西線経由で検測するという情報を発見。どうにか撮影できないものかと検討した結果、3007Fが京都方面へ向かっている間に撮影できると解り、今回の撮影スケジュールに加える事にした。

午前9時10分過ぎ、彦根駅を通過する3007Fの甲種輸送を撮影した後、いよいよ念願のクモヤ443系の撮影に移る。まずは、彦根駅で再会した、twitterのフォロワーさんと、作戦会議を始める。クモヤ443系は湖西線経由での運転の為、当初は、このまま山科まで行くことも考えたが、彦根からであれば、逆に北上して、湖西線と北陸本線の合流地点である近江塩津に向かう方が良いのではと言う結論に達した。そこで、フォロワーさんの車に便乗し、いざ近江塩津へ。車が北へ進むにつれて、だんだんと雪景色に。

およそ1時間後、近江塩津駅に到着。完全に雪景色である。駅構内に入場し、撮影準備を始める。そして、11時35分、時刻通りに、クモヤ443系が近江塩津駅にやって来た。

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近江塩津駅を通過する電気検測試験車、クモヤ443系。

湖西線の下り本線を行く、クモヤ443系。湖西線の下り本線にはホームが無く、通過前提の構造となっている為、先行の特急列車と同様、そこそこのスピードで通過して行った。

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後追い。

振り向いて後追いも撮影する。長編成なら、振り向いても余裕が有るが、2両編成となると、時間的な余裕が少なく、タイミングが難しかった。

こうして、以前から撮りたかったクモヤ443系を、無事に撮り終える事が出来た。撮影後、再び彦根へと戻り、3007Fの入替作業を撮影した。

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さよなら3007F 近江鉄道へ旅立つ

では、ここで1か月ほど前に遡ります。2014年の年末、12月13日から16日にかけてのお話です。

30000系スマイルトレインの新製に伴い、廃車が進む3000系。今年度の廃車第一号となった3005Fに続き、国分寺線で運用に就いていた3007Fが運用を離脱。この度、縁あって、近江鉄道へ譲渡される事になった。

まずは、現地への旅立ちを3日後に控えた12月13日の午後の事。小手指車両基地へ3007Fの様子を見に行ってみた。既に3007Fは甲種輸送に備えた準備が施された状態で留置されていると聞いていたので、同じく運用を離脱し、方向転換の上、6連化された3009Fと並べて撮れればいいなあと思いながら、現地へと向かったのだが、既に3007Fには、新秋津までの牽引役である263Fが連結されているようで、同車両基地の建屋の車止め付近から、かなり強引ではあるが、建屋内にいる3007Fを撮影してみた。

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甲種輸送の準備を終えて、小手指車両基地の建屋内で過ごす3007F。

新天地、近江鉄道への旅立ちに備えて、反射板の取り付けなど、甲種輸送の体制が整った3007F。そして、この日は、銀河鉄道999のイメージ車両となっている3011Fが、臨時回送で小手指車両基地にやってきたため、かなり強引ではあるが、3007Fと3011Fの並びを撮る事が出来た。

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お知らせ 近江鉄道220形を使用した貸切列車が運転されます

いつも「TOMOの鉄日誌」をご覧いただきましてありがとうございます。

さて、この度、京阪大津線や近江鉄道など、滋賀県の鉄道を中心とした話題を取り上げているサイトを運営されている、もぎり屋さんより、近江鉄道220形の貸切列車の企画のご案内がありましたので、弊ブログでもご案内をしたいと思います。

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定期運用に就く220形225号車。(2014年8月8日撮影)

ご覧いただいています画像は、2014年8月に近江鉄道沿線を訪れた際に撮影した220形です。今回、貸切運転をする220形は、220形は、八日市~貴生川間で運転されていたレールバスを置きかえるために、1991年から1996年にかけて毎年1両ずつ、計6両を製造。近江鉄道の電車としては初の冷房車として登場してますが、既存の吊り掛け電車の台枠等を流用しているため、足回りの老朽化等の理由により、西武鉄道から譲渡された101系.301系等により、順次置き換えられることになった車両です。

今回は、この220形を2両使用し、珍しい220形同士の重連運転を行います。220形の重連運転は、おそらく最初で最後だろうとのことです。貸切列車の運転日は、2月21日(土)。私自身、本業が多忙な時期なので、遠征するのが難しい時期ではありますが、貴重な重連運転を体験すべく、なんとか仕事を調整して、参加しようと思っています。弊ブログをご覧の皆様。この機会に、是非220形の貴重な重連運転を体験してみませんか?

