中央快速線 グリーン車導入へ 2020年度サービス開始を目指す
既にいくつかのブログで取り上げられていますが、JR東日本が2月4日に発表したリリース(PDF形式)によると、中央線快速電車にグリーン車2両を増結。12両編成にする事が決定。これから5年かけて、駅や車両基地などの設備を12両編成対応にして、2020年度サービス開始を目指すことになった。
グリーン車を増結し、12両編成になる事が決定した中央線快速電車。
ここで、気になる事がいくつか。
まず、グリーン車を増結する事による、終着駅での折り返し時の整備をどうするかと言う事。特に東京駅は、ホームが1面2線のみであり、現行ダイヤでも、およそ2分程度で折り返してしまう。グリーン車が連結されれば、最低でも座席の転換は必要。これを2分間でやるのは不可能な話ではないだろうか。となると、折り返し整備の為の引き上げ線の設置等が行われる事になるのだろうか。
青梅線内を走る「ホリデー快速おくたま・あきがわ号」
続いて、休日に運転されている「ホリデー快速おくたま・あきがわ号」の存在。この列車は、中央快速線用のE233系のうち、基本6両+付属4両で構成された分割編成を使用。途中の拝島駅で切り離しを実施し、前4両が五日市線へ。後6両が青梅線奥多摩へ向かうのだが、グリーン車を連結すると、基本編成が8両編成になる事から、果たして、青梅から先の停車駅、御嶽・奥多摩の両駅を8両編成対応にするかどうか。ひょっとすると、青梅・五日市線専用の「青編成」を充当する事で、グリーン車なしの10両編成での運転にするのかもしれない。
早朝・深夜に運転されているE233系を使用した各駅停車。
そして、最も気になるのが、早朝・深夜に快速用のE233系を使用して運転している各駅停車の存在。快速用の編成が12両編成になると、この編成を使用した各駅停車を運転する場合、各駅停車のみの停車となる水道橋・飯田橋などの緩行線の各駅も12両化する必要が出てくる。この場合、全列車を快速化して、その代わりに、緩行線の御茶ノ水発着を止めれば、ホーム延長の必要性はなくなるが、果たしてどうなるか?
いずれにしても、これから5年かけて、中央快速線は大きく変わって行く事になる。一利用者として、どのように変わって行くのかを、弊ブログでも見守って行きたいと思います。
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