お申し込み方法や詳細につきましては、もぎり屋さんのホームページ別館「鉄道の館」内、近江鉄道のページの沿線見たまま情報をご覧ください。

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183・189系で運転された臨時「あずさ」を撮影する

12月30日午後のお話です。

年末年始の帰省シーズンに入り、JR各社では、例年同様、臨時列車を増発している。中央本線でも、臨時「あずさ」を増発して対応しているが、この増発分の一部に、日頃は特急運用に就かない183・189系が使用された。この日、183・189系を使用した臨時「あずさ」は、新宿15時02分発の「あずさ85号」と、16時02分発の「あずさ87号」の2本。特に、「あずさ85号」に関しては、先日グレードアップあずさ色に塗装変更された、豊田車両センター所属の189系M52編成が、前日使用されていた事もあり、この列車に関してはどうしても押さえておきたかった。

この日、午前中は、弊ブログの10周年記念団臨の告知をお手伝いしていただいた、Nパークとださんへお礼方々、2014年の鉄道模型走り収めに出かけていた。そして、午後は、武蔵浦和から埼京線で新宿へ出て、そこから中央・総武緩行線に乗り換えて、西荻窪へ。その道中、ツイッターの書き込みで、この日もM52編成が充当される事を知り、自然と気合が入る。新宿から乗り換えた中央・総武緩行線の車内から、各駅の様子を見てみると、高円寺から西荻窪までの各駅には、M52編成目当てと思われる鉄道ファンでいっぱい。私が下車した西荻窪駅が最も人が多く、降車時に担当の車掌氏と、M52編成の話をしたのだが、車掌氏は、「あずさ85号」の使用車両については、全く把握していなかったようで、私が話した事で、ようやく事態を把握できたようだった。

西荻窪駅に降り立ったのは、「あずさ85号」通過のおよそ7分前の事。この時点で、ホームの先端には、ざっと数えても30人近くの鉄道ファンが集まっていただろうか。普通に考えれば、この状況で、よく撮影地に選んだなあと思われるかもしれないが、私自身、西荻窪は、勤務地として、もう17年も通っており、これまでにも何度も、このホームで撮影をしてきた。それだけに、このホームは慣れ親しんだ場所。混雑している時の撮り方は、充分に熟知しているつもりだ。トリミング前提で、人と人との間からレンズを向けて、「あずさ85号」の通過を待つ事に。そして15時10分頃、前方に白い車体を確認。近付いてきたところで撮影を開始する。

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故郷へ向かう人を乗せて、松本を目指すM52編成。

M52編成が、グレードアップあずさ色になって、この日が二度目の撮影であるが、前回は「回送」と「団体」幕での撮影だったので、「あずさ」幕での姿は、この日が初めて。往年の姿とは、車両の向きも逆向き、更に両数も短くなってしまってはいるが、やはり、このカラーで「あずさ」幕が掲出されると、見栄えが格段に良くなる。撮影後の画像を見て、思い切って撮影に来て本当に良かったと感じた。

この後、一時間後には、臨時の「あずさ87号」がある。「あずさ85号」通過からおよそ10分後、「あずさ87号」に使用される、長野総合車両センター所属の183系N104編成の回送が通過して行った。この時点で、ホームの先端にいた鉄道ファンの数は、「あずさ85号」通過前のおよそ4分の1程度まで減っていたが、本番に備えて、ベストポジションをキープ。「あずさ87号」を待った。そして16時10分頃の事。「あずさ87号」が西荻窪を通過して行った。

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長野総合車両センター所属の183系N104編成で運転された「あずさ87号」

国鉄特急色を纏い、飾り帯の位置が低い変形車、クハ183-1527が連結された、長野総合車両センター所属のN104編成。この編成は、「あずさ」幕が含まれていない為、御覧のように「特急」幕での運転となる事から、j被写体としては、人気が低いようであるが、長野総合車両センターに所属する他の183・189系の3編成と比較すると、座席定員に違いが有る事から、共通運用を組まず、波動輸送用として使われている。それだけに出番が少ない事も事実である為、最近では、機会が有れば撮影する事にしている。今年3月に予定されている北陸新幹線開業後には、真っ先に離脱してもおかしくはないだけに、あと何回、N104編成を撮る事が出来るだろうか。撮影後、そんな事を考えてしまった。

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謹賀新年

皆様、新年あけましておめでとうございます。

旧年中は、TOMOの鉄日誌をご愛顧いただきましてありがとうございました。今年も昨年同様、鉄道を中心に様々な話題を取り上げていきたいと思います。

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真冬の朝、通勤客を乗せて西武新宿を目指す2000系2001F。(2014年12月3日撮影)

西武鉄道は、2014年、本線系統から3000系が引退した事により、多摩川線・多摩湖線を除き、3ドア車が消滅しました。3000系の後は、いよいよ2000系の淘汰が始まる筈です。現時点で新2000系も含めれば、西武鉄道で最大勢力の車両ですので、3000系のように、あっという間に消滅と言う事はないと思いますが、これから少しずつ姿を消していくであろう2000系の様子を、弊ブログでも取り上げていければと考えております。

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東村山駅で3本の旧2000系が並ぶ。(2014年12月21日撮影)

また、地元、東村山駅の高架工事事業も、そろそろ目に見える動きが出てきそうです。2000系の淘汰と合わせて、こう言うシーンも、近い将来見られなくなる日が、すぐそこまで来ているのかもしれません。2000系の記録と合わせて、東村山駅の変化も見届けていきたいと思っています。

では、今年もどうぞ宜しくお願いします。

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